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2017.5.26 龍ヶ崎水稲勉強会

◆座学1

◆圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆圃場見学

【解説】

■ガスの発生をチェック

→あんまりガスがでてないですね。稲を抜く時に匂いを嗅いでみてください。ダメな時はこの時点でダメなんで。 

でも、出てますね。新しい水が入ったところから沸いています。黒っぽい。

中は大丈夫。ちょっと上の方はね、温かい水でガスが沸いたところはちょっとだめだけど、まあ大丈夫です。根っこも出ていますし。ダメなものはこの時点でダメですからね。

 

(参加者)根っこは、もう4~5日前までは止まっていた。本当に鴨を入れる前までは止まっていた。入れたら動き始めた。何か刺激がね。 

(参加者)これでオーガニック5体?1,6×5で8kg。

(参加者)あと秋処理で鶏糞が120㎏。

(丸山)秋はいつ頃?

(参加者)11月。

→これ、ワラは浮かなかったですよね?

(参加者)そうですね。

(参加者)新しい葉っぱが6枚目だね。俺の所は1枚目はとろけちゃっている。

→ちょっと沸いていましたね。黒いのとちょっと茶色くなっていますね。完全にやられちゃっている。

(丸山)何が原料で沸いちゃったんでしょう?硫化水素?

(参加者)鴨が入ったからガスを抜いてくれたのもあると思います。鴨を入れてからの様子が全然違うんです。

(丸山)今年は自家製のぼかしを使った成果ですね。

(参加者)そう、酵母菌、納豆菌。オーガニックは3袋、そのやつは2袋かな。それで今年は葉の幅が出たみたい。

→養分が良く吸収されているんでしょうね。 

(丸山)良い根っこですね。

→1ヶ月でずいぶん早いですね。OKです。土の臭いも無いですものね。

 

(参加者)これ、今日か明日で8葉展開。ある程度深植えしているんだけど、なんか浮き上がってくるんですよ。

→そうですね、根っこの出が早いから浮いてくるんですね。あと土が柔らかい間に分げつをすると開くんで、持ち上がっちゃうんですよ。

(参加者)そうか、機械で一番深いように植えているんだけど、浮き上がっちゃうんだよね。 

(丸山)本当、根っこが太いですね~。

(参加者)この太い根っこは葉っぱが何葉期になったら出るんですか?

→いや、最初から出てますよ。

普通って、1そく入ったら2そく目の根っこ、3そく目いって4そく目の根っこと順番に出るんですけど、これは3そく目です。だから1そく目の田植えの時の根っこからいきなり3そくに入ったんですよ。もっと水温が高くなるともっと太い根っこが出てくるから。段飛びしているんですよ。だからこそがっちりしているんですよ。 

(丸山)で、展葉するから上がっちゃう。

→そうそう。根っこの出が早いとこうなっちゃう。だからポット苗なんかでやるとポットから根が浮いちゃうんですよ。ぽろぽろ落ちちゃう。

(参加者)この根っこの鉄分ちょっと含んでるようなやつは?

→最初の頃のやつでしょ。大丈夫です、パッチリ。

(参加者)どんどん白いのが増えている。

根っこの伸びが相当早いんですよ、1日で恐らく3㎝ぐらい伸びているんです。

(参加者)葉っぱはね、昨日あたりは3~6㎝ぐらい伸びてる。新しい葉っぱね。

→あと葉っぱの幅があるからね。調子が良い証拠です。

(参加者)光合成、ばっちり。

→あとはどこまでいくかだね。まあ言い方あれだけど、かずみさん達、そろそろ気が抜けているから(笑)

あとは、かずみさん達、量がとれているけど食味はずば抜けて良くなかったからね。結構、量を取るほうに走っていたからね。

(参加者)量がとれても味が悪かったら売れないから。味で。

→関口さん、これ直売所に出しているんでしょ?

(参加者)出していますよ。コシヒカリ、結構売れてきましたよ。

→お~素晴らしい。お客さん、正直ですからね。

(参加者)でこれ、水槽に入れたら、これ中のわかるんですか?

→開くんですよ。でも、もう入れなくたって根っこが開いているのわかるから(笑) 

→これ、葉っぱの頭が揃っているのわかるでしょ。ほら。扇形になっているし。OKです。急激に化けますからね、ある時。

(丸山)あと注意点は。

→結構、早めに燃料切れを起こすんで。色冷めちゃうといくらやっても戻らない。 

(参加者)そうすると、オーガニック撒くのは26日ぐらいであと2週間ぐらい。ということは来月の10日頃。

→そうですね。遅くとも15日。

(参加者)10~15日ぐらい。するとマイナス40日。

→ちょうど良いですね。すると色がずっと維持される。そして今度は窒素が切れても苦土が効いているので、窒素の色じゃない緑が残るんです。苦土とマンガンね。と高食味ね。

(参加者)だから苦土が良い。納得(笑)

→そうすると下からの枯れ上がりが少ないんです。

(丸山)で合成が出来て。でもその時に、地面がさっきのきれいに水分がいくようにしないと意味がない、と。合成できる原料が無くなる。あるんだけど吸いずらいと。

→つまり、ああいう穴がポツポツ空いている土だと水が良く通るんですよ。ということは、マスク無しの水飲みっていう。土がべったりだとマスクありの水飲みになるんで。結局これって毎日水を蒸散するんですけど、どれだけ水を吸いやすいというかストレスがないかどうかが、登熟の時に大事なんですよ。

(丸山)水があるかどうかではなくて、作物が水を吸えるかどうか。

(参加者)吸えるとなって、うちの方の水はきれいだから(笑)

→そうなっちゃうと根腐れして、ね(笑)

だから、土がぼこぼこしていると根っこが下に入っているんで、で入っていないのは下の根っこは腐っているから、コンバインで入ると下がくっついていないから、ボコッと上がってきてしまうんですね。でもこういう根っこで、土がさっき言った隙間がスポンジ状態だとがっちり食い込んでいるんで、絶対上がってこない。そういうのは良いのが採れる。

(丸山)しかも水は上からだけど、根っこはちゃんと下から、きちっとフィルターがかかった少しでもきれいな水が吸えると。 

→どっちにしろフィルターに酵母菌や色んなのがかかっているから、水がきれいだから稲の際のところが、ほら、全然黒くなっていないでしょ。ちゃんとフィルター機能が効いている。普通は際の部分が黒いじゃないですか。これは全然問題ない。

(参加者)じゃあ、光合成細菌が効いているのかな?あと酵母菌も。

→効いていますね、全部。総合力。

(丸山)菌フィルター。

→言い方悪いんですが、関口さんのところは、稲作で使う技術を全部使わなきゃ無理なんです(笑)僕が知っている技術は全て投入しないとまともな米にならない(笑)逆に言ったら、条件がいいところにいったら、なんだこりゃ、というぐらいのが出来ちゃう。特に菌のマネージメントね。

(参加者)今度は酵母菌を入れるでしょ。その次は光合成細菌。そうすると、そのぐらいまでで菌はOKですかね。

→まだ水がちょっと、稲の際が黒くなっているようだったら、菌を撒いた方が良いですよ。光合成細菌、乳酸菌、酵母菌。バチルスを入れても良いですけどね。まっ、自家製えひめAIでも作ればね(笑)

(丸山)安上がりだ(笑)

(参加者)おかめ納豆使ってね(笑)

→結局、昔はこういったところで納豆菌がついておかめ納豆とかが出来たんです。

(参加者)こういったワラを使ったらちゃんとした納豆が出来るよね(笑)

(参加者)去年は不思議だな~と思ったの、深植えしたのに上に上がって来るから。

→根っこが出るスピードが速いから。

 (参加者)でこれ新しい葉っぱが出来てると、これがぶわさ~と出るよね。

→そうそう、だから本当に地際に分げつしているように見えるんです。

(丸山)ずいぶん浅植えしたね、と見られちゃう(笑) 

→でもこれが本当に稲が展開する技なんで。だからね、稲刈りする寸前になると、稲株のところで土が盛り上がって開いているでしょ。あれが正常なんで。それが地面のところでべったり 一緒だと絶対良くない。

(参加者)これで70gぐらいで、13,5枚。だから欠株は中に入ると多い。

→欠株を気にして中に入っていたら体壊しますよ(笑)

(参加者)もうあきらめる(笑)

→関口さん色んな産地いって、相談受けたら、あれをやったら大丈夫とわかりますよ(笑)

これが7月になるとコシヒカリじゃなくて野生種に近い姿になるからね。

僕もね、2年前のコシヒカリ、葉っぱバリバリのやつ、とてもコシヒカリに見えなかったですからね。ここまで変わるんだと。

(丸山)その時の魔法は?(笑)

(参加者)オーガニックじゃないですか(笑)

→ケイ酸も入れてましたよね。

(参加者)ケルプもどうなんでしょう?10㎏ぐらいで足りる?

→十分ですね。

(参加者)今まで20㎏撒いていたんだけど、大変なんだよね(笑)

→今、この辺の直売所ってコシヒカリどのぐらいですか?

(参加者)kg540円。そこからテナント料がとられるから、実際的には2万4~5千円。テナント料は25%。他は18%だけどそこでも売れてきているから。

→川上さんの米も去年の米だけど全然問題ないものね。でも地元の人は知っているんですか?

(参加者)いや、誰も知らない。農協の連中は知っているけど言わないようにしているよ。要するに自分達のすすめた技術じゃないから。

→言われたくないんですね。

(丸山)農協さん、学ぼうとしないんですか?

(参加者)全然。本当に古典的な考えですよね。みんなのものにならないからという具合なんだけど、稲作技術には一手じゃなくて色々な手があって、今の状況にあった手を選べばいいと俺は思うんだけどね。要するに行政の指導の下でやらない技術だから。

→今、JA東徳島の組合長が号令をかけたら、県の指導が全部右にならえしたんです。

(参加者)本当は各地区の県の指導員なんかも、農協が立ち上がれば指導員も自然に動かざるを得ないと思うんだけど。農協にはそれだけ大きな組織で力があるし農民に直接関わっているんだから、本当は農協が中心になってこうしなくちゃ、生きていけないとなればいいんだけど、農協はあっちよりの方が良いし安全だしね。波風立たないように定年を迎えれば一番良いとね。

→だから、チャレンジングですよ今回の組合長。オーガニックフェスタの実行委員長ですから。

(参加者)だから、農家のために今までやったことがないこと、農家のため実践して率先して。勇気をもってね。

→小さな面積からやればいいんですよ。失敗しても小さいからね。

(丸山)農家さんのためだけでなく、地域の方の住民や環境も考えてね。

(参加者)だからさっきの講義でマンガン欠乏症があるとこうなる、というのを、今の健康志向の世の中で、米というのはシンプルな食べ物だけど奥が深いので大切にすれば必ず体も健康になりますよ、とそこまでPRすればね。

→そうですね。こういう白い根っこにしておいてやれば、ずっとph弱酸性なので苦土もマンガンも効く。そうすると売り場にマグネシウム欠乏の症状はこうですよ、マンガン欠乏の症状はこうですよ、そういう1つの米を食べる意味という冊子を置いておけばいいんですよ。何々に効果があるという言わなくていいんですよ。そしてうちはこういったのを全部吸わせる白い根っこでやりますよ、とすればよい。これを読んで消費者がどうするかは考えれば良い。

(参加者)そうですよね。これを食べれば健康になるという必要は無くて、消費者の方にもう少し考えてもらうやり方ね。

→周りくどい方が、そういった人の方が宣伝してくれるから。それだものね、食べ物を選ぶ理由ってね。

(参加者)私たち農家というのは、そういったものを欲しいのよ。一般の人はそこまで考えないし、みんな安部首相の方に向いているからね。

(丸山)今年はお米じゃないですけど、小松菜は春になると、とうがたつじゃないですか。それを春の芽吹きなんですとして流したんです。それまでは普通の小松菜があるんだからそんなの流すべきじゃない、と言われたんですが、担当の人が頑張ってくれて。

そしたらクレームも無くて食べたら美味しいんです。とうが立ちすぎると固くてえぐみも出るんですが、ちょいと前は美味いんです。

それ自体が小祝さんが言うように、冬にためた成分が液状化して種の方に移行しようとしている時の一番旨味が出てくるタイミングだから美味しい。そういうのが春なんだよな、あぁ桜が咲く頃はそういったのが出るんだよな、というのがもっと広がってくれるとね。

(参加者)米もそういったのが広がってくれたらね。私達も先生にこういったのを聞くでしょ、でも家に帰ったら半分ぐらい忘れるからね(笑)録音機持ってきて家で持ち帰って聞かないとね(笑)

→でもみんな上手な人って、これを撮って、dvdで車の中で観るそうなんです。全部ストーリーを覚えているんだけど、大事なのは何度も観ることなんだ、と言うんですよ。今度、次のシーンは何が出てくるかわかるんで、頭の中で理屈がわかっているんですよね。

(参加者)それはわかっているんだけど、それなら先生、dvd出せばいいんだよ(笑)そしたらうちはdvd観て、今の時期はこの仕事、とわかるんだよ。そうしたら何のためにこの仕事をやるんだとかわかれば、張り合いが出るじゃないですか。

→そうですけど時間が無くて。もう少し勉強会の数を減らしてくれたら(笑)

(参加者)先生、直売所に米びつにみんな置いてあるんだけど、うちのが一番虫が先に出るんです。黒いやつ、コクゾウムシ。それは何なんでしょうか?

→無農薬だからじゃないですか。ネオニコ使っていないから。殺虫剤は一番コクゾウムシに効くんですよ。あれは米の中に蓄積されるんで、残留するんで。表面に残っているんじゃなくて体の中に貯めるんです。それが登熟の頃に全部米に入るので、それを人間が食べるとやばいんですよ。コクゾウムシはそれがないと美味しいから食べにくる。あんなもの食べたらみんなコロコロ死ぬ。あれ、全部体内に残るんです。

(丸山)メロンなんかもネオニコをかけた後に普通の農薬をかけて測ると、普通の農薬は切れているのにネオニコは残留が残ってるんです。切れない。怖い。

→揮発もしない、残るんです。あれ、一番怖い農薬なんです。リンとかだったらすぐに脳細胞がやられるんですけど、あれは神経が徐々に麻痺していくやつ。最後は不眠症とかでる。

(丸山)子供は多動症とか。羊水の部分はフィルターが出来ていないんで、ちょうど脳の神経細胞を作る時にはまっていることがあって、やられやすいというのもある。

→だから、逆に虫がつかないというのは怖いですよね。

(参加者)じゃあ、虫がつくっということはいいことだな。

(参加者)でもそれを一般の人にどうやって説明すれば。

→簡単に言えば、「ネオニコ残留無い」という説明書を置いておけばよい。残留農薬が残っているのは虫がつきにくいけど、残っていないのは虫がつきやすい。

(参加者)一度にいっぱい買わないで、少しずつ買って欲しい、とかね。

→ネオニコの残留は本当に怖いよね。全部米の中に残るから。食べたやつはそれでおかしくなる。人間の方も頭が回らないかもね(笑)

(参加者)農家も撒いているけど、あんまり撒いても撒かなくてもつくときはつくしあんまり変わらないんだよね。

(参加者)あの、メイチュウの駆除はみなさんどうしているのかね?うちの方は凄いよ。出穂になって穂が出る時期に上から出るよ。最後のとめ葉のところに穴をあけちゃう。あれってみたら、中に小さなウジが出る。大した量じゃないけど、田んぼを見たらぽつんぽつんといる。

→もしかしたらですけど、天然苦土じゃなくて、塩化マグネシウム、にがりを撒いてみてください。虫は塩素が入ったのが苦手なんです。

(参加者)3000ぐらい撒けばいいんですか?

→粉で撒いて下さい、液体じゃなくて。農業用に売っているんです。あれ、みんな粉で輸入して水で薄めているんです(笑)塩みたいなやつ。

動噴でも撒けるし、フレークもあるし色々な形があるから。豆腐に使うやつは粉、そうじゃないやつはフレークになっている。コーンフレークみたいなやつ。

 

色々あるから、粉で買った方が良いですよ。これ、肥料というんじゃなくて、にがりの豆腐用の業務用として買えば安くなると思いますよ。

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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【2018/9/9】

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【2018/7/25】

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