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2016.5.25 丸和さん勉強会

◆宮城さん堆肥&圃場見学

◆越川さん堆肥&圃場見学

◆市川さん堆肥&圃場見学

◆吉川さん堆肥&圃場見学

◆杉本さん圃場見学

◆島田さん堆肥場&圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆今日のまとめ

【解説】

■まとめ

みなさん、大きなトラブルはまあ無かったと認識しております。また、僕自身も今日頂いた質問に即答できなかったこともありました。本当にいい情報を頂いたということもありますが(笑)

 

直感としても思ったのは、被覆をしながら透明マルチをすると、3月になると高温になる場合があるので、もしかしたら、焼けてしまったんじゃないかというのもあります。ですので、そういったものにおいては、被覆をあまり暑い時は取って頂いて、少なくとも限界温度を超えないというのを心がけて頂ければたぶんいいんだと思います。ただそんなに直感はずれていないとは思います。

あとですね、人参などは問題がほぼありませんでした。

 

みなさんに頭に入れておいて頂ければと思った1つが、ジャガイモです。ジャガイモと言うのは親芋から養分をもらいながら、最初に根っこを出し、ストローを出し、そして養分をもらわなくて3つのジャガイモを作れるんです。多い場合は4つですね。で、これってジャガイモの中に含まれているタンパク質が分解されてアミノ酸になるです。で、アミノ酸が運び出されてストローに出している。だからそれだけで3つか4つ分なので、ですので、外部からアミノ酸が吸収出来たら、芋から出されるアミノ酸自体と一緒に合算されてストローに出されるんです。すると、初期の芋がぐっと増えるというか大きな芋の数がそろって増える。ということは、3つ、つまりふつうは3つ大きな芋と養分を吸ったランクが低い小さなジャガイモいくつかできて、さらに小さいのがいくつかつく。しかしそうすると規格がばらばらになるわけですが、でも最初にアミノ酸が吸えると、3つ以外にほとんど同じ大きさの芋が倍以上つくようになる。だからアミノ酸比率というか、島田さんは確かSGRと8:5:3を撒かれていましたよね。非常に木が小さいのに数がついていたというのがありましたよね。

 

(丸山)さっきの島田さんの圃場の数字ですけど、8:5:3を40㎏、SGR40㎏、米ぬか75㎏だったかな、結構入れましたよね。ちょうどリン酸が3ぐらいしかなかったので、その辺の補正をして。今、うち自体が熱水抽出をやっているんですが、アンモニア態窒素が1.1しかなかったんです。ということは地力窒素が後から出てくるというのが期待できなかったんで、もう少し多めに窒素を入れている。それが先ほど小祝さんが説明している初期のアミノ酸という部分に、いい形ではまったのかな、と。

→ふつうはSGRは40㎏は使わないんです。ふつうはオーガニック40㎏だけだと思います。いわゆる麦芽系のアミノ酸がうまく働いた可能性があります。

 

(丸山)特に今回の圃場はPHが7.4だったんで、高いので、SGRを入れながら、特にそうか病対策にもなりうるだろうということで、米ぬかを入れながらPHを下げることを想定した。

→PHを下げながら、そうか病対策をして、更に初期窒素が多かったという。だから、ストローの数は増えて、3つじゃなくて8つぐらいまで平均した大きさなんです。

なので、そういうことを考えると、ジャガイモの初期肥効のアミノ酸率を高めると、親芋から養分をもらって、出来るのが大きな3つじゃなくて、その数が増える、圧倒的に収量が増えることになる。

で、土寄せの時に、少し窒素系を足してあげると。。。簡単にいうと3つつくところに8つついていると、要求窒素は倍以上なんです。その時に5㎏ぐらいの窒素を追肥で与えてあげると、8つ分が肥大して、規格がそろったL級がそろう。なので、そういう方法を今後はぜひ試みて頂きたいな。やっぱり収量が上がるというのは、規格が大きい小さいがない、というのが重要で、そろって取れる。それは初期アミノ酸だ、ということ。

 

(丸山)ちなみに、今、あゆみの会の方では、分析を出していただいてるのは、熱水抽出法をやっていて、違いは鉄、マンガンの数値がこんな感じで、150とか200とか。今まで10~30でしたっけ、という幅と言われていた中では、極端に数が多くなっているんですけど、これ自体はあくまで熱水で無理に出した鉄、マンガンという成分なんで、10~30というのは飛ばしてもらって、あるかないか、というか、あとはバランス、鉄とマンガンのバランスをみようということで始めているんで、このバランスが極端に狂っている場合は、大概はマンガンが多く鉄が少ないというパターンなんですけど、鉄の方を少し入れて、特にネギですとか玉ねぎですとか、酸素を欲しがる作物に関しては、この差がちょっとあれでも、これでもいいかな、と思うところでも、そういうところは優先的に施肥するよう提案しているので、現場で、実際上やってみて、それがはまっているかな、はまっていないかな、というのをまたフィードバックしてもらいながら、次の作付の施肥提案にいかしていきたいと思うので、みなさんの感覚のフィードバックをぜひともお願いしたいと思います。

 

→あと、熱水抽出でも、本当は鉄の方が多い、じゃないと、作物は調子悪いんです。

(丸山)ほとんど鉄が多いということで、まず無いです。

→理由は、越川さんのところで昔やったピーマン。鉄が足りなくて根っこが伸びないというのがありましたが、ああいった現象が起きてしまうので、鉄の要求量というのは作物は非常に多いです。ということで、このマンガン、鉄、熱水抽出の場合は、マンガンより鉄が少ない場合は、必ず施肥をする必要があります。

(丸山)特にPH7.4となると余計効かないという、なおかつマンガンが多いとさらに効かないと思う。

→PHが7.0を超えた時点で、鉄とマンガンは非常に効かなくなるんです。ここは7.4ですから、これは無理やり抽出しただけで、実際には効かない。にも拘わらず、さらに鉄が少ない。相対的にね。なので、この場合は最低でも鉄が10㎏~15㎏は必要なのかな。まあ、もうちょっと数字的には多いかもしれないけど、そういった所は鑑みながらやるしかない。熱水抽出はまだデータ不足。ただし、逆転していること自体があまりよくない。まあ鉄欠はみなさん知っている通り、根っこが張らないという現象になります。この部分だけ気を付けてもらって。

 

あと、ゴボウもですね、鉄の減り方は異常に早く減っていくので、そこはお気を付けください。やはり体が温まるもの、全て鉄を含みますので。 

(杉本さん)アイアンパワーか。一番安くなってくるルートは?

→そこに社長がいるじゃないですか(笑)

大丈夫です、うちの100%子会社なんで、どこからとっても一緒です(笑)

まっ、基本的にはバイオネットという100%子会社で、バイオファームの海外の肥料のすべての統括をやっているので。本来は特栽部分の肥料をお願いするということで、任せているんですが、なかなか伸びないんで。

 

(杉本さん)特栽は本当に減ったね。

→結構2分化しているんで。今、売る側のチェーンの方が有機にシフト始まったんで、特栽というより有機の方を求めているのが見え隠れ始めましたね。昔は有機はシェアが少ないから目もくれなかったけど。

(バイオネットさん)みんな出来ないと思っていたから、特栽で我慢して、と言っていたけど、みなさんみたいに本格的に有機に参入して、見た目も良くなって。昔は有機というとこれ何?というのだったけど、今はそうじゃないレベルになってきたんで。

(杉本さん)特栽のレベルが上がってきてしまったからよ。

 

→まっ、僕が見て思ったのは今日はそのぐらいでしたね。

まっ、越川さんの玉ねぎがちょっとあったんですが、急激に温度が上がって蒸散が追いつかなかった。だから、玉ねぎは持ったら軽かったですよね。中の水分が無かった。追いつかないんです。で、土の中の水も無かったんで、掘ってみて、土を息子さんに握ってもらったら、これは湿っているようなものは無いわ、とはっきり言っていたんで。

 

(杉本さん)高畝じゃまずいのかね?

→いや、潅水できればいいんです。

(杉本さん)じゃあ。平畝じゃだめなの?

→平畝の場合は、干ばつになりかけているときにはちょうどいいです。しかし、雨が多い時は水没。だから基本は本来は、ちょい高畝の潅水設備が一番いいんです。

でね、正直思ったのは、あの玉ねぎは窒素残しながら水が無くなったんです。だから、おそらく、土壌中を調べると硝酸の窒素になっている可能性がある。その理由としては、玉ねぎの葉っぱにカビ系のものがついていた。これって硝酸の量がたくさん吸われるとカビ系にやられる、というのがあるんですよ。ですから、硝酸がたくさんあったというのを、水が無くなったら有機体の窒素が硝酸になってしまう、最後に。だから最後の仕上がりの時に水が足りなかった時期が長すぎる、これが現実じゃないかな、と思うんです。

基本的に水が足りなくなると、葉っぱのつやが無くなるんです。本当は、そんな観察よりも水分計を1本うっておけばわかるんです。もうPF2.5を切ったらダメですよ。どの作物も危ない。

(丸山)それって、天気の塩梅とかでも吸い上げ率とか全然変わっちゃうんです。

→そうです。だから、天気が良い時はPFは上がっていってしまうんです。

(丸山)だから表層と吸収根との差があるんです。

→玉ねぎは20㎝ぐらいです。なので、20㎝ぐらいのところのPFで2.5を上回ると危ないから、だから、2.4ぐらいのところに来たらもう準備しなくちゃいけない。

 

(丸山)よく聞くパターンとしては、日が出ていれば光合成をして吸収するけど、日が強い分だけ蒸散もするんで、乾き加減は見た目でそこそこわかるんだけど、結局、ある程度曇っている状態で蒸散率がそれほど無くても、結局、光合成がしっかりしていると吸ってしまう。というと表面が水分ありそうに見えても、下が無いということがあるんですね。

→湿っているだけ、という状態ですね。

(丸山)それは葉っぱとか見ても、それなりに見えることは見える。

→そうです。だから水が無くなると一番最初にわかるのは、葉っぱの照りがなくなるというのがわかる。

 

(丸山)照りがなくなる。だから水が無くなると光合成で水を原料として炭水化物が出来る量が減るから、その分の生産物の減りが出る。

→どういうことかというと、一番が皆さんわかるのは、米を炊いた時に、開けた時が一番つやがあるでしょ?ピカピカにノリがあるでしょ?だけど放っておいて水蒸気が出ていってしまったら、ノリの部分が米の中に戻っていってしまうんです。そうすると照りが無くなっちゃう。それと同じです。

だから水が無いということは、表面の水っ気が無くなるということだから照りっ気が無くなっちゃう。水が膨張するから照っているので、シュウシュシュウっとなると、膨張しないから照りが無くなるんです。それじゃもう手遅れに近い。だから一番良いのはPFできちっと測る。で、メーターの数字の時に手で覚えておくんです。「あっ、これが限界なんだな」とういうのを手で覚える。

 

(市川さん)路地だったらどうするかな。

→路地だったら、後は雨乞いの儀式をする(笑)

 

ということです。まっ、今回はちょっと高温障害が出たかな、っという感じです。最初はアブラムシを疑ったんですよ。でもあれは完全に葉っぱの上に水が足りなくなって、アミノ酸が出てしまっている。そこにカビ系が入った。他は傷んでいないんです。それぐらいですかね。

他に皆さんの方からご質問があれば?

(丸山)この間の徳島のところで、食べ物に含まれる硝酸について、一般的に言われている高いと怖いというところから、まあそうじゃないところもあるよ、という話もあったんで、それを少しみなさんに。

→そうですね。硝酸塩というのは基本的にニトログリセリンと思って頂いて結構です。だから血管を広げるとか、血圧を下げるとかいろんな部分に働くんですが、実際にはニトロ系の物質というのは、通常のアミノ酸から人間は作れるんです。興奮した時とかよ。だから硝酸イオンが必要だ、害じゃない、と言っていること自体が、僕はちょっと疑問視をしています。理由としては本来人間の体で作れるものなんですよね。あえて外から取る必要はないだろう、というのと、それって血管を広げなくてはいけない時というのは異常の状態を表しているので、血管が狭くて高血圧で心臓病になった時に硝酸イオンがあればいいんだ、というのは病気とか特別な状況の話なので、それに合わせた食べ物作りっていうのは、ちょっと僕自身は納得できていない。

 

それよりも、いいもの食べてちゃんと病気にならない体を作って、そういうのが自己生産出来る、自分の体の中で、そういうのが正常じゃないかと。

理由としては、硝酸イオンが多くなれば、玉ねぎが黒カビにやられたり、アブラムシにやられたり、とか、そういう作物の被害が増える。更に、硝酸イオンは皆さんわかっているとおり、炭水化物をとってしまうので、美味しさがなくなってしまう。美味しくないというのは食べ物にとって致命傷になってしまうので、1面的な病気に効果があるんだとか、こういう特別な状況で効果があるんだというのは、確かにその効果は認められるんですけど、食べ物に対する特別な病気やそういうことに対する異常な硝酸イオンは、ましてや是なのか非なのか、というと、僕は非じゃないかな、と。なぜなら硝酸イオンが多いのは、子供はそういったものを食べない。子供は本能で判断しているんで。だから僕は皆さんがやっているやり方で別に問題はないと思う。

 

まあ、実は渡辺先生という方が、硝酸イオンは益であるというんですが、確かにそういった心臓病とかには硝酸イオンは益になるんですが、誰もが心臓病になるというわけでもないし。あと、硝酸イオンは摂りすぎると赤血球を痛めるんですよ。みなさん知っての通り、硝酸というのは葉物の色をピンクにする色なんで、着色料なんです。あれが入ると赤血球が酸素を運べなくするんです。硝酸ってNO3って書きますが、O3なんで酸素を持っているから赤血球をポンとくっつけて、色よく、赤いのが保てるんですね。肉の着色料。でも言い方を変えると酸素を運べないので、血液の色はいいのに酸素が足りないから貧血を起こすんです。なので、それはちょっとどうなの、と思う。

 

なので、みなさんがやっている今までの通りのものでいいと思います。アルギニンとかそっち系のものをきちんと食べていれば、人間は勝手に硝酸イオンを作れるんで、必要な時に。

 

(杉本さん)出回っているよね。

→そうですね、でも量を超えると危ないんですよね。硝酸って火薬なんで。爆発するんで。それを体の中に入れていいというのはあり得ない話なんで。ニトログリセリンみたいなやつは実は一緒なんで。でもそれって、血管がつぼまって心臓が血を送れなくなった、そういう時に利用するもんで、そんなものを常食していたら、体の方がおかしくなりますよ。

ただし、硝酸イオンというのは自然界にもあって、春先のネギに多いんです。なので、野生の動物は芯を食べるんです。そうすると、冬中、冬眠していた毛細血管が拡張して血液が流れだして筋肉を動かせるんです。なので、そういった意味では、自然界で血管拡張というのはあるといえばあるんです。ただし人間は冬眠しないので(笑)

ですので、正常な体を保っている人は硝酸はいらない。正常な体を保っている人はちゃんとした食べ物を継続することが重要。

だから、硝酸は悪くない、いいものだ、という人もいますが、それは体が否定的な方に行っているから必要なんだ、と言っているように僕は思います。

作物にとって硝酸を吸ってしまうと、アブラムシが来る、病気を呼び込んでしまう。全然いいことは無いんです。

 

(参加者)WHOだったら、硝酸塩の摂りすぎは良くない、というのは変わっていないんですよね?

→うん、全然変わっていない。

(参加者)そもそも最初の議論は、日本の基準はWHOに比べたら甘いんじゃないか、というところから、日本の野菜は他の海外より高いんじゃないか、ということで、この問題に焦点が当たったと聞いた。

→だから濃度とか量とかの問題を論ぜずに、硝酸塩はいいんだ、っていうふうに変えちゃった。

(参加者)そういう良い話があるんだっていう、あんまり偏りすぎているから、戻そうとしているんですよね。

→化学肥料メーカーの最後のあがきです(笑)

(参加者)まずいのはまずいんですよね?

→まずいのは事実です。

 

(山崎さん)宮城さんの奥さんは、筋肉痛なの?

→いわゆる、使えない筋肉の量を使ってしまったんです。それで筋を痛めたんです。例えば100㎏使える人が10㎏持ち上げたら、10㎏の負荷しか筋にかかっていないんです。ところが、10㎏しか持ち上げられない人が10㎏持ち上げると筋肉は傷むんですが再生するねすよ。しかし筋は伸びてしまうんです。そうすると炎症してしまうんです。もしかしたら切れてしまうかもしれない。断裂してしまうかもしれない。だから筋肉が無い人がたかが10㎏といっても、その人にとって100%の力だったら再生できないかもしれない。

(山崎さん)そういう場合は肉食べる?

→もう1回タンパク質から作り直すしかない。で、奥さんに聞いたら肉嫌いだから食べないという。

あとカルシウムが無いと腱の再生ができない。コラーゲンとか色々、鳥の丸があるじゃないですか、それを圧力窯で全部煮てしまうんです。そこにお酢を入れるんです。そうするとコラーゲンとかカルシウムが良く溶けるんです。僕はそれを飲んでいるんで。そうすると体が傷んだ時に良く再生できる。食事にお酢を少し入れてカルシウムを溶かしださないと(笑)

特に米のものを酢で煮込むのは一番得意なんです。だから、一番カルシウムとか筋の原料になるのに一番良いのは、糀の酢漬け、マリネ。それごと食べられる。あれが一番。全てを戻すには良い。ただ、奥さんが好きかどうかが問題(笑)

女性のみなさんは男性よりも痛みが早いのでくれぐれも(笑)

 

(丸山)最後に近くなりますが、これが5月15日の伊藤さんの人参。今年の傾向は、宮城さんのところは結局トンネルはぐるのに遅れたというので、普段の宮城さんのより高かった、長かったのですが、伊藤さんのはかなりショートに、コンパクトに、宮城さんの最盛期状態と同じぐらいに仕上がっている状態で、本当に背丈が全然ない状態で、むちゃくちゃ良い状態で、葉っぱも11~12枚ぐらい出ていた状態だったんです。

 

そう考えて、これでいくと、もうちょっとすると、ほんとに途中でみなさん抜いて人によっては実入りしているぐらいまとまっていたと思うんで。特に春人参は実入りすると持たなくなるんで、結構最近ずっとやってしまっているんで、本当に早め早めに掘って。確かに歩留まりと言うか反収は変わってしまうんですけど、後になればなるほど、本当にロス率がでかくなってしまうんで、選別も含めて考えると、気持ち早めなスタートな形で動いていかないと、ちょっと怖いかな。

 

特に、今年のこの乾燥している感じがあるんですけど、葉っぱの展葉とかを考えると、本当に丸まるのが早そうな気がするんですよね。

→これだけの葉っぱの枚数と、短いと、下がひゅっとなる。

 

(丸山)あっという間にいっちゃう怖さがひしひしとあるので、忙しい中だと思うんですが、ぜひとも早め早めにという感じで進めてもらって。まあ、たまには抜いてもらって確認しながらしてもらった方が、あとあと楽なのかな。

逆に早めに掘って閉めておく分には、去年、宮城さんのやつでしたけど、早めに掘り上げてもらって、10月まで冷蔵庫で持たせて問題なかったんで、そう考えれば、みんなのものであれば、早めであれば日持ちするので、そっちの方がロスが少ないかな、という気がするんで。

 

みなさん冷蔵庫を持っていると思うので、実験しながら、バランスをとりながら収穫出荷が出来るようにして頂いた方がよいのかな、と思っております。

→まあ、遅れれば遅れるほど、人参が透明になる。水っぽくなる。つまりお尻の方まで太るんだけど、細胞の隅々まで全部ぎっしり養分が入ってしまうんで、ニンジンを切った時に空気がある層が無くなってしまうんで、全部満タンで水風船のようになってしまう。

(丸山)まだ細い時期というのは空間があるので、かつ入れている段階なので、若いというか動けている段階なんですが、実入りしちゃうと、後はいくだけみたいな感じになってしまう(笑)そうなると本当に止まらなくなってしまう。

→下手するとパーンと割れちゃうし。割れるぐらいでいいんですが、透明でパチンパチンの状態になると、透き通った状態になるんですよ。そうすると含糖率が高いんで、下手すると重ねておいた時にカビが生えて、全部とろけちゃうんですよ。

(参加者)予冷した時に、そういう傾向があるよね。

→そうです。

 

(丸山)特に秋冬人参は大体1月に入れるんですが、その頃は寒いので、動きが結構ちゃんと止まっているんですけど、春人参は基本的に止まらないので、そういった意味からしてもやっぱり危険度が高い。実入りしてしまったら怖い、というか。本当に1日であっという間になってしまうというのが春なので。

→そういう時は出来れば機械で下に歯を入れて、ガ~っと振動を与えて、根っこを切ってしまう。そうすると水や養分吸わないから。植わっていても、水を吸わないから(笑)良く九州でやる技です。やばいな、と思ったら歯をガーっと入れて走っていくと、人参の根っこが全部外れるから、あと葉っぱは少し生きているから、水は蒸散するでしょ?そうすると人参が少し細くなるんですよ、パンパン状態から。それで保存かけると味が濃いやつが出来る。

(丸山)春でも濃いやつが出来る?

→もちろん。

(丸山)そんなのも試しにやってみて、それはそれでプレミアムとして売るとかね、そんなのも人参的にはいい形かもしれない。

→間違っちゃいけないのが、やっちゃいけないのが、葉っぱを先にカットして、それから歯を入れるのはだめですからね。これ一番やばいやり方。逆方向なんで。根っこを切ってから、少し葉っぱから蒸散をさせてから、葉っぱを切るんです。これを逆の方向でやると全部やばいことになる。なぜかといったら、上に葉っぱが無いでしょ?なのに水を吸っているから、人参はパチンパチンになる(笑)それ最悪なことになるので。

ちょっとお気をつけ下さい。

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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【更新情報】

【2018/12/12】

 最近の畑の様子に

 11月の人参を 載せました。

 

【2018/9/9】

 最近の畑の様子に

 産地廻り時のレンコン圃場

 の画像を載せました。