(清田さん)徒長枝の先に何かついているんですか?アブラムシ?

→茶色いのはダニでしょ。

(佐藤さん)ダニじゃない。

(参加者)サビダニっぽい。

 

(押田さん)佐藤さん、何を変えたの?

(佐藤さん)何も変えていないよ。活性水を止めただけだよ。梨の木が柔らかかったのは活性水にやられたから。あれやると豊水もみんな潤んじゃうし。

→どうしても実をしめようとするから、入っていく養分が細胞の中に養分として蓄えられて透明になっちゃう。

乳酸菌系統。止めちゃうんだよね、ガっと。美味しいんだけどね。

(佐藤さん)香水は良いけど、豊はみんな駄目になっちゃう。

(丸山)澄みすぎちゃう。

(丸山)ダニは何で出るんですか?

(佐藤さん)普及所が来たんだけど、それはかけた方が良いんだけど、かけていないんだよ。

(丸山)この近辺は多いんですか?

(佐藤さん)去年あたりからだな。

→でも上の葉っぱだけでしょ?下の葉っぱにはつかないでしょ?

(佐藤さん)うん。

→あとは、もうちょっと早く止まっていたら良かったですよね。

(丸山)やっぱり今年は曇天だったから止まるの遅かったですか?

(佐藤さん)遅いというか、良い葉っぱになんないな、最後の方。

→薄い色ムラのある葉っぱになっちゃっている。上の方を見るとわかる。

(押田さん)今年、水をかけなくていいしね。

(佐藤さん)そんなのまだわかんないよ。だって新高、かけないとまずいよ。

(丸山)この後の天気次第。

→8月に本当に雨がなくてガンガンやられたらやばいですよ。大体、最初の頃が長雨になると後半は雨無いからね。

(丸山)帳尻を合わせてくる(笑)

(佐藤さん)お盆頃に無ければ新高はアウトだから。

(丸山)堆肥はどのぐらい入れているんですか?500kgぐらい?

(佐藤さん)1トン弱ぐらいかな。今年は堆肥場のは持ってきたばかりだから使えないな。

(丸山)堆肥は牛糞と籾殻?

(佐藤さん)育成牛糞堆肥+籾殻。

(丸山)今年は黒星とかあんまりないですね。出ずらい?

(佐藤さん)そんなことは無いよ。周りは出ている。

(丸山)やっぱりアリンサンデスですかね?

(佐藤さん)俺のところはトレノックスとか使えないから、みんな佐藤さんのところは病気出ているっぺって(笑)

(丸山)来てみてみればね(笑)

(佐藤さん)千葉県の南部はうなっちゃうほど出ている。

→アリンサンデスっていくらぐらいするんですか?

(佐藤さん)20kgで液体で3万円弱。濃度は500~1000倍。

→20ℓで3万円!原材料の値段知っているから、相当高いですよ、それ。

(佐藤さん)北海道の会社が委託で作ってもらっているので、その送料とかが高いらしい。

→だって、アリン酸って産廃なんですよ。1トン数千円なんです。相当良い仕事していますね(笑)企業に寄付金を納めていいですね。

(佐藤さん)自分で作れたら安く出来るといっていたけど。

→確かにパッキングですよね。愛知県で今度作り始めます。全く一緒か濃い奴を。値段を1桁違うやつ。

(佐藤さん)間違いなく農薬より効くからね。

→触れれば一発でカビ系は死んじゃうからね。

(参加者)春先の防除から良いって書いてある。強酸性で葉っぱが成熟していないのに焼けない?

→葉っぱに触れた瞬間にリン酸として吸収されるから、植物の葉っぱには良いんだよ。最初の一瞬しか効かない。

一瞬でパっと焼けるんだけど、ほとんど表面の菌を焼くぐらいで、葉っぱに入ったらATPていうリン酸の肥料になるので関係ない。染み込んで吸収されたら害はない。だけど表面に付着している間は殺菌力がある。

(参加者)クエン酸カルシウムって効くんですか?溶解度は?

→あんまり効かない。でも溶けるよ。みんな作ってやっていたけど今は面倒くさいからやっていないけど(笑)今は元に入っているから。どうしてもカルシウム欠乏になるとうるんで水梨になっちゃうから。今は肥料に入っているからそういう失敗は無い。

(佐藤さん)俺のところはどうなるかわからないけど、うるみは出ない。

→カルシウムが入っているとうるみは出ない。

 

(佐藤さん)少ないと思うよな?

(丸山)前から比べると少ない感じですよね。

(佐藤さん)全部摘果1回でしたからな。2回なんてしていられないから。

→押田さんの所は回っているけど取らないから(笑)

(押田さん)佐藤さん、この辺の柔らかい木に何か撒いたよね?

(佐藤さん)ケイ酸カルシウムは撒いたけどね。

→食感もパリ感が出る。

(押田さん)あれは化成肥料なの?

→あれは化成肥料っていうより稲用の肥料なんです。あれ入れると樹勢が戻るし、病気にも強くなる。キウイにも良いですよ。

(丸山)まずは土壌分析して、カルシウムの必要量を見て。

→ローム層はどうしても計算がちょっと足りないので。

(丸山)押田さんはミネラルというよりは、窒素の使い方、窒素の量をもう1回やんないと。そっちが狂っちゃっていると、いくらミネラルを入れても修繕しきれない。

→あのね、正直のところ梨のやり方でキウイはむちゃくちゃ危険なんです。というのも、キウイは止まらないんで。

梨は言い方悪いけど実をつけておけば止まるけど、キウイは止まらないから。

(佐藤さん)多分、アリン酸かけちゃえって言ったんですよ。

→無理やり?でも無理やりやるとエライことが起るんですよ(笑)

(参加者)再伸長しちゃうんですか?

→そう。ツルものは梨のやり方じゃダメなんですよ。計算ずくで窒素を吸い切ったら止まるっていうふうにしないと。

押田さんは入れるだけ入れておいて、球数つけて、それをアリン酸で強引に止めるから。梨は止まるんですよ、でもツルものは止まらないんです。

だからしばらく娘さんには痛い思いをしてもらわないとね。

だってあの幹の割れ方は尋常じゃないですよ。それでツルが出なくなっているもの。

(押田さん)先生、ケイ酸カルシウムはキウイはこれからやっても?

→いつやってもいいです。

(押田さん)反当どのぐらい?

→分析(笑)土壌分析やってから。

(押田さん)うち、ケイ酸の肥料があるので、それを振っても良いですか?

→良いですよ。ただケイ酸の後に何が書いてあるかわかるといいですね。ケイ酸カルシウムとかケイ酸カリウムとか。ケイ酸だけというのは無いんです。

ひょっとするとケイ酸カリかもしれない。そうすると押田さんのところには合っている。カリって実を大きくするタイプだから、あれだけ実がいっぱいついていると、カリがあった方が良いかもしれない。

(押田さん)今から梨にやっても味は変わらない?

→全然。ちょっと味が薄くなるかもしれない(笑)

(押田さん)やりすぎは弊害があるでしょ?

→もちろん、窒素が残っていてカリが効きすぎるとパカっとホゾ割れしちゃう。

アリン酸の原料を聞いたら、成分70%、結構高いです。原液を薄めていないので。愛知県のもので、電子機器とかで使う。洗浄にね。

(丸山)県の普及所とかは、これを普及させようとしないの?

(佐藤さん)なんていうか、話が入っていかない。「単なる機能水ですよね」って。

→機能水で病気が止まるって、凄いことなのにね。それだけでも効くのだから、農薬の代わりに使えばよいのにね。何にも害にならないのに。

(佐藤さん)九州では大分使っているそうだよ。普通のでは病気が止まらないらしいよ。

→ミカンや梨に使っていますね。特に梨ね。

(佐藤さん)向こうは農協が勧めている。梨を扱うのに、病気が出ていてしょうがないから。

(丸山)逆に農協の資材にアリンサンデスが無ければ、他に商売が移っちゃうんで、で、農薬を使って欲しいので、そっちを勧められないっていう、経済的な(笑)

→殺菌剤が売れなくなるんで、その分、アリンサンで利益をとれないとね。

(佐藤さん)耐性菌出ていないっていう結論を出したけど、あるでしょ(笑)

→農薬に対してはね。アリン酸は焼き殺すからね(笑)物理消毒だもの。

(丸山)耐熱性は無い(笑)

(押田さん)大体、梨屋さんは葉っぱがデリケートだから、変なものは使えないっていうのはあるわよね。恐ろしいから出来ないのよ。

(佐藤さん)俺は平気だったけどな(笑)満開の時にかけたけどな(笑)

(押田さん)交配しなくてアリンサンデスかければ、バッチリなんだって。

(参加者)交配しないですか?

(佐藤さん)しないよ。

(丸山)衝撃的な(笑)

(清田さん旦那さん)何回ぐらいかけるんですか?

(佐藤さん)20日に一回かな。

(清田さん旦那さん)その間に殺虫剤なんか入れて?

(佐藤さん)10日にアリンサン、10日に殺菌剤、っていう感じ。

→農薬の使用は半分。

(清田さん旦那さん)随分、農薬代が違ってくるね。

(佐藤さん)アリンサンデスに取られちゃっている(笑)

(参加者)殺菌剤はやっぱり予防剤と治療用を混ぜて?

(佐藤さん)多分、いっぱい使っているでしょ?

(参加者)千葉県の防除暦通りです、今は。

(佐藤さん)ほとんど使えないのがいっぱいあるからな。

(丸山)うるさい売り先があってね(笑)

(佐藤さん)マネージとスコアとアンビルフロアブル。インダーはアリンサンデスと合わないんだよ。混ぜると白くなって。

→再結晶、いわゆる化学反応。カルシウムが沈殿しちゃう。

(佐藤さん)キャプタンとかキャップレッドとか、オーソサイドは全くダメだから。本当は今頃使えたら豊水とかみんな治っちゃうからな(笑)

(押田さん)それは佐藤さんは使えないでしょ?

(佐藤さん)だから、使えたら治っちゃうよな、っていうこと。

(参加者)うちは慣行通りだから。いずれblofに切替ていきたいけど。いきなりやってしまって全滅しちゃうんで(笑)

→やっぱり菌も徐々に変わってくるので、徐々に合わせてやらないと駄目だね。

(押田さん)アリンサンデスに慣れるという事は無いのかしら?

→菌の方はアリンサンデスに慣れるという事は無いんです。やけどみたいな形で死ぬんで。

(参加者)木の方で抵抗力つけるのは無いの?

→木の方はアリンサンをかけることで、花芽がつきやすくなる。

(押田さん)じゃあ、私キウイに使おう。

(丸山)その前に窒素ね。

(押田さん)先生、窒素過多は嫌うんですか?

→だってツルは止まらないんですよ。無駄な伸びがドンドンしちゃう。

(佐藤さん)アリンサンデスを薄めて使えばいいんじゃないの?

→何度もかけてね。但し、キウイは上に抜けないんで。梨とかは揺れる時に上へ抜けてくれるんだけど、キウイの葉っぱは大きくて重いから、よっぽど風を強くしないと上はかかっていない場合が多い。

(丸山)上からかかった方が良い?

→上も下も。

(佐藤さん)今、下に置いてある散水チューブを棚の上に置いて、シャワーみたいにやれば?

(押田さん)アリンサンデス、その中に入れるの?

(佐藤さん)水を撒いたっていいし、何を撒いても良い。

(丸山)葉水があるっていうのは、結構大事。

(押田さん)潅水チューブを棚の上にやって下を向けて水を撒こうと思っているの。下向きじゃなきゃ駄目なの。だって上から撒くと病気が出るって。

→水は何使っているの?井戸水なら大丈夫ですよ。用水だったら汚い水がくるけど。

(押田さん)井戸水です。大丈夫ですか?

→但し、鉄が多いと中が詰まることはある。

(佐藤さん)フィルターつけるしかない。どっちにしろ先端から何回か抜くしかない。目詰まりするけど、先で1回全部抜いちゃえば。

→スポンジ入れてつないで、向こう外して水を入れてチャーっと流せばスポンジがシューって(笑)

(押田さん)葉っぱの上からかけた方が良いっていうこと?

→アリン酸なんかはね。キウイはめちゃくちゃ葉っぱが被るから。

(佐藤さん)梨は駄目だけど、キウイは良いんじゃないかな。

→押田さん家の手前30mの右側のキウイの畑あるでしょ?あそこはもう下が真っ暗でしょ?

あれだと消毒が下走っていると全然回らないんですよ。だから上からやった方が。

(押田さん)キウイはアリンサンデスかけても、梨みたいにいっぱい病気が出るわけじゃないからね。

→但し花芽はいっぱいつくんです。言い方悪いけど、キウイは球数取ってなんぼだから。収量とれなかったらしゃれにならない。今の収量じゃ話にならない。

キウイは果樹の中で一番優しいんですよ。元肥撒いたら一発で。ツルだけ変に伸びたやつを落とすだけなんで。

あまり木の形を気にしても駄目なんですよ。わんさかそこら中に生えるんで(笑)かぶらないようにツルを何とかして。

(丸山)あとはポイントは窒素を切る。

→窒素を吸わせて切らせる。だから押田流のやり方ではツルが止まらなくなって大変になる。大きい小さい実がぶれて。

はい、OKです。

(押田さん)佐藤さん、これ削って治しちゃうんだよ。

(清田さん)凄い。これで元気なんだものね。

(丸山)これでも生きている(笑)

(佐藤さん)チェーンソーで2回削ったら、やすりで研いであげる。後は簡単に削れる。

(丸山)やすりで研ぐのがポイントなんですか?

(佐藤さん)だから3回、4回削っちゃうと、なめちゃってもう削りにくい。

(丸山)ああ、そうか。

(佐藤さん)燃料2回無くなるぐらい削ってやれば、ずっとチェーンソーが勝手に中に入っていってくれる。刃が切れるから。

それを繰り返しやっていけば、力入れなくても削れる。

(参加者)県の指導だと、萎縮の木は残しておけっていうんですよ。要はそうじゃない方にいっちゃうからっていう話で。

(佐藤さん)切ったらそっちの枝に行くから。最後、根に行く。削るとわかる。真っ赤な菌がいるんだけど、それが移行して、細い導管みたいなのを辿って、この枝を枯らしたら、この枝を切っちゃうとあっちに行く。そして最後は根に行く。

根に行く前に削ってやれば、ここの地際から枝を出してあげれば、また穫れるようになる。

(佐藤さん)そっちにもある。

(参加者)本当だ!

(丸山)若いのと思ったら(笑)

(参加者)株元、凄いな!

(押田さん)こっちが本体か!

(佐藤さん)何本かあるよ。

(丸山)元々の根っこが生きているから。

 

(佐藤さん)30年ぐらいでやってあげれば、そんなに菌は下までは行かない。

(丸山)菌が回らない前に、きれいに除去してあげれば回らない?

(佐藤さん)菌の部分を全部取っちゃえばよい。

(丸山)ガンと一緒(笑)赤い所を残しちゃ駄目(笑)

(参加者)アリンサンデスは500倍ぐらいですか?

(佐藤さん)500倍ぐらい。

(丸山)薄いノリ見たい。

(丸山)ph2.6ぐらい?

(佐藤さん)もっとでしょ。500倍で薄めて2.1、1000倍で薄めても3.6.

【最近の畑の様子)

R11016。船橋のキウイフルーツ圃場。あまり見かけない品種のブルーノ。

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