2019.11.6 丸和さん島田さん勉強会

◆越川さん圃場&堆肥場見学

◆市川さん&吉川さん圃場&堆肥場見学

◆杉本さん&山崎さん&島田さん圃場&堆肥場見学

◆山崎さん圃場&堆肥場見学

◆今日のまとめ

上記のテーマで勉強会を行いました。

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■市川さん堆肥場

 (丸山)原料は変わらず?

(市川さん)籾殻の豚糞なんですが、それにまた籾殻が入っている。

→C/N比が高くて良いんじゃない。

(市川さん)臭いも無いよ。

■人参畑

(市川さん)良くないよ。白い根っこ出ちゃっているよ。

→水はけがちょっと悪い。

(市川さん)悪い悪い。水が寄ってきちゃっているもの。

(丸山)でもそんなに背丈は高くないよね。抜けたの?炭素分が高いから?

(市川さん)高志くんの方が丸まっているでしょ?

(丸山)うん。

→初期の窒素が弱かった?

(市川さん)でも葉っぱの枚数はあるよ。

(丸山)じゃあ、C/N比が高かったのですかね?

→葉柄ががっちりしているよね。

(市川さん)路地は何もしていないからね。本当は1番、2番、4番で蒔いたから。

(丸山)じゃあ後ろ口の方だ。

(市川さん)3番目だから。4日から蒔き始めたから、8月10日頃じゃないか。だから限界だ。いつもなら5日ぐらいに蒔き終わるよう予定しているから。太陽熱が今年は全然間に合わなかった。

→やれなかったんですか?

(市川さん)やってあったけどずっと天気悪かったから効かなかったでしょ。それで途中から天気が良くなって。だから長くないものね。

→太陽熱やらないときついよね。

(市川さん)関君のところは20㎝は長かったよね。

→まあ、ここはやられているところはあるけど、大丈夫でしょ。

(市川さん)まあ、言ったってしょうがないからね。

(丸山)あと2週間ぐらい?

(市川さん)うん、あと2週間で出すよ。

(参加者)畝間の除草って?

(市川さん)やんないよ(笑)

■別の人参畑

(市川さん)水でやられちゃっているから白い根っこが出ちゃっているよ。

→これが一番早いんですか?

(市川さん)一番早い。根っこを出さないと動かされちゃうから、一生懸命根っこを出したんでしょう。これはアロマレッド。

(丸山)発芽どうだったんですか

(市川さん)悪く無いよ。

→向こう側が低いのか。

(市川さん)向こう側に暗渠を作っているから、向こうに寄っていっちゃったんだよ。凄いんだよ。

(参加者)水が引くのにどのぐらいかかったんですか?

(市川さん)10日間ぐらいじゃない。でも、暑くならなければ腐らない。空気中の酸素が来ちゃうと腐っちゃうけど。

(丸山)水が流れるのが大事。

(市川さん)うちはどんなに水が来ても腐ったことは無いもの。

→まあ、とにかく放っておくしかないです。まあ、どうしてもということなら、お酢をかければ、病気とか何なり防げるけど。

(市川さん)人参に何かかけたことは無いから(笑)

(丸山)黒葉とか入ったことないもの(笑)

(丸山)これが黒葉。これがこんな感じで止まっちゃうんですよね。だからそんなに慌てなくて大丈夫。

→基本的に体の中の余力があると、病気を防ぐ物質を出すんです。そうすると止まっちゃう。

(丸山)化成だと結局、こういった菌が入ったところに余分な窒素分が上がってきちゃうのでそれをエサにどんどん増えて。皆さんの所は土作りもしているので、下から窒素も上がってくるけど炭水化物も上がってくるんで、修繕も一緒に行っちゃうんで、結局治せちゃう。

■ハウスラディッシュ

うわ~、彩りが良いや。

(参加者)大きいですね。

(市川さん)加工用だから大丈夫。

→でも、これハウスを建てて毎日収獲するのはどうなんですか?

(市川さん奥さん)でもハウスの方が楽だよね。毎日、いくらっていう売り上げがあるけど、ごぼうとかは何カ月先に台風が来て、はい全部腐ってしまいました、ってなる。

でも、これは何かあってもこれだけじゃないですか。だからまたすぐ蒔けば良い話だけだから、そこが違いますね。

(参加者)美味い!

→塩もみにしたら美味しい。

(参加者)えぐみが無い。双葉も凄い。

→子ども達、大喜びだろうね。

(丸山)土の付き方が良いですよね。

→土を抱えているから。やっぱり土が柔らかくて最初の直根の張りが凄く良い。だから最初に入ってくる量が違う。その直根の量が最初の双葉の大きさを決めちゃうから。

(丸山)そこがバランスなんですよね。結局、直根が入って素直に行けばそれ使わなくても次にいけるけど、それが上手く入っていかないと種葉の部分が上手くいかないっていう感じ。

→特に早めに採るやつは、直根系から養分を吸うスピードが速いか遅いかで決まっちゃう。だから小松菜、ホウレン草、みんなそう。最初が決まり。

(市川さん)これ、順調なの?

→順調。ちょっと気を抜いたら、すぐ500円玉の大きさ超えちゃう(笑)

■ごぼう畑

(参加者)全然黒くないですね!

→ちょっと臭う?

(市川さん)腐っている?

(丸山)水に浸かっている時間が長かったから。

(市川さん)みんな切れちゃう。 

でも、ここはみんな腐っちゃいないよ。

(丸山)黒くなっていない。虫なめも無いですよね。ずっと浸かっていた畑とは思えないよね。

やっぱり水が動いていると腐りにくいのかな。止まっているとゴボウなんかは一発で駄目だから。ネマもついていないですものね。

…(小祝さんの参加者に対する話の途中から)→糖蜜、ビール酵母液をかける。で、太陽熱をかける。すると表層3㎝ぐらいのところにアルコールが生じてみんな種が焼けちゃう。

(参加者)糖蜜なんですか?オリゴ糖じゃないんですか?

→オリゴ糖だとアルコールになりにくい。

パン酵母は二酸化炭素を出させるもの。

(参加者)オリゴ糖はどういう時に使うんですか?

→オリゴ糖は乳酸菌の培養。

(丸山)地面を柔らかくするタイプと殺菌するタイプで使い分けをした方が良い。

(参加者)一緒じゃだめなんですか?

(丸山)多分、一緒にしちゃうと半減しちゃう。自分の畑がどっちに寄っているのかを考えてやった方が、効果は得やすい。自分のところにはパン酵母系の団粒仕込みのやつだと、糖蜜とパン酵母だと一瞬でボンと吹いて、原料が無いとそのまま沈んじゃうという傾向になるから、それは堆肥の方で長期的にちゃんとガスが出て、柔らかさを継続出来る方がちゃんとなる。

これ噴霧しているのわかる?マルチをかける直前に、ロータリーをかけた後の表面に撒いている。後ろにタンク背負いながら。表面にアルコールが乗じるので、2~3㎝の雑草の種はみんな死んじゃう。

(丸山)糖蜜と酵母は直前?

→直前。発酵させちゃだめ。

(参加者)ハウスの中でも出来るの?

→どこでも大丈夫。3月でもOK。

(丸山)結局、アルコールで種も殺しちゃうから。熱じゃなくて。

(参加者)日本アルコール産業のあれを今の形のようで張っていくのも効果ある?

→もう速攻だよね。種自体が4日ぐらいで死んじゃう。発芽しようと思ってもアルコールですぐ死んじゃう。

→1棟にしてどうでした?

(参加者)マルチ張って、アルコール産業が試験圃場でやったようにやって、起こした畑にチューブ張って、その上からビニールを全面張って、その中にアルコールをポンプで注入して。1反歩で1タンク使うぐらいにしてやって、それで全部やれれば良かったんですが、周りを親父が「水枕で大丈夫だ、土寄せしないで大丈夫だ」と言って、酸素が入って効果が薄くなっちゃったのと、アルコール消毒を任せられていたやつが、マルチの中に潅水チューブを張ると熱でビニールにくっついちゃったんですよ。で、水の周りが悪くなるといって、ビニールを張る前に潅水チューブだけで水をバーと出して、そのまんま1回全部回収してからビニールを張ると。すると飛んじゃうんですよ。「飛んじゃうからアルコールやっている意味ないだろ」と言ったんですが、「いやこれでも大丈夫です」と言って、結局小ねぎを蒔いたんですがそこにハクザがドカーンと出たんで、親父に「アルコール効果ないですよ」と言ったんで、親父は買わなくなったんですよ。

ちゃんとマニュアル通り土寄せしないといけないじゃん、アルコール産業のやった通り猿真似すればいいじゃん、って言うのに、結局、自分が楽な方、楽な方にやっちゃったから。

→きれいにアルコールだけ蒸発するからね。

(参加者)だって、バーってやっている時はハウスの中にアルコールの臭いがしているんですよ。

(丸山)ハウスの中にね(笑)

→アルコールの臭いはマルチする頃にはしないですけどね(笑)

(参加者)マルチを張っている時は何の臭いもしないけど、「これ何の意味があるの?」って。

→この作業、効果があるのはわかっているけどお金がかかるからね。

(参加者)うちも4トン車に1kgタンク4つ積んでいったけど、1日仕事になっちゃうんです。

→でも、ちゃんとやったところは効果あったでしょ?

(参加者)ありました。俺が勝手に使っているマルチャーにひいてやったところは、2作いっさい草が生えなかったです。

→マニュアル道理やんないと駄目よ(笑)

■市川さん大根畑

→水

入った時はこういう時は、すぐにお酢をやらないと駄目よ。

(市川さん)入れなったんですよ。腰まで入ったんですよ。

→なまじっか団粒だから(笑)

(市川さん)レンコン抜いているみたいで(笑)

→これで何割減?

 

(市川さん)4反歩蒔いたうちの半分が吹っ飛んだんですよ。で、その後の21号の関係で1/4ものになるかどうか。

→まあ、この傾向は続くよな。それを考えたらある程度の頑丈なハウスで日常稼いでおくという方に切り替えた方が楽かもしれない。

(市川さん)そこまで働かないといけない(笑)

→まあ、あとは越川さんみたいに労働者を入れて経営者にだんだん変わっていく。

(市川さん)なんか作るもの、場所を考えますよね。

→でもさ、この気候がそう変わらないという時に、これ2~3回浴びたらもう終わりだよ。だから余力がある内にアイディアを考えて、日々日々経営を考えないと。だって言っちゃ悪いけど、市川さんのところだったら、つぶしたら2棟あるけどさ、経営はつづくもの。しんごちゃんはさ、借金のためにかけずり回らないといけないけど(笑)でもそしたら小型管理機で大丈夫だもの。

6割を日々稼げるもので、4割がこれならOKだけど。6割はバイト入れたらいいんだもの。そろそろ経営を学んだ方が良いかも。今は自分が働く労働者になっているから。

これ2回あと浴びたらもうアウトだもの。怖いのは、これで病気が残るのが怖い。

(市川さん)もう出始めているもの。

→もう堆肥の使用量増えるよ、治すのに。

草あるとカビ系が増えて、それを放っておくと胞子で残るとそれがやばいよ。

(丸山)早めに抜いて持ち出しですか?

→それか納豆菌を撒いてうなううなううなう。カビ系胞子をつくらせない。

(丸山)納豆培養(笑)

→とにかくカビ系の胞子を残されると本当にやっかい。

じゃあ、堆肥場の方へ。

■吉川さん堆肥場

(参加者)凄く良い匂い。

(丸山)良い感じで62℃。

(参加者)台風で大雨に当たった堆肥が温度が上がらないんですよ。

(丸山)抜けちゃったのかな、窒素が。やっぱり燃えている原料にまた入れながらっていうのがね。

■ハウスの建て方

→沖縄のハウスの建て方を勉強した方が良いですよ。沖縄ってファンが外側に空気を出すようにしていて、中が真空にするようになってベタって地面に張り付いているようになっている。風が吹くとハウスは普通は揺れるでしょ?ところが、ビシっと張り付いているから、なんていうかゴキブリみたいなハウスになっている(笑)

ハウスって風で揺られると反対側がもこっと波打つ、それで持っていかれる。それがハウスの中の空気をポンプで外に出しているので、ハウスの格子にビニールがビタってくっついて、逆に内側に反っている。だから風が吹かれて全然なびかない。地面に張り付いている。吸盤みたいに。

(参加者)どのぐらいの風速で?

 

→80m。普通のファンで。逆向きにして入れるんじゃなくて外に吸い出している。それで沖縄の人はみんなハウスの倒壊を防いでいる。

ハウスって倒れる時を見ると、鉄格子からビニールが風船みたいに膨らむんですよ。それが持っていかれるんですよ。それがピタッと張り付いているんですよ。

片側がもっていかれると膨らむでしょ?で、逆側の支えている格子がギューっと平らになってくるんですよ。それがクシャっといった時にハウスが三角形になって羽みたいになってぶわーっと持っていかれる。だからピタっとくっつけないと。そうじゃないと沖縄でハウスは建てられないから。

(参加者)大きな扇風機買おうかな?どこから電源とろうか。

→非常用電源で十分。1馬力のモーターで。

だから、みんな風をファンで入れようとする。じゃなくて外に出す。出せば吸うから、空気を吸う所にはファンが無いんですよ。必ず吸出しで空気を入れる。ファンの向きが本州と必ず逆なんですよ。是非やってみてください。

絶対来年も来るから(笑)

(参加者)そんなこと言わないで下さいよ(笑)

→前は新潟が3年ぐらい直撃で台風にやられたんですよ。今、長野に起きてきて、今年は関東に。

■吉川さんキャベツ畑

→いいですよね。ここだけ違うのは何だろうね?

(吉川さん)干ばつがありますよね。

→干ばつは水を撒くしかないからね。

(吉川さん)やったんだけど、買った苗が悪いから、根の張りが悪いから活着しない。最後の方は水撒きのタイミングが悪くて煮えちゃったかなって。 

→どうしても苗の調子が悪い時は、アミノ酸と酢に半日ぐらいつけておいて、それから植えてあげると良い。どうしても体内養分が足りないからめちゃくちゃ活着が悪い。枯れちゃう。だからしょうがないからカンフル剤打ってから植える。

(丸山)853の溶けだしとお酢を混ぜて、そこに浸けて。

→根に巻いている土があるでしょ?そこに染み込ませて。あんまり長く置かない。そこで芽が出ちゃう。翌日には2㎝ぐらい出ちゃう。どぶ浸け、それが効果的。で、アミノ酸だけではだめでお酢も入れる。ph下げておかないといけない。

経営考えといた方がいいよ(笑)堆肥場の時と一緒だね(笑)。で、堆肥場より台風は経営を圧迫するサイクル短いから経営を圧迫するから。

だってさ、こっち側だったら絶対水が足りないから、こうやってハウスを建てたら1000万いくからね、楽に。

(吉川さん奥さん)いやいや、ここも水来ます(笑)

(吉川さん)ここはたまたま高くしているだけで、道路から水が全部こっちに来るんです。

→ここら辺の土を使ってハウスの土を10㎝高くする。

 

(吉川さん)カブはしょっぱなからキスジですよ。大根もそうだったんですけど。

→やっぱり痛むから匂いがそこら中からもれるから、ご馳走だらけだよね。

(丸山)特に吉川さんの品種は、はくれいだから余計に。皮が薄いから。

(吉川さん)そうじゃなかったら美味くないですからね。

→皮が薄いやつは美味しいからね。人間にとっても虫にとっても(笑)

真面目にこれから路地は危険だから、考えて置いた方が良いよ。半分ぐらいまで台風が来ても生産が続けられるようハウスやっていかないと。沖縄があれだけ台風が来て助かっているのはハウスをやっているからだよ。路地をやっている人は沖縄は毎年ほぼ全滅だもの、毎年。それでやられたくないからって台風でも大丈夫なサトウキビを作っているんだもの。

これから言い方は悪いけど台風に慣れていない地域の人にとっては、被害が5年ぐらい続くと思うよ。完全にコースに入っちゃったもの。

(吉川さん)そんなことしみじみ言われても(笑)

→でもね、ラディッシュとれるし小松菜とれるしやる気になればね。

(参加者)あとは売り先なんだよね、問題は。良いものは作れるし、量も作れと言われれば作れるけど、じゃあどこが買ってくれるの?働き方改革で人件費も上乗せして、それをどこが買ってくれるの?そうじゃないと次の代は有機が向いていない。

売れても大型機械が好きだから。どんどん次の代が有機になっていくかどうかは、まあ。

(丸山)正念場ですよね。

→とにかく拡販かけましょうよ。もとき君にも今のやり方じゃ出来ないよって言っているけどね。そもそも仕組みが駄目なんですよ。口で伝えるのは絶対ダメなんですよ。基本的にはバイヤーのところにコンピューターがあって、農場の物が見えて、自分でそこから発注が出来るようにしないと。電話だfaxだじゃもう全然。

(参加者)それは若い人じゃないと(笑)

→いやいや。徳島ではおじいちゃん、おばあちゃんが、最低で1000万なんですよ。刺身についている葉っぱね。農場にタブレット持って行って、ピッピッで終わり。1000万級だってね、凄いよね。でもあれで高齢者離婚が結構増えたってね(笑)おばあちゃん達が独立しちゃって(笑)新築の家が建ったって(笑)

でもそのレベルにしないと、市場に頼っている間は市場にバイヤーは行っちゃうしか無いけど、アメリカは市場無いから。バイヤーは畑から農家で直接買いだから。畑からバイヤーに知らせている。

その仕組みは仲買システムがやらせないようにしているから、それを壊すにはコンピューター使って見せるしかない。NTTと組んで来年の4月にはリリースなんですよ。圃場にカメラ入れて、生産者が出来ましたって写真をスマフォからアップして、売り場の人が生産者がこれぐらいという値段をつけたものに契約する。まあ東京の希望者に全部それを配る予定なんです。バイヤー全部。今まで問題だったのが、誰が作るんですか、ということ。作る人がいなかったのだけど、丸和組合も入ったら量的にも確保できるので、ちょっと相談をしようかと思ってたんです。

つまり今度は量が必要となってくる。そうすると、あゆみの会ではもう出せないんです、っていうわけにはいかないんで。お願いします(笑)本当は真面目に考えておいてよ。物が集まらなかったら大変だから(笑)

じゃあ、次は(杉本さん)さんの所。 

【最近の畑の様子)

R20419。山武市春人参圃場風景。

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【2020/04/27】

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