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2016.10.7 丸和さん勉強会

◆市川さん堆肥場&圃場見学

【解説】

■堆肥場見学

(丸山)これで結構水はぶつ感じですか?

(市川さん)いや、まったくぶたないです。水をぶつのは面倒くさくなってきて(笑)

(市川さん:父)攪拌の数を多くしている。エアーを送るとその分、蒸気が出ちゃうでしょ?その分おさえるプラスアルファ、窒素もその時飛んじゃうから。

(市川さん)すぐ完成しちゃうんで、そうすると表面だけいまはぐって撒いているんですけど、それが出来なくなっちゃうんで。

(丸山)宮城さん形式の種菌のたい肥にしないで、そのまま畑に入れちゃうという形ですね。

(市川さん:父)表面だけね。ハウスにやるのに自走のをもっていないから。1棟で20杯ぐらいやるわ。

(丸山)この形式はいつごろから始めたんですか?

(市川さん)2~3カ月。

(丸山)今まで病気が出たじゃないですか。

(市川さん)あ~、白サビが出ていて、それはバイオエースの菌と、あとはアミノバード使って、あとはケイ酸資材使ったらベトなんかもピタッと止まって。あとは虫だけか、という。あとは堆肥をきちんと入れていかないと土が有機物が、堆肥がなんも見えなくなってしまっている。親父にも脅されてやっているんです(笑)

 

真空で130℃で滅菌しているやつを使っている。雑菌は死んでいる。でも限界まで高く積んで、80℃を2~3週間ずっとかけて、色んなものを混ぜ初めて積んでいって、2回ぐらい切り返しをして。その中でも水分は全然やらない。

 

(参加者)乾燥牛糞だと水分全然ないの?

(市川さん)いや、60~65ぐらいでピタっとあわせて、それを持って行っていいよ、と言ってくれている。4トンの深ダンプを貸すから自分で運んでくれって。1回でも運んだらもう二度と運んでくれない。電話かかってきて「いつ今度は運ぶの」って(笑)

 

(丸山)これで動くんだ。

(市川さん)はい、これでぶたない方が全然動く。

(丸山)杉本さんのところは逆に乾燥で止まって水ぶった時があるけど、あれとは違うんだ。

(市川さん)違いますね。今回はこれに鶏糞を入れたんで、飛び方が違うんで、エアレーションなんてやっちゃったら、ぶぅ~んともう粉撒いている感じになっちゃう(笑)

→繊維分解菌を入れたの?

(市川さん)う~ん、元から。あと、あれ入れました。クロスリジュウム。だからエアレーションいらないんですね。これ端まで入れても2時間で切り返しできる。

→これサラサラだからいいんだね。

 

(市川さん)だから、バイオエース作っているときも、あんだけあればいいんじゃないですか、と言われたんですけど、これだけだと上手くいかないんです。菌層がまた違うのかも。

ケイ酸資材を入れる時も、まだ入れるのか、というときも、いやこれで止まったかもしれないので。サビが出たらだめだから、と。

→ケイ酸入れたらパリっパリになったでしょ?

(市川さん)そうですね。

→パリパリになるとカビが生えないからね。

■小松菜ハウス

<ハウスの赤い防虫ネットを見ながら>

(市川さん)隙間をふさげば何とかなると思って、だから、ここ打っちゃっているんですけど。

→これって虫が見えないらしいね。赤外線が変わるから緑が見えないらしい。

もしかしたら、網目ピンクに変えたら、網目の大きさ換えても大丈夫かもしれない。

(市川さん)ゼロ8でも大丈夫と言われたんですけど、風で吹き込まれたらおしまいだろうと。入口だし。

→これ、赤外線だから、明るく見えちゃうんですよ。やつらには明るく見えちゃっているんですよ。

(丸山)やっぱり光で葉っぱの色がムラが出来るの?

(市川さん)いや、品種もありますよ。

(丸山)葉肉が厚いね。

(市川奥様)いや、この時期だから。

(丸山)そうか。でも目方はとれる?

(市川奥様)とれない。本当はもっと重たいはずなのに。日照30%だからね。それでポロンポロンだからね。

(丸山)逆にポロンポロンじゃないと病気になっている?

(市川さん)間違いなくなっている。

(丸山)そう考えるとまだいいのかな。

(市川さん)ただ、次からはちゃんとやる。そうすれば例年通りになると思う。

(市川さん:父)やっと色がついてきたじゃん。

(市川奥様)硬くなってきた。2~3日前にとったときは柔らかくてふにゃふにゃだったけど。

(市川さん)下っ葉にどうしてもサビが出ちゃうんです。本当だったら出荷してもいいぐらいに日数が経っているから。いかんせん、今年の気候だから仕方がない。日照がっ全然無くて。

(参加者)散水ってどうしているんですか?

(市川さん)入り口からホースを入れて、葉っぱの上から。

 

(一同)むしゃむしゃ。美味しい。 えぐみが全くない。

→やっぱり日が照っていないと炭水化物が入っていないから水っぽくなるんです。だから1枚の葉っぱの重さが重くならない。やっぱり照ったらぐっとくる。

この天気で葉っぱの色ムラがでないのは普通は無いね。この天気だったら普通は色ムラでるもの。少し色ムラがあるでしょ、これがもっと顕著に普通だったらでるもの。でも2日ぐらい照ったら凄い緑に戻っちゃうよ。

葉っぱの温度が上がると水が蒸発するから、そうすると養分吸うでしょ。鉄だのマンガンなどぱ~っと広がる。6時間照ったら影響が出る。

僕の知っている超有名人、何十ヘクタールやっているんだけど、100%全滅だからね。僕の所に電話してきて「小祝さん、どうしたらいい?」と聞いてきて、でも「たぶん、何もできないと思います」って。超有名人、本書いている人。「ベトが始まったけどどうしたらいい?」「出始まった?じゃあだめでしょ」って(笑)

(丸山)ひびのさんのもみ殻堆肥は?

→まだわからない。

(市川さん)あれ、未知数ですね。あれは爆弾だと思いますよ。

→正直、ダニがでなければいいと思うけど。

(丸山)あぁ乾燥も含めて。

→ダニがでなければいいけど。

 

(市川さん)あそこに2トン入れたんですよ。ただ水分の動きが良く見えるようになって。水さえ切らさなければダニっていうのは出ないと思うんですよね。

親父が昔ほうれん草をやっていてダニを出しちゃったんです。きっとそれは何カ月も堆積してダニがついたやつを持ってきて撒いちゃったんだと思うんです。

→乾かしちゃったらアウトだよね。

(丸山)そこの極みが難しいですよね。どこまで乾いているのかという判断とか。

→堆肥にもみ殻を混ぜて、湿らす感じで水をかけて、熱でなくてもいいからそのまま撒いちゃえば、ダニは死んじゃうよ。

(市川さん)あれでもみ殻を分解する菌がいるわけじゃないですか。だからそれに対して生にエサを入れて、あとはアミノとか窒素とかいれて。。。

→それ、誰に聞いたの?

(市川さん)いや、観ていたら。あといるじゃないですか、社長さんが、もう1枚の名刺をくれて、何かあったら連絡してきてくれって(笑)

→あの肥料造るのは相当大変だったんです。堆肥工場を改造するのに2億かかって、総工費で工場だけで10億かかっている。もうお金のことはわけがわからない。

(参加者)あと人参なんですけど短根なんですけど。

→雨が多いと下に伸びないです。地下水位が高いとね。まあ、でも普通だったらそれは腐っている。短根ぐらいで済んでいるからまだよかったと思います。

始めの頃にあたって短い分なら割れない。最後の方に来ると危ない(笑)芋になるよ。もっこり。でも物がないから今は大丈夫(笑)北海道なんてどうなるの、という感じ。

 

まあ、とにかくここは大丈夫。ケイ酸分の使い方が上手。特に可溶性にしないと。特にこの赤土はケイ酸分がそもそもない。ケイ酸はあるんだけど可溶性ケイ酸が無い。あるのに動かない。

(丸山)そういった意味では動いている堆肥というのがポイントになってくる。ケイ酸資材は堆肥に入れるのもそうだし、畑に入れればケイ酸があれば可溶性になってくる。

→でもあっちの堆肥の方が最初からケイ酸が出来ているから効く。こっちの畑に入れるとケイ酸があっても根酸を結構強く出さないと効かないんで。だから曇っている日は特に効かなくなっちゃう。

(参加者)だから、こっちである程度動くような状態にして入れてあげた方が。

→そうすると双葉から新葉が出てきた時にケイ酸が効いている。これ、虫にやられないですよ。かぶらとかみんな一緒。堆肥で入れておいた方が良い。

(参加者)夏の初めと秋のカブラバチと。あとは芯食い虫系のもの。

→そう。基本的に芋虫はケイ酸嫌いだから。

(丸山)ガラスだから(笑)

→ガラスだから詰まっちゃう(笑)

(参加者)何もしないところは、どこにいたの、というぐらいいますものね。

→だからイネ科のススキなんてのは絶対大丈夫だものね。

 

(参加者:女性)ダイコンサルハムシとかも出るんですけど。

→ケイ酸を考えた方がよい。関東ローム層は今後はケイ酸の使用率を高めた方が良いかも。そして堆肥ではさらに可溶性を高める。

(丸山)資材は結構高いですからね。

→でもあれって産廃だからね。

(参加者:女性)もみ殻灰はケイ酸?であれば、うちはもみ殻を灰にして堆肥にしても?

→それはもちろんいい堆肥だね。

(参加者)昔の人は田んぼが終わったあともみ殻くん炭にして畑にまくのはそれらしいですよ。

(参加者:女性)リンが入れているのに出ない場所がある。

→土にくっついているから出るのに1~2年かかる。

(参加者:女性)ソルゴーの育ちが悪いところは、リンが0でした。すくすく育てても2とか3でした。調子の悪いところは入れて養生処理して。

→くっついちゃっているんだよね。

(丸山)堆肥をごっそり、5トン、10トン。

→そう、2~3カ月放っておいて。張りっぱなし。そうすると溶け出すから。

(参加者:女性)そっか。2~3カ月ということは。そうするとトマトなんかは、終わったら養生処理して張りっぱなしでその次トマトをやった方が良い。

→そう。

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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