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2017.10.12 丸和さん勉強会(夏の水管理と水溶性炭水化物の利用)

◆越川さん見学

◆山崎さん圃場見学

◆山崎さん堆肥場見学

◆杉本さん堆肥場見学

◆杉本さん圃場見学

◆吉川さん堆肥場&圃場見学

◆市川さん圃場&堆肥場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

ご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページに飛びます。

 

◆越川さん圃場見学

■長ネギ圃場

なんか色がどう考えても色が薄すぎるものね。抜いてみて。

根っこはブツっと抜かないで、丸ごと、土をつけて。そうすると根毛の量が見えるので。もしかしたら根毛が無いかもしれない。

(杉本さん)見た目では結構根っこがあるように見えるけど。

→ 根っこには目で見える太い根っこと、目で見えない細かい根っこがあるんです。で、細かい根っこがあれば、土を上手くとれば、確実に太い根っこを隠すように土がくるんでいる。でもそれが無かったら、ミネラルは吸えない。

(丸山)窒素だけ吸っちゃって。

(杉本さん)なんでそうなるの?

→干ばつです。

はい、土がついてきませんでした。水不足。

(参加者)雨、降っているのにな。

(丸山)いや、量が少ない。

(参加者)暑い時か。

 

 

→今、結構気を使って土を掘ったんですよ。本当は根毛といって、普通は人間の肉眼では見えない細かい根っこが出て、その根っこの周りに普通は土がついている、根っこが土を抱きかかえているんですよ。

今、全くない状態です。傷んじゃったんです。

普通は土が絡んでこんなに根っこは見えないんです。だから結構早い時期に根毛がでなかったんですね。とういうことは、適度な湿度が無かった可能性がある。

(参加者)ネギは水をやらない方が良いっていうよね。溶けちゃうっていうよね。

→水が無いのも困る。やり過ぎたら溶けます。

(参加者)やり過ぎたらだめで、やんないともダメなの(笑)

これ見ればわかりますが、やっとちょろちょろ根っこが出ている。

(市川さん)新しいの出ているね。

→そう、だからこれから色戻り。

(市川さん)吸収根が無いってことだ。

→そう。これから色戻りするってやつですね。

 

で、下の土を触ってみるといいと思うんです。根っこがあったところの土を素手で触ってみるといいんですが、そっこから果たしてどれぐらい水気がとれるか?あのね、人間が思っているほど無いんです。あまり土の色でごまかされないで下さいね。

水分出てこない。手も湿らない。なので完全に水不足。やっと根っこが水を拾って出ているところ。

あとね、これは高畝にしているので、どうしても乾燥しやすい。だから正直、根っこが乾いている。

(越川さん)草が元気になっちゃうんだよな、水をやるとな。

→ただ、時間的に出荷に間に合うのかどうか。単純にいうと輪切りにしたら乾燥しているよ。

(丸山)目方とれないから、もったいないですね。

→水はあり過ぎても腐る、透明な根っこになると腐る。

(丸山)去年は調子よかったじゃないですか。曇天で結構雨が降っていましたよね。

(越川さん)去年がベストだったんですよ。去年は葉っぱで畝がふさがっていたんですよ。草も出なかったし。

→水が少ないんです、だから丈も短いんです。かといって調子が悪いのかと言うと揃っているので、肥料はある。これで何回か雨が降ると真ん中から出てくる。

(市川さん)でも窒素の効きが上手だから、締まりはいいよね。

→そうですね。ただね、女性の方たちはわかると思うのですけど、折った所で、普通は水が出てくるんです。無いでしょ?乾いているんです。

(市川さん)辛いかな?

→いや、火を通せばいいでしょ。

(市川さん)辛い。で、見た目よりも柔らかい。

→でも、水気が無いでしょ。ということで、水は無い方が良いと思いこまないで、必要な時はやってください。一番は水分計を打っておけばいい。pfメーター。特に高畝は乾きやすいので注意が必要。

(越川さん)傾斜になっているところがあるんで、そこはもっと乾きやすい。

→pfメーター、打って下さい。

とにかく目で見てみると湿っているように見えるけど、中を見て見たら乾いているから、

(越川さん)じゃあ、潅水するならスプリンクラーでやって。どっかで脇に点滴みたいなので流している人がいるけど。

(市川さん)スプリンクラーだと引っぱたいちゃうじゃん。ボールネットあげようか?風で向きが変わっちゃうけど、潅水チューブの頭につけるやつ。スプリンクラーの頭を交換してつけるやつ。1時間に水分がちゃーって色々な方向に出るから。

(越川さん)水って、何時間ぐらいあげればいいんですか?

→pf入れて(笑)見てれば誰でもわかる。あとは畝間湿らせて。根っこは下にあるから。畝に水をかけても意味が無いんです。

ステンレスのシャベルで、どこら辺から根っこが出てくるか調べてみてよ。

大きく根っこが出てくるのはどのぐらいか。そこに水が無いと意味がない。だから上からスプリンクラーで水をかけても意味がない。

(丸山)流し込みの方が良いぐらい。逆に水道が切れないように、適当に水が必要。

(越川さん)雨が多い時はネギは調子が良い。

→水が無いと、さっき言った太い根っこから細かい根っこが出てこないんです。乾燥に耐えられるように細かい根っこを出さない。

(丸山)逆に去年が調子が良かったということは、去年の天気の曇天でも水の量が。

(越川さん)そうですね、バランスよかったですよね。

(丸山)特にネギは栄養成長だから、ある程度、曇天でもいっちゃう。

(丸山)でもよく言ったよね、雨降った後にネギがとれると目方がとれるから水ものだったね。あとは草との駆け引きか。

(越川さん)やればやるほどリスクがあるから。うちなんか変態の領域だから。

■キャベツ畑

土の中の湿り気を手で触ってみて。葉っぱが大きいから、結構、土を隠しているから。15㎝から。

その時点で触った感覚、さっきのネギとは違うでしょ?ということでしょ。ネギみたいに日陰を作れない作物はすぐ乾く。

ここは(棒を刺して)これだけ深いので、表面が乾いても下から地下水を吸える。水が途切れないんですよ。

これがもし硬盤が20㎝とかあったら、今日は全部萎れている。

これは堆肥のおかげで団粒構造が出来ているから、水を吸い上げられるようになっているから、水の保持が良い。

ネギの方も良かったのだけど全部蒸散して無くなっている。でもそれは簡単です。誰でも水分計をつければいい(笑)だって、それでピーマン、解決したじゃないですか。

やっぱりネギは水をやり過ぎたら腐るという思い込みがありますよね。確かにやり過ぎたら腐るんですよ。土を深いところまで入ったら、土をかぶせるから。だけど今回は、それどころか乾きすぎ。 

(市川さん)ネギの場合はどのぐらいにpfメーターをおけばいいの?下?

→地表から20㎝ぐらいで打って下さい。そうするとちょうどここぐらいの水を見ているんですよ。

どういうことかというと、ちょうど今、根っこがあったのがこの辺だよね?そうするとこの辺の水が多ければ、養分をきちっと吸える。

この上の方には根っこが無いんですよ。だからスプリンクラーみたいに上に水をいくらかけても効果が無い。吸っている所に水が無い。

ベテラン勢が陥りやすいミスです。

で、こういう隠しているやつは全然、湿りっ気が逃げないんで。葉っぱから蒸散するだけなんで、まだまだ残っているんですよ。

ネギの方は日が当たったら、乾いて水が上がってきて、また乾いて水が上がってきての繰り返しだから、水の落ち着きがない。乾いてしまう。こんなに丈の短いネギは今まで無かったでしょ?

ま、こんな天気が良い時に水をやっていたら相当でかいのが出来たね。

■堆肥場

デリカはもう気づきましたよ。何が抗酸化を高めるのか、何がビタミンCを高めたりするのか。

(市川さん)じゃあ、マニュアル作られちゃうじゃない。

 

→そう。さらに追い打ちをかけるように、今回、東大と理化学研究所がデータで見ているでしょ。phの下がり具合とか。もうあれでほぼ間違いない。

(市川さん)データ全部よこせって(笑)

→(笑)でも、あのメンバーで植物栄養学がガラっと変わっちゃうんですよ。教科書、ガラッと変わっちゃう。来年ぐらいにネイチャーに発表するって。 まっ、要はこれってもともとは植物繊維って、水と二酸化炭素から作られた炭水化物じゃないですか。で、みなさんが炭水化物として良く見ているのは、まず、お米。それに糀菌を付けると何になりますか?

(参加者)お酒。

→酒になります。それをしばらく放っておくと?

(参加者)酢。

→そう。だからこの段階でph6,5下がれば、地面に入ればもっと下がるんです。

(市川さん)そうなれば、ジャガイモ作れるな(笑)そうか病とかな(笑)

→彼らは菌の属性も調べているから、自由自在にコントロールできるだろうね。まあ、彼らは教科書を作るのが目的だから。

(市川さん)俺らは上手に作るのが目的だから。

 

(参加者)今年は暑いせいもあるけど、そういう感じもあるんだね。

(丸山)曇天の割には、雨が降った割には水分量が少なかったのが、たぶん一番大きい。

→そう。あとね、みなさん感覚的なところで聞きたいんだけど、この堆肥に糞尿と木があるでしょ。水が少ない時はどっち側だったら分解しやすいですか、というか、問題が出そうですか?

(参加者)糞だよね。

→でしょ。だから繊維は水が更にないと分解しないから。とすると、水気が少ない堆肥をやってしまうと?

(越川さん)だから畑でまだゴロゴロ残っているんですね。

→そういうこと。

(越川さん)だから、ハウスの真ん中は水分があるから分解しているんだけど、端っこのところは残っていますよ。

→そういうところが硝酸態化する。つまり糞の方が分解かかっているから。窒素が残っている。木が分解していれば両方混ざっているけど、木が残っているから糞だけ。だから硝酸が多い、ということです。

ということで堆肥の作り方に気をつけなくちゃね。

まっ、まだ、残念ながら日本中で気づいている人は、ほとんどいないから、堆肥場を作ったように先行してやるしかないです。

 

(丸山)畑で緑肥を作ってという話も一時期ありましたが、市川さんのところだと鶏糞が大量にって話で。

→そうするとアルカリ性にいって硝酸が出る。

(市川さん)味が悪くなっちゃう、量はとれるけど(笑)

→そうです。まあいいんです。何を目標にするかということだから。

(市川さん)うちの場合は、堆肥場を作って、良い堆肥と言われているのを入れ始めたのがまだ間もないので、畜糞が少ないという意味で、鶏糞を沢山入れているという部分はあるんですけど。

だから、これがある程度のレベルになってきたら、それこそ畜糞は極力減らす。ましてや尿の匂うものは使わないように出来ればな、と思っているんですけど。

→基本的にリンが上がって来るまではやらないとダメなんですよ。関東ローム層の赤土ってリンが少ないんで、どうしても効かないんです。それを鶏糞などでちょっと多めにして上げておいて、そこから畜糞堆肥というのを繊維堆肥に切り換えていく。

(越川さん)これ、繊維ですよね。

(丸山)もろ、そうですね。これが液状になって分解されて。

(越川さん)ただ、馬糞自体を減らさないと。

(丸山)いや、たぶん馬糞堆肥はこのレベルでOKだと思うけど。

(越川さん)でも、ネギとか効かなくなっちゃうから。すっげぇ難しいんですよ。

(丸山)バランスがね。

(越川さん)里芋とか大根とかは合っているな、というのはわかるんですけど。

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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