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2016.7.25 和梨勉強会

◆座学1

◆座学2

◆押田さん梨園見学

◆山崎さん梨園見学

◆清田さん梨園見学

◆佐藤さん梨園見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆山崎さん梨園見学

【解説】

 

(参加者)これ病気の木。萎縮じゃないのかな。

(丸山)これダメなんですか?思わず梨じゃないのかと思った(笑)

 

 

 (小祝さん)これも同じ症状ですね。

(参加者)最初枝が1本かれて、まだ3本残っているな、と思っていたら、あくる年にまた1本枯れて、毎年移動していく感じ。萎縮じゃないのかな、と。

(小祝さん)導管の養分を運んでいる菅がやられちゃっているんですよね。なのでこんな風に伸びないんですよね。

(参加者)あと2~3年するとグラグラしてくるかな、と。あっちにあったのは5~6年してコロンといっちゃった(笑)

(小祝さん)これ、半分生きて、半分死んじゃうんです。これ、見てわかるとおり、上は生きていて下は死んでいる。養分を通しているところが一部だから。あとほんのちょっとしか養分を送っていないんです。枯れたあっちのを見てみましょう。

 

(小祝さん)根っこから来ている可能性がありますね。導管に入られちゃって。

あっ、これですね。

(丸山)うわわ、菌が入っているんだ。

(小祝さん)キノコの類。それで養分がとられちゃっているんですよ。だから血管がこの辺りでふさがれちゃっているんですよ。

 

(丸山)こういうのは苦土が少なくなると、耐菌性が弱くなったり、カルシウムがとか?

(小祝さん)たぶん、これ全部むいたら白くなっていますよ。なので胞子飛ばすから危ないですよ。とびひします。だから、特にこの内側に枝が無いところ、というのは、こういうところが一番養分が通るんですよ。しかし枝が無いから温度が熱くなっちゃって、養分が、血液が濃すぎて止まっちゃうんですよ。すると壊死を起こすんですよ。

(丸山)そこで食べ物がきて、原料もあって。

 

(小祝さん)そうそう。だから太い幹で、樹間の中心の平らになるところは、枝が無いやつ、これ危ないですよ。日影が無いから。だからね、ここ、音が違うんですよ。空洞に近いんですよ。(叩くと音が違う)

だから幹をたたいていくと、とわかっちゃうんですよ。

 

(参加者)何か対策はありますか?

(小祝さん)枝をあんまりとっちゃダメです。隠さないと。焼けちゃうんです。だから若い樹はなりにくいんですよ。

(小祝さん)(トントン叩いて)ちょっとこれもやばいですよ。

(参加者)これ、食べた後?ありんこ?

(丸山)結局、菌とか入って弱くなるので、虫とかも入る。複合的に。

(小祝さん)基本的にはいろんなミネラルが不足するとなりやすいから。あと枝をきれいにしようとしてとっちゃうと。枝ぶりから横にふって、立てようとすると無くなっちゃうんです。すると焼けが出来る。リンゴでもよく出来るんですよ。

(丸山)りんごとか対策は?

(小祝さん)そこに枝をたてるしかない。

(丸山)焼けさせない、日陰用の枝。

 

(小祝さん)特にね、こういうふうに太い枝は養分の量が凄い多いんです。そこに光がバンバン当たると、そこから水分が蒸散してそこに濃い養分が溜まっちゃうんですよ。すると目詰まりを起こす。

(丸山)そして今回のように雨不足で水分が不足で(笑)

(小祝さん)余計ね。

(丸山)そういった条件がそろい始めているんですね、最近の気候は。

 

(小祝さん)だから、ちゃんと水撒いて常にコントロールしないと危ないですよ。千葉はみていて思うのは、天気が良くて雨が少ない。他の県と比べても。

(丸山)もともとは条件が良いのだけど、それを超えちゃうとね。

(小祝さん)東京と千葉の雨の降らない率は異常だもの。

(参加者)押田さんのところと比べても土が乾いているでしょ。押田さんのところはもっと湿っていたものね。雨が全然少ないんですよ。 

(押田さん)茶色い色しているじゃないの(笑)

(小祝さん)じゃあ、押田さんね、ここから何㏄の水がとれると思いますか?今、湿っているように見えるけど。これ、ほとんど取れないですよ。

で、下に行っても、少し掘って硬盤なんですよ。それでね、これで目いっぱいの水で、ギュッと握ってもパラパラ。おそらく35%ぐらいしかない。おそらく水を吸える状態ではない。

(丸山)ぼかしでやるのが握って崩れるぐらいで30%。それで微生物が何とか動けるぐらい。ということは、それなのに、作物は根っこを張って水を欲しがる、ということは、そもそも足りないということ。

 

(小祝さん)ここも土を柔らかくする酵母菌のようなものを積極的にしないと。10㎝ぐらいで硬盤が来ている。

(押田さん)そんな資材というのはね、余計なお金をかけることと考えて受け止めると、やるとおっくうになるけど、やらなきゃ逆に。。。

(小祝さん)こういった異常気象に耐ええない。

(押田さん)そうよね、やった方が良いわよね。

(小祝さん)それでせっかくこうやって有機物があるんですよ。土を柔らかくする。しかし殺菌剤をかけたら菌は一発で死んじゃうんです。で、そこにまた納豆菌やっぱり撒くしかない。で、納豆菌が分解したらその下で酵母菌が働いて土を柔らかくする。ふた手間なんで。

 

(押田さん)古い納豆をゴミ箱に捨てないで、どこに捨てればいい?

(小祝さん)畑へ。皆さん知らないと思いますけど、納豆菌は葉っぱのカビを抑えるんですよ。むちゃくちゃ強いんですよ。納豆にカビが生えたなんて見たことがないでしょ?つまりバチルスが出す酵素がカビを分解しちゃうんですよ。だから木にあるカビをかけると分解しちゃうんですよ。

だからさっきの新潟の渡辺さんは、わざわざ水戸納豆を買ってきて、糖蜜で溶かして、葉っぱにかけているので、無農薬が出来るんですよ。それが下に滴って有機物を分解して土がほくほくになる。

彼は2年間、梨、全て0になったんで。カチカチで水が溜まって。その2年間にどうしたらいい、と考えて、教えたら全部やった(笑)

渡辺さんの土はこのぐらいの硬さだったんです。それが2年でずぶずぶになった。キウイにもいい。

今度は地下水が上がるから、水の心配をあまりしなくても良い。

(丸山)硬盤があると下の水が上がってこれない。

(小祝さん)そう。

だからね、良い木がやばいんですよ。細い若い木は大丈夫。なぜかというと細い木は養分のスピードが速いんですよ。太い木はゆるいんで、ゆっくりしか動いていないのに、水が蒸散しちゃうと目詰まりをおこしちゃうんです。

(丸山)人間も同じということで。

(小祝さん)そうね、低血圧ということで(笑)

はい、ということでした。1回、土の物理性を改善するのと、肥培管理もそれによって大きく変わる可能性があるよね。

(丸山)菌床クズ探し、あと納豆菌。 

(小祝さん)この草にね。赤い斑点がついているとやばいことになる。それは梨にとってめちゃくちゃやばい病気になる。赤い斑点がついて葉っぱが枯れちゃうカビの病気。

 

(小祝さん)こういうのが危ない。

(参加者)みたことあるよ、先生。

(参加者)先生、これカビですか?

(小祝さん)危ないですよ~。

 

(小祝さん)はい。この草がやられるということは、相当強いカビ。まあ出ている場所が限られているので、大丈夫だと思います。

 

(丸山)逆にこういうのは納豆菌をかけておけば大丈夫?

(小祝さん)大丈夫。納豆撒いておけばなくなる。

(丸山)納豆買ってきて、お湯でといて撒いておけば大丈夫。

 

(小祝さん)40℃ぐらいのお湯でといて、ぬるぬるでてくる、そこに菌が凄くいるんです。それを糖蜜で薄めてあげて撒いてあげると増える。で、大体、梨の病気は下からくるので。だからバチルスで、納豆菌で抑えてあげると病気は上へあがってこない。

 

下からくる病気は納豆菌で抑えなさい、ということ。まあ、みんな納豆、納豆というけど、正式はバチルス・サブチリス・ナットーというんですけどね(笑)

 

(丸山)結局、院内感染も、菌を抑えて抑えても出てきちゃうのは、いかに納豆も含めて、味噌とか通常の菌と共生する方が、悪い菌が抑えられる。

(小祝さん)まあまだそういった病気はでていない、きちっと消毒をやっている可能性があるんだけど、カビの菌はいるとわかったので気を付けた方がいいです。

園によってはこういった下の草が赤色に枯れて、木にすごい病気が出ることがある。

 

(丸山)結局、いくら殺菌剤をやっても下に温床があるうからイタチごっこになる。

(参加者)下草って、本当に大事なんですね。

(小祝さん)だからみんな下草に症状が出るんです。ここも苦土欠を起こしているし。

(丸山)だからといって刈ればいいってもんじゃないですし。

逆にここで症状を表現してくれるから、あっ、ここに出ているから、というのは梨だけでなくて勉強になる。

 

(参加者)苦土欠というのは葉っぱの色?

(丸山)葉に照りが無かったら葉肉が薄くなったり。

(小祝さん)さっき、押田さんのところで葉っぱが厚くなりましたよね。ああなったり、葉っぱに照りが出て水をはじくんですよ。

(丸山)そうすると、菌が繁殖できなくて侵され居ずらくなる。

 

(小祝さん)通常は葉っぱというのは皮があって、その上にワックスがある、油があるんです。だから水を弾くんです。だけどワックスが無いとその表面に胞子が付くんですよ。

そこに雨が降って水がべたっとつくと胞子が菌を張り巡らして菌糸をぐ~っと張り巡らして、ぶすっといく。だけど油があるとするっと落ちちゃう。

だからこの葉っぱは水を弾きませんよ、と言っている。普通はもっと照りがあるんで。

 

(丸山)そういった意味では環境は凄い大事で、ちょっと若いいたずらしそうなあんちゃんらが集まりそうな場所を作っておくと、そこにわ~っと集まっちゃってきちゃう。水とか環境が一緒。いかに自分たちがすみやすい環境を作るか、とういこと。

 

(小祝さん)葉っぱもちょっと薄いですよね。ま、それはやるといいかというと、地が浅いので濃度障害が起きやすいんです。なので順序としてはまず土を柔らかくする。物理性改善、次に肥培管理という順番。

そういった堆肥、バチルス、酵母、それで土を柔らかくする。そこから正式な肥培管理。以上です。 

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