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2018.7.24 龍ヶ崎水稲勉強会

◆座学

◆圃場見学

◆今日のまとめ

 

上記のテーマで勉強会を行いました。

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◆座学

(丸山)では、あゆみの会の水稲勉強会、今回も小祝さんのお世話になります、宜しくお願い致します。今回も関口さんに音頭をとってもらってと思っていますので一言を。

(関口さん)先生の技術と体に健康に良いのを作って、販売ルートを広げていければいいなと思っています。

(丸山)それでは、いつもの通り座学でおさらいをした後に、食事の後に田んぼを見て、もう一度再確認ということでいきたいと思います。

今回は関口さんのお計らいで、川口さんにも来て頂いて、その辺りの経緯と、今回のポイントを。今回の関口さんの指導の期待するところと現状も頭に残した状態で見れれば活かしていけるんじゃないかなと思います

 

(関口さん)先生、ペプチドは吸収されて、吸収されることによって、米もどういう風に変化しますかね?

→基本的には、ペプチドというのは植物の中では時間がかからないと吸収できないので、根から酸が出るのでphが下がるんです。そうすると根圏の微生物が基本的に酸を利用して酵素活性と言う現象を起こすんです。つまり、この根域の菌が急に活性化するんです。

何をするかと言うと、根っこが伸びてくる際に一番ポイントになっているのは養分を吸う事なんですが、養分を吸う時に一番ポイントになってくるのは、根っこが伸びるというのは、実は細胞を作ってく、タンパク原料吸収と言うやつなんです。

つまり、細胞自体がタンパク質なんで、細胞自体がタンパク質を吸収しないと細胞分裂が起きないんです。しかし、タンパク質は肉みたいなものなので、吸収できない。でも、良く考えると、ここが人間の口で、そして胃袋で、胃袋と小腸で、と分けて考えると、肉食べたら胃袋で分解されて小腸でアミノ酸として吸収される形になるので、基本的に根っこの周りのphが下がることによって胃酸的な働きを起こして、この微生物が酵素を出して、そして酸でもって、根っこが前進していくところの窒素肥料を分解するんです。

みなさんは今まで化成肥料をやっていたからあまり関係なかったのですが、でも通常はこの自然界では有機物しかないので。だから通常、生物だったり昆虫の死骸だったり色んなものがある。それを境界内で分解して液状化してペプチドをアミノ酸にして吸収しているんです。だから、ここの境界にはタンパク質とペプチドがあって、最終的には根っこのところで吸ってくれる時にはアミノ酸になっちゃうんです。だからこの境界は、胃袋と小腸のようなものなんです。まあそういう形でしか吸えないんです。

(丸山)その中では、そう考えると有機肥料がすぐに効かないのは、そこまでペプチドとかに分解するまでに時間がかかってしまって、その分が肥効的には遅れるという要因になっている?

→そうですね。ただこういうのは数時間で起こってしまう現象なので。

(丸山)米ぬかとかの有機物でも?

→あれはタンパク質だから。もうちょっと時間がかかる。今言ったペプチドのレベルだと、触れた数時間以内にアミノ酸になっちゃいます。

(丸山)葉面散布の場合は? 

→葉面散布の場合はペプチドも。葉っぱの表面には必ず微生物がいるんです。葉面散布の場合はペプチドの粒子が当たるんですけど、夜になると湿るんで。湿るというのは水養分がつくんで。そうするとその部分が分解されて吸収されるという現象になる。

なので葉面散布は夕方にやらないといけない。昼にやっても全く意味がない。

(丸山)逆にその吸ったやつはどんな反応をして作物は活用するんですか?

→基本的には、水が十分な場合は、この栄養素をちゃんと根っこに持っていて根っこから細胞が出ます。

(関口さん)根っこに持って行って吸収される。

→うん、吸収されるというか細胞が出る、根毛が出る。で、そこに養分があると根っこが吸って、1の刺激で根毛が出て、5の刺激物分の養分を吸うことになるので、上が伸び始める。だから1の養分が上を1で伸ばしているわけではないんです。

(丸山)下にいってパワーをもらって養分を吸って。逆に下が無いと?

→まるっきり効果ないです。

(関口さん)あぁ。

→窒素系の肥料が切れている時に葉面散布しても、まるっきり効果が無いです。

(丸山)セットなんですね。

→セットです。だから葉面散布のペプチドやアミノ酸は導火線。あれば日がつくし、なければ無ければつかないし。

(丸山)853単体でぶった場合だと、大体3日~4日?出るのにかかるんだけど、逆にそれをちょっと早めたいという時には?

→そうですね、下と上を両方やると、吸いが早い。だから葉面散布は必ず夕方。乾いている葉っぱにやっても全く意味がない。

(関口さん)今は夕方は大体あったかいんですけど、大体4時半頃?

→そうですね。露が降り始める頃。だから5時、6時。

でも、通常こういう栽培をしている人は葉面散布はいらない。通常から根っこが活性化しちゃっているから多分いらないです。だから、中干して根を切っちゃっている人は必要かもしれないけど。ほとんどがかけきれなかったら、葉面散布は中干の後ですよ。急激な回復。乾土効果で窒素が残っているのに根っこが切れちゃって吸わないんだから。あまり勧める技ではないです。ただ、稲よりもこの葉面散布剤は圧倒的に野菜の方が効くんです。稲は毛がついているから。それよりも葉物とか果菜に効きます。

それより、今日みなさんにお知らせしたいのが、22日にオーガニックフューチャーミッションというのを我々がやってですね。今、僕がやっている有機農業普及協会という協会と、あと東大、理研、この3つが研究して、根圏にどういう微生物がいたらどういう働きをするか、その実験の報告なんです。その中で、植物の根っこに直根があるんですが、そこから細かい根毛を出さないと植物は元気にならないし、沢山の収量にならないんですよ。

で、根毛が枝分かれをしてさらに小さい根っこが出る中で、アセチルコリンという物質が関わっているということなんですよ。

ネットでひいてもらうとわかるんですけど、脳内神経伝達物質というやつです。サリンの時に有名になった物質で、サリンと言うのは伝達物質をブロックして伝達出来ないようにしちゃうんですよ。それで体中が弛緩して死んじゃう。

これが多ければ多いと筋力が高まる、運動神経が良い。

例えば脳の働きが良いので、活性化する。お互いに細胞分裂して繋がって色々やっているんですけど、その間が大事なんですよ。で、ポイントになってくるのが、次の脳細胞に繋がる時に、その間が繋がらないと活性化しないんですよ。

このアセチルコリンが根っこの領域にあると、そのネットワークのように張っていくんですよ。脳の細胞と同じように。根張りも良くする。養分の吸収を良くする。イコール植物を活性化するとわかっているんです。

で、このアセチルコリンを作る菌というのも糖分を食べるのがわかってきたんです。

となると、みなさんが初期成育から一気に爆発するように分げつしているのは、根が活性化して養分を急速に吸うという働きのはずなので、最初から酵母菌を撒いたところと、途中から撒いたところでは数字に差が出る。最初に撒いたところはネットワークのようにこういうのが沢山出来て、途中から撒いたところは根毛で、みたいに。 

当然ながら、こういう根っこが沢山出ることで、窒素の量が葉っぱが1枚1枚出ることにグッと下がってきて、限界窒素と言う分げつが止まる窒素になるんですけど、この根っこが出ないと、窒素が切れる日数がかかる。つまり、最終分げつの日にちが後ろにずれる。当然ながら後ろにずれると補肥が入らないんです。分げつが終わらなければ補肥をやんないですから。

ということは、早く終わらせることで補肥をやると、1穂についている粒の数や長さが伸びるので多収穫になるんです。なので、酵母の初期からの投入が、基本的に多収穫や窒素を早く使うので良食になる可能性がある。

これが今回の発表で結構見えるような報告が出たんです。で、アセチルコリンを作る酵母菌は残念ながら硫化水素に凄く弱いんですよ。なので、なのでセットで乳酸菌を。田んぼが腐らないように。もし発生してしまったら、知ってのとおり、光合成細菌。これは入れなくても良いはずなんだけど、漬物のように酸っぱい糠たるにして腐らない、それを基にして酵母菌が優先して発生する。こういったことがおそらく主流にこれからなるだとうと思うんです。

(関口さん)今回、結構、酵母使わせて頂きました。

→そうするとどうなるかというと、養分を吸うのが早いから、絞った時に、分げつした葉っぱの先端があるじゃないですか、その先端が揃っているんですよ。つまり、吸いが早いから、分げつが早く起きて、葉っぱの出てくるのが揃うので、絞った時に葉っぱの長さがほとんど揃うんです。今日はその辺りを観察できればと思います。 

まあ、稲がこう分げつするわけですから、長さが扇状に揃っていれば非常にいいし、最後の方のが遅れていれば短い長さで終わっちゃうし、そうすると長さが逆V字になっちゃうわけだし。

まあ、酵母菌が作るアセチルコリンは、もしかしたら肥料としても働いているのかとも思うんですよ。理研の人達もはっきりはまあわからないので。分子構造上はNがついているんで。

で、まだ植物に対してどう働くかは一切研究されていないので。今回、初めて理研が発表したんですよ。まだ論文に出来ていないので、つっこんだことは。でも出来るだけ早く論文書きますって。参加した人しか聞けなかった。ビデオ撮りもダメだったんで。

これが第二のホルモンみたいな働き。まあ、今まで知っていたオーキシンやサイトカインとかのホルモンだけでなく、次のホルモンの形になっているんじゃないかな、と理研の方は言っていました。

植物は根張りが良くなる。確かに酵母処理をした種は根張りが良いんですよ。これが原因でなったかはわからないんですが、これからの研究に一番結果を期待したい内容です。結果としては、酵母を使うと調子が良いんです。それがアセチルコリンなのか他の成分なのか。アセチルコリンがあるやつと無いやつで比較試験をしたら、全然違ったんで、まあ関係があることはわかっているんですが、それだけかどうかは。

なので、苗の時、荒起こしから入水の時、乳酸菌と酵母は是非入れて頂きたい。

(丸山)乳酸と酵母は別々に培養して?

→どっちでも良い。というのは両方とも相性が良いんです。どっちともお酒の作り方なんです。お酒の酸っぱいのって、乳酸菌なので。

(関口さん)やっぱり乳酸菌は24時間培養ぐらいでしょ?

→そうですね、同じ時間ぐらいですね。

(関口さん)酵母菌は12時間ぐらいで温度かけて。

→はい。ですけど大丈夫です。あとからバーっと広がりますから(笑)物凄いスピードで増えるんで。

(丸山)置き過ぎちゃうと乳酸は?

→乳酸菌は死なないんですが、酵母菌は駄目なんです。溶解しちゃうんです。エサになるんです、アミノ酸になっちゃう。

あとはですね、これが植物に吸われて代謝せずに、代謝というのは違う物質になっちゃう、アセチルコリンじゃなくて違う物質にくっついちゃう、となるとアセチルコリンの量は少ないんですけど、もしそのまんま遊離物質、つまり、単体でいる場合は、当然、食べた場合は摂取になるんですよ。

で、今実際に、アセチルコリンってアルツハイマー病やボケの人達に対するサプリメントや錠剤があって、実際に記憶が良くなる、症状が緩和される。あと受験生などがこれを飲むと記憶力が良くなるので、試験の前とか勉強している時に飲むといいなんて言われています。

そういうわけでは、これが食べ物からずっと吸収出来たらいったいどうなるんだろうと。

まあ、物質としてはこうやって糠床には乳酸菌を作った時に、物質としてはあるんですよ。で、糠床作った時に、今の日本人ってキュウリも漬けているけど、昔は根菜だけだったんですね。昔はキュウリとかナスとか無かったんですよ。ほとんど根菜なんですよ。ゴボウとか人参とか干し大根とか。

そういうのって染み込むから。そういうのを食べていたから、もしかしたら昔の人は頭が良かったのかもって。

今後ね、そういうのは研究の余地があるかなって。まあ、もともとアセチルコリンはIQに関係しているんで。是非漬物食べてもらって。まあ原料にそれが無かったら意味はないけど。

(丸山)逆にそういったことを畑の中で活用するとか?

→畑の中で凄い増えるんですよ。化成では全然増えない。ちゃんとした堆肥、アミノ酸肥料があるとぐっと増えます。

(関口さん)最近気が付いたのですが、家の近くに11町歩ぐらいあるけど、化学農薬のやつと有機でやっているやつの葉色が全然違っていて、有機のやつは何かまぶしいような、素晴らしいな~って(笑)

→化成のやつは日中に下手すると黄色い色が出るんで。冷めちゃうから、温度が高いと。で、雲が出ると変に黒くなるし。やっぱり有機の方が葉っぱは光ると思いますよ。まあ総合的な力だと思いますけど。

あとは、本当はやった人が来てもらった方が良いのでしょうけど、JA東徳島のにしのさん、丸山さんと同じインストラクターの方、その人が開発した技で。

これ、田んぼの土壌と思って下さい。そこに稲を植えたと。そこで実際に乳酸菌と酵母がいるんですが、表面をバチルス菌とエサで覆ってしまうという技を使うんですけど。

これ、何をやるかというと、バチルス菌って好気性微生物なんです。

バチルス菌はエサを食べる時にすごい空気を使うんです。で、田んぼの表層にたくさんバチルス菌がたまっていて、エサが溜まっていると、どうなりますか?空気が無くなる。で、雑草の発芽条件は水、温度でしょ、あとは酸素なんです。で、コナギは酸素が無ければといっても、コナギは酸素0でも発芽出来るらしいです。他のヒエとかは発芽出来ないそうです。だから、ドブになっている所では、土が黒っぽいところではコナギも出てこないそうです。ということは、田んぼの表層を完全に酸欠にしてしまうと?雑草が出てこない。すると土の表面が真っ黒になるんです。還元状態。稲の茎が黒くなるじゃないですか、ああいう感じになるんです。草が全くでなくなるそうです。で、3年目でもう無除草。

あと、ここに酵母菌を入れると、ちょっと変わった性質をもっていて、酸素があると酸素を消費するというタイプの菌なんです。偏性嫌気というんですけど。でも、バチルスは完全に好気性なので、そこに酵母菌を入れると完全に酸欠になるんです。なので、高濃度でやると中まで酸欠になるんです。すると、土の深い宿根も枯れてしまうんです。それもわかったんです。だからこの乳酸菌、酵母、バチルスというのは、田んぼには絶対的に使うやつ。

(参加者)入水の時に一緒に?

→はい。但し1点気をつけなくちゃいけないのは、直播はダメなんです。直播やっちゃうと死んじゃうんです。絶対田植えでやること。田植えなら自分で稲は光合成した酸素で大丈夫なんです。ですけど種で直播だと駄目。

これをやって頂けるなら、除草も兼ねた、あと根張りも良くするということが稲にとっては出来る。

(関口さん)そうなると、反当何十ℓぐらい?

→入水時なら2ℓぐらいで。バチルスは6×10の十三乗まで約20時間で増えます。通常の田んぼの温度で。これがマックスの微生物の数でこれ以上は増えないんですよ。

(関口さん)それ、流し込みじゃなくて、ドボンって入れちゃまずいの?

→その地域だけになっちゃいます(笑)

(関口さん)これが面倒くさいって(笑) 

→まあ、菌をきちんと利用するという事は、すべての植物の活性を高めて、生育を早める、分げつ終了まで早くとれる、なので補肥がでて穂長が長く、で窒素が切れやすいから食味も良く出来る。あとはさっきの技術を使うと除草も出来る。そろそろ菌を極めて行ったらよいのかな、と。そこまで言ったらもう何も言うことは無いので。

(参加者)酵母菌と乳酸菌というのは、反当で大体どのぐらい撒けばいいんですか?

→基本的には原液で2ℓ。ネットを見れば培養の仕方が出てます。最初に付けたのが勝ちなんですよ。後からやるのが大変なんです。2ℓで、翌日にはピークの数になっているから。

(丸山)有機質肥料は、エサは撒いてあるから。

(関口さん)だから、今後は乳酸菌や酵母菌を撒いておけば。

→特にこの牛久の水は汚いので(笑)使わないとまずいんで(笑)

(丸山)ストレートですね(笑)

→でも、田んぼの匂いが昔は臭かったじゃないですか。今は臭いということは無いですよね(笑)なので菌を使うことで田んぼはきれいなので。

(参加者)酵母菌も勝手に増える?

→勝手に増えます。

(丸山)逆に稲の使う養分を使っちゃうことは無いですか?

→多少はやっぱり使います。

(丸山)じゃあ、気持ち多めに?

→気持ちといっても5%ぐらいだから。植物の方が圧倒的に使うので、気にしなくて良いです。

(丸山)いずれ増えたら、世代交代けんが出てくるということですか?

→うん、体が死ねば肥料になるので。ただ、きれいになってそのうち菌にとってよい住処になってくると、世代交代をしなくなるんで。つまり、生き残る率が高くなると窒素を放出しなくなるんですよ、次の春まで。春は一回がっがと世代交代するんです。となると、窒素を保持した形で休眠に入るので、ひこばえが出てこないんですよ。放出しちゃうということは、ひこばえが出てくるということで、だから実際に美味しくないんですよ。だから稲刈りした時に、遅れて出ないというのが重要なんですよ。

(関口さん)この辺りは全部出るんだな。

→いや、みんな出るんだじゃなくて(笑)関口さんのところは出さないで。

(参加者)これは越冬はするんですか?

→します。特にバチルスは強いですから、雪で凍っても死なないです。

(丸山)バチルスがラブレ?

→そうですね。バチルスが腐りを一番止めてくれるんで。バチルスはラブレ。酵母菌は白神酵母が良く使われます。納豆菌は色々ありますから。水戸とかね。

(参加者)これ、一緒に全部使っちゃっても良いのでしょ?

(丸山)納豆菌は別?

→はい。納豆菌はまあ別に作った方が良いですね。ちょっと条件が違うんで。ほら、えひめあったじゃないですか?あれ、3つ全部混ぜちゃうんですけど、あんまり調子が良くないんですよ。

(関口さん)俺らもあんまり良くなかった。

→酵母菌と乳酸菌は一緒、バチルスは別。

(参加者)ラブレ菌飲料をこの前培養したやつに入れておけばいいですか?酵母菌をいっぱい培養したんですけど。

→はい。泡吹きました?

(参加者)はい、吹きました。匂いを嗅いだらもう炭酸ガス。

→乳酸菌も酵母も強い菌なので。温度が高ければあっというまに吹いちゃう。ラブレ菌を入れると酵母菌の活性が少し落ちます。phが下がるんで。無いとぶわ~っと吹いちゃう。

(参加者)遅らせるのには良いんだ。

→そう。

(参加者)両方で作って一緒に入れればいいんでしょ?

→まあそれでも良いけど、あまり管理が出来ないんだったら一緒に作っちゃった方が良いですよ。ラブレの方が酸性で乳酸を作るのでそうすると酵母の炭酸ガスの発生を少し抑えるんでゆるくなるから溢れ出したりしない。酵母だけ培養したら吹いちゃいますよ。あったかいビールと一緒です。蓋をあけたらボン、シュワ~っと(笑)糖分を入れたら本当にそれ以上(笑)

とりあえず、今から根っこを張らすことが重要ですからやって頂いて。

(参加者)出穂しているようなところでも?

→いいです。とにかく窒素をかき集めて減らすことを一生懸命やらないと。自分で窒素を吸ったら粒になっちゃって(笑)。下手に遅いとたんぱく質になっちゃうから。

だけど酵母とかバチルスとか乳酸菌とか使っていると、口にざらつくタンパクにはならないんですよ。緻密なコクのあるアミノ酸系ので止まる。だって食味が悪いって言われないでしょ?

(関口さん)2kgで恵比寿に持って行ったの。1kgにしてくれって言われて、大変だ、手間だ(笑)

→1回買ってもらって、あとで10kgとか15kgとか。

(関口さん)じゃあ、今からでも大丈夫なんですね。

→今からやるのが食味が上がるんです。これだけの天気だったら、きれいな水を何度も入れなくちゃいけない(笑)浄化しないといけない(笑)

(関口さん)じゃあきれいな水を買いに行かなくちゃ(笑)

→まあ、これだけ暑いとドンドン水が出るから。水を入れてからですよね、根っこが黒くなるのは。表層が黒くなっているようであれば、すぐに微生物を撒かないといけないですよ。結局、分げつして外の株が出来るでしょ、そこからまた根っこが出るでしょ、それがみんな黒くなっていたら意味がないんです。そうしたら外の米がみんな食味が落ちちゃうんで。

(関口さん)だから、今が一番、吸われますね。

→きれいな水に作り替えて下さい(笑)

(丸山)関口さんは動噴?流し込み?

(関口さん)流し込み。

→まあ、関口さんは今はそれしかやることが無いから。

(丸山)ちなみにさっき言われたのが(プロジェクターで資料を映し出して)。ラブレ菌。豆乳は光合成のエサ?で、これがカメリアの酵母。白神酵母は低温でも動くので、早い時期に使うのであればそっちの方が良いだろうと。

乳酸菌の作り方、というのを検索すると、小祝さんの学校で習った生徒さんが書いたものがあるんで、興味ある方は、読んでみて頂けると。結構こまかめなところが載っていたり、稲だとクロストリジュウム菌とかあったり、エアレーションの有無とか含めて、それなりに書かれているのでわかりやすいと思うので。

これは、微生物のエサと体つくりというのがあるんですが、作物でも人間でも同じ部分があると思うので。今の人達が米を食べて太るというのは、エネルギー源なので動いてそれを消費すればいいんだけど、今の人は動いていないので太っちゃう。逆にタンパクは体を作るので、小さい子はそこそこ体を作るから細胞分裂で使うけど、大きくなるとそこまで使うのか、というのと、筋トレとかで必要な場合はプロテインとか必要だけど、通常生活では必要なのか?という部分とか、そういうのを考えてもらうと面白いのかな、と。あとは砂糖の量が3~5%とか。これらを参考に納豆菌、バチルス菌を。納豆菌は水戸納豆が良いとか。

(参加者)納豆菌はどこまで培養すれば良いのか、見極められないよね。

→見極め方。はい、大体通常の30℃ぐらいの温度であれば1日で増える。

(参加者)見た目が泡とか出るわけじゃないから。

(丸山)温度は結構大事だな、って。納豆菌の場合は、豆乳など入ってタンパクなども入れてあげないと。

(参加者)納豆菌は酸素が必要でしょ?エアレーションはうちの浄化槽にあるけど。

→ダンプとか来てやるでしょ?あれやると、浄化槽が一回きれいになるんです。分解が早くなるんです。

バチルスって同等の微生物ってないんですよ。1匹いたとしても16時間後には40憶個になるんですよ。

(丸山)亜硝酸塩も還元できる。野菜のえぐみも無くせる。

→だから、例えば、中干しやると亜硝酸が増える。だけどバチルス振って水を入れれば亜硝酸を還元できるから。

(参加者)中干やってから流し込みする時に?

→そう。亜硝酸からアミノ酸に還元できるんですよ。アンモニアは尿素と一緒だから。

(丸山)そういうのがネバネバというか、くっつけるというか、活用している?

→そう。

…しばらく畑や果樹園などの例を含めた雑談

 

→(映像を見せながら)20㎝ぐらいしか棒が刺さらなかったところ。そこが1週間経ったら棒が刺さるようになったんです。そんな難しい話では無いんです。

で、ここにも3種類の菌が入っていて、雑草の種がほとんど死んでしまうので、ほとんど生えない。

どうしても酵素が働く時に水がポイントなので、乾いてしまうとまるっきり効果が無いので。

(参加者)乾かしておいてまた出来るんですか?また最初からやり直しなんですか?

→やり直し。

あとは田んぼの中でやってもこういう事が起きるんです。通常なら粘土土壌になってべったりなってなかなか乾かないじゃないですか。だけど、こういう風に酵母菌なんかが入ると中に細かい泡が出るじゃないですか。そうすると土の中がスポンジ状になるんですよ。そうすると一体何が起きるかというと、こういう事が起きます。

つまり、根っこの周りにベタっと土がついてくるんで、空間がいっぱいあるからパラパラパラパラ落ちてくるんです。

ベタっという土はなかなか水が動かないんですよ。でもスポンジだからどんどん水を吸うんで。あっという間に乾いちゃうんです。だからギリギリまで水を入れられる。

(丸山)逆に最後の水が欲しい時に水が詰まっていると逆に上がってこないのが、スポンジだとガンガン来て。

→そうなんです。粘土だと下に土がべったりしていると下に水がいかないんで。でもこの土だと水がどこにでもいくんで。

(丸山)しかも穴が空いている部分で、有機物、炭水化物もそこそこあって、それが溶けながら入ってくるので、完全に実入りが。

菌散布っていうのは非常に重要なの。どうしてもきれいな水を入れると土がベタっとなりがちだから(笑)それをスポンジに戻すから。

川上さんの所なんか酵母菌だけですよね。水がきれいだから。

大変ですよ、他の菌を培養してやるのは。狙った菌だけやる方が簡単で物凄い楽で利点があるし、美味しいお米も出来るし。

(参加者)春先の冷たいやつ、うらやましいよね。あれは最高のやつだよ。

(参加者)うらやましいと言っても、春の水は触るのも嫌だよ。

→手しびれますものね。見ただけでわかる、これは稲は育たんわって。

(丸山)でもある程度土が出来ていると温度の上がり方は違う?

→やっぱり温かくしないと駄目ですよね。

(参加者)シンプルなものの考え方で、水は温めること。先生に来てもらわなければ、そのままで未だにわからなかった。

→30㎝ぐらいの貯め池作って炭を入れて黒くして、それで光を入れればどんどん温かくなるから、そういう風に村全体でやればね。本当にシンプルでそれだけですよね。

(丸山)水を冷やす方法は?

→無い(笑)

(参加者)今、測ったら17~18℃ぐらい。

→ちょうど良いですね。

(参加者)春は12℃ぐらい。

→18℃以下でも翌日には上がっていますからね。冷やせるから米も美味しい。根張りも良いね。それほど調子が良い。今年は天気が良いから、一人勝ちでしょ(笑)

今年は出すんですか、品評会?

(参加者)今年もおかげさまで良い結果が出ました。

→おっ、もう出たんですか。じゃあ、今度はオーガニックフェスタに出してください。

千葉県から1位のお米が出たらいいですね。

さて、これから菌の方、暑くて大変ですけどやってください。

(関口さん)1回やれば大丈夫かな?そういうわず2回、3回?

→出来るだけ沢山。まあ水を入れれば入れるほどきれいな水が入るので(笑)

(丸山)どうやったらある程度手がかからずにそこそこに対応できるか。

→本当は糖蜜のような錠剤を作っておいて、この3種類の菌をつけておいて、バラバラ飛ばしたら、糖蜜がついていたら簡単に培養できるから、1kgも撒けば一緒だからね。糖蜜1kgなんて簡単に撒けるから、ほとんど数分で終わっちゃうでしょ。粒にして、正露丸ぐらいにしてやれば。

一番良いのはエサつきで飛ばすのが良いです。バスクリンみたいな錠剤にして。下に落ちれば糖蜜が広がって、菌が増えるから。糖蜜の周りは水がきれいになるから。

(丸山)ベントナイトのような粉のような奴に糖蜜と菌と仕込めば。

→そういうのがあればばっちり。ケイ酸も多いしね。

(関口さん)今度、流し込みも水口から1時間ぐらいやっていれば良いかな?

→水口に全部水が無ければ全部行くんですが、水があると止まっちゃうんです。で、苗が無ければ突き抜けて先に行くけど、繁茂しちゃうと全部水がひっかかるんで前へ行かないんです。

(参加者)水の流れを良くしようと思って、1㎝ぐらい水をためたけど逆効果になるんですね?

→余計に動かないです。水を奥まで行かせようと思ったら、基本的に0にしないと。

(関口さん)1回抜いちゃって、無くなったら流し込みと。

(丸山)その時に本当は、春の時のところで乗用の田植え機みたいな感じで溝を切って、溝のところからどんどん入っていけるようにすると、短時間で全体に行く。

→そうですね。まあとにかくエサと菌を撒ければ勝手に増えていくので。やっぱり外から飛ばすのが一番楽ですよね。

(丸山)大面積になると大変ですよね。小さい面積だと畦があってね。

→作るの大変だよね。動噴、結構飛ぶんじゃにですか?糖蜜作ったら、1反で3kgぐらいっていったら、バーバーってやったら、終わりでしょ?

(関口さん)そうですね、除草剤とかそんなもので出来る。

(参加者)あとはドローン(笑)

→いいですよ、あとはお金の問題で(笑)

(参加者)61歳以上はダメらしいよ。落ちる人が多いから。

■「おいしいだし」の説明

(発表者)簡単にですが、たんぱく質はお肉や魚などを食べればとれるものですが、分子の大きさが大きく、結合している数も多いので、消化するまで時間がかかります。3時間ぐらい。ところが、ペプチドはどうかというと、大体20~30分。

内臓などに負担をかけずに効率よく栄養を吸収できるという事で、図にしますとこうなります。最初は魚や肉などを摂取すると左のような状態で入ってくるんですが、ペプチドだと真ん中のものから入るので、すぐにアミノ酸に切り替わることが出来ます。

結合数がタンパク質だと100個以上と多いのですが、ペプチドだと数個繋がっているもので、それが体に入ってくることで、栄養吸収が素早く出来る=赤ちゃんなど消化機能が未発達なお子さんですとか、消化器官が弱ってしまっている病気を患っている患者さん、お年寄りにも優れた形状であると言えます。

「おいしいだし」はどうやって作られているかというと、弊社では、化学的な処理、良く酵素分解などでペプチドを作っていらっしゃるメーカーさんもいますが、弊社は自然の方法で作っていまして、例えば頭からしっぽまでのイワシなど、ニンニクも外側の皮の部分もつかっています。

まず、釜で煮込んで、高圧真空釜で圧力を調整してエキスを抽出します。魚は回遊魚なので有害物質や酸化しやすい油分を含んでいるんですけど、超精製ろ過膜でろ過することで、余計な物質や油分を除去します。この膜を透過したものが、数字で言いますと0.1マイクロメートルになりますけど、それがペプチドという細かい分子の大きさになっています。なので、人間、口から食べ物を摂取しますが、皮膚からも吸収できますし、葉面散布で葉っぱからも吸収できます。

あとは余談なのですが、イワシにはイワシペプチドという血圧を降下する効果があると言われていますが、「海のペプチド おいしいだし」も血圧を下げると書かれています。

血圧を上げる物質を73%阻害しました、という結果が出ましたので、もともとイワシにもその効果があるんですが、出汁として飲むだけでも個人差はあるのですが、第三者機関でこのような結果が出ています。

あとは、東京に都立駒込病院の篠原先生という人がいて、脳神経外科の名医なんですが、術後、食欲が下がった患者さんにこの「おいしいだし」を飲ませたところ、食欲も改善されて体内の数字も良くなったので、本にも載せさせて欲しい、ということで紹介されています。

→全部ペプチド?アミノ酸も含まれているんですよね?

(発表者)天然のアミノ酸が18種類中17種類、プリプトファンというのは無いのですが入っています。

トマト農家さんなど使っております。埼玉県の松伏というところで、ゼブラトマトとピンキーで、1000倍希釈で4リットルで葉面散布だけでなく表土にも散布して頂いています。

→花が沢山ついたりですよね?

(発表者)はい、あと根の張りが良くなったり。

(関口さん)根の張りは良くなる。うちも培土に混ぜたら、今までになく根の張りが。ただ表面にカビが少し出たけど、それ以上はでない。

→あとは少し酢を混ぜたらよいかもね。

(関口さん)酢はいつもph調整でやっているから。

(参加者)一緒に酢を混合しても良いのですか?

→大丈夫です。そうすると、ブレーキがかかって根の方から増えるから。

(参加者)普通は逆。

→根の方が欲しいから。

(丸山)今日は特に変に暖かかったので、上の方ばかり伸びちゃって。

→やっぱり上に伸びてしまうので、酢も入れて下もしっかりとね。

(丸山)根がガッとうまくいくと吸える部分も大きくなるから、バランス的に勢いが良すぎてしまった部分も。

(関口さん)あと、これを培土混ぜることによって苗質はさらに変わるかな、と。手間はかかるけど。

→寸胴型じゃなくてピラミッド型に変わるんですよ。底辺の角がもう分げつが始まるぐらいに。

(関口さん)昨日も川上さんと話していたんだけど、ペプチドを朝晩飲んでいるの。お茶代わりに。すると疲れが違う。普通は今頃暑さでだるさがでるけど。それが違う。年齢も重なってきたんだけど、大したもんだなと(笑)

→食品レベルだからね。

(丸山)作物を扱っている中で、その生理の仕組みがある。それを上手く利用してあげると、まだまだ出来ることがあるのかな、と。今回のペプチドを含めて、何かできそうなことを上手くやっていただいて、こういった会で話して頂いて、みなさんの中で出来ることを上手く取りまとめて頂けると有難いかな、と思います。

小祝さん、乳酸菌のところでお砂糖があって、ラブレ菌があって、つゆ出汁人参を入れるポイントというのは?

→ビタミンとか。そういったものがあると菌が増えやすい。

(丸山)一般の人参には無いですものね(笑)

酵母と乳酸菌は相性が良い。光合成菌、とくに硫化水素に保険という意味で、もし腐敗が起きやすいという経験がある方は、光合成菌などの活用を考えるとよいのではないかということで。もし必須養分がなければ853を使って頂いて。

これ、市販の水素用の光合成菌の。。。

→psb。楽天で売っています。

宝酒造からのが一番濃いです。メーカーのあれは仕入れて、拡大培養しただけです。

(丸山)それも種菌と同じで、条件が合えば増える?

(参加者)200ℓ用の培養キットが売っているんです。

(丸山)原料も結構売っていそうですよね。食酢とか。

→水素イオンが無いと駄目なんで。CH3-COOHのHが無いとだめなんで。

(丸山)それがお酢がないと不足気味って感じ?

→クエン酸より酢酸の方が光合成細菌は利用しやすいんで。分子系を軽くしてあげたほうが利用しやすい。クエン酸の方は複雑すぎて。

(関口さん)10ℓだったらだいたい酢は何ccぐらい?

→だいたい1/100ぐらい。

(丸山)クエン酸と酢酸の一般的な人がわかりやすい名称?

→穀物酢が酢酸。クエン酸は売っていないです。

(丸山)で、今回良いのは?

→お酢。

(丸山)あんまり考えずにお酢を使えばよい。

→そう。基本的には50~100倍で食酢を入れておけばいい。

(丸山)これを30℃ぐらいで、普通に光があたるところ。

→そう、光が無いとだめで。

(関口さん)あまり光が強いと菌が死んじゃうんだよね。真っ白になっちゃう。透明な水になっちゃう。

→強すぎるんですよね。

(参加者)赤くても良いんですよね?

→はい、赤いです。

(関口さん)あとビニールのあれだから。

→温度が上がり過ぎちゃう。60℃まではダメ。

(関口さん)ある程度、日陰になるところが良いと思うよ。ハウスの中は暑すぎる。

→あんまり暑いと駄目ですよね。

(丸山)こんな感じで、菌の培養のものも載っているので、必要であれば単体でも資料を出しますので。

【最近の畑の様子)

H301119。産地廻り今年の人参。9月の曇天で例年より丈が長い。

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