2020.7.3 龍ケ崎水稲勉強会

◆座学

◆圃場見学

◆今日のまとめ

上記のテーマで勉強会を行いました。ご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページに飛びます。

◆圃場見学◆

(株を抜いて)

→魚系ですか?

(関口さん)オーガニックと亜リン酸。

→抜けない、お~!

凄いねバリバリだね。

(丸山)太さが違いますね、1本が丸い。

(関口さん)直下根が少ない気がしますけど、そうですかね?

→いや、切れちゃったんじゃ無いですか。ブチっと音がしたもん。最初抜けなかったもん。

(丸山)1本の太さが凄いですね。何本ぐらい?

(参加者)26本。

(丸山)ちょうど良いですね。

(丸山)これは中山さんの方。

(参加者)こっちはすんなり抜けた。

(丸山)植え付け時期が遅い。

→比較して臭いかいでみて。

(丸山)臭い違う?

(参加者)同じような臭い。

(丸山)鉄っぽい臭い。

→前はこれが真っ黒だったからね。

(参加者)多少、根っこの色って変わるんですね。

→変わりますね。新しく水を入れる度合いが高いと黒くなるんです。硫化水素が湧くんで。

→そっちのphはどのぐらい?やっぱりちょっと低い。こっちは7。0.5違うということは、結構違うね。その分、根っこが赤い。

(参加者)6.5と7の間。

→そっちはやっぱり酸性だね。もう入っているもんね。

→0.5ぐらいでも根っこの色は全然違うね。

(関口さん)ph高い方が良いんですか?

→そうです。7。大体6.5ぐらい。0.5でもこれぐらい違う。

(関口さん)錆びないようにph下げるんだもの。酸化しないように。

→酸性になっちゃうと鉄が溶け出すでしょ。そうすると根っこによっていくわけですよ。そこで根っこの表面は酸素を出すから酸化鉄になっちゃう。

(参加者)先生、これアミノバードのやつ。

→お~、凄いね!ここも苦土入れているんだものね。

(参加者)毎年振っている。でも今年はさぼったというか(笑)

→それでも良いね。

(丸山)去年、成分が少し残っていた分だけ、ちょっと抑え気味。

→これ植えた時期一緒ですか?

(参加者)5月6,7,8ぐらい。

(関口さん)これは植えたのは4月27日。中山さんは?

(中山さん)5月の6日ぐらい。

→臭いも全然悪くないでしょ。

(関口さん)同じ担当者だから。

(参加者)資材が良いんですよ(笑)

(関口さん)先生、今年オーガニックを元肥で2体にしたの。それで追肥で-40日で2.4kgぐらい。

→結構入れていますね。

(関口さん)その後、1.3kgぐらい。

→どっちかというと後ろでとるパターンですね。

(関口さん)今年は逆でいこうかなと思って(笑)

(丸山)例年、天気が悪いという時があって、元で入れちゃうと調整が効かないという怖さがあって、元を弱めにしつつ途中でいけると思ったら足して多くしていく、という作戦ですね。

(参加者)初めちょろちょろ中ぱっぱ(笑)

→そう思うと気候が逆になったりね、良くわからん。

OKです。あっちは補肥をやらないとまずいかも。色冷めちゃっている。

(関口さん)これ、オーガニックどのぐらい入れたの?

(参加者)それが出すところがあれ使っちゃダメ、コレ使っちゃダメ、というところで。それで太田さんのところで831の件、またストップかかっちゃったので。

→たぶん、農水からもう返事もらっているんじゃない。

(丸山)あれ農水だったんですね?逆にあれは大豆発酵資材じゃ無いですか。大豆は遅効的なイメージが強いけど。

→あれは実は発酵している。一回分解がかかっているから早い。

(丸山)むちゃくちゃ早い。853なみ?

→生じゃ無いから。

それにしてもこれ、いいね。良い穂が出そうだ。

(稲の茎を切って)

(丸山)太いな~。

(関口さん)第5節間幹が伸びちゃうと倒伏の可能性があるんでしょ?

→そう。大体9㎝以上伸びると。

(参加者)今月の20日は出ないよ。

(関口さん)3㎝ぐらい。

(参加者)25日は切っている。

(丸山)この後、下にでんぷんを貯めていく形になるんですよね。

→何粒つくかね。大きそうですね。140ぐらいつくかな?

(参加者)粒大きくするには本来もっと前でしょ?コシヒカリであれば後からでも追肥してもつくと言うんだけど、コシ以外はちょっと前に振った方がつくよね。

(関口さん)先生、ほんで、これからの管理はもう1発?もうOK?

→やる(笑)溶けやすいやつ、オーガニックとか。1kg~1.5kg。要するに色維持です。あんまり入れるとタンパクになるから。

(関口さん)今日からオーガニックかけてやる?

→葉面散布でしょ。実際、撒かないとね。

(丸山)SGRとかの炭水化物系の資材は?

→美味い(笑)SGRがあれば最高だったんだけどね。あれば米の味が全然変わるんだけどね。

(関口さん)とにかく、田んぼに入らないで撒くから。。。

→飛ばないといけない(笑)

(丸山)入れないですものね。

→工場にいって網を変えてもらうしかない。

(丸山)そういう意味では片倉さんの焼酎廃液、えらく高いですけど。SGRとあまり変わらないかちょっと高い。昔は安すぎたんですけど。

→まあ、853を元にやれば。無難だし。窒素が高いやつをもってくると後半危ないから。天候がぶれても、というようにしておかないと。

(丸山)去年のことを考えると、853もそういった意味では良いのだけど、SGRの方も入れていくと逃げになるから。

→そうそう。だから絶対補肥のは窒素が低いのが良いんですよね。

(丸山)有機の方は光合成が弱くなればその分、補給出来るっていうのがでかいですよね。

→まあ、それでやったら良いよ。

(丸山)でも窒素量は1kgぐらい、SGRでも必要ですよね、ということであれば倍振らなくてはいけない、となるとお金もかかる、となるんですよね。

→なんで、SG系だと酸性だからここにあるミネラルが細部によく溶けるんで。逆に良いよね。

(丸山)いいですよね。だから窒素を少なくしても逆に単価一緒にして味が良くなるっていう部分で良しとなるから、でしょうね。あとは天気次第。天気が良ければ853の方が全然ね。

→形作りにはオーガニックね。味作ったり天気が悪い時に収量とろうという時は窒素が少なければね。SGR、あれがあれば良いんだけどね。片倉がなんかもっていると言うけど、まあ焼酎粕のとかが一番良いんだろうね。

(参加者)先生、これ、あとどのぐらいしたら撒けば良いんですか?

→これ、あれでしょ、これ1回葉面散布?それまで何もやっていない?

(関口さん)やっているよ。

→危ないんだよな。これ、ちゃんと聞いておかないと(笑)

(関口さん)23日かな、1.3kg、窒素成分。

→20kgぐらいから。

(関口さん)20kgちょいの。

→大丈夫か、無効分げつもほぼ無し。一斉に変わって止まっている。イケイケドンドンなんで。でもちょっと色がさめているから、今までの事を考えると後半に1kgちょっとぐらい。これ、関口さんの作り方じゃないよね、ここはね。

(関口さん)ちょっと若いんだよな。

→だから、ちょっと足りないと思うんです、窒素が。結構、粒数もついているようなので、ここで切れちゃうとね。

(丸山)もったいない。

→ていうことは、853であれば1体ぐらい。あとはSGRに似たやつがあれば。

(関口さん)あれは撒きずらいから。

→片倉さんにあるんですよね。ペレットのがある。

(丸山)うちにあるやつで、無自体でシールが貼ってあるやつで、窒素が半分の4。

→それだと2体ぐらいか。あとは様子を見て。下手すれば何もやらないで。

(関口さん)今から曇天なんだけど温度は下がらないみたいだからね。

→ところどころ冷め始まっているから、これで一度色が落ちちゃうと戻らないから。化成ならやれば戻るんだけど、有機は戻らないから。1回冷めたらアウト。だからここでこれを維持しないとやばい。

(丸山)やるならすぐ振るぐらいなら。

→逆に、2体振るのを1週間毎に1体ごとやっても。飛ばすのは大変だけど(笑)で、天気が悪いなら1体で止める。

(関口さん)それで、そっち側は2.4ぐらい入れて、1kg、1kg。

→ということは約5kg。

→ちょっと冷めかかっていますね。

(関口さん)真ん中のあたり。

(丸山)これが、関口さんが言う水を切っている状態?

→そうだね。

(関口さん)まあ、水の中にあったら、たぶん全体的には回っていると思う。

(関口さん)まだこれは亜リン酸やっていない状態。

→やり過ぎて、こっから先ってあんまり窒素を使わないんです。なので、葉鞘期だけなんです。止め葉が出てきて下の色がそろうということ。これだともう止め葉がうまく色出ないんです。その窒素窒素ぐらいですね。

(丸山)それが1kg。

(関口さん)853だと?

→1体ぐらい。

(関口さん)30kgしょえば1回で終わるぐらい。そんでオーガニックでやったら30kg?

(丸山)あ~、おんぶするやつはピンキリで軽いやつは20kgしか入らないから。何回かはいらに後いけないから大変ですよね(笑)

(丸山)根っこすごい張ってますね。色も白いですし。

→結局、もう葉っぱができているじゃないですか、止め葉が。だけどこれが窒素が足りないと、出てきてきた時に色が薄くなっちゃう。そしてその卵のところにつかう窒素を超えちゃうとタンパクになっちゃう。

こっちの方が弱いですね。

(参加者)あきひかりは千葉では飼料米です。

(関口さん)つきあかりだね。

(丸山)品種が違うんだ。

→実は飼料米って作り方変えるとおいしくなる。元肥に窒素を入れない。

(丸山)みんないっぱいいれますからね。

(参加者)これ、早いな。

→これ、穂重型になりますね。千粒重を重くするタイプの窒素。もうだってこれ粒は増えない。決まっちゃっている。

結構ね、千粒重が重くなった場合、タンパクが出ていてもおいしいんですよ。アミノ酸でやればね。化成でやれば美味しくない。アミノ酸系でやればタンパクでていても美味しい。

(参加者)早いんだね、この品種。つきあかり。早生。

→しっかりしているから大丈夫でしょ。

(丸山)つきあかり、こっちのやつの追肥は?

(関口さん)やんなくても大丈夫だよね。

→そうですね。

これ何株植えですか?

(関口さん)37だけど欠株があるから34。

(参加者)さっきより多いな。

(丸山)27とか?もっとある?

(参加者)35かな。

(参加者)茎数でいうと坪1200が理想なんですよね?割る35。

(参加者)34本。

→34本とれれば良い。

(参加者)そうすれば坪上がり1200茎数になる。

(参加者)これで何十株?

(参加者)37だけど欠株があって35ぐらいだって。

(関口さん)34だったね。

(参加者)完璧じゃないですか(笑)

→だから、元肥の量を、平均的な量を記録しておいた方がよいですよ。

(関口さん)うん、している。

→その元肥の量を毎年やれば、一番良い坪の茎数になる。これを無理して分けつ数が少ないのに量をとろうとするとタンパクでたり倒れたりするから。基本的には分けつ数で収量をとるようにする。

→これ、最終的に穂の高さで判定できる。

(丸山)どのぐらいが理想なの?

→まあ、50~60㎝ぐらい。腰の高さぐらい。

(参加者)90㎝ぐらいのはみんな倒れているからね。

(丸山)作り方ですよね。

→腰元を太くしないとね。あと、最終節間が伸びていないからね。だから、最初のうちに勝負をかけて分けつで茎数を増やせば、節間が伸びないんですよ。これが後半窒素が効いてくると分けつが無い分、伸びちゃう。そうすると倒れやすい。

米は基本的に最初が勝負なんです。

だから、僕の気持ちからするともう元肥1kg贈かな。そうすると大体32~33本でしょ、分けつが。

(参加者)元肥どのぐらい入っているの?

(関口さん)う~ん、3.6kg。鶏糞とかそういうのは入れなくて。

→27本として3.5でしょ?割ると1kg7.7。1kgとしてあと7本増える。すると元肥を1kg入れると33~34本になる。するとこういう形になります。

(関口さん)すると、今年の設計は最初は2.4kgとかそのぐらいやったんだけど、30日前にもっと窒素を入れれば。

→だから今度は多収穫米になるんですよ。だって株数が増えているでしょ?ということは1株あたりの窒素量が増えるんですよ。株あたりの本数が多いから。だから1株あたりの窒素要求量が増えるんですよ。しかし、1本1本に入る窒素の量は同じだから。今、27本でこの量が必要だけど、34本に増えたらそれに対しても増える。分け合っちゃうからね。

あとは作り方は茎数、つまり分けつした茎数、1200本目指してやる。

(関口さん)あとは酵母菌、乳酸菌をっやって。

→はい、お願いします。

(関口さん)そうすると先生の数量はいくつぐらい?(笑)

→まあ大体600~660kgぐらい狙って。

(関口さん)あ~、10俵から12俵。

(参加者)1坪にしたら2kgだから大丈夫だよ(笑)

→計算してみたら良いですよ。1200本茎数をとって、それで千粒重が何グラムで、って皮算用してみたら良いですよ(笑)

でも、川澄みさん、それやって結局700kg近くとったんです。

川澄さんのポイントっていうのは、やっぱりすごい株が張っているでしょ。あれ後半じゃないんです、前半勝負なんです。今、関口さん、中間ぐらいで迷っている時期。

(関口さん)迷いがずっときていてな(笑)

→川澄さんの稲をずっと見ているからわかるんですけど、スラっと立っているのではなくてガニ股の形で立っているんですよ。関口さんのはまだスラっとしているから(笑)

ということです。そうすると、まめに追肥をやらなくて済むんです。今、長野はどちらかというと一発なんです。天気が良ければ補肥はやるけど、基本的には元肥一発でいじらない。

(丸山)天気が悪い時に一発になるぐらいの状態で。

→その通り。

(丸山)で、天気が良ければ振るよ、という。

→そう。天気が悪いことを前提にしている。

(参加者)853一発でも良いんだ?

→853、100kg入っているから。8kg。みんなガニ股の稲になっている。ここは水が窒素を持っているから怖いんですよ。だって普通は水口は弱くなるのに、ここは水口のところの方が色が出るんだもの。だからこれは窒素が補給されている水だから危ないんですよ。だからここは8kgといっても8kgやったら危ない。おそらく入れても5kgとか入れても6kg。

山形で無肥料でやっているというところに頼まれて行ったんですけど、水口のところが盛り上がっているんですよ(笑)そしたら、水を抜くでしょ、それがもう1回川にもどって川の一番下にきじょうがあって、川の一番上川上に戻っている(笑)。

普通の水道水って、硝酸イオンが5ppmぐらいなんですよ。水口110ppmだから(笑)こりゃ肥料やらなくて良いなって(笑)だけど入ってきているのが化成肥料だから、泡立っちゃっていて。

(参加者)九十九里浜の方がそうなんだよ。川がないんだよ。ダムで、治水で流してまたくみ上げて。

→あれ、米が全然美味しくならないんですよ。

(参加者)使った水だもんね。

→そう。

(参加者)だから魚沼みたいに新鮮な山の水だけ使っていた方がね。

→そう。まあ、最終的には水がどれだけきれいかが美味しさを決めちゃう。だからここはしょうがないから微生物使うしかない。

【最近の畑の様子)

R20419。山武市春人参圃場風景。

【会員限定ページ】

会員向けの限定情報を掲載しています。

会員限定ページはこちら

【更新情報】

【2020/04/27】

 最近の畑の様子に

 山武市春人参圃場風景。

を載せました。