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2013.10.30 総会

講演「有機農産物の現状と動き」

(株)ジャパンバイオファーム 代表取締役社長 小祝政明氏

 

 

 

1:ブロッコリーの甘さ

糖度13度、つまり梨と同じぐらいの甘さなんです。

 

 

2::ほうれん草の甘さ

糖度11度、スイカと同じくらいの甘さなんです。

 

3:トウモロコシ

アフリカで栽培指導をしたもの。現地平均収量は2トン、でもこの技術で生産すると約5倍の9トン。

 

4:山梨県のインゲン。平均反収1000㎏だったのが、5~7000㎏ぐらい採れる。

5:トマト 普通は4玉。でもこれは12玉で3倍。

6:きゅうり 普通は1本、これは全部6本採れている。

7:ミニトマト 韓国でやった事例で、実は連作障害でていたのをちょっと手をいれたら最大収量。

なんでこんなことが出来るのか?

 

実は僕はオーガニックアカデミーという農業の学校をやっている。

こんなことができるようになるためにやっている。

就農希望者がちゃんと勉強できるようにこういうことやっている。

 

<幼少期>

生まれは茨城です。幼少時を母方の実家で育ちました。実家では酪農、果樹、水田など一般的な農業を営んでいました。

 

僕は果樹園で遊ぶのが大好きでした。なぜなら農薬を撒くと虫がぱたぱたと梨の木から落ちるからです。

 

ある時、畑で遊んでいると手足がしびれだし、意識しないと体が動かせなくなりました。

この時、アッ、この液体を浴びたからなんだと直感しました。

そして、土の上でのた打ちまわっている虫たちの情景が目に浮かびました。

自分もあぁなってしまうのだろうか?と思い、その瞬間、心臓がぎゅうっと縮まるような恐怖を感じました。

幸いにも叔母が気づいてくれたので、すぐに医者に連れて行ってくれました。それだけですんだのですが、この思いは一生忘れないです。

 

<中学時代>

若い頃の写真なので、ちょっと違いますけど(笑)

また災いが降ってきました。

実は左ほほの一点がぷちっと痒くなったんですけど。夜寝ている間もかいてしまって、左半分がただれて、とんでもないことになりました。医者にいっても治らず。

両親が共働きだったんで、菓子やジュースやインスタントラーメン、その他をずっと両親が帰ってくるまで食べていたんですね。残念ながらこれが原因なのではないか、と母が無農薬の米や野菜で料理を作ってくれて1ヶ月半ぐらい続けてくれました。そしたらこれが治ってしまった。その時に食べ物の重要性っていうのを非常に実感しました。

 

<無鉄砲な時代>

ですがまあ、こういう人生を送っていたのですが、ちょっとあることがあって、自暴自棄になりました。まあ、青年期にみなさん色々あると思うのですが、僕は人間不信に陥ってしまって、日々にいろんなことを悩むのですが、それを忘れるようにレースに没頭しました。

 

そしてあるときこれが終わったんですね。実は1983年12月31日、骨折して病院に運び込まれました。そのときすれ違い様に女の子が僕の横を通ったんですね。僕を見たとたん病院に飛んで帰っていって、なんなんだろう、と思ったらレントゲン室に入った時に、その女の子がいたんです。看護婦さんだったんですね。その女の子がレントゲンを撮る為に「ここで折れ曲がったので、ここをまっすぐにします」と言ったんですね。ものすごく痛かったです。「ごめんなさい、ごめんなさいって」言うんですね。まあ、写真を撮り終わって、ふと彼女を見たら泣いていたんですね。「自分がへたくそだから痛い思いをさせて申し訳ない」って。ただですね、このときですね、僕の中で何かが動き出したんです。

僕の人生っていうのはレースで勝つことだけだったんです。自分のことばかりを考えて優勝だけが一時の安息で。しかしこの看護婦さんをみているといつのまにか心が暖かく埋まってきて。なにかおかしいん。え~、そんなことで自分の生き方を考え直そうと、そういう意識を病院で過ごしました。それ以降、バイクは乗っていません。市川さんに誘われていますけど(笑)

 

<夢を持ち新規就農、そして海外>

何か役に立つことはできないかと。実は入院中色々考えたんです。で、僕は農家で育ったので、僕が食べ物で悩んだように食べ物で悩む人がいるんじゃないかと、そう思ってですね、農業をやってみようと、決心しました。それで日本中を3年ぐらいかけていろんな有機栽培や無農薬栽培をやっている方のところへいって勉強してきました。そして筑波山、筑波で農業を始めました。新規就農ですね。

 

で、何年かしているうちに、理屈はわからないですけど学んだことをやっているうちに、いろんないいものができて、そんなある日、オーストラリアから尋ね人が来て、食べて美味しいと、こんな美味しい物食べたことが無い、後日また来て是非オーストラリアへ来てくれないかと。人生がそっから急速に変わり始めました。

 

<オーストラリア>

オーストラリアで何をやっていたかというと、実は研究所にいたんですが。植物の細胞がどういうふうに成長していくのか、またどういうふうに阻害されているのか研究していました。そして実はこの頃にアミノ酸の吸収を発見しました。この発見というのがですね、今後の有機栽培の技術を大きく変える技術だということが、後から分かりました。

 

15年が過ぎたて「BLOF理論」を構築しました。

これが一般的な農法で貧弱なんですね、(画像左)

これ(画像右)見れば分かるのですが、これが凄い豊かな構造に変わるんです。

新しい技術の構築なんですね。

この間、12~13年、生産者のみなさんと情報交換をしながら過ごしてきました。

 

で、この技術の特徴は、何でしょう誰でしょうね(笑)(宮城さんが棒を土にさす映像)

 

実は根張りをよくするために土を柔らかくする技術。これができてくるといろんな肥料成分が発揮してきます。

 

左側は虫にやられていない、病気に対して強くなる。

 

こちらは丸和さんの写真ですね。いわゆる防虫ネットが無くても野菜が出来てしまう。これは普通ではありえないんですけど。

 

<おいしさ>

普通、ごく早稲みかんといわれているみかんは、糖度は9度ぐらいなんですが、13度というと4度近く高い。まだ色づきが甘い状態でも。

 

<栄養分析>

そしてこれからの農業を変えていく。デリカフーズさんがおっしゃいました。

実はここでももう何年も前からわれわれここでやっていまして。こういう栽培をしたらどう栄養価が変わるかを追っていました。

 

あとで電話かかってきたんです。

「小祝さん、とんでもないことがおこっているよと。ビタミンCは2倍だし、糖度も2倍だし、抗酸化力は2,5倍だと、しかも硝酸態窒素は0なの」と。「こんな野菜が出来ているよと。これはこれからとんでもないことが起こるよ」

まあ、実はほうれん草だけじゃなくて、全ての野菜で果物で実はこれが起こっています。

これが現実となると、美味しいし、多収穫だし、無農薬でできるし高栄養価だし、この裏側、消費者にとって何が起きるか?

笑顔、財布に優しい、安心、健康、これが繋がっている。

 

<新しい農業の幕開け>

僕は日ごろの経験から、これをしなくちゃいけないと思っています。

 

こんな若い農業技術者がどんどん育っていって、これ(画像左下の写真)は娘ですけど(笑)これからの農業を変えていくという。農業者が変わると作物が変わる。作物が変わると消費者が変わる。消費者が変わると全てが変わるんです。

 

「生態調和型農業立国」この流れに皆さんが一緒になって努力して、そして国を変えていきたいな、と思っています。

 

まあ、本当に僕は農薬を浴びて、本当に動かそうとしないと手足がぴりぴりして動かせない、本当にひどい目にあった。まあ誰がみても中毒とわかったんですが、そんな経験を、食べ物経験も、自分の生き様に、、、ある意味では悪い意味で働いたのではなく、自分の人生を変える材料に、あと自分のわがままの生き方が人によって変わるという。

食べ物を作るというのは自分のためというのではなく、人のためなんですよね。

みなさんは自分が農業という職業が好きでありながら、日ごろ笑顔になってもらったり、健康に消費者になってもらったり、そういうことをやっていくのが農業の役割だと思っている。

 

これからの農業の役目を捉えたときに、どういった視点で農業をやっていくのか。僕はシステムは否定はしません。必要だと思います。

しかし、1つだけ大事なことがある。食べ物はしゃべるんです。

 

今日はイチゴの生産者の方がいますけど、あえて名前は言いませんが、イチゴの生産者の方は知っていますよね。

いちごを口に入れた瞬間にしゃべる。2種類の言葉。「まずい」か「美味しい」かという言葉が口の中で広がるんです。

つまり、野菜は自らしゃべるんです。

 

そして1つわかったことは、美味しいときはデータ的に栄養価に高いということ、比例するということがわかっている。

女性の購入動機は口の中でしゃべったこと。

そこが成し得なかったら全てがすべる。食べた瞬間にまずいとなったら二度と買わない。

子供はですね、うちの子はとてもシビアなので、もらいものとかもらうんですけど、かぷっと歯がくいこんだ瞬間にぺっとするか食べるか決まる。うちの子供の下を通過したら合格点です(笑)

 

面白かったのが、中国の有機のイチゴだといって出しているのがあったんですが、見た目にもまずそうで、圃場をみて有機じゃないだろう、と思ったのですが、うちの娘がですね、パックからイチゴをとって、イトーヨーカドーにも納めるといっていたのを一切口に入れずに、全部捨てたんですよ。食べな、といっても絶対食べない。大人は社交辞令があるので口に入れたけどイチゴじゃないだろう、大根だろうって、硬い。酸っぱくてとても食べれない。あきらかに硫安いっぱいだろう。そういうのは栄養価も低い。

そういった仕組みをわからないと農作物は食べた瞬間にしゃべっちゃうので、それをクリアーしない限りは農作物の需要ってのは増えない。で変わらないと何が起きるというとTPPです。間違いなく。海外から、肥料や技術からほぼ一緒ですから。日本の肥料の自給率はもう1%もない、ほとんどが海外からはいってくる。そして日本から技術は流出して、作物はほぼいっしょ。それで冷蔵技術がきちんとなったらどんどん入ってきますから、それで勝負となったら全部が一緒となったらあとは値段勝負ですよ。

その時、衝撃的な、絶対忘れないような、意外性のある、口の中でしゃべる作物、これがみなさんができるかどうかにかかっています。日本の未来は。実は。

 

ただ、僕自身は自分もそうだったし、美味しいものを食べたいな、と思った時に、どんなに説明を読んでも食べた瞬間に答えは出ちゃうんですよ。

なので、やっぱり基本は生産者。皆さんの知識。手じゃない、実は頭の中のソフトウェア。どうやったらそういったものが作れるか知ること。

それがわからないと結果は悪くなる。でも良くなっていけば需要は伸びていく・

 

宣伝はいらない。口の中に入れたらしゃべってくれる。入った瞬間にみんなの口の中で「美味しい。美味しい、おいしい」としゃべってくれる。食べた人が「あそこのやつは美味しいよ」と口コミで勝手に広がっていく。

一番まずいのは「美味しいですよ」と言って、食べた瞬間まずいもの。

なので、僕はまあシステムをやりながらも、同時並行でみなさんが間違いなく消費者の本能を揺さぶるような、そういう作物、それを是非作っていただきたい。答えはそこに集約されちゃう。どんなにらでぃっしゅさんが取材して良い文章を書かれても、食べた瞬間に答えが出てしまう。それは最悪。

ですので、僕はもうはっきりいいます。+

 

もう何度もお知らせしてお見せしているので問題は無いと思いますけど、僕はオーガニックアカデミーというのを実は日本で2箇所やっているんですね。校長をやっているんですね。

で、先ほどの13度とか11度とか、新規就農者の作品なんですよ。ブロッコリー、13度というと半端じゃないですよ。梨と同じ、食べた瞬間にみんなびっくりして、まず、食べた瞬間にブロッコリーを見ます。自分が違うもの食べたんじゃないかと何を食べたか見る。違ったものをたべかた、と。それからぼりぼりぼりぼり食べているんです。

ですから僕は技術というのは知識にベースがあっているんだな、と。

 

しかしですね、有機のイメージは良かったんですよ。「美味しいだろう、栄養価が高いだろう」だったんですが、これなんです。

 

世界各国では、追いついていないんですよ、日本の技にまだ。

有機だからと言って優位性は無い。

理由はわかっているんですよ。今から簡単にご説明していきますけど、特に収量に関しては6割~7割しかいかない。

 

しかし、ツボにはまると実は有機は収量はどんどん伸びるんです。ツボというか知識が植物の生理にあっていれば、ということ。ここ大事なことをいっているんですよ。植物は決まった生理があるんです。植物の生理はわれわれが介入できない生理がある。でもそのツボにぴたっとはまればガラッと変わる。でもはまらなければ、害を出すだけなんですよ。収量がとれない。

 

なぜか?

収量というは細胞の数に比例しているんです。収量がたくさん採れているというのは細胞がたくさんとれているということ。

根っこから吸う成分が細胞にあわない成分だったら、細胞分裂はおきにくくなる、下手すればとまってしまう、となると収量はとれない。ということは、収量がとれるという一項目だけでも植物の生理をよ~く知っていなければいけない。

農協が知っていてもだめ、みなさんの頭の中で知らないとだめ。一人ひとりのソフトウェアで知らないと。

 

で、イギリスやアメリカはこれで撃沈したんです。環境を守るという有機に入っちゃったんです。僕はそれでいいと思う。なぜなら日本から輸出できるから。とんでもないものを。

テーマが僕は分かっている。女性は結構、現実的に生きているので、美味しくなかったらだめ、高すぎてもダメ、見た目のシナシナもダメ、安全は食べ物だから絶対担保されていなければいけない。

今注目が始まっているのは栄養価、ここなんです。

先ほどのようにとんでもないものが出来ているわけです。

 

マーケティングの方法はもう答えがでている。

手ごろな価格、どんなに良いものでも高くては買わないんです。ヨーロッパは価格は2倍と言っていましたが、今はさがってきて24~25%ぐらいですかね。日本とあんまり変わらない。

で今はアメリカもヨーロッパも多収穫になっていない。彼ら下手すれば、これからどうやってやっていこうかな、と疑問を持っている。なぜか?手ごろな価格にしても収量が少なければ悲惨なことが待っている。

 

美味しいというのは、美味しい仕組みをすることなんです。生産方法を。

安全安心は無農薬、なんで無農薬が良いのですか?で、みなさんに質問。

虫はどの部位を食べますか?2ついいます。なぜなら植物は2つの部位でしか出来ていないから。

いいですか、細胞、細胞を守っている成分、さてどっちをエサにしていますか?

 

守っている側、つまり植物繊維を食べにきたいのか、中味なのか?中味に決まっていますよね?

中身は何で出来ているか?タンパク質でできている。虫は自分の体を大きくしたいためにタンパク質を食べに来る。

ということは、守っている壁が1枚と4枚とでは見た目はあんまり変わらないですが、頑丈さが違う。

ということは、どこを頑丈にすれば良いか目に見えている、無農薬の場合は。

 

難しいことは言っていないんですよ、だってみなさん稲を作るときに知っている

へなへなした柔らかい稲の時は今年はウンカくるだろう、倒れるだろう。バシーンとして硬くてぱりぱりしているやつ、今年は虫は来ない。

野菜作ってもへなへなしている野菜、今年虫来るだろう。

バシーンとしている、ぴっとしている。虫や病気こないだろうな、と知っている。

 

パチーんとなるのは細胞じゃなくて側がしっかりしているということなんです。

ということは、間違いなく、これ(細胞壁)がしっかりしている。それはセルロース。

ということは、安心・安全はセルロースをしっかりさせればよいということがわかる。

美味しいは、中にためられているもの、つまり細胞の中にためられているものがどういうふうに作られているかを知ればいい。多収量というのは細胞どうやって原料で作られているのか知ればわかる。

 

で、それを統合したトレーサビリティー、つまり産地間において少し生育違います。

例えば

ナスを作りました。九州と青森のナス、さてどちらが多く採れるでしょうか?夏にもし作るなら。九州ですよね?しかし、青森でもほぼ同等の収量を取ることが可能。細胞数を早く揃えること、もう1つ細胞を膨らませればよい。

 

そうすると植物は細胞を膨らませる成分はカリやっているということがわかっているんですよ。ということは、九州の土壌中のカリ養分と青森のカリ養分、どっちを増やせばいいんですか?青森を増肥大が早くなりますよね、とういことがわかってしまっているんです。そういうの、データを取っていれば、傾向が全部わかってしまっているんです。そういうことを日本全国わ~っと、ネットワーク組んで集めて解析しちゃうとうわかってしまう。ゲノム解析よりこっちの方が農業の儲けになると思います。

これは何度かお見せしたものですが、50年前と今の野菜では栄養素が変わってしまっているという資料です。化成肥料に変わってからNPKしかやっていない。鉄分なんて激減です。みかんなんて5%なんていうのは。

 

昔は子供のころはみかんは箱買いだったんですけど、美味しいやつを選ぶのは妹に絶対負けなかったんです。箱に手つっこんで絶対美味しいのがわかるんです。なんでわかるんですか?皮の色が紅色だったんです。

オレンジではなく、赤みがかかっているやつ。赤みというのは鉄の色なんです。だから野鳥は赤色を狙うんです。かれらはヘモグロビンないとどうしようもないから。みかんは甘いまま食べて、燃料、糖分は積んだけど、酸素が運べなければ筋肉動かせませんから。だから、今、四国、九州回っても一番美味しいところのみかんがとりにやられないんですよ。なぜか?鉄が無いんで、糖尿病ですよ。何しろ糖分使うのにそれを運ぶ鉄がないんです。

で、馬鹿な猪が木を倒して、なぜなら彼ら雑食性だから。

これ作付けの時期が変わったからとかじゃないんですよ。

 

硝酸イオン

硝酸イオンが高いときは糖度がこうなっているっていうこと、みなさんご存知だと思いますが。貧血だとか糖尿病だとかガンとか引き起こしている。実はそれが多いときには糖分下がるんですよ。低いときには糖度が上がる。

 

ということは、お母さんが子供に野菜を食べさせる時に、子供が口に入れて食べないでぺっと出したときに、無理に食べさせちゃいけない。自分の時はいいんです。で、渋いとか下がざらざらするとかの時、これ大体この成分が多い。

その時食べさせちゃまずいんです。まずいものを食べなきゃいけないと脳に入ってしまう。危険。

うちの子はそのあたりよく教育しているので、そこら中で吐きまわっている(笑)

となると、硝酸イオンが限りなく0になるとよい。それが可能になったんです。

 

例えば、ほうれん草は硝酸イオンが一番高いものだけど、検出以下は5以下ですから計れていないんです。デリカフーズの検査で機械が壊れたと2回言ってきたんです、データがまだお出し出来ないんです。「まだで硝酸イオンが出ないんです」「硝酸イオンは最初から出ないっていったじゃないですか」といったら「そんな野菜はありえるはずない」「いや、うちのやつでも出ていませんよ」と。デリカフーズで講義をやっているのに、記憶に無い。そんなものはありえないだろう、と。でもできるんです。

で、今あゆみの会でやっているここですね(高品質・多収穫の仕組み)、これをするには分析するしかない。なぜなら土の中の養分吸いだしちゃうんですから。それと微生物。まあ管理で大分変わっちゃうんですが、あとは、ここ。どんなに良い微生物飼おうが、分析しようが、土が薄っぺらな、大雨が降るとすぐ水が溜まっちゃうような畑ではダメなんです。土がスコーンと抜けるような、そうすると根が何倍も張るんですよ、ていうことは肥料を吸う量がまるっきり変わるんです。

 

鉱盤があってそこで止まるようなところ、雨水溜まると有機やっているところはそこはもう腐敗層、根腐れ起こす、青枯れおこす、立ち枯れおこす。

 

でも、これができることによって劇的な変化が起きる。つまり上2つが生きる

2時間でやるのは無理ですから詳しくは丸山さんに聞いて下さい。

 

みなさん知ってのとおり、これ、光合成です。

光が葉緑素のところにあたると熱がでる。そして電気もでる。

 

すると電気も使うし熱も冷やそうと水が入ってくる。

で、水が温められると水が揺れはじめてそこに電気が入ると、だ~んと水素と酸素に分かれる。

 

今まで水の時は0カロリーだったのが、水素に変わると何キロカロリーとエネルギー密度が上がる。

でも危ないんで、植物は水素を二酸化炭素で固定する。

 

で、水を放出して体を冷やす。太陽の光線であったまったのを冷やす。

 

そして残っているのがCH2O。炭水化物。

 

みなさんが良く知っているこういう物質が出来る。炭水化物。

こういうのが1時間に1個増えるんであれば、6倍すると6.12.6でつまり、ぶどう糖、果糖、ブロッコリー、梨が甘くなる。甘くなる理由がわかる、つまり葉緑素がしっかりしていないといけない。

 

炭水化物はこれだけでなく砂糖も炭水化物、ぶどう糖も。

 

でですね、山がありました、ぶどう園がありました。9時が日の出で15時が日の入り。何時間光合成しています?6時間。で、水を電気分解しているのを1時間に2つずつしているとしたらどうなります?1時間にH2が2つずつなら、6時間なら、H12.それにC6,06でC6H12O6.

これだったら甘くなるね、なんです。

 

しかし今流行の有機の若い生産者のもっと自然の、となると山のもっと高いところに行ってしまうと、日の出が10時、日の入りが14時。光合成が4時間。1時間で光合成時間が1時間で2個なら4時間、2の4倍で8。

 

日の照りが短いというところはどんなことになるんでしたっけ?簡単に言えば天気が悪いときのイチゴ。甘さが無い。

甘さが無いといことは、酸がきつくなる。クエン酸。

だから甘いとか酸っぱいとか全部炭水化物なんです。

それどころかビタミンcすら炭水化物。

これ発酵させると酢酸みたいなものが出来る。

でセルロースすら、植物の体がもっているものですら、ぶどう糖の塊だったんです。だからヤギが喜んで食べるんです。

それともう1つ、抗酸化物質ビタミンE。

こんなに炭素と水素で出来ているんです。

 

なのに、ですよ。ここで皆さんにテストをします。

葉緑素に窒素・窒素・窒素・窒素が必要と書きましたが、真ん中に苦土も必要と書きました。

実はそれ以外に、鉄、銅、マンガン、そして塩素という成分が必要です。

 

この時、太陽が100%ガンガン、葉緑素も100%の能力で、ぶどう糖が100gできている、クエン産は0g、甘いだけ。

でもこんな天気は絶対ないんで、普通はいい天気でも70%、そうすると糖分が70%、クエン酸の酸味が30%、程よい甘みと酸味のぶどうが出来る。

 

ここでみなさんがぶどう栽培に適しているか、質問します。

葉緑素に鉄が必要ということ、知っている方?ちゃんと正直に手を上げてください。

1人。丸和の方は大丈夫でしょ(笑)

じゃあ、知らなかった方、ちょっと勉強不足の方?はい、半分ぐらい。

 

じゃあ、マンガンが必要だったということ、知らなかった方?全員知っていた?

 

じゃあ、銅が必要だったということ知らなかった方?

 

じゃあ、塩素?知らなかった?

 

苦土が絶対必要と知らなかった方?はい。

 

これで採点しますね。

 

これで葉緑素の能力は大体60%

70%の天気であれば、70×60=42g。残り58gはクエン酸です。

ということは、皆さんのぶどうはどっちが強いんですか?

みなさんはぶどうが作れないということを意味しています(笑)

 

それと同時に、ぶどう糖があまりできないということは、このぶどうの木は、皮や筋は固いんですか?柔らかいんですか?柔らかい。ということは、虫や病気にやられやすいということを意味しているんですよね。

 

つまり、有機を語る前に、もう結果が出ているんです。単純に言えば。

 

何のために土壌分析やっているのか?

ただし鉱盤が10cmぐらいのところにあって、すぐ水が溜まって根腐れするところはだめですよ。どんな肥料をやっても効きません。それは無しにして、宮城さんのようにソフトな柔らかい土を作って、ふわっと根が張っていって設計したとおり吸える土を作ればこういう現象が起きるんです。

 

もちろんこれに関わってくる微生物もあります。ビタミンC、ビタミンAなど前駆物質というのですが、ストレートにビタミンC、ビタミンAになるんでなくて、植物も作れるんですけど微生物も作れるんですよ。近いやつをつくって、それを根っこに供給するやつがいるんです。それを供給しますから、植物は楽にぽんとビタミンCを作っちゃう。

そうすると、みなさんはここは絶対押さえないといけない。

 

これを押さえないえないとヨーロッパとアメリカと同じになる。

有機はたいしたことじゃないか。

 

実は、美味しさや栄養価を上げようと思ったら、ミネラルの事を忘れたり、土壌団粒のことを忘れたら、その時点でアウトなんです。

でも、ヨーロッパはそいうったことをやらない。なぜならぶわ~っと糞尿まくだけだから。土なんかぜんぜん柔らかくならない、根がはらない。全然結果が出ない。

ダメですよ。いっちゃ。齋藤さんとかこの技術使って海外で大物になっちゃう(笑)

それができると、こういうことができるようになる。

 

一番言いたいことはこれなんです。

 

作物は自らしゃべる。

 

ブロッコリーの糖度13.2度。普通は4.5度。

抗酸化力は普通は47、今回計ったら92、約倍です。

ビタミンCは85のところ200、だから約2.5倍。

硝酸イオン5以下で計測できず。

これを作ったのは農業経験1年半の初心者。なぜだかわかります?みなさんのように癖がついていない、素直なんです(笑)

 

僕は特定の人をさして言っていませんからね(笑)

 

ほうれん草

糖度が通常4~5度なんですがデータが良くて8.2度のところ11.3度、スイカ並です。

抗酸化力、これは過去最高だそうです。88のところ220.約2.5倍 

ビタミンCも65のところ109 。

驚異的なところは硝酸イオンが5以下

これの農業経験は7ヶ月。さっきのアカデミーで勉強して、言われたとおりやってみた。

場所はかみかつ町です。

これだけのことできるんだから、狭いところでやっていないで降りて来いといっているんですが、お金に欲が無いんですね~。

 

今までの農業をズット続けていけば、この状態ですね。

今までと変わらない農業。

 

家庭の存在というのも、食が美味しいとか、おかずが料理上手とかじゃなくて、加工品集めてきて。家庭の存在も小さくなる。

医療費だけが大きくなる。

子ども達も美味しいものが何か一切わからない。

子ども達は一生涯、何が美味しいものだったかわからない。

僕はそんなことにはしたくないです。

でもこれが変わるとこうなる。

 

医食同源を成し得た農業。

 

家庭の存在が大きくなる。

でも、これを支えるのが「医食同源を成し得た農業」

家庭でものを食べたら健康になるよね。

職場も学校も体が健康でバリバリ仕事もよくなるよね

そうすると結果的に医療費は少なくなる

こういった社会を作っていかないと、僕は農業自体が残っていかないと思う。

 

農業は本来これを成し得る産業。しかし、これが出来ないと医療が儲かるわけ。

 

素直な人は出来ましたので、みなさん素直だと僕は思っていますので宜しくお願い致します(笑)

 

それで、さきほどいったこれが出てきます。

 

みなさんが堆肥というのは、堆肥はセルロースの塊。ワラというのはぶどう糖が何千分子にくっついているんで、あれがポンポンと切れると糖分になるんです。それが根っこから吸われると加算される、光合成の部分に。だから美味しくなる。

さらにアミノ酸吸収というのがわかった。

これがわかると植物は細胞をすすすすすと作っちゃう。

 

今までは硝酸窒素を吸収して糖分とくっつけてアミノ酸作りました、というのが今までの農学だった。これ無茶苦茶効率悪いんです。

しかし、今後はアミノ酸を使えば、多収穫になるし美味しい。

たったこれだけのことがわかるのに15年かかかったんです。

 

しかし、10年後80%が現場から離れるわけです。

 

これは有機の世界も一緒です。

みなさん、後継者は大丈夫ですか?

間接業も、作ってくれなければその瞬間におわるんですね。

みんながここをちゃんとみて、何をしなくてはいけないか、というと、人がいなくなる以上、人を作るしかない。

 

しかし、ここ(20~40歳)のところを見てください。

 

しかし40を過ぎると無茶しちゃいかん、と守りに入る。

40前だと無茶するんですね。自分のロマンでやれるんで。

夢でやれちゃうんです。

 

でもここってあこがれる人って多いんですよ。

先ほどお見せしたブロッコリーやほうれん草作っている人はそういった人達。

完全にツボにはまっています。まだ農業経験がそんなにないのに、とんでもない収入上げているんです。

 

三浦君、にんじんや小松菜作っている彼ですが。

就農6年目、前職はSE、従業員20名使っています。売上げ5500万強、経費が47%。わあります?僕の社長としての給与超えています(笑)

 

おかげでうちの社員2人辞めてしまいました(笑)

1年間準備して三重の方で農業やっています。だめですよ、みなさん協力しちゃ(笑)

 

実際にパートさん使っているとしても110万、2200万円ぐらいですから、そんなに経費がかかっていない状況ですから。ほとんどこんな状況、利益率50%、納税番付は島根県のはまなしというところなんですが、納税ランキング10番に全員はいっちゃっています。

なぜできるのか?全員新規就農者。素直に聞くことが大切(笑)

こんなことが出来てくるわけですよ。

ということは、みなさんがそういった人達を雇うことができれば、育てることができれば、農業経営者になれる。

 

僕は2つに分けている。農業と言うのは2つの分野。

1つが農業労働者、2つが農業経営者。

みなさんが年をとったらどっちにくんですか、というのが問題なんです。

自分が労働でやっていこうとすると、みなさんが怪我をしたり病気をしたら終わり

でも技術農業というのが頭につくと、人に指示したりできる、自分がわかっているから。そうすると経営者になれるんです。もちろん、これ以上面積拡大したくないからといって農業技術労働者という方もいるかもしれない。でも年金だけではちょっと不安だという方は経営者にならなくてはならない。

 

そのためには技術を正確に学んで、消費者が口に入れたら美味しいと言葉が発しれるものを作らないと、長続きしないんです。

これが日本が直面している現実なんです。

是非息子さん、娘さんいらしゃったら、学校つくってやっているので私のところに放り込んでください。必ずや稼げるようにして返しますので。50歳以上はこなくていいですよ(笑)

こんなことやっているんですよね、菌の勉強したり、作物の生育みたり、理論勉強したり、コンピューターやったり。

実際、丸山さんはインストラクターの資格を持っている。普及協会という教える協会があるんですけど、その数少ない4人のうち1人。みなさんそういう方から学んで下さい。

 

オーガニックマイスター(有機栽培技術資格制度)

 

こんな人達が現れてくるとガラっと変わります。

知識を勉強して宮城さんのところにいくと、ニンジンワーカー、ネギワーカーに、経営者として指示しながら俺のいうことやれと。

もしかしたらこっちの方が勉強していて宮城さんの言うこと間違っています、というかもしれないけど(笑)

未来の日本図 医学と有機農業の融合

 

僕はもう、完全にこれだと思うんです。日本の未来は医療ではなく食べ物でつくっていく。

そこをアピールできるものを農業者が作れないと負けるんです。

 

予防医学、これなんです。

つまり、病気にならないようにする。それこそが農業者が作るものだと思っています。

口の中でしゃべって、体に働いて食べたら肩こりは治るは便秘は治るは調子がよくなっちゃた、というものが求められてくると思います。

そういったものが流通にのって、システムに乗れば鬼に金棒

ただし、癖があっちゃだめですよ。

 

植物は固有の彼ら独自の生き方を持っているんです。

我々が勝手にやっちゃいけない。押し付けちゃいけない。彼らがどういう生き方をしているかをきちんと学んで、それをサポートするのが農業なんです。その道から外しちゃいけないんです。彼らのつぼにはまると多収穫になったり、栄養価が高かったり、美味くなったり、とお礼を勝手にしてくれるんです。

 

この道入って30年近くなりますし、自分も農業をやっていましたが、今の言葉が自分ものとなっています。つぼにはまると、彼らの生き方にはまるとびしっと勝手にお礼をしてくれるんです。

 

そのためには彼らを知らなければいけない。

自分が誤解していないか、これだけの面々が居れば、部会に分かれて良い悪いにしろ勉強会やる。しきる人間が、それこそ丸山さんに仕切ってもらって、植物にとって正しいことは何?、間違っていることは何?、それをえり分け出来ればいい。難しいことは言っていないですよね。そういう勉強会が必要と言っています。自分の中に間違ったこと入れちゃいけないんです。

アミノ酸のことはまだ色々あるんですけど、次の懇親会も意識して話していかなくてはならないんで(笑)

 

とりあえず僕がみなさんにお伝えしたいのは、出来れば丸山さんを有効に使って、自分の技術の中で何が正しくて何が正しくないのか、それをきちんと精査して、みなさん自身が植物に沿った栽培技術をつける。

それが結果的に消費者に受け入れられる。それが無い限り、どんなきれいな言葉も、紙媒体もコンピューター媒体も意味を成さなくなる。

みなさんの肩にかかっているんで頑張って下さい。

 

僕からは以上です。

 

<地域・環境との有機農産物の関係性>

 

地域性は重要だと思っている。

特に重要なのが山からの循環。これから一番問題になるのは水なんです。

針葉樹林で水ためますか?ためないんです。

温暖化になったら二酸化炭素が多くなったとか色々ありますが、一番困るのが赤道を中心として温暖化が進むと、雨が降る位置が今まで赤道上あたりだったのが、水蒸気になった水は冷えないと雨にならない。そうすると北のほうに大分奥にいかないと、南の奥にいかないと、冷えない、雨が降らない。でも冷えたら一気に降る。

 

でも雨が少ないところって木が多かったでしたっけ?少ない。

そこで大雨が降られたらどうなりますか?

土砂災害。

農業にとって一番困るのがそこなんですよ。雨が不安定になる。なぜなら、光合成で水の電気分解が、雨が適度に降ってもらわないと。

 

そうするとみなさんがやってもらいたいのは、雨が適度に降る自然の一番の代弁者はみなさんなんですよ。なぜなら、どしゃ降りされたらどうにもなんない。雨が欲しければ降ってもらわないと困るのはみなさんが一番、そうでしょ。

 

でもそれは温暖化というこれが起こってしまったので、人間が起こしてしまったんですが、それをどうしたらいいかというと、二酸化炭素を元の炭素に戻せばいい、つまり木として落ち葉として変えればいい。そうすると二酸化炭素の部分が炭素として溜まり始めるので、空気中の二酸化炭素がぐ~っと下がる。温暖化が下がってくる。

そうすると、昔のように2日に1回、3日に1回夕立が降る。で、土が乾かない。乾かないからそんなに水をやる必要が無い。つまり、昔の山が無かった時代の農業に戻ってくる。そうした時にこの技術を使えると、とんでもないいいものができるわけですよ。

で、環境を壊すというのは全てを破壊するほうに行ってしまう。

 

もう1つ、落ち葉が落ちない木を植えちゃうと、炭素の固着率が悪いんですよ。

二酸化炭素になっちゃだめなんですよ。

そういう山の生活と我々の生活は一緒になって動いているんですよ。これがぶっ壊れたときに、そして二酸化炭素がある濃度を超えて、平均温度が33度を超えた時点で、光合成よりも呼吸量が増えて、もうこれは暴走列車で、地球は止まらなくなってしまうんです。

大事になっちゃう。

なので、僕はこんなことは言わなかったですが、技術者ですから。

でも、本音はそこにあるんです。

 

僕は実はこれを裏では考えているんです

「生態調和型農業立国」

 

生態系があって初めて、気温や水の量が一定でがあって初めて我々は農業を営めるんです。

 

それを発信できるのは、みなさんがまともなものを作って、みなさんのところに消費者が向く。つまりこんな美味しいものを作っているあんた方はどんなことをやっているの?その時みな山河ですね、大多数の環境に留意しない消費者に、実はこういうもの作るためには、こういったことが必要なんだよ、と言い始まったら、人間の意識は変わるんですよ。

 

それが僕は本来の農業者の役目だと思っています。これがやりたくて農業の理論をやってきたんです、本当のことをいうと。副産物として美味しくなったり、栄養価が高くなったり、病気にならなかったり、虫にやられなくなったりしましたが、基本はやっぱり豊かな自然や永続的な生活という、それをやはり語れるのは皆さんしかいないと思う。

 

これからもバックアップはします。しかし皆さんが主役だということを忘れないで下さい。

僕は営業とかは出来ませんけど、基本はみなさんがこういうものを作るためにはこういう環境じゃなきゃだめなんだよ、だからみなさん協力してやってくれ、と。

それが僕はムーブメント。つまり日本がこれからやらなくてはならない日本の役割だと思う。それができるのは日本だけなんです。

 

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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