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2013.5.16 山武グループ勉強会

◆座学①「根こぶ、センチュウ、日照り対策など」

◆窒素量と収量など

◆島田さん堆肥場見学

◆春ニンジンの生育、用水の問題

◆座学②「まとめの講義」

 

上記のテーマで圃場の見学会や座学を行いました。

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◆座学②「まとめの講義」

【用水問題について】

愛知の方の現地の人は、用水に病原菌多いこと知っていた。ただ、みんなそこでは殺菌剤まくのが普通だから水についてあまりこだわっていない。

 

普及所に普通にもって行くと検査してくれないかもしれないから、井戸水です、といって検査してもらって、あとで用水ですといえばよい(笑)

 

うちは地下水調べると硝酸高くて飲料不可となる・・・

→水道水は10PPM以上で飲料不可となる。硝酸が高くなっても病気にはならないから関係ない。菌が問題。

 

僕も相当痛い経験をしたので、みなさんも顕微鏡で見れるようになった方が良い。「セレストロン デジタル顕微鏡」と検索すれば、ヤフーオークションで2万円前後で目的に合うものが売っている。

 

1500倍で、コンピューターに出すと5400倍ぐらい。動画と写真両方撮れるもの。パソコンでも見れる。

 

それがあると写真とって送ってもらえれば、判断できる。最先端でやっている生産者はこの顕微鏡揃えている。同じやつじゃないと写り方が違う。

水をひいているところは顕微鏡は必須ですね。

 

 

【丸山さんのまとめ】

昨日の北浦まわりの勉強会について

 

<チンゲン菜のPhが高くなっている畑>

チンゲン菜を化成から有機に変更したグループ。

化成からの脱却は最初は脱却するのにぶれたがその後は安定している。
今は全量持ち出しでロータリーかけて年7作。育苗ポットを定植するスタイル。葉肉も厚くそれなりの状況、ただ有機JASではないのと防除は2回やっている。市場の出荷もやっている。一番あゆみの会では安定しているところ。

 

畑は60センチぐらい棒も入った。葉物については30センチぐらいのところに鉱盤があったが、それぐらいの鉱盤でまわした方が窒素成分が濃い中で中退しずらい状態で栽培できるのでほどほどではないか。

 

ホースを使って夏場は潅水している。夏場は結構大変なので、話の中ではサイドミストを使ったほうが手間がかかりずらいのではないか、というのと、水の粒が大きいとムラができやすいので、経費と手間と品質をみて検討してみては、となった。

 

ここは30~40棟あるハウスの一部で太陽熱もやっているが根こぶが出ている。その中で、やはり夏場の水不足の中で、前半に水やって後半水やらないとなると、下に落とすにはそこそこ水量がかかるし、水をあげると蒸れるし、サイドミストだと湿った感じが出しやすいし特に菌体もかけやすいので薦めている。

 

<大葉の事例>

次は吉田さんの大葉。あゆみの唯一の大葉。葉っぱが斜め45度に力強くあがっている。防除は通常いっぱいやるが、ここでは1作で1~3回のみ。葉っぱもさわやかな後口が残らない力強い味になっている。


このハウスの近くのぼっとん便所はぜんぜん匂わない。活性水を使ってちょこちょこ入れているので菌とエサのバランスが取れている。


吉田さんのところは堆肥を使っていないのが腐食は大量に入れている。面白いところは、窒素成分は50~60kgを元肥で入れてしまって、その後の水管理でコントロールしている。水はこまめにやっている。微生物体に抱かせて世代交代でちょこちょこやっているので葉っぱが過剰窒素状態になっていない。

 

<菅谷さんの堆肥場>

菅谷さんの堆肥場も同様。露天で屋根がないところでやっていて、一次堆肥場で大まかなものを作り、二次堆肥場で切り返しを結構やって、最後は土の状態に持っていっている。菌体とエサと菌が動く環境を整える。菌の密度が一般圃場より多い。ここは仕込み前で31.8度。

 

<つくば生産組合の堆肥場>

つくば生産組合のつくば堆肥。

臭いをとる機械。でかい施設で切り返しをしていて、ぼかし系の窒素が多い堆肥と少ない堆肥にわけている。菌体量は少し少ないのか、菅谷さんのところに比べれば少し匂うのかな。

 

戻し堆肥は2割ぐらい、菅谷さんは半分ぐらい戻すほうがよいという。あと、もともと窒素量を抑えてそれをちょこちょこ出すのがあっている気がする。つくば堆肥は、先ほどのようなところを通したあと、別の場所で熟成をかけていく。出来上がった堆肥は、葉っぱものの生産者が多いので鶏糞などまぜて窒素を優先するようにしている。
つくば堆肥を袋にして製品にするところでは、ふるい機で落ちたものを製品として出荷している。通常、袋に入っているのはふるい機を2回やっているのでそこそこ細かくやっている。

 

<イチゴ農家 遠藤さんのハウス>

こちらは、イチゴ農家のエンドウさんのところ。

 

<窒素量と収量>

ニンジン畑では、反収を考えるともう少し窒素があったほうがよいのかな。初期成育で大変なことになる場合は、お酢を使うなど過剰窒素の分も少しは減らせるやり方はある。とにかくスムーズに初期のところをクリアーするのが重要。


また、施肥設計で堆肥の質、臭うのは怖いのでそういった場合は控えて別の原料を使うのが必要でしょうし、畑で前作が失敗しているようであれば状況が違うので、資材がよくてもきちんと状況を言っていただければ、自分の方でも勉強して対応させて頂きますので宜しくお願い致します。


ちなみに、勉強会の9ページは、大葉の吉田さんのところの土手の土の推移。畑ではない。右側をみればわかるが粒粒の団粒になっている。しかし、団粒を作ればよいというものではなく、それなりの注意点はある。

 

先にやっている人に聞いて抑えるポイントを抑えないと、足元をすくわれる。1つ1つ経験を積んで感覚を磨き、どこにぶつかっているのかを見ていく。そんなときに土壌中のPFメーターみて、目で見て、土壌中の水分を見るなど1つの手になる。


あゆみの会では葉物の方では硝酸値分析やっている。ただ限られた情報でやっているだけなので、この前に乾燥の後に雨が降りました、とか葉物の分析を出されるときは一言コメントがあると助かる。

 

 

【小祝さんのまとめ】

写真→これが根毛です。これが表面が菌がガサガサついて根毛がなくなっている。通常は表面が透明で根っこが出ようとしている。

 

酵母菌はこんな感じ。分裂しかかっているのが見える。

 

これがやられた図。中に入られている。大体が糸状菌。黒くなっているのがやられたところ。

 

肉眼では見えないけど顕微鏡では見えるこれが正常のやつ。沢山出ている。

単純にいえば色々なトラブルを見たときに、葉っぱをみていても仕方ないので根っこを土ごととって、水洗いして見てみれば、根っこは彼らにとって口ですから、口先が痛んでいれば要はすえないので即座にわかる。

 みなさんにやってもらえれば、現状把握がものすごく楽になると思う。

 

だんだん痛んでくると、こうやって根毛の数は少なくなってくる。

 

この辺になると変な菌、カビが出ている。これはフザリウムです。

 

そして完全に壊れるとこうなる。細胞核壁が見えない。全部堆肥化している。

 

根が赤いということは堆肥化してるということ。分解しちゃっているということ。

 

もっと進むと藻が生える。人間でいうと焼けどして皮がなくなると体液がでる、そこに病原菌がくっついている状態。こうなると植物は死んでいる。

 

これは葉緑素が出来ている。アミノ酸をもらって藻類が発生している。細胞の壁が見えない、分解していると。

 

こうすると青われが起きる。導管に入っちゃっていると内側から壊れていく。

こういう茶色になっているのは、菌におかされ堆肥化しちゃっている。

根毛の点々は菌。青われ菌。普通は悪さしないが、カビ類が食い破ると中に入って悪さする。

 

 

あとは納豆菌など試験するならこう。進んでいる生産者は自分で実験している。

寒天はスーパーで売っているのを使う。ディスポーザーのシャーレを買って寒天を溶かしいれて、圧力釜で煮て滅菌して、それを使う。


フザリウム菌は、病気になっているやつからとる。


地道な作業ですが、そういったことやっている。


チリチリしている髪のようなやつが放線菌。


これが乳酸菌の拮抗作用。そうか菌は、ラブレの菌を使えば抑えられる。


じゃがいもの場合は、入れる直前、有機肥料につけてあげる。そうか病はエサにする有機肥料を乳酸菌でおおってしまえば食べれない。

 

 

<勉強会の今後について>

そろそろ収量をあげる、糖度をあげる、栄養価をあげる、といった1つ1つテーマをあげてやるようになるべきかと思う。収量はクリアーしないといけない。

収量はひとつ苦労することは、窒素をどう前半にきかすか、それをクリアーするのが重要。ニンジン5~6トン取れるようになると、今度は品質にチャレンジする。今回の品質は十分良いのですけど収量増やしていくときに品質はどうなるのかといったことにチャレンジしながら勉強会をしていくなど。かなり高度な勉強会になる。

 

 

<用水の汚染を除くオゾンについて>

水のほうは対応できませんが(笑)オゾンが良いですよ。

広島のかきは、種水が腐らないのは、みんなオゾン殺菌しているから腐らない。
それで収量が3~4割増えたら大きな技術革新。オゾンを使うのに手続きとかは全くない。オゾンの発生装置はインターネットで売っている。

オゾンはものに触れると電気の力で菌を殺して酸素になる。だから、作業が終わってしまえば無害なんです。ただオゾンが多すぎて酸素にならずにあふれでると、人間の生態に触れるとそこが痛む。だから人間の生活範疇でやらない。地面にあふれたオゾンは有機物に触れると酸素になる。家の中でやるのは怖い。畑で作るのは全く問題ない。
オゾンはある程度勉強しないといけない。どれぐらいの大きさか、循環させるポンプが必要か、など。

 

 

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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【2018/12/12】

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