2015.1.31オーガニックフェスタ 小松島市現地視察
上記のテーマで勉強会を行いました。
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◆(有)樫山農園のお話
平成14年法人化しました。
アサヒビールさんと資本提携してフルーツトマトが当初7反だけでした。
現在はそれから13年後、田んぼが46ヘクタール。最初6反だけだったのがどんどん増えています。
小祝農法で葉もの野菜も作っています。年間5~8作です。
小松菜は200ppm~3000,4000ppmの硝酸濃度で、まあまあ良いものが出来ていると思っています。
ここは3年前までは耕作放棄地で森だったのを、開墾してハウスにしました。
ここの1.5倍のハウスが14棟、また連棟も同じ数あり、全部で50アールあります。
500~1000パックを毎日出荷しています。
窒素、有機堆肥とマグネシウムと石灰と鉄とマンガンのみで今のところはやっています。防除せずに9割方、収穫出来ます。
トマトは人件費やランニングがかかるが、葉物は利益率が5割はあります。
田んぼがどんどん増えていまして、若いので周りから声をかけてもらえています。
コメの裏で路地のほうれん草を1町やっています。小祝農法でやれば出来るなという実感があります。
この小松市をなんとかしたいという思いがあります。今は、全体でトマト7反、田んぼ46ヘクタール、野菜50アールで、売上げは1,2億ほどです。10億はやりたいと思っています。
私は現在36歳ですが4年のうちでどこまでいけるか。田んぼが46ヘクタールあるので、そこで葉物やれば出来なくないと考えています。
近くのJAさんの直売所があって、そこは売上げが12億あります。そこに持っていくときに、ちょっとグレーですが「栽培期間中 化学合成農薬、肥料不使用、グリーンスムージーに使って下さい」と書いてよく売れました。
普通の小松菜の規格は200gで108円というのが多いのですが、僕は150gで150円で出して売れ残りが無い状態です。
加えて大阪の阪急オアシスというスーパーのインショップ型の直売所で190円という値段でも日量1000パックは売れちゃっています。
今、現状は葉物管理は私はしていなくて、人・農地プランで独立しようということで研修に来ている人に任せていました。45歳までアイスクリームの配達をしていた人。研修をしていてこの5月までいらっしゃるので、その人に全面的に任せていた。
ものを作るのは2年で出来ると思っている。
その人は独立するが、次の研修生に任せたいと思っています。
乾き気味のところに指を入れるとわかりますが、ここは3年前までは耕作放棄地の赤土でカチカチだったが、生き返ったようによくなっています。草の種も入れないし、除草もしていません。
ここでの管理はやることはレインバートといってアメリカのゴルフ場の潅水スプリンクラーをつかってポンプでサイド潅水の設定をしにくるだけです。
だから本当に一番手間かかるのは収穫、袋つめです。
この2月には袋つめ機を導入するし、路地もやっていきたいと思っています。