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2017.5.26 龍ヶ崎水稲勉強会

◆座学1

◆圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

ご覧になりたい項目をクリックすると、詳細ページに飛びます。

 

◆座学1

(参加者)稲の施肥設計でどうしたらミネラル分が上がってどうしたらおいしく食べて頂けるか?

→ミネラルといってもお米に一番重要なのは苦土なんです。マグネシウムの含有量が非常に大きくて、本来はこの成分が人間にとっても良く使われているわけです。

 

調べられたミネラルと言うのはおそらくマグネシウムかマンガンですよね?

(参加者)どういうものかミネラルかは。。。川上さんが知っている。

(参加者)苦土とか、マグネシウムとか、あと何っていったかな?

→特にお米からとれるミネラルというと、白米でいうとマグネシウムが一番多いんですよ。で、次に玄米でいうとリン酸とカルシウムが非常に多い。胚芽のところに多いんですよね。

みなさんご存知の通り、稲は種だけで葉っぱを開いて緑になるじゃないですか。で緑のところで窒素、窒素、窒素、真ん中に苦土、マグネシウムで、そのマグネシウムの含有量が非常に多いんです。

 

で、人間にとってとても大切だとこの頃言われてきています。本来は玄米を食べればいいんじゃないかと思うのですが、まあそうはなかなか言えないので。

(しばらく間が空いて)

特にですね、マグネシウムはいろんなものに含まれるんですが、まあ、当然ながら穀類が一番人間が食するものでは多いんですよ。穀類、豆類、魚類、肉類など色々人間が食べるものがありますが、一番量を食べるのは穀類。色んな作物があるんですが、穀類は豆ではないのですけど種なんです。種というのは双葉開いたら緑色になる、つまりマグネシウムがあるということですが、特にご飯、胚芽米は24ミリグラム。ライムギパンで40ミリグラム。

種の性質ですが、残念ですが精米をしてしまうと7ミリグラムとだいぶ減ってしまう。凄く少ないんです。

 

で、マグネシウム欠乏というのがどうなるかというと、科学的にこんな風に解明されているんで。

人間の中には酵素と言うのがあるんですが、この酵素は生命を維持するのに一番の成分です。分解したり合成したり。 

男性の場合は、一番はマグネシウム欠乏を起こすと、男性は筋肉が落ちる。つまり、肉体労働をするとたんぱく質の再生というのが起きるんですが、筋肉が壊れても再生できない。だから白米のようにマグネシウムが少ないのを食べていると再生できないとなっちゃう。

で、昔は日本人も胚芽精米と言うか玄米に近いので、どちらかというと肉の摂取量が少ないんですが有効に活かして、江戸時代の人は筋肉質で、それはマグネシウムが多かった。

で、今度は疲労がたまる、筋肉系、特に足がつるというのがあります。あと次のステージが心筋梗塞ですね。その前には当然食欲がなくなったりだるいな、という現象が起きてくる。だいぶヘビーな形でだるくなってくる。

 

しかし現代のお米と言うのは苦土も石灰も撒かないので含有量が非常に減っています。昔は草を肥料代わりに入れていたので、草は緑ですから、それでマグネシウムが多くて、山草土手草は必ず入れていた。しかしそれが面倒くさいからNPK撒いて。

するとこんな言葉になってくる。「NPK蒔くと土壌のph下がって来るんです。酸性土壌になってくる。それでも稲はそれでも育ちますよ」というのになって来る。なので逆にそれが稲は酸性を好むという都合の良い言葉に変わっちゃっている。

好んでいるわけでは決してなくて、みなさんの圃場はおそらく7に近いと思うのです。それで稲は相当バリバリのが出来ていると思うんです。基本的には酸性にも耐えられるという言葉が正確で、同じことがスギナにも言える。

スギナが酸性を好むと言われているが、他の雑草は生きられなくてもスギナは耐えられるだけ。

 

石灰や苦土を撒くとph上がって来る、すると一段とスギナの勢力が上がって来る。強酸性だとスギナでも生育が悪いんですけど、そういう言葉に変換されてしまっている。

なので、お米を取るというのは、お米の中の葉緑素、それはマグネシウム、苦土を中心に作られたもので、非常に人間にとっても重要な穀物だったんですね。

彼らの生命を頂くということ。ただその生命の内容が良く無ければこんなことが起きてしまう。だからみなさん設計してそういうのを食べていられるので、元気になっているんじゃないですかね?

(参加者)なりましたね(笑)酒飲んでタバコ吸って(笑)

 

→基本的に毎日こういうものを食べるのは重要なことなので。特に心筋梗塞が増えてきていると良く言われている。海藻を食べなくなった。わかめなんかマグネシウムを沢山含むのですが、ひじきも食べなくなった。

じゃあ、動物食からというと、あまり肉はあまり食べるわけじゃないから、そうなるとご飯から。

(丸山)心筋梗塞というのは乳製品の大量摂取なんかも?

→あります。脂肪がたまっていく。脂肪の分解酵素にはマグネシウムが関わっているんで。マグネシウムが足りなくなると血管にこびりつくわけですよ。脂肪がね。それが残念ながらはがせない。ですからマグネシウムはコレステロールを下げる成分ですが大事な成分です。

で、マグネシウムの成分が多い食品のもう1つが豆腐なんです。塩化マグネシウム、というものですね。

大豆、油揚げ、こうや豆腐。ただし、今の豆腐というのは脂肪酸エステルという増量剤を入れているんですね。大豆の量や塩化マグネシウムを減らして。

ぷりぷりしている豆腐がありますよね?本来は豆腐は大豆の食感なのでしっかりしているんです。それにはマグネシウムも多いしにがりがたくさん入っている豆腐なんです。だから豆腐は本当は凄いマグネシウムの摂取食品なんです、日本人にとって。それがまがいものになったんです。 

(参加者)なめらかな豆腐はだめなの?

→だめなんです(笑)全くだめなんです。あれは本物のにがりの七分の1か八分の1ぐらいしか入っていない。

(参加者)のどごしがいい(笑)

→はい(笑)ゼリーみたいなのが多い(笑)大豆じゃないんです。

(参加者)じゃあ、豆腐屋さんに「この豆腐はのどごしが良いよ」と言われたらだめなんだ(笑)

→まがいものですね(笑)

(参加者)納豆は良いでしょ?

→はい、大豆そのものなんです。あとは遺伝子操作されていなければ。でもそれより豆腐の方が多かったんです。にがりが入っているから。しかし今の豆腐業界は大豆の含有量が少ない、だからにがりの量も少なくて済む、だから増量剤で済む。はっきりいうと増量剤が80%です。

 

なので日本人は非常に豆を食べる率が多かったので、凄い健康だったし筋肉もついていた。

しかし大豆と言うか豆腐というのは毎日3食食べるわけじゃないですか。そうなるとご飯で24ミリグラムあるわけで、しかも3回食べて、量も多い。1回あたり250g食べるので、今回の表の3倍の75ミリグラムぐらいとれて、それが3回なので、ご飯というのはマグネシウムを非常に摂取できる優良食品なんです。

(丸山)昔の人が体力あったのはそういうことだったんですね。飛脚なんかすごいですものね。

→そうです。マグネシウムが足りないと筋肉の崩壊速度が速くなるんです。つまり筋肉が落ちやすくなるんです。だから筋肉をつける時はプロテインとドロマイト、実は苦土石灰なんですがそれを一緒に飲むんです。アメリカとかでは筋肉が強くなると骨が折れちゃうので苦土石灰、ドロマイトを必ず飲むんです。ドロマイトという名前の肥料がアメリカにあるんです。それをタブレットにして飲んでいる。

但し、あまり飲むと胃酸が中和されて肉が分解できなくなるんですよ。それが大腸に入って腐って大腸がんになりやすい。それであまり多くの摂取を止めるように、そして緑黄野菜でマグネシウムをとる、日本型食事がいい、となる。

(丸山)植物を育ててとるのが一番理にかなっている?

→そうですね。そっちの方は弱アルカリなんで、ドロマイトのような強アルカリではないので。

しかし、日本は古来マグネシウムを摂取していたが、まがいものが増えているのでどうなっているんだろうと。

(丸山)アフリカの女性が土を食べるというのは、あれはミネラルが不足しているから?

→そうですね。特に子供が出来るとね。子どもが出来たらここの土を食べると決まっている。逆にいうとそれほど普段から不足しているんです。地面にマグネシウムがそもそも不足しているんです。

で、今回ね、アフリカで我々やっているじゃないですか、とんでもないことが起きたんです。ほんのちょっと苦土や水分を入れたら大騒ぎになるぐらいになったんです。

(丸山)向こうは苦土はそもそもないんですか?

→無いんですね。

 今までザンビアで彼ら苦土は知らなかったんです。理屈では知っていたんですけど、それがそんなになるとは知らなかったんですよ。まあ凄い結果が出たんですよ。

(丸山)向こうでは苦土の入手が難しい?

→はい、だから中国から輸入しなくちゃいけない。

 

(小祝さん、画像を探すも良い比較写真が出てこない)

 

で言われているのが、これからの人間の一番の欠乏が、マグネシウム欠乏症が世界的に出ると言われているんですよ。簡単に言うと心臓関係、筋肉関係にトラブルが出てくると言われているんです。

(丸山)葉酸というのは違うのですか?

→葉酸ももちろん。マグネシウムが無いと作れない。

(丸山)今、サプリが葉酸が流行っている。

→そうです。

なので、基本的には人間に脊髄が出来て、蓋がしまるというか、お尻のところがしまって形成されるんですが、葉酸が無いと蓋がしまらないで骨がむき出し状態になる。非常に危険な障害が起きやすい。それがマグネシウムがあることで、それが中心となって作られる葉酸があることで、ピタッとお尻のところが締まり、骨の形成がまともになる。

しかし、今は大体は生まれた時に処分されちゃうらしいんですが、危ないんで、死んじゃうので。

今の女性の緑黄色野菜の摂取が少ないので、そういう病気が増えているらしいです。貧血や葉酸の欠乏。だから今は妊娠したら葉酸飲みなさい、と言われる。しかし葉酸は煙草を吸うと結構消耗されるので。妊婦が煙草を吸ったら最悪。葉酸無しでたばこ吸ったらもうダメ。だから20歳ぐらいの子でたばこ吸っていて妊娠したらどうなるんだろう、と思いますよね。

(参加者)例えば子供生む1年ほど前に止めるとか。

→だいぶ違います。排出されます。3ヶ月ぐらいで出るんで、ほぼ出るんで。

(参加者)この前タバコは良い薬になるって、神経が安定するって言っていましたよ(笑)麻薬として(笑)

→毛細血管を締めるんで精神を安定させるらしいです。しかしまあね、害も多いので(笑)

でですね、マグネシウムの次に大事なのがカルシウムです。稲というのは残念ながら他の野菜と違って根酸というのを出せないのです。つまり、石灰とかはミネラルなんですが、溶かそうと思って溶けるというのは水溶液なんです。砂糖や塩は溶けますが、でも石灰って水に溶けます?溶けないんです。じゃあどうやって稲は吸っているんだろう、と。つまり根っこから酸を出さないと、いくら石灰や苦土をやっても溶けないんですよ。そこで働くのが有機物プラス微生物なんです。

(参加者)有機物というのは酵母菌でも光合成細菌でも納豆菌でもそういうものが入っていれば?

→そうですね。但し根域の領域で、根っこの領域で、ミネラルを溶かそうと思ったら、その領域が弱酸性にならないと。しかし夏になって水を上げるとphはいくつぐらいになっていますか?

(参加者)今の所うちのところ高いんですよ。8。

→8じゃ絶対苦土や石灰は溶けないんですよ(笑)

(丸山)水を入れると高くなる?

→つまり水が腐敗しているから。つまり、蛇口を開けるとビュシュビシュというのは、あれは硫化水素とか、大体窒素系のが多いからなんです。

実はアンモニア鉄が多くなるんですね。し尿処理がちゃんとできないとね。

それが水に溶けますから、移行するとOH-が出来ます。

NH3+H2O→NH4+OH-

これはアルカリ基というものでアルカリ性を作ってしまうもとなんです。そうすると土壌のphが上がっていく。で、アンモニアが残る。すると肥料が効くんです。なので、こういうところで作るとみな土のところが窒素なので盛り上がる。しかしアルカリ性なのでミネラルが効かない。だから倒れる(笑)

(参加者)でも土は結構中性以下になっているよね。

→で、正常化してくるとphは安定化してくる。腐敗微生物がいるとアンモニアが増えるんです。でも今はコントロールしているじゃないですか。乳酸菌入れたり光合成菌入れたり。乳酸菌を入れると乳酸という酸を作るので、phが下がるんです。エサを、つまり有機物を食べながら酸性にしてくれる。排泄物が酸性だから。そうするとその酸は根域にある石灰やマグネシウムを溶かして水溶液にしてくれる。それを初めて稲が吸収する。

(丸山)なおかつ、腐敗していないからアルカリ物質が出来ないかつ酸性物質が出来るからphがさがる。

→そうそう。

単純に言うとこういうこと。

ある有機物があります。Aという微生物がいる、Bという微生物がいる。

AにいったらOH-が出来てアルカリになる

Bにいったら水素、H+、つまりカルボシキルが多く、酸性に行きました。

つまり同じ原料でも、有機物でも、通過してくる微生物によって出来てくるものが違うんです。

(丸山)そもそも腐敗している原料というのは、Aの菌がついているか、ついていないか?

→ついています(笑)99%(笑)Bの方は無いに等しい。だから僕が最初にここに入ったころ、めっちゃガスの臭いがしたんですね。ヘタすると土がガスで剥離するぐらい。

(参加者)ここはそうだけど、なかやまさん家のphはいいよな(笑)

→だからですね、関口さんのところは、phが8でしょ。だから、PHが8,7,6とあったら8の状態ですから最初からAに引っ張られているんです。だから、8の段階で微生物Aをせん滅してBに変えるしかないんです。

じゃあいつ変えるかというと、水がどんどん入って来る時じゃ変えれないんです。実は、秋の稲ワラ処理の時なんです。

なぜか?汚い水が入って来る時に微生物をつけたって圧倒的に水の方の微生物の方が多いから。

でもエサはワラなんですよ。だから秋の内に、水が入って来る前に、ワラに酸性になる微生物Bをつけちゃってワラ処理をする。そうするとそれがワンサカ増える。

だから春先になって微生物の入れ替えは行えないんです。

(丸山)ワラに直接Bという微生物がついて簡単に増えるものなんですか?

→増えます。タンパク質をあげればいい。

 

で、秋の田んぼというのは水もあり酸素もあるので、酸性嫌気微生物なんです。

1:絶対好気微生物

2:通性好気微生物

3:通性嫌気微生物

4:絶対嫌気微生物

というのがある。これは空気の量によって微生物を4つに分類した図です。 

1が地表、2,3が中間、4が地中。

1は絶対好気微生物といって、絶対酸素が無くてはならないというやつ。まあ人間みたいなやつですね。

2は酸素が大好きなんだけど、若干酸素が少なくても生きられるよ、という微生物。0ではダメですよ。

2,3の2つの領域が重要なんです。

で、大体悪さをするのは4の絶対嫌気の方なんです。ですが、さっきも言った通り原料を真ん中の2つの微生物をやると、4は増えない。というのは通性嫌気の方が4の親戚のようなので、秋のうちにワラを食べて増えてしまうと、後から腐敗菌が入ってきても、3が増えちゃってバリアのようになって入ってこれない。お水を入れて腐敗菌が増えたとしても。なぜなら酸素が少ない状態、そこには通性嫌気が増えて言えるから同じカテゴリーが増えているから。

酵母、ラクトバチルスコアギュランスが、2,3の領域です。自分のところは冬水が抜けないんだ、というのは4あたりが危ないですね。そうしたらクロストリジュウム、光合成細菌を入れると対決してくれる。

そうすると翌年のやばそうな水を上で浄化またはブロックしてくれるんです。そして、一番大事な酵母、ラクトバチルスコアギュランスが「弱酸性」→「ミネラル水溶化」へ繋がって来る。このミネラルと言うのはマグネシウムとかです。

(参加者)そうすると秋に酵母菌を撒いたほうが?

→そうですね、まあ、春にも入っているので生き残っています、酵母菌は。但し知識として必要だ、ということです。みなさんもうやっているから総括みたいなもんで、あまり勉強会をやっているから意味がないんじゃないですか、と(笑)

しかし、4種類が1つのグループになっているのに、それが全くない状態で4や用水から入って来る水がだめだと、全部4に影響されて、臭い米になるしミネラルが無い美味しくない米になる。

でも、一番増やしたいのは、基本的には、酵母、ラクトバチルスですよね。でも牛久という状況を鑑みれば、クロストリジュウムが必要ですよね。でも、川上さんのところはクロストリジュウムとかはいらないですね、水がきれいで腐ることがないから。

(川上さん)でも秋冬は水はけが悪いんですけど。

→でも、田んぼが臭くなることは無いですものね。

(川上さん)そうですね。

→硫化水素が沸くことが前提です。

(参加者)うちの方はそんなのばっかり(笑)

 

(丸山)この上のやつと下のやつはケンカはしないんですか?

→住む領域が違うんで。

(丸山)逆に、光合成菌を入れるタイミングは?

→まあ出来れば、2,3は普段から使って、4はワラ処理のとき。で、地面の深いところに入れて欲しいんです。春の乾燥している時に危ない水がくるんですよ。それが深いところに入るんです。その時に深いところにこの菌がいれば、ケンカしてくれる。でもいなければ、悪い菌が住み着かれてしまう。

(参加者)酵母菌というのは春に撒いて流し込みとかやるけど、エサがあれば長く生きているものなの?

→エサがあれば。なのでワラを分解した分解物があれば酵母菌が増えます。それが生き残っている証拠としては、あぶくが出ます。そのあぶくにライターの火をつけると消えます。なぜなら酵母菌の発生するガスは二酸化炭素、消火剤なんです。

悪い菌はボッと火がつきます(笑)メタンガス。だからまるっきり出る物質が違うんです。

酵母菌→CO2

悪い菌→メタンガスCH4、硫化水素H2Sなどおならのようなガス

これを確認材料として頂ければと思います。

そうすると一番大事なのは、我々人間がカロリーとして取るお米、エネルギーとしてとれるお米、それ以外に重要な酵素を取るためには、弱酸性にしなくてはならない。その弱酸性はこういった菌がワラをエサに作り出したものなんです。そうすると次の年に稲がミネラルを吸収しやすくなる。ワラ処理がとても重要なんですね。

 

(参加者)ほれ、静岡の鈴木さんに言われて、バイドバン使って今年で4年目ぐらいかな。春になるとほとんどワラが無い。ボロボロになって。

→そうですね。ワラが浮かないのでワラ取りしなくていいんです。つまりワラを分解してしまって、どちらかというとそれがあることによって田んぼの温度が上がって来ると田んぼのphが下がるんです。酸性ですから。それが分解しない人はアルカリに変わるんです。そこで天国と地獄に別れるんです。で、アルカリの人はメタンガスの方、酸性の人は二酸化炭素になる。

(参加者)だからワラすりやっていないところは、代掻き、田んぼ植えて少し経つと表そう剥離みたいになるのは下ですよね。

→そうですよね。実はメタンガスだけでなく二酸化炭素もあるので、ガスの発生率が凄いんです。

あとは土にワラが食い込んじゃっているので、昔の塗り壁みたいになっているので、そこにガスがあるとバカっといっちゃう。良くある話です。特に大産地では。

大潟村なんてこの表層剥離が大問題なんです。風が吹いたら稲が全部寄っちゃうんです。仕方がないのでガスで浮きそうな時は仕方がないからそんな時は水を落としちゃうしかないんです。でもそれをやると根張りが悪くなる。実はこのワラ処理の仕方を教えたんです。そうしたら表層剥離は起きなかった。

やって10年ぐらいかな。農協がどうしても困ってしまってね。稲刈りが終わって終わりと思っているが、間違いで、それからが始まり。

みなさんはやってますよね、このワラ処理はね。

(参加者)やってますね(笑)

 

(参加者)秋のうちにやると、次の春先まで、田植えまで、微生物が生きたまま冬をこすということ?

→そうですね。途中休眠しますけど、寒いので。

(参加者)寒くなると活動しなくなるから。

→はい。なので秋口の活動している時間と春の活動する時間の積算温度でワラは分解するんです。だからあまり秋が遅れると分解が遅れると、春に残っちゃう。

地温が18℃以下では働かないです。だから稲刈りが終わったら出来るだけ早くワラ処理するとそこで稼げる。だから良くやっている東北の人では秋で3回ロータリーをかけている。

冬になってしまうと地面が冷えちゃっているんで、春先に耕運してもなかなか動き出さないんです。しかし秋は地面の芯が温かいので、菌が動きやすい。だから秋うないがとても重要なんです。

(杉本さん)だから俺も経験があるけど、秋に雨が降っちゃってなかなかできなくて、冬、寒い中、何回もやったの。意味なかった(笑)で教わってやったらかなり分解は進んだ。

→温度が重要なんですね。

 

(参加者)秋のうちにやると草が凄く出る。

→あれ出ちゃうということは、種がつかなくなるんで、雑草がぐっと減るんです。

(参加者)あぁ、春にね。

→そうなんです。だから秋うないというのは雑草おろしにもちょうど良いんです。特に乳酸菌を入れると、種って発芽する時に酸性にするんです。つまり、リン酸が水に溶けると酸を作る。乳酸菌は乳酸という酸をつけてあげると、雑草の種が間違って、「酸があるじゃん。リン酸もある」といって身体を通し発芽が始まっちゃうんです。

だから本当はですね、稲刈りが終わったら一度ラクトバチルスコアギュランスという菌を積極的に使いながら、1回水を入れて欲しいんです。わざと。

で、水を入れてラクトバチルスを入れると、地面が急激に酸性に下がるんです。すると雑草は目覚めちゃうんです。ただのうないよりも、乳酸を浴びせかけると種が出ちゃうんです。

(参加者)雑草は種のものと芋のものがあるけど?

→両方でます。酸性にするのは共通の発芽のメカニズムなんです。

で、水が入るということは、発芽を促すこと。その時に普通の中性の水だと雑草はなかなか発芽しないんです。それが酸性だと「あっ、目覚めの時だ」といって発芽するんです。

(丸山)微生物が動いて、春になった感触で酸が出来てくるのが春なんで、それを秋にやっちゃう。

→そう。そうするとごっそり種が減ります。九州の宮崎とか鹿児島、熊本はこのやり方で3年やると草が出ない。芋系のものも無し。見事にだまし討ちです(笑)

 

九州の人が土を持って帰って調べても種が無いんです。普通は除草剤を撒いても種は残るんです。「種が無い」とびっくりしていた。

種と言うのは面白いんですが、発芽すると軽くなって浮いちゃうんです。だから本当はもっと暖かいところだったら、水をざーっと入れて、ロータリーかけて乳酸菌入れると発芽するじゃないですか。そうしたらもう1回水をいれてロータリーをかけちゃう。

何が起こるか、種が全部持ち上がって上にいく。発芽しかかった状態で。あとでまた水が来る。何が起こるか?そこにそこから冬なんです。もう生きられない(笑)

 

なので除草の一番のポイントは草を減らすことなんで。ただ、ザーッとやったときに種もザーッと入っちゃうんで。あれはネットつけるしかないよね。

(杉本さん)あれは凄いよ。用水のところなんて草が無数に出ちゃっている。

→あれはちょっと迷惑ですよね。だからネットやるしかないですよ、細かい。まあ、宮崎の方では種を消す方法論として、せん滅する方法と秋の乳酸菌でうない、発芽促進の表層に浮かせて、消しちゃおうというやつ。絨毯のように浮くんです。そのあと絶対種がつかないから。

(丸山)乳酸菌はどのような?

→ラクトバチルスです。

(参加者)ラクトバチルスと普通のバチルスだけという違いは?

→普通のバチルスというのは納豆菌みたいなやつです。納豆菌はアルカリ食品なので、酸性にいかないんです。

「ラクト」というのは乳酸、「乳」なんで。

で、酸素があるところでも水が多いところでも乳酸を作るという菌は限られている。普通は乳酸菌というのは下の方。しかしラクトバチルスコアギュランスは、ワラをかき混ぜる酸素がある所でも増える、で乳酸菌を作るというちょっと変わった菌なんです。

(参加者)売っているの?

→売っています。みなさんが良く知っているラブレ。

(参加者)明治乳業とか、吉永小百合のね。

 

~納豆の雑談~

(参加者)表層剥離がどういうふうにわかるか?

→表そう剥離の下側に手を突っ込んで泥を触って匂いをかいで臭ければアウト。

ちゃんとしたところであれば土の匂いがほとんどしない。

なので今日は行くんですよね?そこで手を入れて嗅いでみればわかる。

ここは水を入れれば入れるほど臭くなる田んぼ(笑)

(参加者)まあ、田んぼの両端でワラをあげるだけでも匂いがしますもんね。

→あそこはなかなか脱着しないんで、溶けちゃうんですよね。角側が溶けちゃうところはちゃんとワラ処理が出来ていないということが大体わかる。ちゃんとやっている人は角々もきれいに作られている、きちんと伸びている。

まあこのグループは菌もやっているので、ワラ処理もやっているので、そういう意味では先進的にやっている方です。

まあ、今日の未来の話ということであれば、土壌が酸性化していないとせっかく追肥をしても吸わないんです。

あと、参考になるものとして、新潟県の老朽した田んぼで秋落ち現象というのが起きるのですけど、鉄は少ないんですが、ケイ酸、そしてマンガンを施したところ、秋落ちしなくて葉っぱの緑が冷めずに美味しいお米がとれた、という事例ですね。

マンガン処理区で若干青く、枯れあがりが少ない様子がわかります。

なので、本来の稲刈りの時は、枯れあがるのではなく黄色になるのではなく、新築の色の畳の色、うっすらと緑の色、それがマンガンの色なんですね。そうすると非常に美味しいお米がとれる。

だから黄土色に枯れあがるのが良いのではなくて、この薄緑色、ずっと置いておいても色がさめないんです。なのでこういう肥料をあげると良い。 

平成25年なのでつい最近の発表ですね。

この研究チームがあって、新潟に古川さんという知り合いがいて、このチームで、どうしても秋落ちしてしまうということで、僕がマンガンがいいよ、と言ったら研究したんです。

ここに書いてあるのは炭酸マンガンですね。鋼滓マンガンですね。これはマンガンの成分が凄い高いんですけど、要するに鋼滓なんで、鉄鉱石の原料みたいなやつだから溶けない。だからなかなか使いにくいんですけど。

みなさんが使っているのは硫酸マンガンだから水にあっという間に溶ける。

マンガン鉱というのを作るんですよ。スパナみたいに無茶苦茶硬いやつ。特に車は固い鉄を作るんです。フレームは固くないとつぶれてしまうから。その時に炉に酸化鉄被膜というのが作られちゃう。それが溶鉱炉の中に出来る。それがどんどん厚くなってくると溶鉱炉が使えなくなるんで、ケイ酸マグネシウムかな、それを炉に入れるとサイダーみたいにうわっと出てくるんです。ぶくぶくって膨れて炉からはがれるんです。それが鋼滓マンガン。鉄鋼からいうと廃材なんです。

ですが、ph下げればいくらでも溶ける。今回のぐらい入れたらph下げ過ぎてしまう。

特に人間はマグネシウム、マンガンは必須要素なので子供には必須。カルシウムを固める、骨折を防ぐ。

(参加者)マンガンとかお米自体に吸収されますよね?じゃあ、健康に良いんだ。

(参加者)うちのお米にマンガンが多少入っていますよ、とうたう時は、どうしたらいいんですかね。

(丸山)マンガン自体の効果が知られていないですからね。

(参加者)ミネラルが含まれていますよ、というしかないんじゃないの。

(参加者)上手くうたえられたらね。こういうのは投資ですからね。何か良い方法がないですかね。例えばマンガン〇%含有していますよ、とか。 

(参加者)ネットには出ているね。記憶力。うちの米を食べたら記憶力が良くなるとか(笑)

 

 (参加者)マンガンは1反歩どのぐらいの量?

→硫酸マンガンで2~4kgぐらいです。元肥で入れるなら5㎏ぐらい。まあ微量要素ですからね。

うちの子なんてこれを気にしてやっているでしょ。で、今、骨比重というのがあるんですが、スイミングクラブ言っているんですが、沈んじゃう(笑)普通の1,3倍ある(笑)

でも記憶力は抜群で、全教科100点らしくて、先生が何をしたらこうなるかというのを家庭訪問で聞いてきたらしい。学校給食がまずいらしくて、ご飯と味噌汁しか食べないらしい。果物とかあえ物とか食べない。

先生がうちにきて宅配の野菜とか食べさせて、たまたまイチゴがあったので食べさせたら「これ食べたら学校のイチゴを食べないよね」と(笑)うちの子どもが食べないのを知っているから男子がうちの子のイチゴを狙っているらしい(笑)

うちの子は目の動きも違っているらしいですよ。他の子はとろ~んとしているらしいです。あと足も速いんですよ。

で、今、若い女性に困ったことが起きていて、それが不妊症なんですよ。これ実は、骨が育たない、生殖能力が落ちる。これはマンガン欠乏が原因じゃないか、と言われているんです。

実際に加工食品なんかはマンガンはほぼ0です。熱処理したりリン酸加工をした時に外れてしまう。

お気をつけ下さい。みなさんの食事をこういう方向に行かせるしかないかな。今、米にマンガンやっている生産者は皆無に近い。

(参加者)「カドミニウムが出るんじゃないの」とか、「マンガンも重金属じゃないの、こんなの入れていて大丈夫なの?」と言われたら?

→適量の時はミネラルといって、それを超すと重金属と言うんですね。確かにマンガンは重金属の類なんで、量が適量の時はそれなりに働く成分でミネラル。基本的には重金属だから超えちゃうとまずい。しかし、日本人のマンガン摂取量は非常に少ないので、多少過剰気味でも大丈夫だと思います。

(参加者)この4ミリグラムというのは、成人男子ではご飯の茶碗にしたらどのぐらい?

→まあ食べるものによると思うんですがね。玄米、緑黄色野菜なんかありますが、丸山さんなんか土壌分析やっているからわかると思いますけど、ドクターソイルなんかで通常どのぐらい出てきます?

(丸山)通常はほとんど出てこないですね。田んぼでやっても30~40とかで100いくのはそんなにないかな。

→基本的に吸えるやつじゃないといけないんでね。

(丸山)なるほど、田んぼは多分入り込んでる部分があると思うので。

→アルカリになるとマンガン溶けない。だから全部が全部アルカリでいくとダメなんですよ。

申し訳ないですけど、大麦とか小麦とかは圃場でマンガンは欠乏しているんでね。山を新しく開墾しているところなんかはマンガンがあるんですが、大体3作ぐらいで使いきってしまうんですね。

(丸山)ちょうどイチゴやった若い人が、田んぼをやったら確かに鉄・マンガンが高かったのですが、3作目で無くなっちゃった。あっても無くなるからといって入れていたのに、それでも無くなっちゃった。

→特にイチゴはそれだけ求肥力が高いので。それだけイチゴは栄養が豊富なんですよね。

(丸山)それって作物の健康にも影響する?

→もちろん。だから子供たちは本能的にわかるんでしょうね。 

関口さんとか、イチゴに使っているでしょ?

(参加者)マンガンは微量要素、クワトロ使っている。

→あれ、10%入っているものね。

(参加者)今年は田んぼの中にも微量要素が入っている。

→これ凄いですよね。「人も同じくマンガン欠乏は女性の受胎率も非常に悪くなり」。

(参加者)今、男が精子が少なくなってきているというのも、食べ物だよね。

→畑が壊れているから、そこから直さないとね。

僕はオーストラリア行ってた時に無茶苦茶経験したんですが、受胎率が悪くて、というか向こうは放牧なのでかかるんですが、妊娠はするんですが、「乳を搾ろうとすると蹴ろうとする」と書いてあるけど、この通りなんですよ。本当に子牛を蹴り飛ばしてしまうんです。骨折。

その処理が仕事なんだけど、地元の普及員に相談したら「マンガン欠乏だよ」ということで、撒いたらピタっと止まった。 

(参加者)牛のところに塩が置いてあるよね?

→マンガンが多いんです。あれが結果的にこの問題を解決するんです。人を殺すというのもこれが原因じゃないかな、と思うんです。

人間は自分で肥培管理して色んな成分できるんだから、もうちょっと早く発見できると思うんだけど、どうなんだろうとね。

牛は早くわかってマンガン入った塩を置いてあるのですから、人間だってわからないはずないんですけどね。

これらも全て弱酸性じゃないと溶けないんで、その出発は全て秋ですよね。

全農も言い始めましたよね。昔は絶対言わなかったのに。マグネシウム、マンガン、ホウ素、鉄。

まあ、どちらにしてでもすね、こういう成分を入れたとしても、菌のマネージメントが良くないと効果が出ませんので。

(参加者)先生、用水を入れる時に、毎日入れるんじゃなくて、酸性にして、2~3日空けて入れるとだいぶ違います?

→はい。アルカリといっても菌も一緒に入っているから。全部どさっと入れて強アルカリにしちゃうと、アルカリが土に染み込んで酸性菌が抑制されると、危ない菌が下にどんどん入っていってしまうと危ないじゃないですか。でも上のところで攻撃されたんだけど、中の酸性物質で中和すると中に浸透しない。逆に奥まで入ると奥まで攻撃されてしまう。

(丸山)基本的には戦っているイメージ。

→そう、戦っている。酸性とアルカリの戦いで、それに菌もついていっちゃっている。

まあ今日はそういった基本的なことに力を入れましたけど、ひいては自分たちの健康にもつながる。

(参加者)酵母菌は何日前の流しで大丈夫ですか?3日でも4日でも大丈夫?

→1日前でも3~4日前でも大丈夫。あまり長く置いちゃうとエサ無しになっちゃうのでそれだけは気をつけましょう。

(参加者)酵母菌は長く生きているの?

→エサさえあれば。オーガニックは数時間ぐらいで溶ける。もともとは液肥なんです。糖分が含んでいるので、酵母菌のエサにもなるんですよ。ちょっと変わった肥料です。

(参加者)酵母菌は土の表面にへばりついているんですか?

→中にも入っているんです。だから土の中からあぶくが出てくるんです。

ただ853と742であれば853の方が酵母菌にあった材料を使っている。742は米ぬかと魚液だけなんです。853は米ぬかと魚液、醤油カス、酒粕、酢カスが入っている。

 

(参加者)オーガニックが残ったら何年ぐらい大丈夫?

→何年でも大丈夫ですよ。乾燥しているし菌がついていないので大丈夫。サラサラであれば大丈夫です。なのでオーガニックにはアミノ酸と糖分が含まれているんで、肥料というだけでなく菌が増えやすい。その代わり悪い菌がつくと最悪でガスが出る。だからphを考えてやってください。オーガニックは天国にも地獄にもなる(笑)

(参加者)オーガニックをやる時は悪い方にはダメなんですか?

→関口さんが853最初にやった時、菌をやらなかったでしょ?その時、真っ黒になってめっちゃガス沸いた(笑)水を落として抜くしかない。もう菌をコントロールしないと危険なんです。

だから、誰かに「これ効いたからいい」といいからやろうとしても危険で、水がきれいなら成功しやすいから、まあ水が冷たいけど。どっちにしても富栄養下のところでは注意しないといけない。

本当に地面10㎝のところは氷水に近いですよね。田植えを後ろにずらすぐらいの気持ちで、6月ぐらいに田植えしないとまずい感じ。早めに入れれば入れるほど冷たい水が下に入っちゃうので最悪。出来るだけ乾かしておいて、一発目に温かい水を入れないと。あれを早めに引き込んだらアウトですよ。肥料もくそも無くなっちゃう。

(参加者)7~8年前よりは今は少し温かい。7~8年前は、5月上旬で水温が12℃ぐらいで、たまにヒョウが降ったりすると最悪。川に3分は手をつけられない。

作土が無い。ペットボトルの半分ぐらい。代掻きして田起こしすると土の中から火がパチンと起きる。石とかあって。あれで砂だから。鉄は少ないよね、全く無いに等しいよね。

だからこういうことを勉強してミネラルを入れなくちゃダメ。

→もともと地域全体で収量少ないですよね。冷たいだけじゃなくてミネラル少ないから、窒素入れるとみんな倒れちゃいますものね。

(参加者)だから昔は2週間ずつちびちび少しずつ肥料を収穫の2週間前まで流してずっとやりっぱなし。

→そんな中で評価を受けて地域のマニュアルも出来て来たから。

とにかく、有機物の分解物によって弱酸性になる。普通の状態だと有機物によりアルカリ化、つまり腐敗化します。だから秋の処理からしないと腐敗化します、弱酸性化します。

(参加者)phはどのぐらいがいい?

→春先はph7ぐらいでいいんですが、暖かくなってきたら6,5~7ぐらいには。

0~10㎝ぐらいの深さを調べる。

田んぼの土って大体均一なんですよ。根っこが均等に扇形に広がっているから均等に吸っちゃうんですよ。

あとですね、今、流行りになっているのが、マンガンもそうですが竹粉。これが結構流行り始まってきました。あともう1点、今年のオーガニックフェスタのものをお見せします。

大地の佐原さん。

 

ただし、1点だけとびぬけていて抗酸化力が低いんですけど、実をいうと苦土とかマグネシウムとマンガンとかのミネラルに気づいていなかったので、抗酸化力が上がらなかったんです。他は高いんです。

(丸山)赤い線が結果で青い線が平均。

→だけど、山梨は抗酸化力が高いけど糖度が低い。佐原さんは糖度、抗酸化力のバランスが良く高い。ビタミンは関係ない。

福井県の堀田さんは上が糖度なんですが、糖度は全国平均と一緒。抗酸化力が若干高い。

岡山県の藤田さんは糖度が飛びぬけて高くて36度ある。噛んだ瞬間に甘い、となる、しかしバランスで言えば佐原さんが一番なんです。

ここで使っていたのはバクチャーという資材なんです。汚れた水をきれいにするという資材。

もともとは魚の養殖技術。水が腐ると硫化水素とかで魚が死んじゃうじゃないですか。その浄化資材。それを田んぼに入れれば水がきれいになる。

このグループが出したお米が一番甘い。彼らが鉄とかマンガンの施肥設計を覚えればダントツでナンバー1になる。

もしかしたら関口さんがやっている微生物農法の方が結果がよいかもしれない。正直僕もわからないのですが、佐原さんも微生物を使っているんですが糖度が上がらなかったのは、特別な菌を使っているのかもしれません。菌の世界は未知の世界があるので、楽しいけどわからないところもある。

(丸山)そういった意味では、白神酵母は寒い地域で動きが良い分、効果が高い。

→そうですね。

 

いずれにしろ、美味しいお米を作るには田んぼの土の環境なんで、上はほぼ関係ないのでね。お天道様はどの家にも平等なので、土の中は人間の知恵で変えるものなので、みなさんで学んで努力して変えるしかない。

(丸山)なかやさん、地温が22~23℃というのがありましたよね。どういう環境だとそれほど地温が上がる?

→堆肥が入っている。土が発酵している。菌とエサと。嫌気性の酵母菌が入っている。二酸化炭素がスースー入っていて、棒が刺さるんです。田んぼでも起こるんです。よく田んぼでもベタっと代掻きするとなりますよね。でもそういうところは秋落ちしやすいんです。というのは、上手く水が吸い集められない、つまり粘土のビシャっとした重い土だと水が寄らないんです。わかります?

例えば軽石みたいな土で作っていたら、稲の根っこは簡単に好きなように集められる。しかし焼き物みたいな土の所に根っこを張っても集められないんです。

(参加者)棒を刺そうとしても刺さらない。水が中に無い。

しかし、酵母菌を入れることでこういうことが起きてしまう。

稲刈り前にこんなに土が外れましたっけ?

べったりした土の中で有機物が酵母菌に食べられて、ビールみたいに細かい泡がぷくぷく出る。

するとこういう土になる。泡が吹いている。中で細かい泡が出ているんです。稲刈りが終わった田んぼを掘ると土が穴だらけなんです。

だから水はスースー通っていくでしょ。ということは、光合成に絶対必要なのが水じゃないですか。

 

べったりになっていないから、隙間に微生物が住み着いているんです。そこに水が通ると水が浄化されるんです。バイオフィルムという状態といって、汚れたものが浄化されちゃうんです。

深さは普通の深さで、上から10㎝ぐらい。田んぼの土と思ったのが畑の土なんです。

こうなっていると上に水が溜まっていたとしても、水をどんどん吸っていくので下から乾き始めると。湿っていても中は巣穴みたいに固まっているから。だからコンバインが入れるんです。

だから今お見せしたようになる。どうみたって稲刈り前の土ですから普通は外れませんよね。

土と土がベタっとくっついていたら普通は外れませんから。こうなると秋落ちはしないです。

(参加者))こうなると根っこが茶色くなっても?

→そうですね、茶色く見えるけど本当は白っぽいです。根っこの量も凄く多いですよね。

「水稲の場合、水を張ったら土は締まってしまうと思っていました」とこの方は言っています。これが先ほどの日本一のお米を作る作り方です。ここも会津盆地だから生活雑排水、だからこことあまり変わらない。だからぜひオーガニックフェスタに出品してください(笑)

やっぱり全然違いますよね。今回あゆみの会で出しましたよね?

(丸山)5検体ぐらい、ノミネートは2つ、入賞は無し。

→入賞は結構難しいですよね。

実はデリカフーズがやっているコンテストがあるんですよ。その中で一番だったのがアクトの関さん。その田んぼが他の作物を抑えてグランプリ。オーガニックフェスタでは当然そこそこ行くと思ったら、我々のグループではノミネートすら入らなかった(笑)あまりのレベルの差があって、相当ショックを受けて、関くんは勉強しに来ている。

緑が全国平均で赤色が当該作物の数字。全然シャレにならないぐらい凄い。

こんなの出ている。

(参加者)抗酸化力は無いとだめなんですか?

→あると米のつやがひかないんです。年がたって古米になると米のツヤがひいちゃうじゃないですか。あれがひかない、ずっと新米のようで、酸化しにくい。

あとはノリっぽいというか、冷えても粘りがある。しかしそうじゃないお米は冷えるとパサパサして手にくっつかない。

あと、つやがひいちゃうというのは中がスカスカなのでノリの成分が乾燥したときに中に戻っちゃう。表面が濡れている水分が十分あるときはあるけど、表面が乾燥するとノリは水分もっているから中に吸い込まれて無くなってしまう。ノリの水分があると食べた時に甘く感じる。ちゃんと養分を詰め込められたかどうか。

(丸山)ちゃんと合成できたかどうかなんですよね。よく里芋なんか雨降った後の収獲だと水分がどんどん抜けてしまって、カビとかが生えやすい。それがちゃんと雨が降ったあと1週間天気が続けば、身が詰まった形で水分が抜けないんで、ちゃんと合成できたかどうか。

お米のたぶん、ちゃんと水が最後まで入ってる状態なんで、それがいかに合成できたかどうか。という部分と、最後の部分で水じゃなくて炭水化物が入ってくれば違うのかな、と。

→特に抗酸化力だと夏超えした時も虫が湧いたりすることもないので、お米屋さんがとても喜ぶ。米の油が出てこないんですよ。ダメな奴は米の袋に油のシミが出来るんですが、それが出来ないんですよ。

で、普通、お米の抗酸化力を上げるというのは50まで上げるのが難関なんですが、とびぬけて70を超えているんで、デリカーフーズで3回測り直したんです。過去にそんなことなかったのです。

まあ、実は今回学んだことを全部やったんです。

(丸山)最後の攻防というところがでかい、あと昨日の勉強会でやった水が切れるというやつがダメという部分で、かつ、お米は最後の水の入りが一番重要な部分になっている。

→で、水が通り易いよう、スースーと。

(参加者)佐原さんは卵の殻をだいぶいれていた。

→あれが効かないとわかった(笑)

まあ出来ればみなさんがきちんと食べられる良いものを作って下さいね、ということ。

で、これが我々のblofersのもので、春菊って硝酸イオンが高いんですよ。えぐい味がするんで。

で、一応こうなった。

(丸山)春菊はなんで硝酸が上がりやすいんですか?

→土を乾かしちゃうから。補給ミス。

 (参加者)ところで先生がニンニク作ると言っていたけど?

→今年は種取りで来年の1反歩とれる分。

(参加者)葉腐れ病はどうして出るんですか?

→銅とか亜鉛が少なくなると出やすいです。

だから基本は硫酸苦土とクワトロですね。これがベースにあると出にくい。

太陽熱やりました?

(参加者)やっていない。

→恐らく菌が残っているんだと思うんです。やった方が良い。理由は菌の密度が下がるんです。赤さび病というのはカビなんですよ。地表にいて、伸びてくる時にくっついてしまう。一度菌がついて飛ばされたら横にもつく。なのでカビの比率を下げられるかどうかがポイントなんですよ。

これが太陽熱やった後の状態をお見せしますね。総糸状菌というやつ、これが平均値を超えると病原菌として認識されて病気が出ちゃう。しかし太陽熱をやるとこれが出にくい。

太陽熱をやると減っている、となると病気になりにくい土になっている。しかし全部下がっている。グラム陽性菌以外。

実は、この嫌気性菌というやつだけが非常に多いんです。

 

実は、この嫌気性菌というやつは酵母菌とクロストリジュウムなんですよ。

他の奴は軒並み下がているんです。

グラム陽性菌というのはバチルスで意図的に入れている。

菌根菌というリン酸供給菌。この3つだけが数が多いんです。

で、嫌気性菌というのは酵母菌なので土の中でアルコールを作られるんです。土の中はカビはどうなります?アルコール殺菌しているんです。なのでビニールがかかっている間はアルコールになっているので、太陽熱養生処理をやっていると一部の菌をのぞいてずっと殺菌している。

そうすると赤さび病は一番弱い菌なので滅菌されます。

宮崎で10年以上前かな、教えたやり方があって。

「低濃度エタノールを利用した土壌還元作用による土壌消毒」

アルコールを利用することで病原菌をほぼ無くす。本当に少ないんですよ、1%なんです。でも長時間さらされると色々な菌が死んでしまう。

「土壌中の環境が無酸素状態になることで、病原性の土壌微生物などが減少・死滅することによりその効果が得られます」

しかしもともとが太陽熱養生処理というのは、ワラを仕込んでアルコールを作る菌を仕込んで、アルコールを自家生産させるんです。

今回のは日本アルコールがアルコールを供給したんですけど、ボイラーで熱水蒸気を地面に流したんです。今までは蒸気だけだったから、5㎝下だと30℃ぐらいになっちゃうんです。でも30℃でもアルコールを含んでいると病原菌が死んじゃうんです。でも、アルコールとボイラーと膨大な経費がかかるんです。

アルコールは買おうと思えば買えますよ。でも結構しますよ。

これは15~16年前に宮崎で試験導入した時にアルコールを供給してもらった会社です。

 

でも僕はいくらお金があっても足りないんで、ワラを使ってバイオエタノールを作るやり方を開発したんです。アルコールを自家生産させるやり方でやっている。それがおかめ納豆みたいな菌でワラを分解して糖を作るんです。そこに酵母をつけるとアルコールになる。それが堆肥なんです。昨日この勉強会をしたんですが。

実は田んぼの中でも出来るんで、ガスが沸いている時って実は田んぼも土の中でアルコールが出来ているんですよ。だから硫化菌とか硫化水素を出す菌もみんな殺菌されるんです。だから土の中はみんなきれいなんです。だから匂いはしない。

 

今日はご飯を食べた後、土の匂いを嗅げば、アルコールが発生しているのかダメなのかがわかる(笑)

田んぼと畑はそんなに変わっていないんです。田んぼの方はずっと地面が温かいんで、ワラの固形分がある間はずっとアルコールが発生している。だから良い人はずっと良い、ダメな人はずっとダメ(笑)そのぐらい差がでる(笑) 

これはご存知かもしれませんが、オーガニックフェスタの主催者であるJA東徳島というところの西田さんという指導員がいて、本人も稲を作っているんですよ。で農協には一切納めていません。5町歩やっていて(笑)

で、初年度でいきなりこれだけ数字が上がりました。この牛久と同じ汚い水です。そこで穫れるという事は全く一緒になるはずです。 

収量もコシヒカリでこれだけ穫れるんで

す。みなさんの腕次第ということですね(笑)

で、一応マニュアルが出来ているので、正式なインストラクターとして丸山さんがインストラクターになっています。

 

【最近の畑の様子)

H300905。産地廻りレンコン圃場。今年も大風の影響で。

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【2018/9/9】

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