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2017.5.25 丸和さん勉強会(ジャガイモの初期肥効と冬春の水管理)

◆今日のまとめ

葉物収穫機の映像紹介

→うちは半強制的に販売店にさせられて(笑)これ良いので、うちで買ったんですが、

うちのアドバイスが良かったみたいで改良版が出たんです。

小松菜も出来ます。根は残りますが。2時間で80ケースとれるそうです。それが凄いのか私にはわかりませんが。

どっちにしても色んな作物に合わせるように作るとは言っています。

■じゃがいも

これが元肥が大体18㎏が入っている。茨城のBMの方の清水さんです。

堀りとって並べてもらったのがこれです。1株抜いてもらって。小さいのが少なくなるという感じ。

肥料は853と彼の所の牛糞、ミネラルは通常の設計。

ここは芋もやっているので、芋が出来るところをどれだけ早く出来るかがポイントなので、やってもらいました。

まあほとんど同じサイズに揃う、小さいのが無くなったということ。ジャガイモと同じ傾向ですね。

(市川さん)サツマイモを初期で木を作って芋をつけさせるということ?

(小祝さん)そうです。だらだらとつけさせないということですね。

まあ木を見るとそんなに繁っていないですよね。でも色は冷めていますから。

で彼らはこの時に、根切り虫を駆除するのに、既に微生物をトラクターの前につけて、そしてロータリーかけるまえに散布した。だから堆肥や有機肥料にこの液を散布してロータリーかけてマルチかける。

だからここにバチルスコアギュランスというのを入れていたんですよ。それでジャガイモのそうか病を防ぐ。 

これは2006年、ずいぶん前の写真ですね(笑)そんな時に技術は既にできていたんですよ。

彼らも実は量がとれなくて、このやり方に変えて翌々年にこうなったから、実際は2004年の取り組みですね。

(市川さん)もう1回菌をどうやって作るか教えて。

(小祝さん)ファイブミニというドリンクとかつお出汁、味噌汁に入れるスティック状のやつで、両方を100倍ぐらいに薄めて、バチルスコアギュランスという菌なんですが、一番簡単なのはナビスコのビスコのクリームのところを50℃ぐらいのお湯で溶かすと出てくる。次に強いのがラフレというヤクルト。それを攪拌した中に入れて散布してもらう。

(市川さん)これって置いておくのは?

(小祝さん)あんまり置いておくとエサを食べきっちゃいます。出来るだけ、まあ置いても1週間ぐらい。だからなるべく早く使った方が良い。

 

あまい長い間おいておくと菌は死んでしまうんですが、酵素は残る。だから何か有機物を入れると酵素が反応して菌のような活動をするんですが、何度か有機物を入れると酵素が止活して活動が停止する。

でも菌が生きているとずっと反応して酵素を出し続けるんで、出来るだけ菌が生きている間に使うと良いです。だから3日~1週間ぐらいでて使い切るのが良い。だから今日はそうか病が出ていたところがあったので、使うと良いと思います。

元肥の時で後からやっても効かないです。

米糠なんかも最初に地面に蒔いていある所に噴霧してそれからすき込む。

(市川さん)1反歩にどのぐらい撒けば良い?

→100ℓぐらいでいいんじゃないかな。要すれば濃ければもっと良いんです。

で、ファイブミニじゃなくても、発酵が成功すれば、はちみつに入っているやつ、オリゴ糖でも十分なんです。

(市川さん)ファイブミニはなんでいいんですか?

→エサがちょうど良いんです。デキストロースというオリゴ糖なんだけど、糖が3つ以上くっついているのが非常に多いので、乳酸菌の培養には向いているんです。

(市川さん)バチルスコアギュランスというのはバチルス菌ですか?

→う~ん、名前が今変わっているみたいで、ラクトバチルスコアギュランスだった気がする。ラブレというのは、ラがラクト、ブがバチルス、レがコアギュランスのレで出来ている。ラブレ菌というのがいるのではなくて、ラクトバチルスコアギュランスの略称だそうです。

でも、これずいぶん前から言っているよね。1~2年前じゃなくてもっと前からね。このスキームが世界中でけっこう利用されるようになってきて、ラクトバチルスコアギュランスで調べると、アメリカでサプリメントが出ていて、腸内をきれいにするということ、あと大腸がんの確率をすごく下げるということで、ものすごく強力な菌。

もとは京都のすぐきという漬物にいたのが発見された。胃酸も通過するというタイプで非常に強力で死なない。なのでそうか病に効くので良いんじゃないか、と。太陽熱にも耐えうる菌。

 

(参加者)最初にファイブミニで作ってスタートダッシュかければ、その菌を糖蜜で培養して。

→糖蜜はショ糖だから乳酸菌にはラクトバチルスにはならない。オリゴ糖ね。

(参加者)育て続ける時に出汁汁も入れていった方が良い?

→そう、だし汁は細胞になる。オリゴ糖はエネルギーになる、生きるための。

だから必ずどんな養分にも働きがある。アミノ酸は最終的にタンパク質になって細胞になる。で細胞になって生き物になったらエネルギーが必要になるから炭水化物が必要。

納豆菌なんはショ糖とかグルコースとか小さな分子の糖が好物で、乳酸菌は大きな分子が好き。それによってエネルギーの取り出し方が違う。

 

ちょっとみなさん、放線菌堆肥になっちゃっているので、病原菌放線菌を抑えるどころか親戚なんで、変なものに巻き込まれちゃうので、長くやっていると。人参や大根は良いけど、ジャガイモであればやばいので。最後の散布にどうしても使いたいのであれば、ジャガイモの前の作は出来るだけ堆肥は、エアレーション堆肥は撒かない方が良いですよ。残肥、、、残堆肥で作る(笑)

あとこのラクトバチルスコアギュランスが一番増えるのは緑肥です。ソルゴー。

(市川さん)ソルゴーをやって、うない混む時に、この液を作っておいて、かん注しながらやってもらった方が能率があがるんですか?

→もちろん。

(市川さん)ジャガイモの苗に病原菌がついている時には、残渣があるといけないというじゃないですか。残渣には当たらない?

→ソルゴーは当たらないです。繊維質ばっかりなんで。マメ科のように窒素ばっかりもっているのは違う方の引き金を引いてしまう。セルロースの多いのはほとんど関係ないです。

(丸山)あと積極的に菌を付けてあげるというのが大事。

→そうです。有機物を入れる時は必ず何をしたいのか目的を確立したら、その目的を達成する菌を最初につける。後からというのはダメ。

(丸山)手が間に合うなら前作の終わりにやるのがべスト?

→ベスト。そして太陽熱をやると、その菌が優先して、太陽熱マルチの下で急速繁殖する。

ちなみに太陽熱の効果なんですけど、こういった結果になっています。

これは土壌微生物の総合評価ってやつですね。この総合評価は数字が大きければ良いのですが、22点というのは落第というやつなんですが、この圃場は品質、収量、過去最大なんです。

ここは微生物の多様性を評価しているんです。つまり、微生物がたくさんいたほうが良いよ、というのが結果になるんですよ、といっているんですが、昔はなじみがあった土壌消毒した後の作物はどうなります?きれいなものがたくさん穫れません?

つまり菌の密度というのは良くても悪くても下がるんですよ、土壌消毒すれば。実はそれが一番本当は良いので、菌が良いとか悪いとかは人間が勝手に解釈していて、いるんですが、

本当は、これですね、平均的値というのがあるんですけど、微生物の存在量というのが、総微生物量が太陽熱養生をすると普通の微生物の値より以下ですよ、と言っているんです。特に糸状菌、これが病原菌が多いんですが、これが普通以下、細菌も平均以下、放線菌も平均以下。

(丸山)これは太陽熱養生処理をした結果で、青のやつが通常の圃場の結果。

→はい。で、見てみるとグラム陽性菌は数が少ないのですけど平均値以上、約2倍ぐらいになっている。あとグラム陰性菌も大体、メタン発生菌は0。嫌気性微生物が極端に増えている。あと、菌根菌、これはリン酸を食べて根っこに供給する微生物も多い。

何が起こったかというと、この嫌気性微生物は酵母菌を使っているんですよね。すると大量のアルコールが生じるんですよね、地面の中に。すると全部菌を抑えるんですね。どんどん菌を抑えていく。しかしアルコールに耐えうる納豆菌みたいなやつ、グラム陽性菌とかラクトバチルスコアギュランスとか、それは残る。

良いやつを残して、選別しているみたい。

 

で、これポンと膜をとると、酸素が入って来る。するとグラム陽性菌がどんと増える。これ平均より良いということは、すごい増えている。納豆菌の類が。菌根菌も増えるんですね。だからリン酸は良く効く、有機物を急速に分解する菌は増える、しかし病原菌ではない。で、相変わらず土の中ではアルコール作って殺菌している。するときれいなものがたくさん穫れる。太陽熱養生のそのままの現象。

 

これは残念ながらアメリカの会社が分析したんですけど、この土では全然結果が出ないと言っているんですけど、この土が過去最大収量が採れた土。玉ねぎ畑です。人参もそうなんです。玉ねぎは反収で10トン、人参は12トン。だから彼らは迷っちゃうんです、自分たちの理論に合わないんで、だけど土壌消毒をしたら菌は減るよね、じゃあ何で菌が減ったんだ?って、彼ら、わけがわからないんです。

というのは、普通の太陽熱は菌が増えるんですよ。だからなんでこうやって下がるかわからなかったんですけど、もともとここにアルコール発生菌を仕込んでいるから、アルコールによって殺菌していたんです。それがアメリカの会社がわかってですね、今、しゃかりきにどうやったら土の中でアルコールが作れるか、積極的にやってますけど(笑)

(丸山)普通の太陽熱と太陽熱養生処理の違い、どうしてアルコールが出るのか出ないのか?

→基本的にはアルコールを作る酵母菌を仕込むんです。なので、中国でやったソルゴーの中には野生酵母がついているんです。それも仕込んだ時にを最後の方にソルゴーを入れた堆肥なので、熱が出ていないので酵母があまり死なないんです。土や柔らかくなるし殺菌も終わるからきれいなものができる。そういった堆肥で作るとそうか病も出ない。

なのでヤマトイモとかそういう病原菌にやられやすいこういう種類のやつで作ると、きれいなものが出来る。土壌消毒を天然の土壌消毒でやった、ということですね。

 

(丸山)みなさん出来るところは、今作っている放線菌堆肥に先ほど言われた酵母菌がつきやすいエサになりやすいとか、そういったものを最後にかまして入れてあげるのが一番?

→そうですね。あとでこれを見たらわかる通り、太陽熱養生処理をやると放線菌が極端に減るんですよ。つまり、病原系放線菌が減るという事なので、太陽熱をきちっとやると、次のジャガイモの病気はほとんど出ない。特に放線菌の数を減らすのが得意な技術なので。

なのでこの太陽熱養生処理はこの辺であれば2月ぐらいからかかります。マルチをかけて地温が30℃以上あればアルコールが発生するので、十分ジャガイモが繁殖する領域はアルコールまみれになるので。

(丸山)時間的には?

→いちおう2週間。黒マルチ張って、密封して温度かけてもらって、すると中がアルコール消毒になっているので、種を切ってもらって種を植える。なので自動機で入れるやつはちょっときついかな、と。マルチ作ったら入れていっちゃうから。

(参加者)穴あきマルチもダメですか?

→出来ればそうじゃない方が良いですね。あると好気性になっちゃうんで。嫌気というのがポイントなんで。

 

これは本当にね、嫌気で密封しておくというのが重要なので。

今ですね、一応結果が更に良く出る方法がわかったんですね。酒粕の乾物、酵母菌が生きている酒粕を入れると、さらにアルコール消毒が進むという事がわかって、酒粕が素晴らしい肥料であり、殺菌剤になるということがわかってきた。

 

(市川さん)それで太陽熱養生処理をマルチをかけてやったとするわけだけど、その前に、年末にラクトバチルスコアギュランス菌をやって、うないこんだんだとすると、動かない?だから、菌が動いてアルコール分を作った状態を想定して、中がそうか病の菌の密度が下がるという事でやるんだけど、年末にやった状態であれば温度が上がらないから効果が薄い?

→そうですね、あんまり早くやるとダメですね。出来れば、今回みたいな堆肥で黒い液があるじゃないですか、あれをエサに食べさせたいんです。

(市川さん)あれを作ってエサにしてそれをかん注したら効果は?

→手間がかなりかかる。みなさんの色んな機械の都合があるから、そこら辺を鑑みながら、一番大事なのは温度が上がる時に一気にアルコール発酵させる。じわじわ発酵させるとアルコールを作ったのがアセドファクターといってお酢になっちゃう。だから温度が上がる時に土中発酵させてアルコールにしちゃう。作業工程もあるでしょうから、折り合いがつくところでやって頂ければ。

(市川さん)3トン100リットルといったでしょ。

→いや10リットルでもいいんですよ、濃ければ。というのは10の一条違うと10リットルも100リットルも同じなんですよ。例えば10リットルの中に10の千乗いると、かたや100リットルに10の100乗いたとしたら、菌の数は同じなんです。だから濃いやつが出来ればいいんです。その変わり濃いやつを作るには温度をかける、ヒーターを入れる。冬なんかは。そうすると菌は増えます。人肌、35℃。熱帯魚飼う温度と同じです。そうすると誰がやっても素人がやっても10の七乗はいる。1億?十分数は達している。

(丸山)増えたかどうかを知るには?

→増えたらphが下がって来る、大体4度になる。

(市川さん)強酸なんですね?

→強酸というか結構酸は強いですね。でも強酸というと硫酸とかそっち系になっちゃうので。本当は弱酸なんですが、有機栽培は弱酸なんですが、ただまあphはかなり低くなります。ph5ぐらいであれば全然足りないんで、出来れば4の前半。

(丸山)100倍、100倍だとどのぐらいの?

→100倍100倍だと0,5ぐらい下がる。

(丸山)ラブレを混ぜた時だとそんなに下がらない?

→なりますね。4の真ん中か前半ぐらいですね。

 

(市川さん)今朝、越川さんの堆肥場で、黒いアミノ酸液の中にビール酵母を入れるという話があったよね?ああいったのはこれとはいいの?

→いいですよ。だからアルコールを発生させてまず菌を抑え、さらにラクトバチルスコアギュランスを入れると酸性に変わる。だから抑えてさらに酸性にして放線菌が入らないようにする。だから、まずは殺菌、そして次に酸で抑制、という。だから言い方が悪いですけど作中に病原系放線菌が繁殖しないようロックする。これはジャガイモだけでなくヤマトイモでもなんでも一緒。特に肌が弱い作物にはすごくいい。

(丸山)越川さんのところはヤマトイモの前に麦を作られていて、通常の作業の中で、麦をすき込む時につけてあげると効果が出るということですね。

→もちろん。

(越川さん)全面散布、動噴で良いのですか?

→全面散布で大丈夫。麦が倒れて雨が降られちゃうと他の菌がつかれちゃう。地面に接している所にはいろんな菌がいるから。だからすぐかけてうないこんじゃう。

とにかく菌で一番大事なのは、出来るだけ目的とする菌を有機物に早くつけるということが一番。餌をとったらお腹がすいた犬みたいな状態なんで(笑)

 

なので色んなところでこれをやられていますが、理屈はそういうことです。微生物の多様性ではなくて、製造された成分が色んな菌を抑えて、逆にいうと有用な菌だけを選定して必要なものを植物に与えていたということです。微生物の多様性はほとんどまやかしです。やっぱり畑と言う自然界には無い環境を作った以上、そこに向いた微生物をちゃんと残さないとだめだという事ですね。

(丸山)作物を作るための微生物環境ということ。

→そうですね。山とは違いますね。山はカビが多いので、まあ、あまり良い環境ではないですね。

これはたぶんうちの関係者の生産者ですけど、こういうふうに人参が寸胴型になる。肩張りがなくなる。

 

これはしんご君がソルゴーのやったやつね。とんでもない糖度の人参。良い人参は首が細いからね。

まっ、今回のテーマは、もちろんいろんなことがありましたけど、冬でも水が必要ということですね(笑)人参と玉ねぎの水の少なさの癖が結構出てしまいましたのでね。

 

(丸山)ちょうどこの間、この近くの千葉市で小祝さんのBLOFの中級編というのがあって、そこで癖というのがあって、特に老化苗の定植遅れというのがあって、一般的にはこうでしょうというのとか、周りは栽培上こうでしょう、というのがあって、現状遅れるのがあって、最後の収穫まで影響が出るというのがあって、あとは水が足りないというのが随所に出ていて、周りはこの時期くれていないし、というのがあったのですが、そもそも木の姿とか葉の厚さが違うので、あまり周りは気にしないで、自分が作っている作物の状況を見た方が大切じゃないかな、というのがあったと思います。

→人参15トンどりの方、柑橘屋なんでみかんを作っていますが、糖度17度ぐらいあるんです。普通はみかんは12度ぐらいなのでわけがわからないのが出来ている。

1個1000円で千疋屋は仕入れて3000円で売っているらしいです。それでもバンバン売れているそうです。彼自身は堆肥を使っています。豚分堆肥。やり方はみなさんと一緒です。ただしC/N比35以上です。

(丸山)吉川さんは20弱でした。

→基本はC/N比が高いのを使おうという事。これ自体は窒素の量として計算はしていないんです。キノコのオガ粉。菌床クズもたまに入れる。

田んぼにはこれだけの堆肥を入れます。くるぶしが埋まるほどの堆肥を田んぼに入れます。

(丸山)普通の堆肥だとつるぼけしちゃいますが、C/N比が高くてきちんと分解していれば、そうはならないという。

→窒素があまりないので木が暴れない。

 

(丸山)豚分堆肥というと普通はイメージで窒素が高くてというのがあるが、C/N比が35となるとそうはならない。

→窒素でいえば0,6ぐらいですが、有効率でいうと10%ぐらいしかないから窒素としての肥効は10%ぐらいしかない。だからどっちかというと繊維を沢山いれて、土の中で発酵させて、アルコール出さして土をきれいにしたり柔らかくするのが目的。

多分1作目は人参。人参作って土が落ち着くと果樹を作る。果樹のための人参(笑)

 

なので堆肥の窒素で考えると葉っぱが伸びすぎて穫れない。だから今日言ったアミノ酸で葉っぱをとって、炭素の方はどちらかというとブレーキかけて葉っぱを伸ばさないようにする、そんなイメージ。だからアクセルとブレーキ両方踏んで作物を育てるような感じ。なので葉っぱがとても部厚。で節間が短い。

(丸山)それを有効にいかすためにも水管理が重要になってくる。

→そうですね。こんな感じになる。これは8トンぐらい。

 

まっ、勉強もかねてオーガニックフェスタ出て頂いて、ついでにこの大谷さんのところに寄ってみたらと思います。

宜しいですかね?今日のテーマは初期肥効、そして最終的にそれを効かせるための水。

(丸山)前の勉強会の内容をまとめたものがあるので、関心があるところがあれば。

  ~過去の勉強会の内容を振り返る~

何かありますか?

(参加者)基本的に菌というのは紫外線が嫌いですか?

→嫌いです。

(丸山)そういった意味では撒いてすぐにうならないと効果がガーンと落ちてしまう?

→そうです。

(市川さん)じゃあ、夕方にやった方がいいんだ?

→そうです。だからあまり紫外線の強い日中にはやるべきではない。出来るだけ曇りの日とかね。ある程度カンカンだと乾いちゃう。

(市川さん)センチュウなんかの消毒という感覚で使うとすれば、かん注しかないよね?

→いや、途中からじゃほとんど無理です。

(市川さん)いやだからさ、畑を作る段階でさ、今まで放線菌堆肥は、大根とか人参とか根菜には適していると思われているわけでしょ?その堆肥を撒きながら後ろから乳酸菌を撒きながらうなっちゃっていったらどうなるの?

→いやそれはそれでいいです。出来るだけ一緒に散布してもらえば。

(市川さん)どちらが優先するの?

→う~ん、いきなり太陽熱が出来るなら乳酸菌微生物です。というのは空気を遮断されたら放線菌はダメなので。だからさっきのグラフなんです。

 僕は出来るだけジャガイモを作るのであれば太陽熱養生処理をして頂いた方が、いいと思います。菌が良い方向に偏る。それが酸素が入ってしまうと放線菌は生き残っちゃう。

(丸山)2月の黒マルチ太陽熱。

→そう。透明でもいいけどあとが怖い。温度が上がり過ぎることもある。

(丸山)特に黒マルチはそのままジャガイモを植えつけられるという利点がある、かつ水分が保持できるということもある。

(小祝さん)そういうことです。透明はこの地域ではダメですね、東北ならOKです。地域性がある。

(市川さん)春で2週間ぐらいで大丈夫?

→十分です。積算温度では殺菌自体が300℃、400℃あれば十分菌の入れ替わりが起きる。雑草の種というともうちょっと必要。

(丸山)900℃というのが、夏場の種まで殺すというやつ。

→そう。

(丸山)秋口で太陽熱でよりちゃんと効かせるには、黒マルチと透明マルチのwで誰かがやっていたと思うのですが。

→葉山の山の奥、700mのところですが、外側透明マルチで内側黒マルチで2重でやりました。ばっちり効いた。その後、透明マルチをとって黒マルチに穴をあけて苗を植えていった。

(丸山)植えたのは苗?

→キャベツ、ブロッコリー、白菜とか。単純に言うと凄いネコブが出ていたところで、普通なら冬場は太陽熱は効かないんですが。準高原的なところで雪も降る所です。

これは岡山県の蒜山という高い山の所に住んでいるんですが、本当に雪も降るところです。

これはマルチをはがしたところなんですけど、草も無いという状況。

これは2月からずっとやっていたので2月から草は生えていません。

基本的に山の寒いところでも太陽熱が効くというのが載っています。

千葉なら余裕で出来るので是非やって頂ければと思います。

(丸山)太陽熱というと草と言う部分の使い方が頭に残りやすいと思うのですけど、それ以外の太陽熱の効果。

→基本的には殺菌というもので、特にセンチュウなどの駆除が主ですね。

(丸山)殺菌と言うと先ほどのアルコールやお酢の効果で菌を抑制する。そのためには見合う原料が入っていないとダメ。

→はい。特に根腐れセンチュウとか、キャベツやブロッコリーや白菜についてしおれちゃってしまうやつ。

ずいぶん前の写真ですが、これが根腐れセンチュウという、センチュウが根っこに入って腐ってレタスが育たなくなるというセンチュウ害というやつ。2001年の写真です。

しかしそのたい肥を変えてもらって、うちの放線菌堆肥にしてもらったところ、こうなった。

で、この時に一緒に仕込んだのが長野の酒粕なんですよ。放線菌堆肥と酒粕の窒素原を搾って使ったら、1発で終わった。

6月18日にとれたので、4月の15日ぐらいに仕込んでいるというやつですね。

(丸山)あとウンカ被害とダメなところと。

→稲ですね。

(丸山)片方は通路を挟んで全滅でそれは一般栽培で防除してダメで、もう片方は無農薬防除しなくて全く問題ない。だからウンカが稲を食べているというより、稲が弱っているから食べている。元気だから食べれない。という解釈の方が正しい。

 

→レタスのこれは僕がジャパンバイオファームを作った年の写真です。ちょうど農協から頼まれて、膨大な面積が根腐れセンチュウでやられているのでどうにかしてくれ、と頼まれて、実験5町歩ぐらいやって全部成功したんですけど、実験は無かったことにしてくれと言われて(笑)

指導員も成功しているのに全然嬉しそうじゃないという。かかる経費が僕の方がむちゃくちゃ安かったので、資材としてこれじゃあ食っちゃいけないということで。

僕のやり方が2万7千円ぐらいだったんですが、こちらは当時強烈な薬で7万ぐらいで。農協側はこれじゃあ選べないということで。

これもアルコールの影響です。

(丸山)この時は太陽熱をやっていなくてもアルコールの影響があったということですね。

→そうですね。十分白マルチでもとれたので。これはビール酵母使っていますが、ばっちり効きました。岐阜のなかやさんがビール酵母の堆肥使うよ、ということで上手くいったのもそのせいだった。

だからみなさんが作っている堆肥の中に酒粕なんかを最終的に使うともっとレベルが上がっていく。意図的に殺菌が出来るから。もしそんなチャンスがあったら是非手に入れて下さい。

(市川さん)最終的にというと、どのぐらいが畑の堆肥にまくのがよいの?

→もし有機物がないのであれば、酒粕自体が肥料とすれば、酒粕は窒素5%なのでそれで計算してください。

(市川さん)そうじゃなくて、堆肥の中に入れて混ぜて畑に入れるタイミング。

→出来れば直前。あまり堆肥と一緒に発酵させてほしくないんです。温度が高すぎる。酵母が50℃までは耐えれないんです。

(杉本さん)酒粕が、本当にそんなに大量にあったの?

→結構長野は米どころなのでお酒屋さんがあるんです。産廃みたいのでもらっていったんです。今はどうか、無いかもしれないですが。

塩こうじが使われ始めてから一瞬酒粕が余った。 

だから堆肥を散布する直前に、散布機の前に散らしていて一緒に撒くぐらいが良い。

 

(丸山)今日、杉本さんがあんまり温度が上がらない。他の方は70℃~80℃いくので、温度の上げ方下げ方、管理の仕方。

→やっぱり空気が通るところは上がりますよね。通りにくい所は上がらないですよね。でも上がればいいというわけではない。ほどほどの温度、50~60℃ぐらいまで上げてもらえばと思います。63℃が限界温度なので。

(丸山)どうしても混ぜただけで上がってしまう場合は?

→それは水なりなんなりをやって、空気を絞って。空気で調整する。空気が多いと温度が上がるので。高く積むと上がっちゃうんですよ。

(市川さん)1m50ぐらいがいいところかな?

→それも結構高いですね(笑)

(丸山)温度が上がりやすい堆肥をほどほどの温度にするには、1m以下?50㎝?

→そうですね。要は表面積を増やすことです。容量に対して表面積が大きければ放熱で下がる。

(丸山)昔に比べて温度が上がりやすいのは、菌体量が増えて戻し堆肥をした時に、そのもともとの菌が多いからということですか?

→そうなんです。つまり、昔のように戻し堆肥なしで、生の物を最初から入れて攪拌したら菌の量は増えないんです。ところが、出来た堆肥を元にして仕込むので、最初の菌数が多いんですよ。だから発酵がスムーズに進むので温度が上がるんですよ。まあいいことではあるんですよ。

(丸山)最初、エアレーションを導入する時は、なかなか温度が上がらないので、ふかしてという部分でやったんですが、今はエアレーションがあってもなかなか使う暇がなくて、タイミングが無くて(笑)逆に上手くいっているからこうなっている。

→風を送ると熱が出過ぎてアンモニアが出てきちゃうんで。

(丸山)逆に温度が上がっているなら送らない方が良い。

→そうです。

(丸山)他、何かないですか?せっかくなので若者、はせさん、一言質問があれば。

(参加者)馬糞と豚分と鶏糞て、それぞれ特徴とか違いが大きくあったりするんですか?

(丸山)結構あって、それぞれみなさん堆肥があって種類があって、混ぜて違いがあって。C/N比をもう少し高くしようというのがあって、畜糞系の中ではC/N比が低めの堆肥が多いので、その中で堆肥を選んでそこそこの良いバランスをとろうとしていて、その中では鶏糞が一番C/N比が低くて、その次が豚分、馬糞、、、まあ部材によって違うか。で、馬糞とかはクロスリジュウムとか繊維を分解する部分があるんで、聞きながら自分で使える畑で体験、長い時間をかけて体感しないといけないかな、と。

→新規就農者に向けてはちょっと内容が難しい勉強会ですよね。みんなはちんぷんかんぷんじゃなくてわかっている。それぐらいの勉強量の違いがあるので、これから農家をやるなら是非この勉強会に参加して。日頃の勉強も大事。農業というのは毎回の積み重ねですからね。

 

(参加者)…(聞き取りにくいお話し)農家の子ども達が農家をやらないと農家はつぶれちゃう。労働者をどう確保するか・・・

(丸山)そういった意味ではみなさんが作っている有機で健康になれる素材という価値観を、食べる側も含めてどうやって認識して、それを買い支えつつ、次につなげるといことを一緒にやっていかないと、この国いったいどうなるか、というところは心配ですよね。

(参加者)補助金が150万というけど150万じゃね。

→あと10年経ったら農業人口は60%、もっとか65%無くなるんですよ。残って35%。そのうち25%が50代以上、どういった話だ、という感じですね。

ま、みなさん経営者になって面積拡大してください。労働者は政府がなんとか確保してくれると思うんで。

(市川さん)政府が確保してくるって、経費がかかりすぎちゃうからさ。時給1000円でも構わないけど売るものが2倍3倍になるわけにはいかないし、資材費を下げるといったって、政府がなんだかんだいったって、入り値が上がって販売価格が下がれば経営成り立たないよね。そうなってくると揚げ足とられちゃうから、入る方も出る方もバランスがとれることやってくれないと、やりようが無くなっちゃうよね。

→どうなるんですかね。

(市川さん)買ってくれる人を作っていかないと、作るものがどれだけよくたって、買ってくれないとどうにもならないんだから。

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