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2017.7.20 和梨勉強会

◆座学1

◆押田さん梨園 見学

◆山崎さん梨園 見学

◆清田さん梨園 見学

◆佐藤さん梨園 見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆佐藤さん梨園見学

【解説】

(佐藤さん)これが鈴なりっていうのかな?

(丸山)黒星は止まったの?

→黒星はみんな無くなっちゃったよ。

(丸山)やっぱりアリン酸ですね。凄いな。

 

(佐藤さん)農薬じゃ抑えられないな。農薬じゃなくなっちゃうよな。だから幸水を譲ってもらおうと思っていたら、無くなっちゃた(笑)病気で。

(丸山)その人はアリン酸は使わない?

(佐藤さん)アリン酸は俺だけ。

(丸山)言っても使わない?

→だから最後は2回かけてもらってけど。片方は、1か所は使ったけど、あと1町歩は使わないで、そっちは全部だめ。使った方は病気は消えてんな。

(丸山)凄いな。農薬以上だな。

(佐藤さん)農薬で消そうと思うと結局三分の一ぐらいが無くなっちゃったから。

(丸山)あとで目を付けられそうだな、そんなに効くなら登録したいと(笑)

(佐藤さん)肥料だから(笑)

→phいくつぐらいなんですか?

(佐藤さん)今、500倍で割って2.6。それでいて、植物が焼けることがない。

(丸山)触れた瞬間に戻っちゃう。

(佐藤さん)だからダニも出ねぇな、っていう感じもする。

→未消化の窒素がアミノ酸になっちゃって、それでタンパク質になるから、ATPになっちゃう。

(丸山)それで動いちゃうから、消費しちゃうんだ。

 

(佐藤さん)その2列目からは病気が入っていた。

(丸山)入っていた?過去形なんだ(笑)じゃあ、周りは今年は結構ダメなんですか?

→みんなしゃべらないからわからないけど。幸水、なっていないな。

(参加者)今年、裂果もしていないですよね。去年は急激に割れたじゃないですか。梅雨が明けたと思ったら2回目の梅雨がきたけど、今年は逆で雨が少ない分、割れないんです。

(参加者)満開は今年はいつ頃ですか?

(佐藤さん)24~25日頃。

(参加者)じゃあ、5日ぐらい違いますね。

(丸山)そんな違うんだ。

(佐藤さん)だってその下の方はさ、咲かなかったから。だから25日よりもさらに3~4日遅かった。

(丸山)春の低温?

(佐藤さん)乾いていたからじゃねぇかな。

(参加者)この乾きって来年にも影響しますか?

→もちろん。これ、乾いて窒素吸えなかったのがドンと振られると芽が動いちゃう。子どもが卵から孵っちゃう状況になっちゃう。

だから吸わせる時に窒素を吸わせないと。だから2人とも逆に水を撒いているから調子が良いんじゃないですか。

(参加者)佐藤さんは水撒いているんでしょ?

(佐藤さん)いやこれから。

(参加者)1回も撒いていないの?

(佐藤さん)だって4~5日前に降ったよ。夜だけどね、気が付かなかったけど。

(参加者)こっちは降っているんだ。

(佐藤さん)3箇所もあるから大変なんだよ。

(丸山)葉っぱの色抜けとかは今年は多い、少ないんですか?

(佐藤さん)豊水の色が良く出ないな。木が弱っているんだろうな。萎縮も少し出ている。

(丸山)この辺は萎縮の気配が出ているような。

(佐藤さん)葉っぱの先端が縮れちゃっているな。この辺で疫病が出てな。

(丸山)厄介ですね。

(小祝さん)アリン酸って何が原料なんですか?

(佐藤さん)アリン酸はアリン酸をクエン酸で溶かしたもの。

(参加者)強酸性水?

→だから障害が出ないんだ。

(丸山)硫酸とかでやると。

→焼けちゃう、全部焼けちゃう。

(参加者)佐藤さん、実に黒星出ていないね、葉っぱには出ていても。

(佐藤さん)あぁ、豊水は出やすいよ。

→凄いよ、止まっている。あり得ない。

→ほら、これ。そこら中に出ているのにこれで止まっいる。治癒しちゃっている。これだけ葉っぱが薄いのに、普通、止まらないよ。

(佐藤さん)この斑点が黒星が入った証拠だから。

→普通だったら葉っぱが落ちちゃうじゃん。どういうことやねんって(笑)

(丸山)どんだけ強い農薬をって(笑)

→ちょっとアリン酸って調査しよう。あそこに置いてありましたよね?

(佐藤さん)置いてあるよ。

(参加者)これ、実にそんな移らないものね。

(佐藤さん)本当ならね、梅雨明け頃、バシバシうっすら入っちゃうよね。それが本当にね、移って割れるのがね、葉っぱでおさまっちゃっているからね。

(アリン酸を調査)

(丸山)尿素は入っているけど、細かいことは書いていない。

→キトサンだ。そういうことか。キトサンをクエン酸で溶かしているよ。

水溶性リンが33%も入っている。何を使っているんだろう。それに尿素が入っているんでしょ。

(丸山)尿素が微弱に入っている。あと尿素抜きのやつがあったりする。

→有機じゃ使えないだろうね。果樹で有機は珍しいだろうけど。

(丸山)あれだけ止まっちゃうのは凄いですね。

→凄いよね。 

→土は固いけどね。

(丸山)固いですね、でも畑が大きいからかけきれないですよね。せっかく原料があるから。

→この辺は炭素率が低いから無理でしょ。

(丸山)逆にそういった意味では、東部農林さんの出すのはまだしんどいけど、というやつをこういった堆肥場に入れて混ぜてというふうにして。そんな出し方が出来るようにすると、また違ったようになると思うけど。

(佐藤さん)30㎝ぐらいかチンコチンだもん。30㎝より下は柔らかいかもしれないけど。

(丸山)水かけているところは結構柔らかかったけど。

(佐藤さん)そこはもう。

(丸山)ああ、常に入っているから。でも棒が刺さるのは20㎝ぐらい。

→下が粘土だから。

 

(参加者)でも、おおばこが生えているということは、佐藤さんの土壌はアルカリ性の土壌じゃないの?

(丸山)堆肥の原料にもうちょっと炭素系のやつ。表層だけでも。

押田さんのところも清田さんのところも、結構入って。まあ土質が違うんでしょうけど。やっぱり、水のかかっているところとかかっていないところで棒の入りが違う。

(参加者)うちは何年もうなったことは無いです。

(丸山)スースー入りましたものね。

→水分計もうっているんだけど、非常に安定しているんだよね、いい感じで。押田さんのところは一番安定している。

(丸山)かなりの水の量を入れている。1日1反歩100mmリットル?

→いや、200mmリットル。押田さんのところは1回かけたら何日ぐらい持つんですか?

(参加者)10日間経ってからやるのかな。

→ずいぶん安定しましたものね。湿り気もちょうど良かった。

(丸山)清田さんのところは3日ぐらい?

(参加者)さっき見た所で3日ごと。大体かけて終わるのに3日ぐらいかかるので。

→でも、あれ水とても安定していましたよね。

(参加者)いったんかけたら少し様子を見て、また水分計が赤になったらまたかけてという状態で。

→まあ、今まではやばい時は土から埃がたっていましたものね。

(参加者)でもあれでもそんなに深く入っているかわからないですよね。かなり全体にはたっぷりかけているんですけど。

(丸山)元が湿っているから入りやすいのは入りやすいですよね。乾燥しちゃった後だとね。

(参加者)だから、思ったより柔らかいのに驚いたのね、だから浸透していたのね。

→だから酵母とか菌を撒いたでしょ。

(参加者)流されてしまったかと思っていたんだけど、意外に40㎝のところが水分計が緑になっていたので、あれ、湿っているのかな、と。

→一度スポンジ状になったところは結構水が早く素通りするんで。固いところにまた入っていくから。そうするとガスが沸いてもう1回柔らかくする。そうすると水のブレが無くなるんで。止め葉もでかいのがボンと出ていて止まっていたでしょ。

一番怖いのは葉っぱの先端がヒョロヒョロの葉っぱで、でかい止め葉になんなくて、先が尖っていて、でも動きが止まっている時に雨でドンとやられると、えらいことになる(笑)

(参加者)先生、私が気づいたことをいうと若い樹は実が大きい、老木は小さい

→元気なんでしょうね。

 

みなさん、水のコントロールはどうしているんですか?あっち、あれだけ乾いていたら相当やばいですよ。

(参加者)かけていないですよ、みなさん。

→これから肥大時期に入るんでしょ。それで窒素が残っていたらどうするんですか。

(参加者)ほとんどみなさんかけていないですよ。なんかあると怖いし。

→窒素残していて雨降ったら、下手したら輪状にやられてしまいますよ。同心円状に。結局、乾いている時は皮が成熟して硬くなっていっているんです。水がある時はゆっくりゆっくり伸びていっているからいいんだけど、乾くとピシっと皮が硬くなる。そこで窒素を吸ったらもうアウト。そして割れる時は盛大に割れるから(笑)

(参加者)今年はあまり割れないね。黒星が入ったところぐらい。

→でも、黒星もこのアリン酸でどうやら抑えられるから。

(参加者)だから急に雨が降ったらどうなっちゃうんだろうという不安があるから、だからちょっとでも水を撒いておけば何とかちょっと違うかなって(笑)

→だからこの水やりとアリン酸の組み合わせは結構ベストマッチかもしれない。だって信じられないですもん、ここで止まっているというのが。

(丸山)桃が苦いというのは?

(参加者)先生、桃がすごい苦いですよ。茶色くなったのが葉っぱに入るんです。

→葉っぱに穴が空いちゃうんです。菌は黒星と同じです。梨より酷くて葉っぱに穴が空いちゃう。あと、核割れといって種が割れる。そうなると全然美味しくない。えぐい味になっちゃう。

(丸山)桃は水を同じようにやっていたんですか?

(参加者)出来なくて。それで梨と同じぐらい6月10日ぐらいに肥料を振ったんです。それで2~3回軽く振ったんですが、そのあと雨が降らなかったので。色だけは先についてきたものがあったので食べたら苦いんです。

→そりゃ窒素が効いているから苦いです(笑)

(参加者)キーゼライトの苦味かな、と思ったんですね。

→まあ、キーゼライトも苦いですからね。

(参加者)で、最近もぎ始まって食べたら苦味がかなり無くなって美味しくなってきたんです。

→苦味というかアミノ酸の中に苦い奴があるんです。それかもしれません、アルギニンかも。

まあ、どっちにしろ大きくなっていくと消費されるから。

(参加者)でも木を30本植えて26本生き残っているけど、梨より大変です。難しいし、ちょっと散布期間が空いてしまうと思うようにいかないし。

→桃はね、最初に水がないとどうにもならない。梨なんかよりレベルが違うね。

(参加者)先日送られてきた桃の桃畑の方は、毎日水を撒いていて忙しいって。だから相当ね。

→度数を見てみましょう。28度。だから水を絶対切らさない。桃は水を切らしちゃだめ。他の果樹よりも圧倒的に早生なので、簡単にいうと早く簡単に窒素を吸わせて栄養成長を終わらせないといけない。引っ張っちゃだめ。途中で水を切らしたら種の周りがえぐくなる。和歌山の人は毎日水をかけている。

とにかく早生種であればあるほど、最初の水が重要。とにかく窒素を切らさなくちゃだめ。

(丸山)梨であれば、まさに幸水であれば窒素を切らすというか。

→そう。早く使い切らさないとだめ。

(参加者)だから3月ぐらいでも水分が少なければ水を撒くという感じだね。

→新芽の出からね。

(丸山)そういう意味では、さっきの中国の話のトウモロコシのカスを敷くのは、多分蒸散も抑える部分も強いというのが。どうしても2月、3月とかはいくら乾燥していても地温を冷やすようなというのは。

→彼らが言っていたけど、トウモロコシの殻を撒いたところは、寒い時期に雨が降っても、翌日になったら湯気が出ているというんです。だから多分、土が発酵している可能性がある。で、水が通過する時に温かい水になっているから。だから土が温かいとしきりに言っている。

皇帝に献上していたところだから。果てしないところまで軍人さんが虫をとっていく。想像つきます?10mぐらいの矢倉に乗って地平線の見える範囲の虫を取っていく。来るときは何万人らしい(笑)だから町はその時期はにぎわう。だからやってくれないと困るっていう。

(参加者)虫は手でというのはわかるけど、赤星とか黒星とかはまさか手で?

→いや~、わからない(笑)

→まあ、今回はアリン酸の凄さが良くわかった。

だから今回は、元肥の時期、潅水、アリン酸の3つが正解ということですね。

(参加者)アリン酸は3回ぐらいかけた?

(佐藤さん)3回どころじゃないよ(笑)農薬の回数プラス7回だから。

→農薬じゃなく肥料だからね。

(参加者)堆肥なんだよね。あれ1回やると3日間ぐらい薬入れられないんだよね。

(佐藤さん)そんなことないよ。試したもの。

→そんなことないです。原液はph1で強酸性で、500倍にするとph2ちょっと。だから弱酸性。まあ、触れたら瞬間的にph変わる?

(佐藤さん)わからない。多分、病気の方が焼けちゃうんじゃない。

(丸山)病気のところにアルカリになっていて、酸があたると中性?

→過剰なリンが入るから、多分、遺伝子のすり替えが上手くいかなくなって。いわゆる過剰症というやつ。積極的にバランスを崩している。恐ろしいね。

逆にいうとリン酸かけることで翌年の芽がよくつくので、花がつきやすくなる。

(参加者)佐藤さん、アリン酸使い続けて3年目ぐらいですか?

(佐藤さん)たまたま今年、花芽が出た直後に、5月10日ぐらいにアリン酸抜いちゃったら、そしたらここだけ病気が出ちゃった。機械の調子で。

(丸山)他の所は機械が正常だったから。

(佐藤さん)そう。あと花の満開にもかけている。逆に良くつくよ。実の着花量がつく。

→リン酸が入るからね。それで酸はクエン酸の方だから、基本的に硫酸や塩酸じゃないから、かえって炭素量が高まるから。

(佐藤さん)木酢液とかかけると奇形果が出る。

(丸山)炭水化物のある無いの違いですかね。

→うん。木酢液とかだと、もしかしたらタールとかそっち系の影響かもね。

(佐藤さん)木酢液を使うと葉っぱが黒くなる。まあ色が良く見えるんだけど(笑)もうちょっと深い色。

(丸山)農薬は7~8回?

(佐藤さん)そう。

(参加者)アリン酸、もうちょっと信頼出来ればもうちょっと農薬を抜けるんだけど。

(佐藤さん)天然防除に比べれば全然。

→「なるなる」よりはいいかもしれない(笑)

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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