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2016.10.7 丸和さん勉強会

◆吉川さん堆肥場&圃場見学

【解説】

■落花生

(参加者)収量多くしようと思えばとれるんだろうけど。

(丸山)でもただ窒素じゃないですからね。炭水化物ですから。

(参加者)炭水化物だから堆肥を沢山いれたら?

(丸山)堆肥でもC/N比が高いやつ。ただ仕込むのが大変ですからね。

(参加者)そうですよね。あとは費用か。窒素はやっぱり3…

(丸山)いや、ものによってじゃないですかね。

■吉川さん堆肥場

(丸山)凄いめちゃくちゃいい感じじゃないですか。

(吉川さん)この後、籾をもらってきてやろうかと。

(丸山)お~、ちょうど60℃。

→濡れているところがあるでしょ?そこ手で、もんでみて。ぬるぬるしてこない?

水溶性の多糖体が出来ている。つまりセルロースを分断してオリゴ糖になってきている。さらにオリゴ糖からぶどう糖が取り出されている。それで甘い匂いになっている。オリゴ糖は甘いしおいはしない。

(参加者)紹興酒みたいな匂いがする。

→つまり、空気はあるんだけど嫌気だよね。白いところは完全に好気。

(丸山)逆にそいつらが酸素を使っているので、奥の方には酸素がいきにくくなっている。

(参加者)嫌気と好気が同時に進行している?

→まっ、どちらかというと嫌気の方。するとクロスリジュウムが働くんで、繊維が分解される。ちょっと臭いような匂いがする。酪酸です。

温度の上り方って、その時の積み方と水分の量だよ。その材料で目が粗ければ水が無くても酸素がワ~っと行っちゃうけど、目が細かく積んでいれば酸素がいかないから上がり切らない。その塩梅を見極めて、自分の集めて来た材料によってね。

(参加者)臭いは大体一緒ですよね、どんな資材でも。

→そうそう。基本的には出来る物質は一緒だから。

(参加者)これは材料は何ですか?

→馬糞が入っている。馬糞にはクロスリジュウムが居るから。 

<吉川さんに直接聞いて見る>

(参加者)この原料は?

(吉川さん)うちはもみ殻をしいた豚糞と馬糞は木カス、おか粉に近いやつ。あとは糠。

(参加者)糠ってどこかで買っているんですか?

(吉川さん)買っているんですよ。かみさんに取りに行ってもらっている。だから頭が上がらないんです(笑)

 

(参加者)糠って1㎏40円する。何トンって言ったって単価が変わらないんですよ。だから手が出せないんですよ。周りにたっくさんあるんですよ。田んぼの面積だけでも40町歩あってそれをかき集めているところもあるけど。年間通してトン単位でほしいんだけどと言っても、「最低単価は一緒」と言うんですよね。もう産廃という頭じゃないから。売れるものと思っている。

(吉川さん)かといってオーバーフローしちゃ、しょうがないから。

(参加者)売る場所があって、余った分をうちに買わせて、という感じになっている。せめて20円でね。 

<堆肥を改めて触ってみる>

→触るとヌルヌルしている。養分が移動するときのもとになっている。これがいくら手でもっていてもカサカサ体のままだと固い、ねばねばしない。

 

 

(丸山)こういうのを順番に置いておけばいいんですね。木の堅いやつとあと切れてきているタイプと、手でぬるぬるするタイプと順番に置いておけば。同じ木みたいな状態が変化してくる。

(参加者)これ、匂いが何もしなくなったということは、紹興酒の時代を通り過ぎたということでしょうか?

(丸山)かな~?

(参加者)紹興酒の時代が長くて、うちのたい肥は。いつまでたってもその匂いなんで、いつになったら使えるのかと。

(丸山)使おうと思えば使えるんじゃないですか。

(参加者)ハウスの養生処理のところには入れちゃいました。blof堆肥と酵素堆肥と。それで1.5トンぐらい入れて、それにプラスアルファで足して。それをメインにするには勇気が(笑)

(丸山)飛騨高山のなかやさんのように炭水化物堆肥が出来て、使ったらど~んととれちゃって、甘くて重くて美味くて。でもその後が凄い大変に極端になっちゃって。

(参加者)全部吸い取っちゃうということですか?

(丸山)目の前のこの段階の堆肥だと順序分解していくのでゆっくり吸収していくんですが、これが液状化していると全部溶けちゃうんで、全部吸えちゃうんでガッと来ちゃう。

人間も白米を食べるとぐ~んと食べると血糖値が上がっちゃうのと一緒で、ちゃんと玄米のように難分解物質が…

(参加者)多段階の堆肥を入れるのが本当はよいということですよね。

(丸山)自分はそう思います。しないと波がど~んときちゃう。

(参加者)そっか~。自分はトマトはただでさえなるときはワ~っとなって、終わるときはストンと終わるから。そうか~、多段階堆肥か。 

(丸山)量が凄いですね~。

(参加者)使うときは一気に使うんですよね?堆肥入れる時ぶわっと入れて1回空にして。

(丸山)いや、空にはたぶんしないですよ。

(参加者)あぁ、種菌として残しておく。

(丸山)種菌はむちゃくちゃ大事なので残さないと。

■大根畑

<棒を刺してみて>

(丸山)完璧だ!

→硝酸値が1桁なんでありえない。今日は講義をしてもらわないと(笑)

<ちょっと離れたところにも棒を刺してみて>

(丸山)おっ、ここは入る。

<近くの大根を抜いて>

→恐らく水に浸かった時間が長すぎるんだろうね。根毛が無いから。

 

(吉川さん)ちょっと降っただけで、後ろが高いから水が全部きちゃうんですよね。「来た来た来た」って。

(丸山)逆に抜けている分だけ来やすい、というのはあるんですかね。

→あるだろうね。水が来ちゃうとね。

 

→でも、これならまだ復帰するだろうね。本当はお酢の大体100倍ぐらいのやつをあげると、そっからもう1回根っこがでるから。このままだと、しばらくぐずぐずやっているので、アブラムシの被害が出る。まっ、これはお酢です。100~150倍。なんでもよい。最初は150倍ぐらいやって、葉っぱがバリッと硬くなったら根も張るから。

 

(丸山)窒素があるから、炭水化物が入れば根っこが出る。

→そう。今は無駄な窒素なんですよ。

(丸山)バランスが崩れている。

→そう。酢が入るとバランスが取れて、根っこが出始める。

(参加者)それは普通のアブラナ科でも、そういった症状が出た時には、同じように?

→そうそう。窒素があるのに、虫がついているのに、どうもおかしい、と言う時は。

虫が付くということは窒素が多いということだから。そういうときは水に酢を混ぜる。

(丸山)結構、お酢だと葉焼けとかを気にする人もいますが。作物によってもポイントがあるとか。

→最初は薄くね。出来るだけ夕方ね。

(丸山)濃度が濃くならない、蒸散時にならないように。

→そうそう。気孔が閉じるから体の中の水が増えてくる。日中は水が足りないぐらいだから。

(参加者)量はどのぐらい?

→葉っぱに水がちゃんと葉面散布になるように。下だったら意味がないけど。まあ下でもまあ地面に落ちてもまた吸って意味はあるけど。

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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