■桃を食べて

千葉でも十分、桃が出来るということだ。袋をかぶせればもっときれいにね。

(清田さん)もうちょっと置いておいた方が良いか。柔らかくしちゃうと、どうしてもぐちゃぐちゃになっちゃうので。

→随分、カルシウム効いていますね。相当撒いたんですね(笑)

(旦那さん)カルシウムの味がわからない(笑)

→酸味が柔らかくなる。

(清田さん)先生はごまかせないね(笑)実は梨と違ってどれぐらいかわからないので、適当に撒いちゃったんですよ。

→結構、撒いたんですね(笑)カルシウムが多いと痛みが少ないんですよね。熟成がゆっくりになるので、店先に長い時間置いておけるようになるんです。

(清田さん)そうなんだ。じゃあ、少し置いた方が甘くなるんだ。

3種類あるんだけど、名前がわかんなくて(笑)

(旦那さん)大きいに玉という種類。白桃と中生と晩生。

→桃なんて悪天候でみんな遅れていて出せていないって聞いているよね。

(清田さん)この前、山梨の凄い桃をもらったんですが、やっぱり凄くえぐくて、甘味が無くて、何日か置いたら中が真っ黒になっちゃったんですよ。

(丸山)窒素が高いんです。結局、消化しきれていないんです。

→そう、窒素が切れていないときついですよね。エグイし、不味いし。

山梨、今、美味しいのは無いですよ。

(丸山)天候は関係なく追肥とかしちゃうんですか?一般の人は?そこまではしない?

→多分、やっちゃうんでしょうね。今年は天気が悪いからって、肥料を余計やっているから。見栄えは大きんだけど、エグイ(笑)

(丸山)その判断を普及所さんとか農協さんとかは言わないんですか?この天気だからって。

→だって、彼らは(笑)小さければ売れないって。S球だったね。

(関口さん)先生だったらこれ食べてカルシウム効いているって、すぐわかるでしょ。一般の素人の方が食べる分ではどうなんでしょうか?

→わかるでしょ、だって今、他はみんな不味いんだから(笑)

僕、桃好きだったから買ってくるんですけど、みんなエグイんですよ。

この天気だと必ずエグくなるんですよ。だから、逆に言うと、この桃は元肥は一発で後はやっていないですよね?

(清田さん)先生、あのね(笑)元肥、あゆみの会で全部準備して、振ろうと思っていたら振り損ねちゃったんです(笑)

→じゃあ、これは地力で作ったんだ(笑)

(清田さん)それで結構、草が生えるので、草が肥料になっているわけじゃないけど(笑)あの、オーガニックとハーモニーシェルとキーゼライトはたっぷりと振れたんですけど。

→でも、それ凄いですね。それやった時期が早かったんですか?

(清田さん)え~とね、前は少し遅くて苦みが残った時があったんですけど、今回は早めにやったんですけど。雨もこんなに十分降るとは思わなかったんで。

→やっぱり、どうしても収獲に近いと苦みが出ちゃいますよね。

(丸山)何月ぐらいにやったんですか?

(清田さん)6月の頭ぐらい。

→オーガニックで2体ぐらい?

(清田さん)結構、入れました(笑)どのぐらい入れたんだろう?

(旦那さん)あそこでね、オーガニックで6体で、木で25本。

(丸山)何反歩?

(清田さん)2反無いよね。

→2反として?約何十kg?

(清田さん)6体入れたから。

→120kg、大したことないですね。まあ、それで良くね。これもっと大きくなりますよ。

(清田さん)同様にハーモニーシェルとキーゼライトを入れてね。感覚がわからないので、ちょっと、ならせすぎちゃったみたいで、かなり小ぶりだったんですけど、今行ったらね、ちょっと大きくなっていて。

→これ、まだ大きくなりますよ。まだ色が青いから。頭の所が青いでしょ?

(清田さん)だからどこが食べごろなのかね~。

→いやいや、これ熟している大きくなる途中なんですよ。

(清田さん)そうなんですか!

→だからちょっと気をつけなくちゃいけないのが、元肥の量が入っていなかったので、木自体はこのぐらいの大きさかな、ってなっているんです、実は。それを3体ずつ入っているので、無理やり結構大きくなっているんですよ。

7:12

だからここのヘタの所が生長し切れずに、ここが当たっちゃって、バチンと切れちゃうんですよ。

(清田さん)なるほど~!

→だから、これ、痛んで切れたんじゃなくて、ちぎれたんです。

そういうやつって、ここが痛んでいるわけじゃないでしょ?ここにホゾが当たっちゃって。

(旦那さん)そうそう、グッと入って。

→そうそう。だからここを見ればわかるとおり、当たっちゃって支え切れていないんですよ。窒素をやるとこの肩のところがグーっと盛り上がるんですよ。だけど、元肥を入れていなかったから、木自体は「今年はこれぐらいかな」ってなったのが、3体分、グ~って膨らんでしまって、バチンとなってしまったんです。

(清田さん)なるほどね~。今年はばっちりあげます。

→そうするとね、肩のところは盛り上がらないんです。

(旦那さん)平らになるんですね。

→そして全体的に大きくなる。

だから、160㎝に育つはずだった子供が、もうちょっと大きくしたいなってガンガン食べさせたら横に太る感じです(笑)

(押田さん)清田さん家の桃は硬くて美味しいから好き。

→まだ1週間以上早いですね。まだこれは木につけておかないといけない。だから全然早いですね。

肩の所が青いのわかります?これが抜けないといけない。でも今回は雨の度に落ちるんで(笑)

(清田さん)先生、で、いつもと変えたのは、この雨だと完全に病気が入るんです。去年も酷かったんです。それでアリン・サンデス使ってみたんです。それで何とか防げた状態かなって。ここちょっと空いちゃっているんですけど。

→ちょっと斑点がはいっていますものね。

(清田さん)あの、奥手はどうしても斑点が入っちゃいますよね。

→やっぱり桃はね、袋掛けですよね。

9:43

これもわかりますよ。見れば青いのが。

(清田さん)わかります。獲る時こうなっていました。

(丸山)ここがちょっと渋いの。

→これが意外に渋く無いんだよね。

(丸山)アミノ酸作りだから(笑)

→これ若い若い。爪楊枝で刺した時、もう大根だもの(笑)

(丸山)これが化成栽培の青いやつだったらもう食べれない。渋くて。

→無理。

(清田さん)じゃあ、獲り方があれだね。

→これだったら千葉がもう産地だね。

山梨は、もう木に入っちゃっているんで。もう老齢化しちゃっているので。肥料をちゃんとミネラルをやっていないので、もうみんなボロボロ。

だから木の下の方の幹のところが割れてヤニが出てくるじゃないですか。それは大体治ったんですか?

(清田さん)大丈夫でした。

→それなら大丈夫ですね。

(旦那さん)今年はヤニみたいなのは幹に出なかったですね。

→それが治ったという証拠。

(旦那さん)去年ひどかったんです。実も凄いですよね。実にもぴっちり入っちゃう。それを作ると、木が元気無くなって枯れちゃうみたい。

(押田さん)もう作るのは難しいでしょ。虫がつきやすいしね。

(清田さん)難しい。だからもう何が何だかわからないから。

(押田さん)これは虫だと思うのよ。カメムシでしょ。

(清田さん)袋かけていないからね。

→ちょっと刺していますね。

(清田さん)だからこれ、カルシウムね(笑)

→逆に、これだけカルシウムが入っていないと、皮がピーっと剥けるんですよ(笑)カルシウムって物を接着させる接着剤なんですよ。だから皮の剥離が凄く悪いんで。だけどある意味ではそういうのが一番美味しいんです。ピーっと剥けるのは食べやすいんだけど、食べた瞬間にエッとなる(笑)

だからこういう風に、皮がぴったりくっついていた方が保存が絶対効くんですよ。

(清田さん)そうですね、持ちます。早くもいだのは2週間ぐらい経ったのですが全然問題ないです。

→本当にあと3~4日晴れたら味は全然変わります。

元肥で大きくして、追肥はオーガニック1体ぐらい。

(丸山)一反歩1体。

→そうすると、こんなふうにホゾは当たらないから。

(丸山)元肥は時期的にいつ?

→元肥は出来れば10月下旬ぐらいから12月ぐらい。

(清田さん)全部用意してありながらね、残りました(笑)

→落葉するじゃないですか。そうすると肥料吸わないじゃないですか。だから何度かの雨で根っこまで、春までに届くんですよ。それで春には一気に吸い出すから、ガーっと木が伸びて、で、一気に吸うからピタっと止まる。あとはゆっくりゆっくり肥大する。それでちょっと膨らみが少ないかな、と思ったら、1体ぐらい追肥する。

(旦那さん)あ~、やっぱり元肥が重要なんですね。

→うん。それをやらないでいると木があんまり伸びない。枝があんまり伸びない。

(清田さん)去年は塩害で葉が全部きれいに落ちちゃったんですよ。だから枯れちゃうかなと思って、半ばあきらめていたんです。ダメかもしれないと思って。やっぱり地面が紋葉がひどい畑なんでダメかなって。

→でもカルシウムやマグネシウムがそれだけやっていれば、紋葉も無くなってきますよ。

(映像には出てこないが、桃を比べて)これはっきりわかるでしょ?こちらのお尻の色とこちらは全然違うでしょ?窒素が効いているんです。だからアミノ酸だから良かった。これが化成だったら食べれなかった。

(清田さん)もう絶対化成は使いません(笑)

→もう、今年はみんな良い桃が不味いんですよ。

(丸山)どうやってある程度消化量を見るっていうか、天気でざっくりとは見るんでしょうけど、実際上、これだったらこれだけの追肥をした方が良いとかしない方がよいとか。稲だったら葉色とか見るけど。

→まあ、桃は葉色があんまり変わらないんだよね。ただわかるのが、葉っぱの垂れ方がだんだん下がってくるんです。最初は葉っぱがビっとなっているやつが、下がってくる。で、水が無くて下がる場合があるから良くわからない(笑)

(旦那さん)今年はまた水分があるから。

→だから葉っぱがピっとしているんです。

(清田さん)だから逆に梨もそうなんだけど、肥料を振って良いのか判断がつかなくて。一応、6月に追肥で肥料を上げたんだけど、いつもなら2週間ぐらい経つと天候みながら、オーガニックとハーモニーシェルとキーゼライトを1体ぐらいずつ振るんですけど、今回は振れないんですよ。

というのも、徒長枝も伸長しちゃうのと、まだどれだけ地面に残っているのかっていうので、あと実が全然肥大していなくて(笑)

→上伸びている時は、そっちに窒素が行っちゃうので。どちらかというと、雨が多い時は窒素を絶対やらない。

(清田さん)あっ、だめ?

→枝が止まるじゃないですか。枝が止まって止め葉が出るでしょ?そしたら窒素をやってもしばらく動かないんですよ。きちんと止まれば。だけどこれがチョロチョロっと細いやつだと、やったらビューっとまた伸びていくんです。二次伸長。だから二次伸長しないレベルまで1回我慢する。

(清田さん)こういう年にはね。

→それで、止め葉が出て、あとどれぐらいの日にちがあるかですね、収穫まで。2週間ぐらいあれば、まあ0.5kgぐらいなら大丈夫。3週間~1カ月あれば1kg~1.5kgぐらい大丈夫。

そこですよ。止め葉が出ない間は絶対やっちゃダメ。実が伸びなくなっちゃうから。逆に。あの芽が止まってから、実が初めてググっと伸びていく。これが両方一緒に動いている時は、実は全然美味しく無いんです。

(清田さん)でも、切らしちゃうんじゃないかと思って(笑)

→あの、間違うと、温度が高い時にやると、水梨になっちゃう。中が透明になっちゃう。

(清田さん)豊がなりやすい。

→だからそれはきちんと止まってからやる。

(丸山)多分、切れる怖さといっても、有機物が入っているから多分切れない。

(清田さん)そうなんですか。

(丸山)周りの人は化成なんで切れやすい。

→変な切れ方するよね。

(丸山)でも多分、有機でやっている人は切れない。

(清田さん)じゃあ、そんなにびっくりする事は無いんですね。

(旦那さん)ものすごく気にしていた(笑)もし切れちゃったらって(笑)繋がっていないといけないんじゃないかって(笑)

(丸山)多分、切れる怖さって過乾燥の時に出てくるんですね。逆にそっちの方を気にした方が良いと思うんです。今年なんかは逆に雨がガンガン降っているので、逆にある程度もっているので、なおかつ天気が悪いんで消化しきれていない。っていう部分からすると、逆にいかに止めタイミングを見るか。で、逆に消化量が悪いんだったら、消化をしやすい何かをするという。

→酢を撒いたら良いですね。地面にも葉っぱにも。もしどうしても実肥えをやりたければ、早めから酢を撒くんですよ。そうすると木が早く止まるんで。ストレスになるから。枝が太く短く止まるんです。そしたら撒けるじゃないですか。

その代わり、ちょっと実を多くつけておかないと危ないですよ(笑)だって早めに止めるんだから、養分はみんな実にいっちゃう。そうすると大玉傾向になっちゃう。

(清田さん)そうすると、それは6月末から7月頭で徒長枝が止まるんだけど、止まる前に撒いてみて、早めに。

→そうです。止めたいなと思ったらもう1カ月前ぐらいに撒いちゃう。

(清田さん)1カ月前からね、お酢をね。1回?

→出来るだけ沢山(笑)逆に言うと防除に入れちゃっても構わないですよ。反応しない薬があるから。

(清田さん)普通のお酢で良いんですか?

→はい。普通のお酢の方がずっと良いです。

(丸山)逆にアリンンサンとか使っていれば、止まった止め葉がチラっと見え始めたら、アリンサンをやってあげると、完全にググっと急激にブレーキをかける。

(清田さん)梨は使っていないんですよね。桃だけ。葉が弱いっていうか、葉が強くなってからかけた方が良いかな、って。弱い内だと大丈夫かな、って。押田さんのところは大丈夫だったかけているけど、うちのは紋葉系で、弱いっていうか、ちょっと不安で。

→早めにやった方が良いんじゃないですかね。そうすると幹も太りやすいんで。で、修復も早いんですよ。どうしても上へ伸びている時っていうのは、養分が上へ回されちゃっているから修復が効かないんですよ、紋葉とか。ましてや追肥を入れちゃうと余計伸びる、木が全部柔らかいんですよ。

(清田さん)なるほど~。うちなんかは。

→締めた方が良いです。

(清田さん)ましてリン酸少なくて、あれだよね。

→リン酸が少ないとどうしても駄目ですよね。

(清田さん)玉入れが悪いから、逆に使った方がね。

→そうです。

(丸山)ATPの活かし方で、やっぱ細胞を修復するという部分でかなり。

→そうです。リン酸が無いと出来ないんです。リン酸の数字が1桁入るとやばいですね。今、どのぐらい?

(清田さん)やばい段階ですよね(笑)今年はかなりやばい(笑)肥料で結構使っているんですけどね、駄目なんですね。何でなんですかね~。

(参加者)土壌的にアルミニウムが多いとか。うちの方がだと過湿土壌なので、可溶体のリン酸が100とかになっちゃっているんで。

(清田さん)それは土そのものがそうなっちゃっているんですね。

(丸山)あとは有機だと米糠とかね。米糠だとそこそこリン酸が入っていますし。

(清田さん)あの、米糠ペレットは元肥えで入れています。

(旦那さん)やっぱり糠を使った方が良いのか。

(丸山)糠も入れても良いと思います。ペレットだけだと量がやっぱり。

あとは米糠のままだと生なんで、菌がいないので、逆にその時に意図的に菌をつけてあげないと、曇天でカビの胞子が飛んじゃっているとそのエサになっちゃうんで、納豆菌なんか上手く使ってあげると良いんじゃないかなと。

(清田さん)先生、酢って500ℓでどのぐらい薄めたら?

→大体、100~150倍で。濃い方が。でも元が4.数%だから大したこと無いですよ。たぶん、うちのやつも10%やそこらぐらいですよ、アグリエースの倍数。

アリン酸も大丈夫ですよ。効果が相当あるんで。病気を防ぐ力があるんで。うちもアリン酸の資材を開発しているんで。アリン酸とクエン酸と酢酸の3種混合をかけたらえらい効果があるんで(笑)ほとんど(笑)

(清田さん)先生、だから去年、桃が凄いカビが出たのが、出ないんですよ。凄いです。先生、完成させてください。

(旦那さん)今年、アリン・サンデス、3回、桃にかけたんだよな。

→せん孔病ってあるんです。葉に穴が空くやつ。

(旦那さん)あの、黒く葉っぱが腐るやつ?茶色くなって。

→そうです。さらに葉に穴が空いちゃうやつ。あれが出なくなる。

(清田さん)こちょこちょってはみ出ると、そこにあるものは必ず斑点が出ますね。

(丸山)カビ?

(清田さん)カビはこんなもんじゃなくて、もっと大きくてグレーっぽくて、それが出ちゃうと全然だめで、去年はひどかったんです。今年はこの雨で耐えられていて、普通だったら全滅ですよね。

(押田さん)梨やっているんですか?やっぱり旭の方も劣化している?中、ビリビリでしょ?なんか、芯の部分がそっくり返ってきているよね。

(参加者)はい。ビリビリです。

(丸山)これだけ水があると、なかなかしんどいですね。

(押田さん)これで、止んでからここ3~4日ぐずついた後、照り込んでから割れるんじゃない。

(旦那さん)あるかもね。

(清田さん)今年は裂果が凄いですよね。かき餅状にバリバリって、みんなめくれちゃっていますよね。

→みなさんのところ、割れはどうなんですか?

(清田さん)割れはあんまりひどくはないんです。だけど実が育たないんです。

→押田さんなんて、こんなこと言っているけど全然割れていないでしょ(笑)

(押田さん)いやいや、割れてね、昨日とってね、入り口の方だけ捨てたんだけどね、あと半分から向こうはとってもいないの。だから見て頂ければ割れているのがわかる。

→何割ぐらい?1桁ぐらいでしょ?

(押田さん)まあ、1割ぐらいかな。1.5割ぐらい。

→(笑)

(清田さん)あと、こういう状態がずっと長く続いていますよね。あんまりこういった事は無かったんですけど。こういう場合は、これから収穫まで時間が無くなってしまうんですけど、実を落として少なくした方が良いですか?

→美味しくしたいなら、つけておいた方が良い。

(清田さん)えっ?つけた方が良いんですか?

→1個の実に窒素が移しちゃうと逆に大きくなって味がぼけるんです。だから小さい実の方が美味しいというのはそういうことなんです。

(清田さん)ああ、なるほど!

→今年はみんなまずいから(笑)大きい小さいじゃなくて、美味しいかまずいか(笑)

(清田さん)要するに、じゃあ大きくすれば窒素が集中していっちゃうから味が薄くなっちゃう。逆に小さいくても味は良くなると。

→そうです。

(清田さん)でも、お客さんは大きいのを好んだ場合はどうしたら?

→どこをとるかですね(笑)

(参加者)でも、お客さんに説明してさ、大きいのは味がちょっとあれですけど、小さい方が味は美味しいですよって。

→梅雨上がったら、1週間でガラっと変わりますよ。全然青いから、まだ伸びるんです。これで落としたら、ほとんど雨で実が落ちますよ。桃は。

(清田さん)梨も一緒でしょ?

(丸山)考え方は一緒。

(旦那さん)でも先生、ある程度、数をつけて、玉を大きくする方法はあるんですか?

→やっぱりアミノ酸と炭水化物の両方。アミノ酸だけやるとどうしても大きくなるだけでぼけちゃうから。

(丸山)ただ、それの危険度は、木自体が弱っていると、本当に持っていかれちゃうので。弱っている木は、ほどほどにしないと。

→木とのバランスだね。みんな実にもっていかれて修復に使えないんで。

(旦那さん)方法としては、そういう方法では数をつけても育ちませんよと、母体、木自体がしっかりしていないと。

→そうですね、子だくさんは母体を壊しちゃう。

(押田さん)うち、子だくさんなんです。

→相変らず凄いですね(笑)

(押田さん)でも、今年は霜が怖くて防災網、かけちゃったの。だからその後、交配完璧じゃないと実が止まらないって聞いているから、網かけちゃった場合はね。だから交配は素人も頼むから、抜かしている枝もあるみたいで、やんなっちゃう。

交配がちゃんと出来ない人がいるから。まあいいや、お任せでいいやって。

→つけすぎちゃっているんだから(笑)

(丸山)配布資料を見て、この1ページ目は去年の復習ですね。菌の利用が色々ね。

で、これは小祝さんの方で、田中さんの資料の方で微生物培養の方法が載っているので、ここら辺を参考にしながら。微生物自体も特徴があるので、使うポイントを色々考えて利用して。納豆菌培養や酵母菌、乳酸菌、最後は光合成菌の培養の仕方も載っています。で、今は土壌改良の部分では酵母菌をやって頂いているという部分で、酵母菌、あとはさっきの酸利用ということで乳酸菌も含めてアリンサンも含めて酸である程度、菌を抑制するっていう。

あと、梨はどうしても防除が入るので、どうしても一般菌を全体的にダーっと抑えてしまう。その後に、自家培養菌も含めて菌の回復、修復を行うことによって、特に853とかは有機物の中で無菌で菌が多くはないので、その時の条件が悪い中で、無菌の物がはいってくるとつく菌によってはカビになってしまうので、意図的に菌をつけて頂いて対応をして頂くのが良いのではないか、と。菌培養を含めて参考にして頂ければと。

あと、酵母菌は地面を柔らかくする効果効能が高いので、どうしても今年みたいな雨年だと、雨量がはんぱじゃないので、水を抱えられる量、やっぱり団粒が出来ているかどうかで変わってしまうところがあるので、そういった意味でも地面が固いなという畑があれば、少し酵母菌を活用しながら柔らかくして。

→あともう1個あるとしたらラブレ菌。

(丸山)うしろから1枚めくって乳酸菌のところに写真が載っています。

→紋葉系を抑える菌です。酵母菌と一緒にやるとさらに効果が出ます。

(旦那さん)これを全面土の上に?

→撒いちゃう。出来るだけ雨の前に。そうすると浸透して。あとは植物自体の抵抗性をつけるために、カルシウムやマグネシウムなどの微量要素をしっかりやっておく。そうすると、このラブレ菌で菌を抑えながら、木の方は自分で栄養をもらってさらに体を強くする。

(清田さん)ラブレ菌っていつぐらいが?

→いつでも大丈夫です。

(旦那さん)紋葉菌には2月とかに出してきて、3月、4月ぐらいが出やすいから、防除暦なんかはその時期にって言われているけど?

→もうそれだと遅いです。結局、菌が増える前に抵抗菌を蔓延させないといけない。なった時にやっちゃうとせめぎあいになっちゃうから。

(丸山)下手したら負けちゃう。先に食っちゃっているから。

→だから今、この梅雨時なんかも防除を。逆にいつでもこの菌はいなくちゃいけない。あと面白いのが、乳酸菌ってそもそもが植物が全然分解しないで吸うんですよ。普通のものは分解しないと吸われないって言っているんだけど、乳酸や酢酸はそのまま体に入って、導管に入るんですよ。体に養分を運ぶ管ね。そうすると、乳酸は酢酸に継ぐ殺菌能力の高い成分なんですよ。それが体の中をめぐるということは、血管注射で抗生物質を流しているようなものなんです。だから治りが早いんですよ。だから一番蒸散して沢山乳酸を体に回す時期にやってあげないといけない。菌と菌のせめぎあいの時、乳酸が体の中を巡ると体の中で殺菌してくれるから。それで紋葉が止まり始めるんですよ。だから、2月3月は意味が無いんです。だって芽が無いから、葉っぱがふかないから。中から治さないといけない。病気にかかっているやつは中から。

(旦那さん)逆の事をやっていたね。

(清田さん)そういうことね。

→だから、なかなか治らないんですよ。

(参加者)4月以上、常時?何回か続けて?

→そう。何か有機物を撒く時は必ず撒くとか、敷き物したらそこに撒いてあげるとか、何でももう有機物があれば、このラブレは増えるから。

(押田さん)これは草の上でも良いんですか?

→大丈夫です。

(清田さん)今の時期でもOKですね?

→はい。今、中国で色々やっているんですけど、サトウキビの粕あるでしょ?バカスっていうやつ。あれにこのラブレ菌を全部撒いているんですよ。もうみんな病気が治ってマジシャンって言われているんです(笑)小祝マジックって(笑)

(押田さん)だからここら辺の草じゃなくて、サトウキビが良いんじゃないですか?

→そう。サトウキビって非常に菌が増えやすいんですよ。酵母も。それで雨が降ったみんな浸透するんで、すぐに土が柔らかくなるんです。それで乳酸と酢酸と酵母菌が作り出すいろんなアルコール分がみんな土の中に入るから、すぐに治るんです。

(押田さん)この辺りではサトウキビはなかなか手に入らないんですよね。

→いや、そんなことはないでしょ。バカス。

(押田さん)サトウキビって実を蒔けば、サトウキビの苗出てくる?

→いや(笑)挿さないといけないから大変ですよ(笑)

(旦那さん)茎を植えるんでしょ?

(押田さん)あれ挿し木なの?

→だから砂糖を作っている工場なんかが、絞った汁を煮詰めるのにサトウキビの粕を使っているんですが、半分以上残っちゃう。それをどうしたら良いか悩んでいるんですよ。ところが沖縄でそれを使い始めたら、みんな成果が出て、もう今年は我々の生産者だけで沖縄は今年は悪いと言われているんですけど、我々の生産者だけで2割増えちゃった(笑)

サトウキビの糖度が相当高くて、20度超えているんですよ。普及所はもう大騒ぎですよ、みんな調子悪いって言っているのに(笑)

すさまじいですよ。サトウキビに乳酸菌、酵母菌、バチルス菌を展開して撒いたら、劇的に変わってきますよ。

(押田さん)この辺でサトウキビに代わるものって無い?ススキでも良い?

→粉砕したやつなら。

(押田さん)畑の刈った草なら?

→いいですよ。ただ、稲科みたいな繊維が硬くなるやつ、あれが良いんですよ。

あとは、キノコのブロック廃菌床。あれがサトウキビの成分と凄く似ているで。農家の店しんしんというのがありますが、あそこがベジフレンドとかいう名前で廃菌床の堆肥を出し始めたんですよ。そしたら土が柔らかくなって、葉物でメイン使っているのがほとんどが1億円プレーヤーになっちゃって。わんさか獲れるので。

(押田さん)キウイフルーツにも大丈夫ですよね?清田さんの分も手配してみようかな。

→はい。ただ、廃菌床は使い方間違うと紋葉になるから(笑)

(清田さん)いやだ~!(笑)

→同じ木質だから、ちゃんと発酵させないと駄目ですよ。紋葉が嫌いな菌で発酵させて撒くから効果があるんです。前、長野で廃菌床を生のまま撒いて、みんな紋葉でやられたんです。だから、単純に言うと、しんしんみたく、ちゃんと発酵槽をもって納豆菌、酵母菌、乳酸菌を混ぜて発酵させないと。彼らはマスターしたんですよ。

(旦那さん)じゃあ、まずは押田さん、使ってみます(笑)結果が出たら(笑)

(清田さん)誰かが実験台になってもらわないとね(笑)

でも、しっかり発酵させたもの買った方がね。そうでないと安心できないよね。素人じゃね。

(参加者)選定枝を自分で発酵させるのも結構リスクがあるからね。

→みなさん、茨城のブドウとか、しんしんから堆肥を手に入れて、かなり高糖度のブドウを作っていましたよ。やっぱり味を落としたくないので。

(丸山)確かサンプル持ってきたんですが、CNが15とか書いてあった。

→ちょっと低いね。発酵させすぎかも。でも、どちらにしろ繊維系のものを入れると、菌をつけることによって全然違う結果になる。

言い方悪いけど、植物繊維というのは地獄も作れば天国にもなる(笑)みんなが廃菌床が良いんだって言って、飛び過ぎちゃう人はだめで、たぶん発酵なんかさせないで入れちゃうから、紋葉菌がどんどん増えちゃう。で、ちゃんと発酵させて彼らが嫌いな菌をつければ治っていく。どっちにでも転ぶ材料。

(清田さん)馬糞が、手がなくて発酵しきれなくて半生状態で入れて、本当にひどくしちゃったのと一緒でね(笑)

→全部、病気、移っちゃう。

有機系の怖さっていうのは、ちゃんと発酵しているかどうか。糞も味噌も入っちゃうと糞の方は悪影響だし味噌の方はちょっと良いけど、混ざって出ちゃうと果樹なんかエライことになっちゃう。全部味噌にしておかないと(笑)

なので、ここに書いてある菌は非常に重要で、特に酵母菌とラブレ菌という乳酸菌は、紋葉を修復するには必須なんで。これはもう1つ、時期にきちんとやってあげると、石灰や苦土を良く溶かす。酸を作るから。そうするとさらに葉っぱが丈夫になる。丈夫になると養分を修復用に良く回せる。

(押田さん)酵母菌と乳酸菌と納豆菌、葉面散布剤で買ったんです。混ざったやつを。

→葉っぱにかけてもあんまり効果が無いんです。それがしたたったやつ、だから地面にやった方が良い。

(押田さん)地面にやる場合は500倍でやって、葉っぱは1000倍って聞いたんですね。

→どっちにやったって、葉っぱでそんなに長く生き残れる菌はそうないんで。酵母菌も駄目。ラブレ菌も駄目。納豆菌が一部残るだけ。

(押田さん)日照不足を最小限に食い止めるため何か撒きたいんだけど、って言ったらそれを持ってきたんだけど。

→なんだろうね?光合成促進にはならないけどね(笑)

(丸山)たぶん、気持ちの問題(笑)

→それならバカス、サトウキビの粕を撒いて、そこに菌をかけておいた方がよっぽど糖度が上がる。

(丸山)押田さんは結構堆肥とかきちんと入れているから、それなりのことはしているから。

→変わらないか。

(押田さん)私、馬糞堆肥の完熟しているのを買っているんだけど、あれ、私は完熟していないと思っているの。何故かというと、あれ、細かく砕いて手をかけたやつだから。腐食が進んだ良いものじゃなくて、にわかに作った完熟たい肥だから。コンポストセンターで加工しているの。48:00

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