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2017.5.26 龍ヶ崎水稲勉強会

◆座学1

◆圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆まとめ

基本的に海外メーカーの方が圧倒的に安いので。とにかく、奥さんいらっしゃるからわかると思いますけど、塩漬けした野菜とかちょっとでも塩っけがあれば虫は食べないんですよ。塩素は彼らの消化機能を壊しちゃうんです。人間は塩素を使うんです。どういうことかというと、胃袋で肉を溶かすでしょ。その時に塩酸を使うんです。塩化水素を。その時に塩素が必要なんです。高等動物は塩酸を使うんですが、いわゆる昆虫のような下等動物は塩素は胃酸が無いので全く使わないので、それが含まれるものを食べると消化不良を起こすんです。

(参加者)塩化マグネシウム?

→はい。液体じゃなくて粉ね。日本で売っているのはほとんど粉で買ったのを30~40倍に薄めている。

(参加者)ぼろ儲けだ。

→粒はいいです。粒は2000円ぐらいじゃないですか。だから、液体で買うと20㎏の粒を買ったら600ℓの液体が作れるわけですよ。それを1万ちょっとで売れるわけでしょ。かたや仕入れは3000円ぐらい(笑)

確かに効果はあるんだけど、間違って野菜に使うとガリガリになっちゃうんで。またイチゴなんかにも少し流してあげると固さや甘さが少し戻るんで。

(参加者)先生のところでアイアンパワーが売れなくなっちゃうんじゃないですか?(笑)

→いや、効果が違うんで(笑)

 

20kg2000円ぐらいでしょ?30㎏で3000円ぐらいだから。それが普通。30㎏だと海外のメーカーです。日本は基準で20㎏で30㎏だとパレットに組めないんです。30kgだと海外です。

(丸山)ヤフーで3000円25㎏で塩化マグネシウム、凍結防止剤で出ていますね。

 

→そうそう、道路に撒くやつなんですよ。くれぐれもボラれないように(笑)

とりあえずこれからの作業の形は、稲の繊維を固くする。あと塩素を使って虫が食べずらいようにする。

(参加者)カメムシもなかなか寄りずらい?

(参加者)カメムシは穂っぽだから。隣に遊びにくるから、それでやられる(笑)

→しょうがないですよね、こればかりは。無農薬だと。

(参加者)だから去年は唐辛子を水にとけるやつを、1トンに1㎏いれて、まあしみるはしみるは。ただ、うちのはイナゴが多いんですよ、葉っぱはそんなに食われなかったですね。去年は葉っぱ、6~7列無くなっちゃった。あれとって売ればいいんだけど(笑)

→いま、イナゴ佃煮高いですからね。長野の人は本当に食べます。

(参加者)小さい時はおふくろに食べさせられたけど。腹はいやだったな。上の皮の堅いところはゴリゴリで美味しかったけど。

→まあそんなところですね。調子も良かったし、分げつも良く出ているし。まあ、基本的にアミノ酸の効果もやっぱり良く出ているので。

あとは酵母菌の大事な働きとして、オーガニック853の中には、いろんなアミノ酸が多いのですが、調子を良くするのも入っているのですが、20種類に及ぶアミノ酸の中で、

15種類ぐらいはあまり調子を良くしないアミノ酸なんです。どんな肥料でもそうなんですが。それで酵母菌というのはそれを食べてしまって、グルタミンとかアルギンに作り替えてくれるんで、どうしても春先の酵母菌がちゃんと効くような状況、だからガスが沸かない、そして酵母菌が増える状況にすると、有機肥料自体も良い成分に変わってきますので、春先の酵母菌は非常に重要な意味があるので。

有機肥料はどうしてもアミノ酸が全部良いというわけではないということを前提にしているので、メチオニンとかあるんですが、そういうのは抑制に行ってしまうので。

まあ僕からは今日はそんな感じでしたけど、また何かあれば7月に。

(参加者)7月は穂が出るかで出ないか、まあ早生はほぼ出そろっていると思います。

→そこでまに肥効が間に合ったかどうか。量的なところはしばらくしないとわからないけど、追肥をやった時の葉色の色が落ちていないかどうか、確認してもらえればと思います。どうしても有機の場合は、1回色が出て下がって追肥をしても上がってこない。

(参加者)それは感じた。

→なので、良い色が出たらそのまま苦土と窒素を追肥してずっといって、切れてきたら下がるという感じ。で最後は黄色くなるんじゃなくて、薄緑色。このお茶のペットボトルの上の部分よりちょっと青みがかかった一番上の緑というか黄色、というか畳の色のような色。そんな色で終わってくれると一番食味が高いものになる。

今年は1位をとる。

(参加者)そういわないでください(笑)あまりプレッシャーをかけると苦になるかも。

→やるべきことを落とさないということですね。沢山やるとプレッシャーになりますが、これとこれは絶対やるということを落とさなければ、食味は落ちない。

(参加者)さっきのニンニクのところの熱処理を今年はやりたいと思うんですが、エコロジアール?それは買えますか、ネットで?

→エコロジアール?アルコール?アルコールでいいです。たぶん、堆肥でやった方がよいですよ。

(丸山)堆肥がアルコールの原料になるんで。

(参加者)1反歩でどのぐらい?仮に放線菌だったら?

→放線菌であれば、blof堆肥にアルコールがあるんで、大体割合がblof:放線菌で3:1ぐらいあれば。別に病気が出ていないなら放線菌は入りません。blof堆肥だけで十分です。1反歩たぶん1トンをベースに堆肥を入れてます。

(参加者)それで熱処理をすると。

あの田んぼの灰のうすいところにblofを撒いたんですが、かなりしっとりしていたんですけど。

→そうですね。しっとりしていますし、水気もある程度もたした状態で終わっています。逆にあのぐらいの水分だと休眠はしています。で、ある程度水をもっているので、また水を加えるとまた動き始めます。

(丸山)あとは他の地域で竹パウダーが使われていますが、有効的に使わないと失敗例もあると思うんですが、どこがポイント?

→稲ですと入れる時期、出穂30日~40日前とか大体決まっています。

あとは野菜なんかはあまり直前に入れてしまうと、根焼けする可能性があります。分解する時に一緒に根も分解されてしまうんです。なので、2週間ぐらい間を空けて元肥を入れることを前提にしています。

パウダーは分解が早いんですが、粗目のやつが入るとまだ分解していて危ないんで。パウダーを使う。

(参加者)パウダー使えます?

酢酸菌がついているので腐らないのです。入手先は、僕は良くは知らないのですが、丸山さん、なかやさんの友達を知っています?そこが知っています。

(参加者)自家製のがある。

(丸山)自分で竹を持ってきて、粉にしたときに、処理の仕方によって効き方が変わるという話があるので、そこを注意しないと無駄な努力になっちゃうかな、と。

→あとは粉砕機の仕組みによるので、たくさんチップソーとかついているやつですか?

(参加者)細かな編み目になっているやつで、それを通って来たやつが。

→どれぐらい細かいんですか?

(参加者)5ミリ。

→5ミリだと使えません。大きすぎる。残クズぐらいじゃないと。5ミリだと来年になっても分解していないです。

(丸山)この間、NHKで神崎のやつが出ていて、あの時はチップソーを何枚も使っていてそこに押し込んでいた。それなら大丈夫?

→大丈夫です。チップソー30枚ぐらいを並べておいて、竹をつっこむと粉になっちゃうんです。3ミリぐらいだとあんまりとれないですよね。時間かかっちゃって。なのでチップソーのやつか、切粉です。でもチップソーのやつだと耳栓しても結構大変。竹がスピーカーのようになって。一番音が少ないのは、筒の中に歯があって、そこに竹を突っ込むやつ。それは竹を内側と外側から削るやつ。鉛筆削り。それだと音があまりしないんです。チップソーは高速回転しないと削れないので。鉛筆の方はゆっくり回るので温度も上がらないので木にも良いというんです。徳島であるらしい。特殊な奴は徳島の研究所が作っている。日本製です。

(参加者)四国の方にそういったのが多いですよね。あっちは竹が多いから。

→そうそう、だから機械も発達しているんです。300万ぐらいする。でも製造能力も高いし、買う価値はあるな、と。安いのを買うとすぐ壊れる。

(丸山)竹の粉にしたやつはカビは?乳酸にすると強すぎるとか?

→大丈夫ですよ。特にコアギュランスをつけてやると最後のミネラル養分とか効くんで。だけどあまり人家が近いところでとれる竹には腐敗菌がついている。山奥のやつはバチルスコアギュランスがついているから。

(丸山)そういうのがわからないのは、意図的に撒いて。

→もちろん。コアギュランスを撒いてあげて、そこに竹の粉を撒く。

(丸山)今回の3ミリとか5ミリのやつは効かない。堆肥かなんかに寝かす。

→効かない、溶けないから。でも寝かしても恐らくそれでも3カ月以上かかりますよ。

(参加者)じゃあ今作って、秋処理に使う。

→これはね、秋処理じゃなくてその場で溶けて肥料に今使うやつ(笑)

川上さん、水を温めるのはやっているでしょ?

→はい、なんとか貯めた水は出て行かないようにするのに苦心しましたね。でも土の温度もだいぶ上がりましたよ。

→あとはもみ殻燻炭を代掻きのあとに撒いておくとよいですよ。焼いたやつね。そうすると光が当たると温度があがってそこを通った水は温度が上がって温かくなるんですよ。

(参加者)なおかつ浄化ね。微生物の住処になるしね。

→そうです。

(参加者)炭は1反歩どのぐらいまで大丈夫しょうか?

→炭がどうこうじゃなくて、炭の膜をつくって温度を高くしたいということですね。まあ、もみ殻燻炭が一番安くていいですよ。ペレット処理の炭だと相当高くなるから(笑)

(丸山)葉物勉強会で、さっきも途中にあったんですけど、水のポイントが大きくて、今回も稲の最後の供水、要するに登熟期の吸水で締まり加減のところが畑に大きければ、団粒後、水の流れを良くするというところをもう一度、どのようなタイミングでどのようなことをすればよいかを。

→そうですね。基本的には酵母菌がアルコールを出した時に土の中の穴が出来るんです。でも酵母菌はワラを直接食べらないので、ワラを液状化しないといけないんです。良く堆肥場に行くと下から黒い液体が出ていますが、ああいった状態だったら酵母菌は食べられるんです。もしそうだったとしたら、春先にワラをうなったらああいった汁が出てくるかと言うと、絶対出てこない。なので秋処理でワラを分解して春先に酵母菌が食べやすい液状化をしておく。そうすると酵母菌から気泡です。もちろん酵母菌を秋に撒いても良いけどね、出来るだけ密度が高い方が良いので。そうすると、田植えをしながらも小さなあぶくがプクプク沸いてくるんです。出てくるんじゃなくて沸くんです。何もないところから泡が沸いてくるんです。要するにビールのコップを見ていると途中から泡が出てくるのと同じです。ああいった感じでそこら中から泡が出てくるんです。そうすると土が締まってきてだんだん硬くなってくる時に、小さな泡の粒が残るようになるんです。密封されちゃうんです。つまり二酸化炭素の層が出来るんです。いわゆる土のパン構造です。そしていずれそこには水が入ってきますし、根っこも入ってきます。養分を吸う場所もある、スポンジ状ですから水も通るという理想の状態です。

(丸山)それは後半の吸水のところまでもずっと残る?

→はい。そういうことです。

(丸山)それはワラの量にもよるんですか?

→1反歩は1反歩のワラで十分です。

(丸山)足す必要ももなく、しかしひいちゃうと足りなくなる?

→そうです。ワラの持ち出しをしてしまうとちょっと厳しいです。

(丸山)同量が最低欲しい。

→はい。

(丸山)美味しくするのにワラをもう1反歩分多くするとか?

→止めた方がよいです。だったら竹の粉の方が良いです。

(丸山)早く分解して吸えるタイプの方が。。。

(丸山)あと、昨日の話に出た酒粕の利用。同じお米なんで、酒粕が手に入るなら。

→そうですね。今言った土がプクプクになる状態とアルコールが出る状態なので、根っこの周りに腐敗菌がいなくなる。あと酒粕は窒素5%なんで有機肥料なんですね。

(丸山)使うタイミングは元肥?

→そうですね。だから1粒で3つおいしい(笑)

(丸山)菌つき、窒素つき(笑)

→だから853も酒粕みたいなものなんで。まあ、みなさんも酒屋さんと契約して、酒粕をもらえたらいいんですね。1反歩あたり50㎏でも30kgでもあればそれだけでも根の発達が違ってくるし、ガスの発生も抑えられるので。酒粕は田んぼに必須肥料と僕は思っています。

(丸山)反当どのぐらいが?

→できれば元肥全量ぐらいできれば。5㎏の窒素で100㎏。例えば8kg入れたいなら160㎏。

(参加者)集まらねえな。

→結構、最近人気になっちゃっていますからね。

(丸山)酒屋さんと仲良くなっておいて、出てくるタイミングは自由であとはこっちで受け取りますみたいなことをいって。

(参加者)置いて置けるんですか?

→陰干しですね。出来るだけ。

ま、大変ですけどね。最初は撒けないんですよ。ぺちゃぺちゃで。詰まったら出てこないですから。そして最後はお酢になるので、張りつきながら機械が溶けちゃう。だから終わったら必ず洗浄して。

(参加者)もみ殻とかと混ぜたら?

→その方が良いです。

(丸山)昨日のお話しでは、バチルスコアギュランスの培養の話では、糖蜜では増えなくて、ファイブミニとデキストリンと…

→水溶性植物繊維。まあ、総称ではオリゴ糖と言われています。

(丸山)あと、アミノ酸、魚の出汁、それが餌になって増えると。

→非常に簡単なので。で、増えたかどうかはリトマス試験紙が青から赤になったらOKです。赤の度合いがきつければきついほど酸性なので。化学の実験みたいに。

(丸山)あと結構、関口さんの根っこは白かったんですが、後半に白さが抜けて鉄が赤くなるという傾向があったんですが、その要因の対策と、気にしなくても良いのかどうか。

→何とも言えないね。

(丸山)そもそも遅効性のアルカリ性のが増えないとそれが切れちゃって酸性化して鉄がつくという感じ。もしもやっていく中で、そういった傾向があれば、粒がでかい、遅効性のものを仕込んでおいて、落ちても落ちきらないのをやった方が良いかもしれない、というところですかね。やっぱり鉄がついちゃうと、最後、そこから水も含めて水分含んで詰まっちゃうという事になりかねない。

→はい。

(丸山)今度7月の組み立て。

→ですね。7月はもう補肥は終わっているので、開帳型にきれいになっているのか、それともまだ逆V字になっているのか、つまり遅れ穂が無いのかどうかのチェックです。

(丸山)その時で勉強会でやれることを見つけるのはほぼ少ない?

→その時にやれるというより、その前に問題があるということ(笑)

(参加者)そこになるともう…

→良いか悪いかわかっていますしね。

(丸山)逆にその時に診て、翌作の畑の状況の中で、秋処理からのスタートで何をすべきかをそこの時点で見ていく気持ちで。

→なので、みなさん稲刈りの1週間前には土をとっておいて欲しいです。

(参加者)稲刈と同時では?

→いいですけど手間がかかるんで、その前に田んぼを見回りにいったら、泥とっているのと一緒なんで。

(参加者)今、5か所とっているんだけど。

→必要ないです。真ん中でもどこでも大丈夫です。稲は本当にどこでも変わらないです。

(丸山)その時に、出来ればそういった意味では、可能であれば土をその前にとっておいて、勉強会資料として測って、みてみるというのは、同じ分析の中で観れるというのであればいいのかな。

(参加者)田んぼ1まい1まいちがうから。

→地道にやるしかないんで。

(参加者)ph7.いくつの畑から。そこから苦土とかカルシウムとか、この前、関口さんのところでみたカリウムが少ない畑があったんで。カリは結構多いというイメージがあるんですが、実際に測ってみるとちょっと減っているというところもある。

→そうですね、動物糞を使わないとどうしても減って来るんで。稲も刈りが不足すると登熟が悪くて全部補足なる、つまり収量がとれなくなる

(丸山)味がというのではなくて単純に採れなくなっちゃう。

→ちゃんと窒素入れているのにおかしいな、というのはカリ不足。カリが15を切ってきたら怪しいな、と思った方が良い。

(参加者)1回入れたらドーンと上がった(笑)

(丸山)毎作ちょこちょこ減る傾向があるなら入れていくという。

→そうですね、有機やっている方は堆肥使わないで米ぬかを使うのが多いんですが、米ぬかではとてもマグネシウムは足りないです。

(丸山)カリは盲点的な部分があるのかな、と思うんで。

→たま~にね、畜糞系でダメになっちゃう。まあ秋に鶏糞使っていればそうは無いと思うんですけど、鶏糞にもカリが結構あるのでね、

(参加者)鶏糞のカルシウムだけでは足りないですよね。

→あの鶏糞にもカリがいっぱりある場合があるんですよ。何年も施肥設計をしていて、加里がいっぱいある時は、石灰抜きの鶏糞があるんですよ。ブロイラーでたまに卵の殻のところがあるんですよ。ブロイラー系だと石灰がほとんどない鶏糞がある。

(丸山)結構畑作りで今回鶏糞を使って、腐植系、畑の繊維系が落ちることがあるけど、そこはあまり問題にならない?

→ならない。田んぼはどちらかと言うとワラが分解して翌年の稲に吸わせなくてはいけない。循環です。で、自分の中で、それをさらに促進させたいという人は、堆肥だったりケルプペレットだったり、そういう炭水化物系をちょっと多めに使うのが良い。あとはカリです。

では、他にないですね。今年も期待しましょう! 

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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【2018/12/12】

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 産地廻り時のレンコン圃場

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