2019.5.17 丸和さん勉強会(深くまで気層を作る堆肥作り)

■吉川さん堆肥場

…酸が出るんで、そうするとセンチュウは一番嫌がるんですよ。

(丸山)ムギネ酸。センチュウっている?

(吉川さん)だからキャベツとかろくなことが無いから。

(丸山)確かに(笑)

→太陽熱が出来ればいいんだけど、太陽熱をやっている暇がないよね?

(吉川さん)うん(笑)

(高橋さん)太陽熱をやっていないで肥料の分散化というのは、団粒が出来ていれば、ある程度いけちゃうんですか?

→どれぐらいやればいいか、見せてあげるよ。

(吉川さん)あ~、棒か~。

(参加者)レタスやキャベツの後は太陽熱をやった方が良いですか?

→絶対やった方が良いよ。その方が絶対生育が良い。

棒を刺してみて

(高橋さん)お~!すごい!

→十分。ここは結構やっているから出来ているね。あと、これ1回硝酸になっているので、これで1回吸わせて有機態の窒素にしてもう1回すきこんで。硝酸でやると葉物をつくると、カブとか作るとアブラムシが来ちゃう。

(高橋さん)そうすると硝酸が出た時は1回緑肥にして吸わしちゃう?

→そう、1回吸わして有機態にしちゃう。

(参加者)この緑肥は何ですか?

→これは雪印のヘイオーツ。3月下旬に蒔いたかな。

(参加者)これをモアで刈るのは結構大変ですよね?時間かかりますか?

(吉川さん)結構かかりますよね(笑)

(参加者)このあとの作付けは?

→モアかけて、太陽熱かけて人参ですね。

(参加者)いつやります?分解します?

(吉川さん)だからここらでもうモアをやっちゃおうと思います。

(参加者)太陽熱はいつ頃ですか?

(吉川さん)人参の種まきが8月頭なので遅くとも7月頭にはマルチ張って。

→大体、何年に1回やっている?

(吉川さん)いや、人参の時は毎回やっている。とにかく草が。

→じゃあ、カブとかの時はやっていない。

(吉川さん)そうですね。やっているローテーションが出来ないですね。畑のローテーションをやる余裕がないというか。もう1町歩あれば。

→まあ、これだけ柔らかくなっていれば入れるだけでね。まあ草取りが大変だけどね。それでも十分です。

 

良い堆肥を入れていれば3年ぐらいやっていればこういった畑になるんです。太陽熱は短時間で3週間ぐらいで終わらしてしまう技術なんです。時短というか、まあ病原菌を殺したりと他にも効果があるんですけど、普通にやっていてもそれは出来る。但し残念ながら昆虫系がこれは駄目なんだよね、太陽熱をやらないと。根っこをやられちゃう。

(高橋さん)やられるけど逃げ切れるんですか?

→それほどの被害が無い。

(吉川さん)見えていないだけです(笑)

→カブや大根がちょっとかじられるぐらい(笑)

これはOKとして、次はジャガイモだね。どっちにしろ水が必要な時期だから、やばいよね。

(吉川さん)今年は種芋を大きさを変えてsからmに変えた。やっぱり力が違う。

→揃っているものね。でもこれ、水が相当必要だよ。光合成には水が必要ってね(笑)

(参加者)マルチ張っちゃったものね。

→それはね(笑)

最後の1/3の所に水が入れば良いので。上は関係ないので。

(参加者)穴を開けちゃえばよいか?

→本当はローラーみたいなのがあって、釘があってコロコロして。そうすれば雨が降ればそこから入るから。

(参加者)草は出ない?

→小さな釘で穴を空けるので、抜ける時にひっぱるぐらいなので、ビニールがついてくるので穴が小さくてすぼまっちゃうので草が出てこない。こじっちゃうと大きな穴が空いちゃって草が出てくるけど。そうすれば、雨が降れば水が浸みる。

(高橋さん)株間を十分あけているのに、カブが縦長にリンゴのようになってしまうのはどうしてですか?

→水のやり過ぎじゃない。水が足りないと平べったくなる。足りないとせんべいみたいで、やり過ぎるとリンゴみたいになる。

■大根圃場

(参加者)大きい!

→下手に触るととげがあるから(笑)

(丸山)片手で持てないぐらい重い。1本3kgぐらい。腱鞘炎になりますね(笑)

もう大根は葉っぱが大きくなっちゃダメなんです。

(丸山)葉っぱの高さが全然無いですものね。

→そういうのは良い。

(丸山)それによって枚数が凄い(笑)

→初期肥効型の肥料でしょ?つまり最初の肥料でブワ~っと葉っぱを出しちゃう。あとは光合成で下作る。恐らく堆肥と有機肥料が7:3ぐらい。即効型で。

 

(高橋さん)ほとんどが初期肥効型というか、すべての野菜が初期?アミノ酸肥料は?

→但しアミノ酸肥料の前提として、土が締まっているとあっという間に酸欠なので、土の中に隙間が必要で、アミノ酸は団粒が前提。そこを間違っていると根腐れが起きる。とても利用価値が高い効果的な肥料だけど、一つ間違うとね。

土を柔らかくしておく基本的技術があって使える。

(丸山)足が沈みますものね。

(丸山)結構、密になっていて良い大根ですね。

→結局、水に沈む大根って2カ月ぐらい放っておいても大丈夫。この大根は浮くけど。時期的なものもあるけどね。

(高橋さん)カブなんかはこれからキスジが出やすいというけど、水溶性炭水化物だと出にくい?

→そう。キスジみたいな短命な昆虫はいかに早くアミノ酸がとれるかなんで。で、すぐに成虫になって卵を産む。葉っぱが固いということは炭素が多いということなので、窒素が少ない、つまりアミノ酸がタンパク質になっちゃうので、アミノ酸の滞留時間が短い。

(高橋さん)ということは、小松菜などの葉物こそ、C/N比が高い堆肥を使った方が良い?

→もちろん。さらにアミノ酸が脱水縮合出来るよう銅とか亜鉛とかが必ず含まれている物が良い。

せっかく肥料を与えてもそれが細胞にならないと駄目なんで。肥料が液体だから液体が固体に変わらないといけない。そのためには脱水縮合っていう分子結合を起こす。その分子結合には銅とか亜鉛が絶対必要。だから微量要素の合作なんですよ。

(高橋さん)水溶性炭水化物と微量要素の合作。

→丸山さんはこの微量要素の設計がかなり上手なんで。

(吉川さん)反旗を翻していまして(笑)ドクターソイルで熱水抽出したじゃないですか。そこから今までそうじゃない数字でやっていたのが、数字が変わっちゃって、自分の中で混乱しちゃって、そんなはずはない、となって、今までの自分の設計通りやって、多めに。

→まあ、多めにやっている限りは通常は上手にできちゃうので。まあ、熱水抽出って、出るか出ないかは正直、微生物が死ぬかどうか次第なんですよね。微生物が死なない間は微生物が保持しちゃっているから。なかなか難しいんです。有機物と結合している間は試薬に反応しないからわかりずらい。だから正直あれは対象をチッソに絞った方が良いかもしれない。ただ、熱水抽出で鉄とかマンガンが100を超えているんであれば、あるとみなして欠乏症はあんまりでない。

但し銅とか亜鉛は細胞を作るのに必要な養分なので、足りなくなるとアブラムシとかキスジがくる。それが無いと有機栽培はほぼ成功しない。だから逆にいうとケルプペレットとかクワトロが入ってからかなり変わった。それは脱水縮合を促進するミネラルだから。その配合がわかるまで凄い時間がかかった。

(参加者)どのぐらい必要なんですか?

→作物によって変わる。でかくなるのは結構必要だし、葉物なんかはそんなにいらないし、カブなんかはその中間なんじゃない。大体、クワトロは反で20㎏ぐらいでしょ?

ネギだと鉄が必要なのでアイアンパワーなんかも入れないと、土寄せした時にそこから病気が出る。土寄せすると酸欠になるでしょ?呼吸量が減ってしまうので、根の呼吸量を上げないといけないから鉄を濃くしないと。修正する時は鉄をベースにしながら、あとは窒素。鉄不足はネギは一番堪える。

一番わかるのはネギは先端が白くなる。あそこまできちんとしていれば大丈夫。そこが白くなると、なんだかんだいって虫にやられたり。頭が白かったりすると2週間ぐらいたつと大変なことになる(笑)

土寄せしてね。表面にやっていると酸化鉄になって効かないんですよ。だからネギなんかは土寄せするからちょうど良い。ちゃんと効くんです。

分析してあるなら良い。何回かやっているとちゃんとあるようになるので。あるというのは熱水しなくても出てくる。いかんせん、微生物と植物の欲しがっているミネラルは一緒なんで。

で、土の下の方は嫌気性になっているので酸化しないので。ただ土の上の方は土寄せしないと酸化しちゃうので。どうやったら肥料は効くかという条件がある。撒いて水を撒いたら効くというわけではない。

(丸山)逆にネギを集中的にやっているんだったら、堆肥系に鉄を加えてなじませておいて、追肥で撒けば窒素も入るし酸化しずらい鉄も入る。

→そう。その場合は良い堆肥をもっていることが条件だよね。

鉄は最初から入れたら微生物が活性化して80℃、90℃といって火事になるかも。最初に入れるのは危険。市川さんのところなんか火事になりそうになりましたよね。

(市川さん)110何度になっちゃって、エアレーション切ったんだよ。

→メタンガスが発生するから。

(高橋さん)嫌気にした最後?

→仕上がった頃に。最初から混ぜたら火事になる。だから逆に堆肥でなかなか温度が上がらない時に鉄を混ぜるとガッと上がる。だから発酵促進剤として硫酸鉄は良く売られている。たかだが20㎏の発酵促進剤に硫酸鉄は2㎏ぐらいかな?原価として2㎏ぐらい。それが発酵促進剤になると倍になる。ぼったくりですね(笑)

まあ、火事にならないよう気をつけてね。馴染ませてからね。最後に仕上がった時にスプレーして攪拌すれば。それを最初に入れたらえらいことになる。恐らくアンモニア臭くて近寄れない。

 

ということで、大根も良いものができているので。腱鞘炎にならないようにね(笑)

次は島田さんです。

【最近の畑の様子)

R10625。秋冬人参圃場に肥料と廃菌床瀬肥後、納豆菌散布。

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