会員向け限定ページ

2014.10.9 海上勉強会

◆座学1(ネギの灰色カビ病の原因と対策)

◆座学2(ネギの灰色カビ病の原因と対策の続き)

◆嶋田さん堆肥場

◆座学(顕微鏡検査)

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

ご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページに飛びます。

 

◆座学

【ハウスの葉ネギの灰色カビ病の原因と対策】

■ハウスの葉ネギに灰色カビ病が出る

困っていることは、ハウスの葉ネギが、9~11月、灰色カビ病が秋口にどこかで出る。どうにか安定させたい。


 

 

■原因探求の質疑応答

(小祝)土の施肥はどうなっている?

→アジノール(マグネシウム、カルシウム)、ミネラル微量要素、つくば堆肥など。土壌分析の数字もぴったりだったが、病気が出るときは出てしまう。どこがどうなのか、わからない、これが動いているから、どうなのか、ということもわからない。

 

(小祝)病気になる奴は動かない。動ける奴は形が小さいので攻撃力が小さい。その前に、病気になる前に根が傷んでいる場合が多い。

→ボトリチス菌(普及所で調べてもらった)と言われた。

 

(小祝)結構やばいかもしれませんね。苗はいつ頃?

→直播き。周年だけど大体、夏です。6月30日以降で9月採り、9月の頭までで播いたやつで11月一杯収穫。夏もやるけど病気は出ない。

 

(小祝)9月の前に太陽熱処理できてます?

→やっている。

 

(小祝)その時に水ってどの程度かけている?

→12時間ぐらい。

 

(小祝)ビニールは?

→ただ上に乗っけるだけ。

 

(丸山)入れるものは?

→堆肥を振って納豆菌をかけて水。短いときは2~5時間。足がもぐるぐらい。用水の水でやるから結構な量です。被覆する時は半日とか1日ぐらい置いてやる。

 

(小祝)水が多すぎるとカビが発芽しないんです。

 

(丸山)どぶ臭いとか?

→ある、もともと水が臭いから(笑)

 

かえって握って固まるぐらいが丁度良いのですか?

→(小祝)はい、そして手に水が付く。ボカシの時のよりよっと水が多い。水が多いとカビは発芽しないのです。

 

乾いてはがしたところにカビはあるんですよ!


 

■解説

(小祝)堆肥を入れますよね、ミネラルとそっち系も入れるんですが、その時に平畝ですよね?なので、この水分状態は握ったら手に水が付くぐらい、でもぐしょぐしょじゃない。

で、どういうことをやりたいかというと、深さ15センチぐらいまで裾を入れたい。裾が無い時は太陽光があたると、上の部分が乾燥しますよね。横から蒸気が漏れるんですよ。で、下から上がってくる水は冷たい。ということは、地面の中の方は温まるんです。

裾があると水が逃げられないから、蒸気になる。すると下から上がっている水が蒸気と同じ温度になって、温められると、今度はどんどん下に蒸気が下がっていく。そして上は蒸気で空間になって、下に下がっていく。上向きではなく下向きになる。で、適度に酸素があるので、病原菌が芽を出す。そこの後に熱を加えるので、菌が殲滅する。だから裾を入れるか入れないかで大違いになる。

 

サイドは土で押さえるのですか?

→(小祝)本当は機械か何かで押さえるべき。実際、日中は上が風船のように膨らむぐらい圧がかかる。だから、ビニールが膨らまないぐらい横の裾を入れていると、蒸気の圧が下にかかるんです。だから、引っ張りながらマルチを張るのが良い。

 

要するに、裾が土の中に入って、蒸気が逃げないようにする。

恐らくビニールを置いてあるだけでしょうから、土は下まであんまり柔らかくなっていないんだと思う。恐らく20cmぐらいで固くなって、そこを常に繰り返し使っているのだと思う。しかし、裾を入れると60cmぐらいまで柔らかくなるんです。


今までのパターンでやると、耕盤のところに高濃度の養分が溜まってしまう。何が起こるかと言うと、ネギがそこの根っこを伸ばしてくると濃度障害が起こして、ネギの葉先が白くなるんです。そこから病気が入ってくる。弱りましたよ、という証拠になる。この辺から病気が入ってくるんです。

 

夏場に良く葉先がチョリチョリ焼けるというんですが、それは暑さで焼けたのではなくて、根っこからの問題だったのですね。

→(小祝)はい、濃度障害だったんですね。間違った成分が底にあると葉先に出る。ここに凄いやばい物質が溜まっているんです。

 

この辺りではトマトの間、葉ネギをやっている人はそれが原因で辞めた人が多いんです。

→(小祝)菌と濃度障害の問題を解決しないと、年々悪くなってきます。ここに溜まっている物質が多くなってくると、そうですね、普通だと5年目ぐらいから調子が悪くなってくる。これを水を入れて流そうとしても、耕盤があるので、耕盤のところで濃い濃度の危ない物質がたまってくるので、これこそ連作障害が全く止まらなくなってくるので。殺菌剤播こうと何やろうとだめになる。

それは太陽熱殺菌でどうにかなるのですか?

→(小祝)太陽熱消毒をすると蒸気が入っていきますよね?それと一緒にそこにある危ない物質を食べてくれる菌を一緒に入れるんです。光合成菌というものが、圧がかかって下に入っていくと、下にある危ない物質をアミノ酸とかに変えてくれる。みなさん知らないと思いますが、北海道で土を煮てその煮汁をまいたら土が軟らかくなって連作障害が止まっちゃった、という話があるのですが。まあ、あれはやった方の技術というか、煮汁は関係なくて酵母菌と光合成菌を播いていたから。

 

カチカチのところに、土をぐつぐつしていたのを播いたのですか?

→(小祝)本当は違うんです。実際は酵母菌と光合成菌が、土を柔らかくして危ない物質を変えてくれた。

 

堆肥をまいたときに必ず20cmぐらいとったら臭い層があるとか、ECが高いとかあったら、光合成菌を入れないとまずいです。

 

ニンジンの太陽熱消毒も平底にしているけど、かまぼこ形にした方が良い?

→(小祝)まあ、雨が多くて水がたまりやすいときは最初の年はそうした方が良い。でも、団粒構造が出来ちゃうと水はけが良いので高畝の必要は全く無いです。今回、丸和さんのところの畑では、道路を挟んで栽培者が違う一般栽培の方は雨が降るとみずだらけ、丸和さんのこちら側は水はけが良い、というところがあった。

■光合成細菌について

(楽天で調べて)これは浄化水槽用ですが、これで良いです。濃縮タイプの方が良いです。大体1反歩1リットルで。但し培養が出来ればいくらでも(笑)で、光合成細菌の培養は現代農業に出ているんです。




ポリタンクのようなものに入れて縁側に並べておけばよいですよね?

→(小祝)はい。

 

エサは何を入れます?

→(小祝)魚系とか鶏糞とか色々な人がいる。 オーガニック853と砂糖と海草エキスがあればできます。

この菌は空気があるところじゃないと生き残れない。熱には強いので太陽熱消毒では大丈夫。

 

さっきの20cmぐらいの土の温度と言っていましたが、何度ぐらい?

→(小祝)20℃ぐらいですね。ハウスを締め切ると表面温度は60度ぐらいですが、それは表面ですよね。でも空気が抜けちゃうと圧がかからないので、蒸気が上へ逃げちゃう、そうすると水がなくなってひび割れしちゃう。まくった時に、土がカステラみたいに触るとポロポロになっちゃったりしませんか?

 

基本的にポトリチス菌の対策だけであれば、先ほどの光合成菌などは入れても入れなくても大丈夫?

→(小祝)基本的にカビとかは植物が弱ったときに入ってきます。だから根っこが弱ったときに危ないんです。その弱る原因の物質がたまっているはず。それを取り除かないといけないのですが、当然、根だけでなく色々なところに原因があるのですが。

 

ポイントになるのは、土がどの養分層も均一になっているということが重要で、普通は植物は根っこを地面に入れるとき、下にいけばいくほど濃度が薄くなるという現象を感じるんです。ところが下にいくほど濃度が濃くなる、特に上をかぶせた状態になると毛管現象といって蒸気が上へあがってきますよね、そのときどうしても濃度が濃いのは下に溜まるんですよね。まあ一部は上に上がってきて表装に固い膜を作る、白い膜をつくるというのはあるんですが。

特にさきほどドブみたいな水っておっしゃっいましたよね。それは間違いなく物質を、有機系のものを危ない物質に変える可能性があるんです。

■アミノ酸、タンパク質

みなさん、魚を食べたりしますよね?食べるのはいいんですが、体を鍛えると筋肉になりますよね。その関係がどうなっているかわかりますか?

 

魚のタンパク質が筋肉になる。。。?

→その通り・・・しかし、両方とも固体ですよね。魚の筋肉が移植されているわけではないですよね?この関係はどうなっているかわかりますか?消化ですね。では、消化というのは?魚の「固体」が消化で「液体」になっているんです。

魚の時はタンパク質と呼ばれていますが、液体になるとタンパク質と呼ばれますか?

例えば大豆を消化するとお醤油になります。お醤油はタンパク質と呼ばれませんよね?

そう、「アミノ酸」と言われるんです。

で、またそれがタンパク質に戻るんです。じゃあ、それは一体どうなっているかというと、化学ですので難しいんですが(笑)


アミノ酸というのは、H2N-CH-CH-COOH。ここに出ている記号はCとHとNとOだけです。

H2Nがアミノ基というやつでCOOHがカルボン酸、カルボキシルと言うやつです。

じゃ、魚を食べた時に筋肉にするには、単に食べたら筋肉になりますか?ある条件をしないと筋肉にならないですよね。


運動する?

→(小祝)そうですね、すると温度はどうなりますか?上がるか下がるか?激しい運動をした時は、体温は上がりますよね。ほてっているということは、汗をかきますよね。

 

色んなアミノ酸がいっぱいあるわけですが

H2N-CH-CH-COOH

H2N-CH-CH-COOH

とあったとして。

で、アミノ酸は液体なのでこのままだと何も出来ないで分解されておしっこに出ちゃう。H2Nはおしっこで尿として出る。Cは二酸化炭素として出て、HはO2と合体して水になって分解されちゃう。で、熱が入って筋肉動かすと、-COOHのOHとH2NのHが結びつくとH2Oが飛び出して、ガチャンとくっつく。違うアミノ酸がガチャんとくっつく。食べたらアミノ酸が血液を回ると、熱が出ているので、水として出ちゃう、汗として出ちゃう。で、またOHがあるので、また水が出てガチャンとくっついて増える。アミノ酸とアミノ酸がくっつくとペプチドという物質になって、3つくっつくとポリペプチドと言って、もうアミノ酸じゃなくてトロトロした物質に変わる。

 

じゃあ、この時、Cのオリジナルの形は液体?固体?気体?炭素は固体ですね。

HOは水系ですから液体。Nは気体ですよね。このとき何が一番多いかというと、CとHOが一番多いんです。このときは水は結合していくときに出て行くNはもともと数が少ないので無視していいですね。

じゃあこの時に、アミノ酸同士がくっついていくと、どちらが減ります?Hが減る。するとアミノ酸の時には液体なのですが、くっつくと液体のものが抜けるんです。そうするとどういう形になりますか?どんどんくっついていくとタンパク質になっていく。

 

そうすると我々魚や肉を食べるとアミノ酸にまわって血液中をまわって、1個ずつ運ばれていって温度があがっていくと、がちゃんとくっついてタンパク質になって筋肉になっていく。植物も同じで、真ん中にアミノ酸が入ってタンパク質が出来ている。そしてその細胞が完成してもうタンパク質いりません、となると細胞増殖で細胞が増えていく。アミノ酸はこういったところで使われているんです。


じゃあ、NH2-CH-CH-COOHというのがアミノ酸の公式です。

でアミノ酸をもっと簡単にすると、電車がありました。左のジョイントがNH2、右のジョイントがCOOH。これにくっつくのは?COOHにくっつくのはH2N、つまりNH2を逆向きにしたもの。NH2はCOOHとくっついたわけですから。

 

では、糞が堆肥を作る時にきちんと発酵しなかった時。C6H7-6H2スカトールと言う物質です。これは分子結合しそうですか?タンパク質になりそうですか?もう1つ書きます。トリメチルアルという物質CH6-CH8-CH9-NH9。

 

これらにCOOHはありますか?つまり、電車のジョイントの片側が無いんです。しかし、植物は間違ってアミノ酸と思って吸っちゃうんです。腐った物質を。


もし川の水が、この腐敗物を発生させる菌がすんでいた場合、肥料を入れました、この菌がついたら、この腐敗物質に変わるわけです。あげた肥料がアミノ酸だったはずが、根が傷むということになる。これを改造するものが、光合成菌です。臭い水を使うときは光合成菌は須条件。

 

春先の水はあんまり臭くないのですが、夏を過ぎるときの水は、これがたくさん発生して、パイプの中で大量に発生するので、あけたときに最初にガスがブシャーと出る場合もある。

 

→そこまでいっていない(笑)検査したら菌はそんなにたくさんいません、と言われた。前回、6月は大丈夫だった。で、今度臭い水の時にやりましょう、というはずだった。

 

→(小祝)だったら大丈夫です。石灰とか苦土は腐る物質を作らないんです。通常は、水をひいているところに有機物があって、どういう菌がつくかで腐敗物になるかが決まる。川から引いている水は結構危ない。そういう場合は、意図的に自分達で菌を入れないといけない。

 

光合成を葉っぱの表面にかけても意味がないわけね。

→(小祝)はい、深いところですね。

 

光合成というと、一般的に葉っぱのところと言うイメージがあるが、そうじゃないんだ。

→(小祝)はい、全く意味が無い。堆肥をすきこむ前にかけてあげる。

 

堆肥に混ぜておくのは?

→(小祝)まあ、良いですけどね、悪くは無いですけど、他の菌が増えていくときにはなかなか増えないんです。

 

じゃあ、むしろ堆肥を散布したあと、上からかけてあげてうないこむのが良い?

→(小祝)はい。嫌気状態だと酸素が無い状態だから、微生物は何かエネルギーを取り出すときに二酸化炭素を出さないとエネルギーを取り出せないんです。


例えば、人間も普段の生活をするとき、ブドウ糖が必要じゃないですか。ブドウ糖はC6H12O6なんです。これに対して、1モルという大きさ、量があるんですけど、高校の時に効きましたよね?CHO全部足すと180gある。その中に700kcalが含まれているんです。男性の一日の消費カロリーは2400calぐらい。だから、たった1/3ぐらいのエネルギーがたった1つのブドウ糖で取ることができる。で、700kcalは700000cal。1calは1ccの水を1℃上昇できるエネルギーですから、で、水は100℃以上は上昇しないですから、7000ccの水を100℃まであげるエネルギーになっている。たかだか180gで七リットルの水を0℃から100℃まで上げることができる。

 

で、どうやってエネルギーを取り出しているか見て欲しいのですが、我々はC6H1206に呼吸でO2酸素を取り入れて、CO2の二酸化炭素が出る。


6ついていないと数が合わないから

6O2 6CO2

酸素を取り入れて二酸化炭素を出す、まさに呼吸ですよ。で、C6がなくなりました。H12O6はHとOは2:1ですからこれはH2O水になる。これが6個出来る。

ここに700kcalありましたが消滅してしまった。水、二酸化炭素0cal。だから熱がいっていないから我々の体の方にエネルギーが来る。つまり、必ず0calのものを放出して熱量を取り出す。


先ほどの堆肥の中のアミノ酸の場合も、微生物が外から酸素を使えない場合も、二酸化炭素を使えれば酸素を取り出せるんです。

NH2-CH-CH-COOH

カルボン酸のCOOHがありますが、これを使って二酸化炭素をだしました、すると酸素を取り出せる。しかし、ジョイントがなくなりました。これが腐敗という現象なんです。

 

嫌気状態で放ったらかしにすると、この状態になる。すると臭い匂いが出る。何で臭い匂いをかいでいるのかというと、こういうこと。魚をラップで包んで放って置くと臭くドロドロしていますよね、二酸化炭素が出ていてふわ~とラップは膨らんでいる。片側のジョイントがなくなるけど、片側のジョイントは残っている。植物の場合は、それを吸ってしまうと根が細胞分裂が出来ないから根が死んでしまう。そこから根腐れという現象が起きる。それを吸い上げてしまったと、するとどこにいく?

→先端!だからカビが出るんだ!


そうですね、やっとわかりましたね(笑)最初は出ていなくても途中から葉先に出るというのは、根が吸っちゃっている。

 

夏場が出るよな。

→夏は蒸散が早いですよね?で、C4H7-NH2は根っこも痛めるんです。ということは水の吸い上げ量が多い。だから刃先まで水のいく量が多い。ということは葉先の病気が多くなる。この物質がいくときは、葉先は白ではなく赤茶色になる。白の場合は根だけやられている。つまり、根がすって細胞が出せない、根が出せないという状態。だから抜いてみると根っこがあまり無いんです。

 

(丸山)だから条件とれれば、掘ってみて、見てみて、匂いをかいでみればわかるかもしれない。


■土壌と根っこの例

うちの社員が新規就農したんですが、その写真です。この写真は腐敗物が多いものを吸ってしまった根っこ。量的には三角の根っこですが、でも結構根っこがありますよね?

しかし、下に行くとこう。結局、そこまではいいけど、そこから下はいかない。上の根っこは4本吸えているんですけど、水が多いのは下。しかし根っこが無い。ということは吸えない。

で、改善を促したのですけど、その根っこがこれです。そこら中根っこですね。

これが今の前の根っこ。根毛があるので、土をつかめる、離れない。普通だと小松菜は夏は作りずらいんですが、無農薬ですが、つまり、1反200g×5000~6000パック。1反歩の売上げは1反380万。前はこれほどとれなかったのですが、腐敗物や邪魔のものをとったら、根っこが増えて、葉っぱは厚い、養分すってくるからどんどん葉っぱは増える。普通は1パック200gというんですが、1株で120gあるんです。夏の状態で。


根がどうか、というところですね。

彼が何をやったのかというと、光合成菌と、堆肥を直接すきこんだのですが、クロスリジュウムという菌も撒いたんです。カビ系を駆逐する菌。

 

生の堆肥を直接すきこんで、その菌をいれたのですか?そうすると余分な時間が必要?

→(小祝)3週間ぐらいですね。

 

やっぱりマルチ?

→(小祝)そうです。

 

太陽熱をやる時に?
→(小祝)そうですね。繊維を分解する。ワラとか籾殻とか。消毒する繊維全てを分解する細菌。

 

家畜の糞は?

→(小祝)家畜の糞に含まれている繊維を分解する。

 

鶏糞は?

→(小祝)鶏糞は繊維が無いのでちょっと厳しい。なのでどちらかというと繊維系の多いものを分解する。更に二酸化炭素が出るので土が膨らむんです。だから上をマルチで押さえておいてあげれば、菌が有機物と一緒に下におりていって、土を柔らかくする。

 

但し、自分で熱が出せないので熱を他からもらう必要がある。つまり太陽熱が出来る夏だけ。

 

マルチの形は、裾が入っていればかまぼこだろうが平畝だろうがどちらでも良い。基本的には入れた層の4倍までいける。例えば耕運層が20cmあったとして、その深さまでマルチがあって潅水できれば、4倍だから80cm、約1mまで柔らかくなる。今回のネギの中底は結構抜ける。更にクロスリジュウムや光合成菌が追って来ますから、今回の問題も一気に解決できる。

 

大事なのは、変な菌がいるなら、そこを熱で駆逐する。耕盤があればそれを抜いてしまって全体を薄めてあげる。そうすると後から菌が追って入れる。

ただ、作物がもの凄く吸うから土壌分析をきちんとやる必要がある。採れているということは、その分、土の中から持ち出しているということだから。

 

葉ネギでいえば、恐らく根っこが根毛まで出ない、つまり恐らく土をつかまえていない。そして恐らく20cmに害毒層がある。うまく吸えなくて根っこが止まっているわけ。

 

太陽熱をやる際に、肥料成分を色々入れても良いですが、危ない物質を切り替えられる菌、二酸化炭素を出して耕盤をぶち抜く菌など全部やって、裾をふさいで熱で押し込む。

やる時にポイントになるのは、一日だけ天気が悪い日を挟んでやって欲しいんです。とても大事なこと。要は、温度が上がるとカビは胞子を出す。でも1日でも温度が低いと彼らは菌糸を出すんです。その後、温度があがっても彼らは胞子を出せない。そこで太陽熱やると死滅する。途中からはダメなので、最初が大事。だから、明後日から晴れるという曇りの日にやる。それか遮光をかける。2日目から温度があがる。1日は最低気温にして欲しい。

 

ハウスを1日目全開放しておいて、2日目を締め切るというのは?

→(小祝)良いかもしれないが、1日目の温度が明けておいても地中温度が50℃を超えると彼らは発芽してこない。1日目が30~40℃ぐらいが良い。12時間では発芽しない。24時間以上。固い胞子だと2~3日は我慢して発芽してこない。一発勝負。彼らも生き物だから。

 

1回目はまだ少し病気は出るかもしれない。病原菌は1匹から発症するのではなく、限界地があって、なぜなら連続攻撃だから。でも植物は自分の体を直す物質が出ているので、攻撃されてもそこを厚くしたり守ったりする。人間と同じ。白血球の数があれば病原菌をやっつけられる。だからもしかしたら一発で出来るかもしれない。でも群生していると2年目もあるかもしれない。2年連続でやってしまえれば、もう心配ない。だから2年間は慎重にやって欲しい。

 

水のかけ具合だけど、うなったときに乾いていたら、さっとかけると良い?

→(小祝)その方が良い。水が十分じゃないと上に光が当たっても蒸気にならない。かえってしめった中で、被覆する。

 

実際には、二酸化炭素を出す菌を入れると、全部バラバラになるぐらいになる。ちょっと水が多めでも大丈夫。太陽熱消毒をするのであれば、多少水が大目の方が良い。

 

ただ、たっぷたっぷんだとダメ。多いと病原菌は発芽してこない。トラクターでちょっとねっちゃうかな、ぐらい。トラクターが入れないぐらいはのはダメ。


【最近の畑の様子)

H300724。水稲勉強会2。

【会員限定ページ】

会員向けの限定情報を掲載しています。

会員限定ページはこちら

【更新情報】

【2018/7/25】

 最近の畑の様子に

 水稲勉強会2の画像を

 載せました。

 

【2018/7/9】

 最近の畑の様子に

 和梨の圃場視察の画像を

 載せました。