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2018.7.24 龍ヶ崎水稲勉強会

◆座学

◆圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆今日のまとめ

じゃあ、まとめをやりますか。

乳酸菌を培養して下さい。で、糖蜜等で培養して流し込んで。

(関口さん)じゃあ、常にそうしたらよい?

→そうですね。やっぱり撒いたところは黒いのはほとんど発生していなかったので。同じ水を使いながら硫化水素の発生を良く抑えていたので。

で、根は死んでいない。あれだけの親株の根っこの張りが。一番大事なことは全体の根っこが残っているということ。最初の根っこが痛んで無くなっちゃうと、一番良い穂の数が胴割れを起こしたりとか。

(丸山)胴割れとかは栄養がでかい?

→そうです。根っこが無くなっちゃうと胴割れを起こしやすいんですよ。水が上がらないから。

(関口さん)最初の根っこを張っていないやつは、どんな感じにすれば良いんですか?

→いや、もう乳酸菌と酵母でもう1回。

(関口さん)反当20リットルぐらい?まあ、惜しみなく?

→そうですね、回数をこなすことですね。これから恐らく相当まだ天気が続くから、水をどんどん入れるんですよ。

(丸山)逆にペプチドみたいなやつで発酵させるとか?

→そうですね。とにかくきれいな水を吸わせることですね。浄化するということです。あともっと浄化させたければ、もっと糖蜜を撒けば浄化します。腐敗した窒素を分解するのに一番大事なのは、菌の活動量なんですよ。それで一番のエネルギーは糖なので、さらに糖蜜を流してあげれば水はさらにきれいになります。

(関口さん)とりあえず500ℓぐらい作ろうと思っていて。1斗缶20kgぐらい入れて。でももっと入れた方が良いかな?

→まあ、入れれば入れるほど水はきれいになります。

で、一番最初のところはちょっとそういう傾向があったので、そこだけでもやった方が良いですよ。で、根っこがどういう風に回復したか見てみて。糖蜜撒いて菌変えたら白い根っこが出たら、また変わるじゃないですか。その確認をしておくことは良い経験ですよ。まあ、そのぐらいですね、言えるのは。

(丸山)抜いてみた感じは全然違う?

(参加者)最後はやばかった。抜けなかった(笑)

(関口さん)坂本パワーには負けるな(笑)

 

→ま、大体これでマニュアルは出来たと思うんで、丸山さんがまとめておいてもらえれば。グローイングMAPというのがもしできれば。

(丸山)何か下地のようなものはありますか?

ありますよ。

地上部のところが横線でこうあって。で、例えばワラ入れると、一番上の曲線になる。ワラ分解用に鶏糞を入れました。となると、鶏糞ってなかなか分解しないので一番下のになる。で、石灰と苦土を入れたのが点線のやつ。

で、それがまだ直線で書いちゃうと、おうなる。そうすると食べる時にまだ苦土が溶けていないんですよ。この下に行けば行くほど溶けている量が多いとなるんですよ。

そこで春に田植えをすると、稲がどんどん大きくなりながら、養分が溶けていくんです。

この時にポイントとなっているのが、オーガニックがいつぐらいに撒けば、この赤線のようになるかということ。で、あれはもともとは液肥だから、正直、1週間もあれば溶けちゃうんです。なので田植え前の1週間見ておけば大丈夫。

で、この時に、乳酸菌、酵母を必ず入れるんです。で、途中、水を何回か入れたら、1回目、2回目と入れて。で、出穂の時に、穂が出た時は窒素が無いので、葉っぱの大きさが前に出ているものよりも大きかったら補肥をやっちゃいけないんです。まだ、窒素が残っているので。出来るだけいじらない。

でも、短かったら、1枚目、2枚目と大体同じ長さなんですが、止め葉が短ければ補肥をやれば伸びます、1kgか1.5kgぐらい。だけど止め葉がその前の葉の長さを超えていればやっちゃいけない。

そうすると、グラム千重が21~23ぐらいになるんです。

(関口さん)最後のところ、窒素を0.8ぐらいやっても大丈夫ですかね?食味は?

→まあ、最後のところは全然問題ないです。途中の田んぼはダメでした。というのは根っこが弱っちゃっていて、真ん中は吸う根っこじゃないから、外側だけで吸っちゃうんです。すると全部タンパク高くなっちゃう。

要は抜いてみた時に、全部根っこが生きていれば、1kg~1.5kgは簡単に全部分配されて消費出来るけど、外側しか生きていないと、送られた分が全部タンパク高くなっちゃう。最後に抜いて根の状態がどうかは確認しておいた方が良いですね。最後の補肥は食味を決めちゃうんで。

(関口さん)そうだよね、かえってやんない方が。

例えば、ワラ見てみたら、真ん中のところが根っこが痛んでいて、外側のところが根っこが大丈夫であれば、そこのワラだけ窒素を吸っちゃうから。そうすると、そこから全部タンパク高くなる。その割合が多ければ、タンパクが高い米になっちゃう。

最後のところは全部根が生きていましたから。根っこは真っ白でしたから。でも、前の2つはダメだったので。なので、観察する時期も考えて。

(丸山)最後の田んぼの根毛は良い状態で、ああいうのを目指す形で?

→そうですね。というのは本来は硫化水素が沸いて黒いはずなんです。ところが同じ水を使っているのに硫化水素が沸いていないんです、黒くないんです。やっぱり乳酸で抑えているんです。

(丸山)だから細かい毛細根も生き残ったまま、ちゃんと…

→生き残ったというか、何も害を受けなかった。で、中の中央部も被害を受けていないから生きているんです。要は被害を受けたかどうか、となると乳酸菌になっちゃうんです。

(丸山)あれだけの毛細根はね。

→あれは美味しいお米になりますよ。窒素切れていたでしょ?窒素切れて、ずっと水を吸う根っこになっているでしょ?

(関口さん)無くなるとすぐ、ダーッと無くなる。あれで水をさっき入れたけど、明日は休みなんですけど、明後日、次の日には無い。

→そのぐらい水が無くなる。だからコンバイン入れる時も、すぐに水が切れるから安心できるんです。

(丸山)最初の何枚かは足の入り方はどうでしたか?2枚目とか3枚目とかはヌタヌタとしていた気がしていて、最後のところは普通にスースー入れた気がしていましたが?

→表面に根っこが出ているから余計にね。

(参加者)根っこが切れる、ブチブチっという感じがありましたね。

→大体、微生物の扱いで一番重要なことがわかってきたから。

(関口さん)あと2回ぐらいやってみるわ。酵母と乳酸菌で。やったらまた10日ぐらいしたらまたやって。

→やっぱり根っこが出てまだ回復出来るので。

(丸山)根っこを回復させるのは何週間ぐらい出るの?

→かからない。2日ぐらいで根っこがペコっと出るから。出始まったら1日3㎝以上。更新も早いし。アミノ酸もどきというか、メチル、ジメチルとか色々あるんだけど、そういうのを吸うと根っこの伸びが止まってしまう。この菌だとそっち系に使われちゃうから。何べんかやってください。きれいにして下さい(笑)楽しみだ(笑) 

(丸山)グローイングMAPと分析と。あと、昨日の果樹の勉強会では、葉っぱの状態で施肥するタイミングとしてこの時期にこれをやっているね、これが足りないね、というのがわかる。後になってわかるんじゃなくて、一歩手前で観察するところは観察して。

また、先ほどの関口さんのところであった通り、前作でどんな原料があってどんなものが残っていて、どんな形で再活用しているか、というのは絶対影響が出ると思うので。一番最初の田んぼは作って2年目で菌の定着率が弱い、という時はこんな対策をやると良い、というのが見えていると、そういう事が出来る体制が自分のところがとれているのかどうなのか、というチェックが出来ると、結構わかりやすいのかな、と。

→そうですね、まあ、今回反省点が、稲刈りの時まで続くとしたら、僕がもし生産者だったら、もう一回稲を抜いてみる。そして根っこの状態がもしまだ良くなければ、秋口の処理も乳酸菌を使う。そしたら来年に向けて、土がきれいになっているから、入ってくる水だけじゃなくて今からでも残っているのを分解する。

(関口さん)そういうのは、鶏糞撒いた後、うなうまで?

→そういうことです。それで乳酸菌も一緒に撒く。そうすると、脇の菌が拮抗作用で抑えられる。春先にやっちゃうと、時間帯でしか、拮抗作用が無いから。

(関口さん)じゃあ、鶏糞を撒いたら乳酸菌を撒けば良いと。

→はい。まあ、見て、根っこが再生していなかったりやっぱり駄目だったという場合は。抜いてみれば、そういう時は必ずその証拠が残っているから。

(参加者)どれぐらいで出来るの?

→1週間ぐらいで撒けます。

(丸山)果樹では一般的にやっているんですが、元肥ではなく礼肥からスタートになるんです。お礼肥といって、実がある時や収獲する直前とかで入れちゃうんです。それで、スターターの状態で、翌作の頭の一番大事な部分で。

→半年前に入れたのが半年後に結果として出ちゃうんです。

(参加者)この辺りでも、柿とかとった後に周りに穴掘って何か入れないと、翌年はとれないものな。

→それがお礼肥えです。

(丸山)それと稲も同じ話で、元肥の前に、先ほどの関口さんの2年目のところだったら、菌量が少ないんだったら、逆に稲ではなく菌量を上げる貯めにやったらよいと。

→春先だけだったら絶対増えないですよね。

(丸山)間に合わない。春先と秋口の両方をやったら10年かかるやつが5~6年である程度の定着率になると思うのです。

→基本的に秋口の方が菌が増えるんです。地熱が残っているから。春先はずっと冷やされているから、土の深い所が冷たいので。だから地熱が残っている時の方が乳酸菌は増えやすい。乳酸菌はもともと動物とかの中に住む菌だから、35~36℃ぐらいが住みやすいんです。入れ替えの時はまだ30℃ぐらいだから、ちょうど良いんです。 

(丸山)冷たい地域の川上さんのようなところだと、秋対応のやることがポイントが結構多くなる。

(川上さん)秋起こしするのに、クローラーのトラクターを今年買ったんですよ。

(参加者一同)お~!

(川上さん)60馬力のものを買ったんですよ。

→周りの人はびっくりしたでしょ(笑)

 (川上さん)あいつのところは儲かっているな、話をするなって(笑)だって、ぬかるんで秋起こしが出来ないんですよ、秋口にいっぺん雨が降ると。落下式のとかじゃないとハーモニーとか入れる時とかできないもの。やっぱり均等に耕すのはクローラーじゃないと無理。

→秋起こしでクローラーなんて買えないもの。

(川上さん)農家で米で御殿を建てた人はいないもの。建てた人はみんな土地成金ですよ。

(丸山)それだけお金をかけて秋対応をするのが重要と。

(川上さん)そのぐらいしないと、水が冷たくて、春の対応だけだと限界がある。そうすると、1枚でも2枚でも刈り終わったらすぐ、短期にやるには人力しかないから、隣近所の定年退職した人に頼んで、肥料撒く人は撒いてもらって、耕す人は耕す、というのを順番でやってもらって、短期で秋の処理を終わらすように頑張っている。

(丸山)地温が下がっちゃうとね。

(川上さん)もう、そうなると11月の中旬で雨が2~3回降ると、もう春の耕起するまで絶対乾かないから。

(参加者)稲を刈ると乾いちゃうの?

(川上さん)あの、やっぱりね、先生の教えを守るようになってからは、水の吸い上げが良いんでしょうね。圃場がある程度乾くようになりました。俺のところは水ばっかり入れているくせに、秋になると乾くんだよな(笑)

「こういう田んぼを作ってみたいな」という人がいると、「この人は特別だから真似しない方が良いよ」と農協は言うけど(笑)

とにかくクローラーで1枚でも2枚でも出来るところはやる。

(丸山)やるとやらないでは違う?

(川上さん)1年目はそんなに変わらないけど、2年目になると全然違う。春先の生育状況というかね、肥料の日持ちが良いというかね、藁の腐った分まで稲がきちんと吸収するというかね。

(丸山)1年目は貯蓄に回っちゃうんですかね?

(川上さん)だから3年、4年経つとね、肥料は今までよりも少しずつ、今まではマイナス40日ぐらいの肥料がね、前よりやんないようになったね。

多少追肥をしますけど、後半に1袋程度ですけどね。

→逆に経済的になりますよね。

(川上さん)でも、仕事の内容は大変ですけど。でも、一般の化学肥料使っているよりは手間暇がかかるし、見極めも大事ですしね。

家にお金をかけず、車も良いのに乗らず、トラクターにお金をかけましたよ(笑)

→まあ、みなさんもね、良いものを作ればね、価格も上がってきますしね。

(川上さん)何とかね、誰が見ても人様と違ったものを作ればね。まあ、近所の人から認めてもらいたいという気持ちはさらさら無いんですが、こういう良い話は外の方から聞こえてきますからね。だから、まず地元でどうあろうと、外でね。

→勉強する人にはチャンスがあるからね。ここにはあるからね。

(川上さん)もともと収量が取れない地域でしたからね、われわれの所は。ましてや良い品物を作ろうというのは、あそこの土壌ではね。

→あり得ないですよね。石ごろごろの所ですからね。代掻きしていたら水の中から火花が上がる地域ですからね。田んぼつくりには合わない地域ですよね。

→今年は品評会は出したんですか?

(川上さん)平成29年産のお米は、今月で結果が出まして、告知したんです。そしたらある程度良い成績だったものですから。今年の秋とれたやつは来年の5月頃までは、1冬ぐらい置くそうですね。米の質を見るために。そして前年のものを検査するそうです。

→早生とか酸化しますからね。ボソボソ、という、粘りや艶が無くなる。

(参加者)玄米で酸化する?

→参加します。酸っぱい匂いがしたり、変な臭い匂いがします。

(参加者)体にも悪いですよね?

→そうです。油と一緒で。ちゃんと出来ると酸化はほとんどしないです。3年間持ったのもありますね。ずっと酸化しない。うちの娘は酸化したのは食べない。

(関口さん)食味鑑定士だね(笑)

→うちの子供はIQが140で、先生が間違いだろうってもう1回測ったら138。授業中もボ~っとしていて、でも1年の時から学年1位。どこで勉強しているの?と先生は思うけど、勉強していないからね。パズルなんかやると僕は構わない。下の2才の子は30ピースのパズルをもう出来る。お姉ちゃんは120ぐらい。

(参加者)アセチルコリンはどういうものに多いのですか?

→大根、ごぼう、人参に多い。だからうちの子は根菜大好き。

(関口さん)だから根菜食わなきゃ(笑)

(参加者)成長するときは良いけど、落ちている時はボケないように(笑)

→アセチルコリンはボケ防止に良いんですよ(笑)

(丸山)みなさんがやっているような栽培でやっていると、そういうのを取りやすくなりますよね。しかも、酵母菌が?

→だから、イチゴみたいなのがアセチルコリンは貯めやすいんですよ、細胞に対するものだから。細胞数が決まってからブドウ糖を取れるやつが貯めやすいんですよ。だから葉っぱみたいにどんどんどんどん持っていかれるやつは、材料に使われちゃうから。それに対して1回形が決まったらどんどん大きくなる、こういうやつは細胞分裂しないから、そういうやつは貯めやすいんですよ。

(丸山)じゃあ、イチゴとかにも酵母菌を使って。

→酵母菌とアセチルコリンの関係は応当するらしいんで。

うちの娘がそういうIQだったのは知らなかったんですよ。下の子はひらがなを覚えちゃって、1才4カ月で本を読んじゃって、先生もびっくりしちゃって(笑)

正直、僕だってそんなに高くないから、遺伝じゃないんですよ。インフルエンザもならないし、風邪もひかない。強いし、記憶力抜群だし。1歳の時の事を覚えているんですよ。「パパ、ここの時に逃げたよね」とか。子どもが1歳の時に、夫婦喧嘩した時の事を覚えているんです(笑)

とにかく理研が発見して大騒ぎしているんです。

(丸山)今までは土の中に無いって?

→そんなものがあるなんて思っていなかったら。普通は鶏とか卵とか、人間の体の中で合成されるものだった。それが土の中で出来るという事がわかった。農業の価値がわかった。ノーベル賞もの。東大の先生も舞い上がっています。そういうことで、お米にもアセチルコリンがあったらね(笑)

まあ、大体これで関口さん、僕が言っていることは出来てきましたよね?

(関口さん)いやいや(笑)

(丸山)あとはMAPを作って。

→そうですね、あとは年末ぐらいにグローイングMAPを作れば僕の言う事は終わりですよね。

(関口さん)始まったのが先生の子が生まれる前だから9年目ですよね。

→もう良いでしょ(笑)

(関口さん)いやいや(笑)

→あとは丸山さんに。

(丸山)MAPの下地みたいなのがあれば。同じ言語を使って。うちらとしてはお米だけに限らず、作物を変えながら、また、地域を変えながら菌の動きが見えるように、というかわかりやすく。

→MAPというのは見えるためのやつですからね。今年こんな観察をしたらこんなアイディア思いついた。で、来年はマッピングを変えてやってみよう。MAPは少しずつ変わるんです。それは進化だから。

(丸山)入水がこんだけ、という状況があって、なんだかんだいっても出来ない時は、こうなった時は、このマッピングの対応対策をとろうって。回復用MAPみたいな。

→いくつかMAPが出来るんで。そんなところで、1つの集大成に。

(関口さん)だから今回の酵母、乳酸菌で良くなればね。

→来年のMAPは全部変わる。

(丸山)来年のための今出来るところというかね。負けないように秋対応もこっちもやっていかないと。暖かいからといってね。秋は大事ですからね。

→以上です。 

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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【2018/12/12】

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 11月の人参を 載せました。

 

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 産地廻り時のレンコン圃場

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