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2019.5.17 丸和さん勉強会(深くまで気層を作る堆肥作り)

◆越川さん堆肥場

(勉強会開始前の雑談)

(小祝さん)…セルロースがどんどん分解して、柔らかくなってドロドロしている段階になってから入れる。

そこまで待てないとタンパク質分解が酸性になっちゃう、再発酵しなくなっちゃう。

そうすると菌種が乳酸菌になっちゃうと、なかなかバチルス出なくなっちゃう。

そうすると再発酵しなくなっちゃう。変な崩れ方をして、なんて言ったらいいのかな、どっちつかずの発酵になっちゃう。

(参加者)菌のエサもなくなっちゃう状況でしすよね?

→そうだね、だから作る時は一気に作る。

途中で納豆作っていたら味噌が出来ちゃう。

(丸山)それではお集まりいただき有難うございます。資料は1家族プラスアルファで配らせて頂いています。

令和元年の春の丸和さん島田さん勉強会を始めたいとおもいます。

今回もジャパンバイオファームの小祝さんにご指導いただきながら進めていきたいと思います。

小祝さん、よろしくお願いします。

今回、資料を配らせて頂きましたが、書いてある通り、変化途中の堆肥作り、堆肥自体を変えている中で、畑が実際にどう変わっていっているのかを含めて、みなさんで情報を共有しながら次のステップへ進めていければと思います。

特に、杉本さんがチップ系の堆肥から菌床屑の堆肥に変えて、どうような変化だったのかお話頂けたら、プラスになるのかと思っています。あと、それが炭素源の違いにもつながってくると思います。

 

また、表紙の裏側が土壌分析の結果です。phが結構高くなっていて、越川さんの8番圃場の大根が、ph測ったら8あって、小さくて黄ばんでダメだったというのがあって、それをアドバイス頂けたらと思っています。

また、ⅭEⅭを高く維持しているとか低くなっているとか、違いがあるので、生産者が実際にどのタイミングで何をどうやっているのかという話を合わせながら落としていけると、ヒントが何か出るかなと思っています。

 

あと、最近、雨がずっと降っていないので、土壌水分確保がどんな感じか、乾き具合がどんな状態なのかを話して頂けたらと。近々では高橋さんの勉強会で、水が重要なポイントがあるという部分があったりとかして、うちの方でも路地の葉物野菜で雨が降ると病気が多発するだとか、キャベツがバンバン割れてしまって何反歩もダメになったりしたりとか、水の塩梅が結構ポイントになるというところで、どういった体感があるかというところを頂けたらな、というところと、地力窒素が土壌分析自体がドクターソイルを使っているんですが、熱水抽出を使っていて、あったかいところに抽出液をつけておいて測り出すということで、アミノ酸だとかが落ちてきてアンモニアで見れるというやり方をしていて、そこの数値が作物に実際に影響しているのかを体感を頂けるといいのかな、と思っております。

 

で、今回、葉物で雨降って病気が出ているところは、通常、熱水でやって7,8高めかなと思っていて、ちょっと高い人が10行っているかな、というところ、その人は20いっていて、なるべくしてなっているのかな、ということで、そのところも使えればということで、今回の炭素源のところとちょっとかんでくるんじゃないかな、と思っていて、天候が不安定な中、どうやって安定して美味しい野菜をとれるかということを一翼でとれればな、と思っています。

あと、いつもの丸和のメンバーの他に、あゆみの会の深作さんが来られています。

あと、つくばの方から人参を作られている大木さん。

あと、宮城さんの紹介で、大地の方に出荷している酒井さんご夫妻。

あと、前回お世話になった高橋さんご夫妻です。

という感じのメンバーです。

では、スタートは越川さんのところから、堆肥場を見つつ、お父さんの大根とかも見にいければ。

(小祝さん)ph8というところね。

(丸山)その8番圃場の分析の結果が、めくった次のページで、越川さんのページの左下がちょうどその8番圃場のph8の状態です。で、前からリン酸が地域的に少ない。その辺も気になっているところ。特にこの0だとか数字が出ないというのが、最近出始めている状態。

(小祝さん)新しいところ?耕作放棄地?

(丸山)いや、古い所。ずっと畑作っているんですけど、ドクターソイルで出にくい。

この大根の前はどうでしたか?

(越川さん)ダメだった大根の前も大根。その時は穫れすぎちゃってね。

(小祝さん)赤土ですか?

(越川さん)赤土ですね。

(小祝さん)鉄とマンガンが異常に多いね。

(丸山)それは熱水なんで。これが落ち着けば数値が出なくなっちゃうというパターン。もともとこの地域が高いとかで、もともと作物が作りにくいところだった。それを堆肥をずっと入れて来てそこそこ出来ていたんだけど、ここ最近、堆肥の作り方を変えて、良い感じで持ち出しが多くなっちゃているんじゃないか、という推測が。

それがちょうどⅭEⅭなんかにもかかっていて、上の半分がⅭEⅭが4ぐらいしかなくて、下半分が8ぐらいでそんな高くないわけではないので、溶けやすいものと溶けにくいものをうまく管理していかないと、溶けやすいものだけで溶けてしまうと、溶けやすいものに引っ張られて、今までの長期的に貯金していたものを持っていかれているのではないかと考えられる。

(参加者)ここはリンが流れやすいんですか?

(丸山)流れやすいというか、もともとが蓄積が無い。

(参加者)鉄やアルミも無くて?

(杉本さん)硫酸鉄とかが2000とか3000とかある場所なんだわ。

→え~!半端じゃないですね。

(杉本さん)だからリン酸はくっついちゃうよ。

(丸山)ただ、リン酸少なくても、ピーマンとかは花芽とか全然ちゃんと出て。

→堆肥からちゃんと来る。

(丸山)そう。という形があって、堆肥自体も馬糞堆肥でワラ系だとかで、良い感じでアミノ酸化して溶けやすくなっていて、蓄積に回す部分が弱くなってしまっているんじゃないかな、と。

→越川さんのところは馬糞堆肥ですか?他には?

(丸山)馬糞ですね。

→そうするとリンが少ないんですよ。馬糞は。その代わりに、繊維質が多いから腐食酸が出て、地面の中にあるリンを溶かす。どんどんリンが無くなっちゃう。だから、リンがある間は良いけど、無くなると本格的にやばい。

(丸山)今回、phが8だったこともあって、リンが余計に効かない?

→そういったことは、関係ない。

(丸山)以前、越川さんのところがもってきたカカオの粉は?米糠と同じ感じといっていたやつ。

→リンは少ない。糠は胚芽の部分があるから。ココアは全体のものだから。だからリン系の物を何か多く混ぜないと。馬糞系のは繊維が多いから、地面の中にあるミネラルを溶かしちゃう。それがある間はすごく調子よい。それが何かが致命的な欠乏を起こすとトラブルになる。リンが1という事はそろそろ限界が来ている。

(丸山)で、注意しないといけないのが、今の小祝さんのお話の中で、ミネラルが溶けて無くなっているというお話だけど、phが高いじゃん、というお話ですが、結局はⅭEⅭが落っこちちゃっているんで、それでphだけが高くなっている状態で、ミネラルの数字だけを見ると、そんなに多い数字ではない。

逆に言えば、作に対して足りるかどうかという所では足りるかどうか、というところで不安な要素になってきてしまっているので、いかにⅭEⅭを上げるかというところが重要なところになる。

→ⅭEⅭを上げるには、粘土入れるかもっと繊維率がもっと高いものを入れるかどうか。粘土はⅭEⅭは変わらないんですが、繊維は下がる。下がって上がって下がって上がって、その蓄積が少しあると、上に溜まってくる。

(丸山)逆にその蓄積が無いぐらい使っちゃうと、やばい。

→だから言い方が悪いけど、ここまでリンが減るとある日、突然おかしくなる。高橋さんのところはそういったパターン(笑)

(高橋さん)ある日というか常に低迷中(笑)

(小祝さん)リンが無いという事は植物にとって致命傷なんで。理由としてはATPといってエネルギーを貯め込むリン酸、これが作れないんで、いくら光合成してもそのエネルギーを貯められないんですよ。だからリンが無いというのは、どんな生命でも致命傷なんです。人間もあるんです。

(高橋さん)1回10を超えても、2作作るとまた1桁に戻っちゃう感じですよね。ただ、ズッキーニとかガンガン窒素の追肥とか元肥とかすると、やっぱりリンがちょっと上がるな、というのはある。

(参加者)砂地は?

→砂地は結構低いんです。赤土は結構厳しいんです。そういう時は、豚糞ベースとか鶏糞ベースとかね。豚糞か。あれ?杉本さんのところリン、どうなっているだっけ?

(丸山)杉本さんのところは、1枚前のページですね。

→0.2、やばいね(笑)でも穫れているからね。だから堆肥から来るリンを常に消耗しながら作れちゃっている。

(丸山)たぶん、大昔は堆肥の部分でそんなにがっつりとれていなかったので、その蓄量もあるのかな、と。

→ただいつも貯金が引き出されている状態。何かリンの高いもの、入れたら?

一番リンが多いものって何だろう?有機で認められているのは、アリン酸だっけ?

(丸山)グアノとかじゃなくて?

→グアノはカルシウムがあるから。一番カルシウムが少なくて良いのはアリン酸だったかな。米ぬかもOK。

(丸山)米ぬかは窒素もあってね。

(参加者)カルシウムがあるとphも上がっちゃう?

→そう。

(丸山)米ぬかを調達して。

→リンを上げるしかないね。

で、どっちかと言うと、堆肥から入ってくるリン酸が、入れる貯金が1000円だったら、多分1200円ぐらい使っているから、ちょっとオーバー気味。

その理由は簡単で、セルロースが多いからリンを引き出しちゃう。

(高橋さん)先生、それは堆肥を作る時に窒素源として米ぬかを入れると良いという事?

→はい、米ぬかとか鶏糞ね。

(高橋さん)鶏糞の質は、ちょっと臭くても?

→いやいや、鶏糞の質は過剰発酵させたやつ。窒素を飛ばしてリンが溜まっているやつ。

(高橋さん)窒素2%、リン5%ぐらいのやつ?

→そう。

(杉本さん)過剰発酵ってどういうこと?

→高温発酵させているやつです。高温発酵させると窒素がアンモニアで出ちゃうんで、リンが高くて残るやつになるんです。生っぽいやつというのは、窒素が飛んでいないんです。

(杉本さん)窒素が飛んでいれば、そんな臭くないか。

→そう。だから高温発酵させた鶏糞の粉、それを混ぜれば良い。

(丸山)そんなのあるかな?

(高橋さん)農協にあります。うち土壌改良に使っています。窒素2%。

(丸山)鶏糞で怖いのが、ガスが出そうなやつがある。

→匂いでわかる。買ってきたのをジッパーがついたやつに入れて、そこに水を注ぐんですよ。で、空気入れて膨らませて、温かいところの日陰に3日置いておくとわかる。ダメなやつは開けた時に顔がのけぞるぐらい臭い(笑)それやればわかる。窒素2%ということであれば、相当高温発酵しているから、多分いけると思うよ。

(丸山)まあ、自分のところで窒素を高温で抜くとなると。

→そりゃえらいことになる。そこら中アンモニア臭くなる(笑)

(丸山)そういう意味では米ぬかがあれば一番無難ですよね。

→そうだね。ただ、米ぬかやると熱が上がっちゃうんですよ。だからこういう風に堆肥を作り混んでおいて、最後に入れる。そうすると全く匂いもしないし、混ざっているだけだから。

(丸山)逆にそれが畑に入ってから効きだす。

→そう。鶏糞って固い粒になっているから、リンが土とくっつかない。肥効が長いんです。

(丸山)大根がph8でダメだったところは、大きさがあまり大きくならずに黄ばんだ感じ?

(越川さん)最初から黄ばんだ感じ。

(丸山)生育は全然しないで、他の畑の方がバンバン生育した感じ?逆転しちゃった感じ?

→リン欠の一番の症状は細胞分裂障害なんです。葉っぱ伸びない、大根短いっていう(笑)ミニチュアみたいになっちゃうんです。

(越川さん)葉っぱ切るところなかったぐらいだからな。

(丸山)完全なリン欠の症状ですね。

→人参も一緒です。リンは細胞分裂に影響しているから、無ければ葉っぱが伸びないから人参も伸びない。

(山崎さん)天候のせいじゃないんだ?

→天候のせいじゃないです(笑)あと色もなんか悪い。鮮やかにならない。薄い色になっちゃう。だからそろそろリンの供給方法を考えた方が良いですね。

で、鶏糞の欠点はリンも高いけど石灰も高い。で、米ぬかはリンが高くて石灰は少ない。だから、発酵堆肥の中盤ぐらいから米ぬか入れて、それで馴染ませる。それがちょうどよい。最後に入れちゃって生だと畑にいってえらいことになっちゃう。

(丸山)逆に堆肥の2番手で入れることで微生物が増えて。

→そうです。最初からやっちゃうと元の栄養が無くなっちゃう。中盤ぐらいが良い。そんな風に思って下さい。とにかく生は禁止なんで。ここまでせっかく畑をきれいにしたのに、これでまた根切り虫とか増えたら(笑)

(丸山)割合的にはどのぐらい?

→だから計算です。

(参加者)逆にリン過剰になった畑はどうしたらいいんですか?

→欠品(笑)誰かに土地を分ける(笑)

(参加者)こっちはハウスで多いんで。クリーニングとか?

→そうですね、クリーニングしかないですね。あれは抜けないんで。ズッキーニかトウモロコシ。

(丸山)結構、ズッキーニがリン酸抜けやすいとか。

■越川さん堆肥場

52℃。面白いのはハチが飛んでいるでしょ?

(丸山)やっぱり、ワラは分解しやすい?しやさ過ぎるのかな?

→もうちょっと何か木質系を入れた方が良い。リグニンが多いやつ。そうすれば腐食の原料になる。

(丸山)その辺が杉本さんがチップを入れて、その後、菌床屑を入れているので。それで畑のⅭEⅭとか。

(杉本さん)あれチップはよ、混ぜるとph3とか超えちゃうんだよ。やばいなと思って。

→大丈夫、また後で上がってくるから。

(丸山)でも結局戻ったんですよね、最終的には、チップのやつですら。

→空気に触れると戻ってくるんです。好気発酵すれば。

(丸山)あれは何かつくんですか?

→嫌気発酵すると乳酸が出来ちゃう。好気発酵というのは基本的にアンモニアを作るものなので、アンモニアはアルカリ性物質を作るから上がっていくんです。だから酸素を入れてあげればphは上がる。

(杉本さん)だからこの堆肥、切り返しの途中でphぎゅーんと3までいっちゃう。

(丸山)その時、何かつけてあげると、意図的にミネラルがつくとかになるんですか?

→いや、そんなのはやんない方が良い。そこに石灰とかいれてphを調整しちゃうと、あとが怖い。温度は後で上がっていくから。だから今度は過剰に変に上がっちゃう。それよりはエアレーションで調整した方が良い。

どうしても3までいって、びくともすんとも動かないのであれば入れれば良い。

こういうふうに腐食率の低い所は、ワラとかそういったものだけでは腐食は出来ないんですよ。腐食と言うのは基本的にセルロースとリグニンで、セルロースというのは溶けてなくなっちゃうけどリグニンは残るんです。それが腐食になるんです。やっぱり木質をちょっと入れてあげた方が良い。

土作りは本当はセルロースを入れてあげた方が良い。あれ、凄く柔らかくなるから。でも一度柔らかくなったんだったら木質混ぜて維持できるようにした方が良い。

(参加者)これ、水は手ですか?

(丸山)いや、スプリンクラーですね。越川さん、これスプリンクラーで水かけているんですよね?結構長い時間?

(越川さん)はい、回るやつで。3日間。上に置いてバチャバチャと。

(参加者)3日間流しっぱなし!?

→まあそんなに水の量が出るものじゃないから(笑)

(丸山)この垂れた水を上げる感じ。循環する形。そんなに悪い匂いはしないですよね。アミノ酸原料で。

→戻し液肥だね。

(参加者)3日間、最初水をやって、その後はどんな間隔でやるの?切り返しも?

(越川さん)切り返しの時はもうやらない。

→馬糞だから湿り気が多くてね。乾いている材料じゃないからね。

(丸山)材料、でかいですね。

→まあ、大体、丸和さんのところは土が柔らかくなっているので、そろそろセルロース主体の堆肥から改造をかけて、リグニンをある程度入れた堆肥作りを。やっぱりⅭEⅭを維持するやつ。どうしてもこれだと、さっき言った通り入れた貯蓄よりも引き出しの方が多いから。良く穫れちゃう。

大根畑の土

→前より土が赤っぽく戻っていない?前はもうちょっと黒かったよね。

(越川さん)本当ですか?触ってもわからないな。

(市川さん)前、ゴボウじゃないよね?ゴボウ作ってプラウかけちゃうとさ。

→出ちゃうから下のが。ゴボウ作ると本当に一瞬で0になる。

(越川さん)前作はネギだったね。

→まあ、これを見る限りではリンが不足しているとは見えないけど、多分、入れた投入量と吸出しの吸収量が一緒になっちゃうから、まずいかもしれない(笑)

(丸山)自転車操業的な。

お父さん、堆肥の入れる量は前と変わらない?

(越川さんお父さん)変わらないな~。

→作付けの回転早くしていない?

(越川さん)そんな元気ないよ(笑)

(丸山)でも収穫率が高ければそれだけ持ち出しが多くなっていると思うんですよね。そう考えると結構持ち出し量的には。

 

→ちょっと、ハウスのあとだけ見させてもらって、移動しましょう。

■圃場の土

→完全にこっちの土は黒いね。ちょっと赤土出ているけど。この微妙な差、写真で残る?(笑)遠くから見るとわかるじゃん。

(参加者)わかるね。

(丸山)腐食の違い。

(丸山)有機物か。

(高橋さん)セルロース系をいくら入れても変わらない?リグニン入れた方が良い?

→リグニン入れた方が良い。

これやっぱり色が違います。水を入れると良くわかります。ここの時点でこれだけ違うと良くわかります。ということで堆肥か(笑)

やっぱりハウスの方は消耗少ないので。たぶん、入れている量も路地より多いので。

(参加者)堆肥に残るものを入れて。

→そっちは触れなくてもたぶん大丈夫かな、肥料は適量で。ただ、堆肥の量を入れて、もうちょっと色を濃くして。リンとかもうちょっと効きやすくする。

まあ非常にシンプルだったわけです。

(越川さん)先生、どうですか?

→さっきの土の塊、見せてあげればいい(笑)

(越川さん)あら、やだ!こんなに違うの!

(高橋さん)この場合、土の色は結果だけど、目安として黒っぽい方にした方が良いわけじゃないですか。リグニン系を反当たりどのぐらい入れたらいいのですか?

→やっぱり木質系を最低でも1トンぐらいは欲しいよね。リンがこれだけ少ないということは、やっぱりそういうものを含めて、リンをそっちにくっつけながら。どうしてもセルロースは無くなっちゃうんだよ。無くなったらボディーガードが無いんで、リンがすぐくっついちゃう。

(丸山)結局、化成栽培がリン酸リン酸というのは、そういう点もあるんじゃないかと。

→毎日、見ている人はわからないよね(笑)時々来るとよくわかるんだよ(笑)

(越川さん)私達が見ているのは草だけ(笑)

→だから、出来ればもうちょっと腐食率が高い木質系のやつを細かいやつを増やして、それにリンなんか入れるとリンは残ります。最低10は欲しいからね。10あれば何でもできる。

■玉ねぎ圃場

(丸山)あっちは玉ねぎですね。太陽熱直播。

→良いんじゃないですか。土も柔らかいし。

(丸山)これ直播なんですよね?

(越川さん)シーダーで蒔いて、厚かったら抜いて。

→高橋さん、これね、ここ、きちんと並んでいるでしょ?きちんと出るとこうなるんだよ。きれいに。そうすると大儲けになる。間隔が同じなんだよ。

(高橋さん)無いところは種まきの時のバラつきですか?

→多分ね。

(高橋さん)この間隔で100%出すって、難しい。

→だから最初に種を蒔いて、水を撒いて多分パオパオなんかで蒸らす。それがないと多分乾くところと湿ったところで発芽が変わっちゃうんですよ。一番まずいのは、玉ねぎの種、発芽したやつが乾くと一発なんですよ。乾くとアウト。だから芽がず~っと出て揃えばもう合う。止まったらアウト。人参と一緒。

(丸山)玉ねぎもリン酸、結構使うんですよね?

→うん。

(高橋さん)地表なのにこんなに上手くいくなんて。

→だから地際だから乾いちゃう。どう考えても蒸らしていたらこの2倍穫れちゃうよ。

これが全部そろっていたらどう思うよ?(笑)

なので発芽の蒸らし。水分を一定にする期間を設ける。発芽で頭が揃うまで。そしたらこの2倍穫れた。どこに売るんだ、って感じ(笑)

これ面白いのが揃うと玉も揃う。揃わないと玉も大小が出ちゃう。

(参加者)獲った後、しわしわになっちゃうのは?

→水気が多い時にとったんです。まだ完熟じゃない若い時にとった、早獲りです。水が無くなるととしわしわになっちゃう。きちんと詰まっていれば乾かしても大丈夫。ただ、初物出すところは早めに出すためにあまり乾かさないで生っぽい感じで出す。だから晩生じゃなくて早生が多い。

(丸山)逆にこの後、梅雨に入る時期に怖いのが、乾いていて窒素量が残っていると、もうあっという間に腐っちゃうという。

→だからこれ、発芽が揃っていないから残りまくっているんだよ。燃料が。だからこれで雨が来ると割れる。割れたところに水が来て腐る。雨が降るな、と思ったら全部取っちゃった方が良い。

(丸山)最悪根切りだけして水分を上げないようにして。

→面白いのが、この幅にタイヤがあるやつがあって、中に包丁みたいなのがあって、それで全部ガーっと根切りしちゃうのがある。根があるから水分を吸っちゃうから、根を切っちゃえばよい。

(越川さん)だからこれだけもうでかくなったら、そろそろ切っちゃった方が良い?

→そうですね。一番怖いのがこれで倒れるでしょ?倒れた時に雨が降ったらもう(笑)全滅ですよね(笑)

(丸山)全滅ですよね。倒れるということはもう窒素がなくて、貯める方に入るよって。

→肥大に入っているのにまだ残っている。

これ面白いのは、これで雨が降らないでしょ、倒れるんですよ。だけど、吸いきっていないのに残っている。吸いきっていないのに雨が降られたら、また効くんだ、これが(笑)しかも内側から来るんだ、ゴリゴリって、バシって割れる。

(丸山)見た目大丈夫なのに中が腐る場合が多いんですよね。本当に日持ちもしないし。

→葉が倒れちゃっているから本当に光合成も出来ないんで、まともな養分が完成出来ないから葉っぱの内側から腐っていくんです。

(越川さん)もうこれでカットしちゃった方が良い?

→そうだね。

(市川さん)木が倒れて少したってからカットした方が良いんだよ。

→まあもちろん、下に刃が入らないからね。普通は倒れてから下に刃を入れて根っこを切っちゃうんですよ。

(杉本さん)俺の玉ねぎまだ小さいんだけど、でかくなるかな?

→今ですか(笑)いつ取りですか?秋取りですか?夏場が危ないですよ。温度が高すぎなければ玉ねぎは持つ。基本的に北海道は今なんですよ。但し違いは最高温度が違う。あんまり暑すぎると駄目なんですよ。だからみんな冬に作る。

しばらく雑談…

(参加者)全部中から腐っちゃって。

→それは疑似伸長。例えば男性が18才まで背が伸びるとして、栄養不足で12才で背が止まっちゃう。ところが18才になって「俺、背が伸びていないから」といって飯を食ったら伸びますか?

(丸山)その分、横に太って成人病になっちゃう(笑)

→一番まずいのは植物は内側からくるから。内側から膨張すると隙間を無くして酸欠を起こして痛む。

だから、途中で間違いなく水を切ってはいけない。

(丸山)水があれば逆に成長できる。

(参加者)水のせいで腐ったかと思った。

→最後の水でしょ?そうじゃなくて途中の水が無かったということ。

(丸山)水が欲しい時に水が無くて乾いてしまって、体が乾燥して切れてしまって、その後で水をもらっても痛いだけじゃないですか。前から水があれば逆にちゃんと細胞が形成出来たけど、一回切れて、バリバリに手がひび割れしているのに(笑)

→もう1回膨張したらそこら辺中痛くてね(笑)

だから栄養成長の時に逆にどれだけ水をきちんと吸えるか。体を大きくする時に。そしてピタっと止まったら、あとは転流をして大きくする。だから途中で止まっちゃうと転流が上手くいかないから、栄養成長と生殖成長が一緒に起っちゃう。

(丸山)その後、窒素がドーンと来るとやりようがないという(笑)

→もう乾いちゃった時はじっと我慢するしかない。

(参加者)乾いちゃったら最後まで乾いたままで。

→そうそう、ずっと小さいままで。

 

とにかくここは発芽率さえ良くすれば倍の収量になる。パオパオみたいの。お米をやっている人はみんな知っているよ。発芽揃えるためにかけているから。

(高橋さん)発芽したらとっちゃって良い?

→良い。

【最近の畑の様子)

R10625。秋冬人参圃場に肥料と廃菌床瀬肥後、納豆菌散布。

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【2019/7/12】

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 秋冬人参畑の土づくり状況

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