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2015.10.16 丸和さん勉強会(不天候時の対応と対策

◆今日のまとめ

データベースがあるので、例えば、豚ぷんなら2、籾殻なら6などを入れます。で、豚ぷんなら大体水分率80%ぐらい、籾殻なら大体10%ぐらいです。で、配合重量の比率を800と200と例えば入れました。これが普通の割合です。そうするとC/N比が21と出ます。

まあまあいい数値だと思いますが、もう少し窒素が高いようであれば、もしかしたら、例えば集めた堆肥の窒素成分が2%を超えていました、というのであれば、C/N比は20を切っているのかもしれない。こういうことがわかります。

 

今の水分率は68%なので結構水が多いですよね。濡れているような感じです。で、後で仕上がった水分が結構パサパサしていて35%でした、と入力してみます。エアレーションをしているから発酵していてサラサラしている、35%。水が飛びますから濃縮されます、すると窒素やリンやカリの数字が変わります。C/N比は変わらないです。

だから仕上げ水分が68~67%だったらあんまり窒素はあがらないのですが、これが35%ぐらいになると、変わります。C/N比は変わらないです。

 

C/N比は19.3%で、まだちょっと低いかな。出来れば25以上。うちが今回出したBLOF堆肥は23ぎりぎりまでのもの。でもやっぱり25本当は欲しかった。でも23で今年の悪天候でもほぼ何も関係なかった。使った方はみんな問題なく出来た。

やっぱり15近辺とかC/N比が低いやつはトラブルになった。

 

籾殻の割合を恐らく変えていくなど、そういった手当てが必要だと思います。

ポイントは、まず今のC/N比を調べてもらって、例えば19だな、そうしたらあと何㎏の籾殻堆肥が必要、というのが見えてくるわけです。

 

丸山)なかなか原料をもらうところで、どのぐらいの籾殻を混ぜて、というのはなかなか頼みにくいですものね。

 

→でも、大体、この糞に対してバケット何杯と決まっているので、結構正確なんです。無駄にしたくないから。糞が貯まってきてそれに対してどうかというように。

 

だから、今のC/N比の調査が終わらないと、どうしてよいかわからない。

 

丸山)でも、傾向的には、感覚的には、C/N比は20は・・・

→大抵の堆肥は20を切っていますね。25入れるというのは、容量比で言えば、例えば豚ぷんが800kgというのは大体0.7㎥ぐらいです。で、籾殻の比重と言うのは0,1なので10倍ですよね、だから3㎥。0.7㎥のコップに対して3倍ぐらい入れる。まあ普通はそんなに入っていることは無いので。

 

丸山)あと心配なのが、籾殻は結構空隙率が高いので、発酵が上手くいくかどうか。。。

→普通はこんな感じです。大体豚ぷんに対して倍の籾殻を混ぜている。重さではなくて量で。でもそれでは20を切っているというんです。

 

要はC/N比を考えて作っている堆肥屋さんはいないので(笑)これぐらい籾殻を入れないと腐っちゃうということを考えて、水分量を調節している。このぐらいの籾殻であれば何とか発酵する、という水分状態を経験上でをギリギリでやっている。

 

だから、このC/N比19というのでも結構良い値ですよ。普通、豚ぷんであれば150kgを切っているので、2倍の量は入れない。せいぜい、容積でいってもこんなもの。そうすると17とか18。

 

丸山)窒素量で考えたら、そこそこ窒素はこれで1トン入れれば15kg入っちゃう。すると1トンで15kg、2トン入れればいいですよね。

→下手したら、これでニンジンは作れちゃう。

 

じゃあ、どうしたらいいのか?というと、水溶性堆肥入れる、C/N比高い堆肥を入れるとなると、やっぱりこの倍は補わないといけない。

 

でも、籾殻だと実はC/N比があまり高くないんですよ。実はおがくずの方が高いんです。

 

例えば、先ほどの表に籾殻ではなくおがくずを入れてみます。

籾殻を広葉樹の100kgに入れ替えてみます。重量は変わらなくても炭素率が高いからグッとあがる。150kg入れたら23。だから、籾殻よりおがくずをいれた方がC/N比が高くなるんです。だけど薄く削ったものでなければいけない。まあ、分解しやすいからですよね。

で、馬糞の堆肥はおかくずを薄く削ったクッションを敷材にしますから。だからこうなる。

 

丸山)安いからといって結構かたまりの奴を入れちゃったら、全然話にならないと。

→全然水溶性にならない。おかくずの方が分解して水溶性のものになる。

 

なので、もし豚ぷんで籾殻が入っているのだったら、籾殻を足し算するよりは、おがくずを70~80kg混ぜた方がよいかな、と。

 

籾殻を焼いたくん炭もあまり分解はしないですよね。

一番のポイントは、今日市川さんが言った「この堆肥、柔らかいよね」、その表現。それになっていないといけない。ふわふわしていないといけない。繊維が分解するから柔らかくなる。

 

ということで、みなさん自分の堆肥のC/N比を測ってください。それがわかるとこの表に潅水した豚ぷん&籾殻ミックス堆肥として登録しちゃいます。その時に、窒素何%、リン何%と入れてしまえばいいんです。そうすると混ざったものとして1つの項目になる。C/N比もわかっているものとして登録する。

あとは、おがくず入れてみて足し算する、ということになる。そうすると、ここでほぼ完成します。

 

丸山)その時の混ぜたときの注意点は?

→水分量ですね。エアレーションはまあ気にならないかな。水分量とおがくずが薄い、ということかな。

 

丸山)良く、おがくずが多いと炭素率が高くて温度が上がりすぎるというのがありますよね。

→空気が通りやすくなる。隙間が増えるから、蒸気が出た分引っ込んで入るんです。だから自然の煙突になるんです。

 

丸山)そうすると空気の中から一緒に蒸気が熱と一緒に出るから、水分が少なくなってくる。そうすると発酵が止まってしまう。

→そう。ただし、誤解をするのは、発酵残熱が残るんです。何故かというと全部覆われているから、上がった熱が冷めないんです。それがまた発酵していると誤解してしまうんです。

 

丸山)それはどういったもので判断できるのですか?

→水が無ければ発酵しないから。中の方まで放線菌が白ければ水が無い。

みなさん、放線菌を白いといいますが、実は白くないんですよ。あれは、水が通ったから白く見えているだけで、水が無いという証拠なんです。だって、砂糖も白いでしょ?白い砂糖を水を入れたコップにざらっと入れたら、白く見えますか?透明ですよね。だから、放線菌も水の上では透明なんです。あれは水が無くなって乾燥したから白髪のように見えているだけです。だから普段は見えないけど黒い堆肥でもいっぱいいるんです。だから、あの白いのは、水が無くなったという証拠なんです。

 

杉本さん)放線菌が見えるのは、表目から数cm下だよね?

→あれは、表面は外気に触れているから空気中の水蒸気がたまるんです。出た空気が外気にさらされて濡れるんで、黒っぽく濡れるんです。温度差があるから。

でもそれより下は温度差が無いから、常に蒸気が通過しているんです。蒸気というのは冷えないと水にならないんです。だから通過しているところは湿気が無いんです。その層の白いやつは乾くと中までどんどん入っていくんです。だから中まで白いというのは水が無いという証拠なんです。

 

だから、熱があって「いや~、これはまだ発酵している」と判断するのは早計で、中を見たら白いというのは、残熱が残っているだけなんです。周りが断熱材になっているんですね。掘ってみるのが一番わかる。温度計で見ているとだまされてしまう。

 

丸山)あと、かき回すタイミングというのは、炭素源を入れたときには、それなりにかき回さないと、上手く全ての炭素を分解できない?

→そうですね。まあ、それでも1~2週間に1回で、そんなに頻繁にやんなくてもよい。水があればね。条件がよければ3ヶ月で仕上がっちゃう。下手すれば1ヶ月半ぐらいでぬるぬるが始まる。

馬糞にいる菌はクロスリジュウムという菌なので、杉本さんが使ったアスカマン21は実は馬糞の中から抽出する菌なんです。あとは良い堆肥を作ったら種菌として絶対残しておくこと。

あとは全炭素、全窒素を測らないといけない。そうしないとC/N比がわからないから。あとのリンとかカリとかは副産物として入ってくるわけなので、ま、数値を入れておけばよい。

 

丸山)今やっている施肥設計は、あくまでサンプル堆肥としてしか使っていないので、そういった意味では凄い雑なので、自分の堆肥がどうなのかっていう部分、かつ、自分の堆肥をイメージして、じゃあ施肥設計をもらったけど500kgとか1トンしか書いていないけど、でもいつも通り2トン、3トン入れました。その時に作物はどうだかによって、裏っかえして、この堆肥は大体窒素がどうだったか、まあ炭素までもが想像できればいいと思うんですけど。

まあ、今回、みなさんの畑を見た中では、C/N比が低いであろう、窒素量が少し高めであろうということが想像できたと思うので、それに対して、じゃあ次回分析してみて、値を検証してみてになると思うのですけど、炭素源を入れてやってみよう、という流れだと思います。

→あとやっぱり抗酸化力とか色んな栄養効果とかあるじゃないですか。それって実は木の成分や、ワラの成分や籾殻の炭素成分が分解して出来た有機酸なんですよ。だから例えば籾殻くん炭なんかを作ると酢が出来てくるじゃないですか。それと同じものが分解途中で作られてきて、それが地面から入ってくるんで抗酸化力が上がったりするんです。

だから窒素系の肥料じゃなくて、炭素系の成分が抗酸化力とか栄養価に繋がるんです。だからC/N比が高いのが良い。

 

丸山)もしかしたら今まで出来た作物の硝酸値を測って、高いよね、なかなか徳島のようにはならないよね、とか言っていた要因の1つが、この堆肥の部分の窒素ということにあるのかもしれない。

→そう、窒素が多すぎ。だから、ほとんどオーガニックフェスタで賞を取る人達は、いわゆる砂糖きびの搾りかす、ソルゴーの茎みたいなやつ、それを地面に直接入れているんです。だから完全に繊維ですよね。炭素。そういうのを太陽熱で完全に発酵させて、で、お砂糖ですから次はアルコールに発酵して、次は酢になる、だから腐食酸という。だからphがガクンと下がるんです。だから地面の中に入ると甘酸っぱい臭いがします。その甘酸っぱい臭いが飛んでから定植すると、分子量の小さな酸っぱいのは揮発し、分子量の大きな酢は地面に残るんで、例えば、クエン酸とかリンゴ酸は地面に残って、酢酸だけは揮発している。

酢酸というやつは、いわゆるお酢ですね、センチュウが大嫌いなんです。酢酸が発生するような太陽熱をやるとセンチュウは死滅しちゃうんです。だからお酢が作れるということは、窒素系の原料じゃなくて炭素系の原料を入れている。だからC/N比が高くないとお酢は作れない。

だからC/N比は出来れば25前後を目標に堆肥を作ると、酸っぱいやつが出来る。岐阜の方が堆肥作ったら甘酸っぱい臭いがした、蜂が寄ってくると言う。それで太陽熱をかければね。お酢は殺菌力が強いから腐らないですものね。

 

実はお酒も酸度で表すんですよ。ビールも実は酸っぱいんです。泡が出ているからだまされていますけど、ポップをとってあの苦味を外して、麦芽を酵母菌で発酵させてビールを作れば甘酸っぱくなるんです。アルコール度数が高くなると甘さが無くなるんですけど、酸っぱい味があるんです。だからビールを飲んでいるとそのうちわかるんですが、舌で酸味を感じるんです。だからビールは酸性なんです。だから酵母を入れるということは、有機物を酸性側に分解するということ。で、酢のものが入ると腐りにくい、腐敗しにくいということ。

さて、いいですか、まず自分のものを調べることが大切です。だから、覚えて欲しいのですが、全炭素と全窒素がわからないと後で数字が使えないんで。全炭素と全窒素が出来れ自動的にC/N比が出ますから。

 

で、なんで僕がこれを何度も言っているかというと、C/N比を先に出しちゃだめなんです。そのデータだけもらってもダメなんです。

 

何故かというとこのデータをみればわかるのですが、全炭素29というのがあるでしょ、で全窒素が1.1。じゃあ、これが全窒素が2.2、つまり倍になりました。で全炭素が58.6になりました、となると、C/N比は一緒なんです。

両方が倍になるとC/N比が一緒になっちゃう。でも、意味が全然違いますよね?

窒素が2.2で全炭素が58.6になるということは、もの凄い窒素も炭素も多いもの、もの凄い濃いものを一緒に入れているということ。そうすると他のリンとかカリとかが減ってきてしまうんです。

 

なのでポイントになるのは、全窒素、全炭素、両方調べるということなんです。C/N比を出すことではないんです。これがポイントなんです。

 

みなさんC/N比というと、C/N比の数字だけもらっちゃうんで、元の数字は?というと「?」になってします。だからあくまで全炭素、全窒素が必要。

だからこのC/N比27というのは全炭素23.7を全窒素1.1で割っているだけなんです。

 

だから、お願いしたいのは、分析を頼む際には、全炭素と全窒素の項目を調べてもらいたい。C/N比が結果的に知りたいのですが、その前に全炭素と全窒素がわからないと計算が出来ないんです。

 

phが書かれれば更に最高。phが低い方が最高。発酵が進んでいる、腐食酸が出来ている証拠。反対にphが高いというのは腐っている、アンモニアが出ているという証拠。そうするとそれを入れると最初から虫がいっちゃいますよ、ということ。だから堆肥は弱酸性の堆肥が正解ですよ、ということ。ph6.5ぐらい。

 

丸山)ドクターソイル自体、普通に測るだけでphだけは見えると思います。

→ただし、全炭素、全窒素はしかるべきところじゃないと測れないです。

 

丸山)今、うちでやろうとしているのは、小祝さんがやっていたように堆肥を熱水抽出してドクターソイルで測るということは、ざっくりしたデータでわかる。毎回分析機関に持っていくのは出来ないので、ちょっと作り変えて試してという時は、そういったことも出来るのかな、と思っています。逆にそこでphが見れれば、どっちの方向に進んでいるかどうかは見えるかな。

→アンモニアが多いとなると、やばい方に言っているね、もっと炭素をいれなくちゃだめだね、とかわかりますね。

 

堆肥を測れる機械というのは数千万円するんで、頼んじゃった方が早いですね。

堆肥を一度燃やすんです。そこで出てくる二酸化炭素を測ったり窒素の量を測るんです。

 

まあ、これで一回みなさんは、悪天候の時に自分達の堆肥が窒素過多に傾いていて天気が良い時は肥料として働いてくれるけど、天気が悪いときには腐食酸ではなく窒素として働いちゃうからまずいということがわかった。だから来年度以降は炭素ともう少し足し算をして保険をかけた堆肥を作るのが必要かと思います。

 

丸山)もしこのような天候があって、堆肥が間に合わなかったり使ったりして、今までのような堆肥であった場合は、どのような手立てがあるのでしょうか?

→手立てはないね(笑)まあ、どうしてもという場合は、例えばこれは出荷しないと出荷先に怒られるという場合、儲けは関係ないという場合があるじゃないですか。そういう場合は、実はお酢を流したらいい。50倍ぐらいの濃いお酢を潅水代わりに流す。地面が濡れている場合は20倍でもいいんですよ、薄まるから。そうするとC/N比の比率が上がる。吸った水の中にお酢が入っていて、お酢は炭素ですから、C/N比が変わってくる。

 

丸山)もしかしたら、ニンジンの葉っぱの展葉の中で、ずっと天気が悪かったような時には、初期だけでもそれをやって葉っぱの展葉を促したほうが良い?

→うん、お酢をやることで、柄が伸びずに次の葉っぱが出てくるんです。だから枚数が増えるんです。柄が長くならずに葉っぱの枚数が増えるから、葉っぱの位置が低くなり、枚数が増える。

今からは手遅れですが(笑)柄が長くなってしまっているので、養分は使ってしまっているんです。その分を葉っぱに使ってあげればよかった。

 

丸山)葉っぱの展葉は初期の段階で、炭水化物を入れて合成して葉っぱにしてあげればよかった。でも炭水化物量が少なかったので葉柄を上げて、窒素を逃がすしかなかった。そういった意味ではこういった曇天があって、葉っぱの作る時期であればお酢を使って逃がすということが出来うる。

→C/N比が高い堆肥を入れていれば、ずっとお酢を入れているのと同じ、腐食酸という成分が作られてくるんです。まあこういった天気はなかなか想像できないけど。

ただ、欠点は窒素が下がりますから、目標となる窒素にするために、堆肥をもうちょっと入れなくてはいけない。堆肥の撒く量を更に増やさなくてはいけないという欠点はある。

 

まあ、今回、島田さんの草堆肥は、如実に違っていたね。あれは完全に植物性成分が分解して補助を受けていますよね。

 

これからこういった不安定な天気になればなるほど、いわゆる皮の外ですよね。皮が薄くなってしまうんで、ちょっとした菌で分解されてしまう。やっぱり光合成だけでは追いつけない炭水化物量を地面から吸わせるというのが、安定化させる技術なんでしょうね。 

 杉本さん)小松菜のハウスはどうしたらよいのでしょうか?

→あれは、太陽熱のやり方の問題ですね。ご説明します。

 

慣行農法では土壌消毒しているから、出にくいんです。

 

 

 要は、裾を密閉することでマルチで囲われている袋の中が、蒸気に満たされるんですよ。だけど蒸気が抜けないから蒸気がドンドン下に入っていくんです。60℃~50℃という蒸気が。そうするとそこには動物は住めなくなるんです。そうするとセンチュウは動物だから、体はカブトムシのような昆虫なんですが、病原菌ではなくてセンチュウが食い破ったたところから病原菌が入るんで。だからセンチュウはあくまで下にガブっと食いついてそこから養分をごくごく吸っているだけ。

で、自分が行かなくなると、傷口が空きっぱなしだから病原菌が入ってくる。それで黒く腐るんです。

 

なので、ここのマルチをきちんと閉めることで、裾の深さの3倍の深さまで蒸気が行く。

だから、裾が土に入っていると、土の中に含まれている水がマルチの表面で蒸気になるでしょ?熱くなった蒸気は下の水を集めるんです。で、更に膨張するから熱い水がガ~と下に沈んでいくんです。だけど裾が入っていないと何がおこるかというと、温まった水が横から逃げちゃうから、どんどん水が下から上がってきちゃうんです。そうすると下が温まらない。そして下が温まらず更に水が無くなるから乾燥してきてしまうから、その下にセンチュウは逃げちゃうんです。だから表面にセンチュウがいなくて中に隠れている。

だから初期成育はいいんです。「お~調子がいいわ」と思ったら「あれ?」と成長がパタっと止まるんです(笑)  

マルチをきちんとやる機械は?

→これです。結構、高畝でしょ?60~70万ぐらい。あとはトラクターにつくのもある。

ハウスなんかはこれです。ハウスはこれやって太陽熱やれば、根こぶなんかは一発で治る。

幅も選べますし、高畝だけでなく平畝も出来ますよ。だから団粒構造が出来ているところは高畝にする必要は無いですよ。

 

丸山)杉本さんの先ほどのハウスの硝酸態窒素は23でした。サニーのところは7.3まで落ちていてその代わりアンモニアが6.7。

杉本さん)水をやっているから結構抜けているかも。 

市川さん)他の産地でも、今まで普通にやっていた人達も今年はおかしいよね?

→おかしいです。うちはC/N比が12~23の堆肥を売っているんですが、今回結果が出たのは23だけなんです。だから11~12の堆肥を使っていたところはみんな調子が悪い。窒素が高いから。

 

丸山)堆肥といっても窒素系という部分で癖になってしまっているんですよね。炭水化物、地力というものではない。

→だから、これから悪天候に更に不安定にされるのであれば、基本は炭水化物が多い、炭素率が高い堆肥で保険をかけてしまう。つまり、日照率が落ちるからその分地面から吸わせる。これをやっぱりベースに考えていく。その保険があればすんなり出来ちゃう。

 

杉本さん)さっきの酢の話、葉っぱにかけても50倍とか60倍のは大丈夫?

→いや、葉っぱにかけたら枯れちゃいます。地面に流し込む。

 

丸山)結構、イチゴなんかでは常套手段で、前に行った遠藤さんなんかは、使っています。

杉本さん)植える前に?

丸山)イチゴは1~3月など曇天がやってきたら、吸い込みで、1反あたり何ℓという形でやります。ただそれで良くなるので、ついつい入れすぎちゃうので、曇天が続いてそれが癖になっていると、あとあと厄介と言っていました。というのも晴れてもそれをやっていると、また曇天になった時に効きにくい癖が出来ちゃうということ。だから、晴れたらお酢の潅水は止めなくてはいけない。そこでバランスの帳尻を合わせないといけない。 

杉本さん)あと、今回の輪作。ニンジンのネマだとか。

→これはみなさん研究して、情報出し合って。

 

市川さん)トウモロコシだと根が柔らかいから倒れちゃうんだよね。

 

杉本さん)昔はマルチのところから根が出たんだよ。今は出ないんだよ。品種改良か何かかな。

 

市川さん)今年、ほとんどが倒れていたんだけど、ゴールドラッシュ90だけは倒れないので、根っこが出ていたんだよ。

 

丸山)雄花のところよりもっと低く切っても大丈夫ということで、背丈が低く根張りが良いので倒れない。

 

杉本さん)ソルゴーの葉っぱを入れて窒素過多にならない?

 

丸山さん)みみず会の板橋さんは、緑肥ではそんなに上がらないという感覚はもっているそうです。みみずとしては、畑のことを考えて、毎年緑肥を1回は入れて、畑が悪いところは2~3回は入れると言っています。堆肥も入れた上で。

今までは牛糞や豚ぷん堆肥だったのが、最近は鶏糞使ったら虫が食われていて、まだ精査されていない感じもありました。

牛とかだと草が出ちゃうので、やりようが無いということで、鶏をやってみたということらしいです。  

比較対象で、通常堆肥を入れたものが左、C/N比が高い堆肥を入れたのが右側。

「この悪天候の中、両方ともよく頑張りました。しかし、BLOF有機の方が株がしっかりしているので、袋詰め作業がかなりしやすかったそうです」

これが通常有機(左)とBLOF有機(右)の比較。「熊本地方は最悪の天候、大雨洪水多発、通常有機も相当頑張ったが、BLOFはさらにそれを上回る結果!収穫まであと1週間」

地面の中にC/N比が高い堆肥を入れると、悪天候でもこうなるということです。

市川さん)竹パウダーを乳酸菌をつけて撒くと、甘い臭いがしてくるじゃない?あれをやってから普通の堆肥を撒く場合と違う?

→全然違う。甘い堆肥を撒いた方が良い。

一番わかったのは、洪水で水がかぶった後でも、C/N比が高い堆肥の方は水が引いた後、何も変わらず生育していたという。他のやつはみんな枯れたとのことです。試験場でもおかしいだろうと(笑)

1:06あと、面白いのが黒ニンニクを作ったやつで

「今年はBLOFニンニクで黒ニンニクを作ってもらっていますが・・・昨日メーカーの担当者から電話があり、発酵熟成中の黒ニンニクの成分チェックをしているのですが、困ったことが起きてるとのこと。。。何か不都合、またはうまく発酵出来なかったのか、、、なにかあったのかと頭をよぎる~すると・・・『糖度が高すぎて弊社の糖度計では測定出来ません、93%まで測れる糖度計お持ちでないですよね』・・・とのこと。発酵させるとアミノ酸と糖の反応で糖度もあがってくるとは聞いていたが・・・BLOF有機ニンニク恐るべし・・・8月中旬には仕上がります。」

93%といえば砂糖なめているのと一緒ですよね(笑)

 

発酵させるとアミノ酸と糖の反応で糖度もあがってくる、だから、アミノ酸も糖も炭水化物の構造を持っているから、合算値が両方出てくるから。

 

 

糖自体は生の状態で42.3度あるんです。この時点であるんです。発酵させると淡白質がアミノ酸になるんで、倍になっちゃう。

なので普通の黒ニンニクの糖度は35度ぐらいなのが90度になっちゃうので、機械で測れない(笑)そして抗酸化力が何倍にもなってしまうので、恐ろしいものが出来あがってしまう。

 「ニンニク家族」というのがありますが、あれは実はうちが教えているんです。

この黒ニンニク、調べると、通常の黒ニンニクの抗酸化力は5倍になってしまう。薬ですね。基礎体温が上がって汗が出てきちゃう。

あくまで病気の期間だけで、戻ったらあとは食べ物で。

 

84歳のおじいちゃんが、ギネスブックに載る糖度のホウレン草を作っています。

桃でギネスに載るほどのものがあって、糖度23度、それもうちの関係。

全部ギネスに乗っちゃうんです。

ニンニクもギネス。90何%という糖度も無いです(笑)

田中さんが作っている。

 

彼はこのBLOF理論をマスターしているので、かなりよいものを作れる。ぶれないんです。

 

丸山)九州は竹がかなり豊富に余りすぎていて、業者さんもある程度意識してやっているところもあって、うちらも通常竹を使っていたこともあったのですけど、結構乳酸発酵に入ってしまった形のものが多くて、なかなか思ったような結果が出なかった部分があったのですけど、小祝さんの指導とかがあって、竹パウダーを最初に糀菌とかをつけて、ちょっと甘い系統に移し変えた後に乳酸菌をつけるようにした形の二次工程、お酒を作る工程と同じ工程に作りかえることで、竹の効果が出た。

 

それを上手く使っているところもあって。それを使ったからといって全てが良くなるというわけではなくて、みんなでやったものも含めて、全体バランスがあるんで、それをちゃんと小祝さんのBLOF理論の中でやっているんで、結果が良く出ているというのがある。

それがホウレン草の糖度17であったり今回の黒ニンニクの92度とか、そういった形に繋がっている。

 

そして天候が今年九州もめちゃくちゃ悪かったのですけど、その中でもほどほどの、周りからみたら良すぎるという結果になってしまっている。それが前々から話していた硝酸値が2桁3桁に留まっているというのも大本の要因になっている。

→C/N比を出来れば25に近づける堆肥を作る、あと柔らかくぬるぬるする堆肥を作る、そこまで持ってくるということ。

 

丸和さんは後はC/N比を上げるだけだと思います。窒素を減らすこと。窒素があると木が元気に見えるというのもあるが、天気が悪いとそれが逆に足を引っ張ってしまう。

 

丸山)どれだけ日の光が炭水化物量を生産しているのかというのが、逆にいえば極端に出る。それが出来ないことによって、どれだけ作物的には欲しい原材料が手に入っていないかということ。

堆肥があって、確かに堆肥に炭水化物が入っていて供給されるんだけど、堆肥のC/N比によっては力不足の堆肥にもなりやすい。

 

杉本さん)今、うちの堆肥に酢みたいなものをみっちりかけたら?

→いや、間に合わないし、お金もかかるし、C/N比0.001ぐらいしか上がらない(笑)

 

丸山)多分、お酢とかを使うのはピンポイントで、このタイミングでという使い方でないと合わない。継続させるには、お金が間に合わない。

→ワラとか繊維から酢を作る、腐食酸というのは、それがポイントですね。

 

丸山)宮城さんのところは、C/N比は若干20を超えているぐらい。結構、菌体になっているから、窒素の活動力が高くないのだと思うんですよ。普通の堆肥は菌体の部分もあるのですけど、原料として残っているところもあって、その原料のところが放出するのがでかいので、影響力が高いのだと思う。それが力強さに多分なっているんだと思うんですが、菌体になっていると力強さってあんまり見えないんです。

 

菅谷さんのところで話が出たかもしれないのですが、あれだけ30トンも入れている堆肥で、イチゴの苗が全然育たないんですね。冬場に入って温かい時期に。というのは菌体が基本的に循環しているんで、そんなに放出してくれていないからそうなっちゃう。

だけど、菌体としてはあるんで、水だけ潅水しただけで、年間通して作物が出来ちゃう、というだけの力は持っている。その差が多分大きい。その差が宮城さんのところも多分堆肥を全て菌体化しちゃっているんで、そんなに馬鹿みたいに窒素が放出されていないから、炭素率が高くてもそんなに影響が無いのかなという感じ。

 

ただ、前のように過乾燥になって雨に降られると、菌体が崩壊してしまって窒素が出てしまうんで、それが硝酸化して、雨が降れば爆発的に出ちゃう、というのが3年前でした。あの現象だったのかな、と思う。

 

と考えると、地力窒素だとか含めたところを見ながら、この畑は高すぎるからとか低すぎた時はどうするかとか、としていった方が。全て同じという感じではないのかな、と。

(丸山)乳酸が先に入っちゃうと麹みたいなのは入りにくくなっちゃう?

→そうです。

 

(市川さん)麹菌のせてから、乳酸に変わった時に甘い匂いするの?

→そうです。結局は、竹のパウダーが甘いものに変わるんです。そっからアルコールになって、酢になる。

(丸山)いきなり酸っぱくなっちゃうと、糖化出来ていないので、効果が出ずらくなっちゃうんですね。

お酒もいきなり蒸かしたお米にお酢をかけてもお酒にならない。効果が取れない。だけどちゃんと麹をつけて糖化をさせてアルコールになってからお酢になってくれれば、お酒になる。

 

(市川さん)どれぐらい細かいの?

(丸山)結構細かいみたいです。それで結構機械が傷んでしまってやりきれないという声が大きい。本当に専門のところがあって、連携をするのが良い。

 

(市川さん)自分でやるのと業者に頼むのとどちらが良い?

(丸山)本当に竹パウダーを作る時って、あっという間に乳酸になりやすいので、その場で加工しないと、粉砕したらその場ですぐに加工しないといけない。それを本当に自分に時間があってやれるのか?というのと、機械のメンテナンスも含めて出来るのかというのと、あとはそのやり方をきちんと教えた業者にやってもらって製品化させるのか。粉に業者がしたものを持ってこさせて自分でやるのはたぶん出来ない。すぐに乳酸発酵に動いちゃうから。で、痛むのも結構早いから、結構早めに加工しないといけない。

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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【2018/9/9】

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